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Sun Fire X4800 M2 サーバー Linux オペレーティングシステム設置マニュアル
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索引

RHEL 用 PXE インストールイメージの作成方法

この手順では、サポートされる Red Hat Enterprise Linux OS のインストールイメージを PXE サーバーで作成します。PXE サーバーを使用すると、ターゲットサーバーでネットワークブートを行い、オペレーティングシステムファイルをネットワーク経由でインストールできます。

始める前に

PXE を使ってインストールするには、次のアイテムが必要です。

  1. Linux OS ソフトウェアを保持するディレクトリ構造をセットアップします。たとえば、次のように表示されます。
    # mkdir -p /home/pxeboot/rhelas_64/

    注 - この手順では、RHEL とそのイメージソースディレクトリ /home/pxeboot/rhelas64 を例として使用します。別のソースディレクトリ構造を使用することもできます。


  2. 次のコマンドを入力して、各 Linux OS 配布 CD の内容を適切な PXE サブディレクトリにコピーします。たとえば、次のように入力します。

    注 - CD の取り出しおよび挿入は、必ず CD/DVD ドライブのマウントが解除されている状態で行なってください。


    # mount dev/cdrom /mnt/cdrom
    # cp -r /mnt/cdrom/* /home/pxeboot/rhelas_64/
    # umount /mnt/cdrom

    DVD からインストールする場合は、この手順は一度だけで済みます。コピーが終了したら、次の手順に進みます。

  3. vmlinuz ファイルと initrd.img ファイルを適切な PXE サブディレクトリにコピーします。たとえば、次のように表示されます。

    # cp /home/pxeboot/rhelas_64/images/pxeboot/vmlinuz /home/pxeboot/rhelas_64

    # cp /home/pxeboot/rhelas_64/images/pxeboot/initrd.img /home/pxeboot/rhelas_64

  4. テキストエディタを使用して、kickstart ファイル (ks.cfg) を PXE サーバーの次の場所に作成します。

    /home/pxeboot/rhelas_64/ks.cfg

  5. 必要な kickstart コマンドを追加します。

    たとえば、RHEL イメージを作成する場合、次の内容をコピーして挿入します。

    lang en_US
    keyboard us
    timezone --utc America/Los_Angeles
    rootpw xxxx
    reboot
    bootloader --location=mbr
    install
    nfs --server n.n.n.n --dir /home/pxeboot/rhelas_64
    clearpart --all
    part /boot --fstype ext3 --size 512 --ondisk sda
    part  swap --size 65536 --ondisk sda
    part / --fstype ext3 --size 1 --grow --ondisk sda
    network --bootproto dhcp
    auth  --useshadow  --enablemd5
    firewall --disabled
    #Do not configure the X Window System
    skipx
    text
    
    %packages
    @Everything
    
    %pre
    
    %post --nochroot

    ここでの n.n.n.n は、PXE サーバーの IP アドレスです。--dir の後ろに指定されている保存場所が、イメージのトップレベルを指していることを確認します。

  6. kickstart ファイルを保存します。
  7. テキストエディタを使用して、PXE 設定ファイルを作成します。ファイル名は、default と付けます。

    このファイルは、ネットワークブート時にターゲットホストに表示されるメニューを定義します。RHEL メニューラベル用のファイル内容の例を次に示します。


    注 - append から ks.cfg までのテキストブロックは、改行なしの連続する文字列として入力してください。


    default rhelas_64
    label rhelas_64
    kernel rhelas_64/vmlinuz
    append ksdevice=eth0 console=tty0 load_ramdisk=1 initrd=Oracle Linuxas_64/initrd.img 
    network ks=nfs:n.n.n.n :/home/pxeboot/rhelas_64/ks.cfg

    ここで、n.n.n.n は PXE サーバーの IP アドレスです。


    注 - コンソールを使ってインストールする場合は、append 行に console=ttyS0,9600 を追加してください。


  8. このファイルを default として PXE サーバーの pxelinux.cfg ディレクトリに保存します。たとえば、次のように入力します。

    /home/pxeboot/pxelinux.cfg/default