8 コレクタ

このドキュメントの内容は次のとおりです。

8.1 Configuration Managerコレクタを使用する必要があるのはなぜですか。

構成情報を関連付けて登録した各サービス・リクエストが優先的に処理される以外に、Configuration Managerコレクタを使用すると、My Oracle Supportで次のサービスを利用できます。

  • ヘルス推奨 - アップロードされた構成に基づいて潜在的な問題について警告します。

  • パッチ推奨 - 構成に固有の、不足しているOracle推奨パッチを通知します。

  • パッチ計画 - 1つ以上のターゲットにパッチの集まりを適用できます。

  • アップグレード・プランナ - 同一プラットフォームで、インストールされている製品リリースから別の製品リリースにアップグレードする必要があるパッチやソフトウェアを確認できます。

  • 構成履歴、変更および比較 - 問題を特定して解決するために時間の経過に伴うシステムの変更を確認できます。

  • インベントリの追跡 - データ・センターが増大している部分および統合またはアップグレードが必要な部分を把握できます。

  • PowerViewによる詳細なフィルタリング - 大規模環境に関する表示の調整、特定のタイプのターゲットに基づいた検索の絞り込みおよびシステムに関する表示の完全なカスタマイズを行うことできます。

8.2 Configuration Managerコレクタはサポートを受けるための必須条件ですか。

大部分の製品では違います。Platinum Supportサービスを受けているお客様は、コレクタを使用する必要があります。詳細は、Oracle Platinum ServicesのWebページを参照してください。

http://www.oracle.com/us/support/premier/engineered-systems-solutions/platinum-services/overview/index.html

8.3 あるプラットフォーム用のConfiguration Managerコレクタをダウンロードしましたが、ファイルは別のプラットフォーム用です。なぜですか。

ダウンロードした特定のコレクタは、選択したプラットフォームも含めた複数のプラットフォームで動作します。

8.4 新しい収集がまだ表示されないのはなぜですか。

プロファイルに複数のサポートID (SI)が含まれている場合、メッセージ・センター(ページの右上にあるユーザー名の隣の封筒アイコン)で「コレクタの関連付け」メッセージがないか確認します。

システムとサービス・リクエストを関連付け、構成の詳細または履歴を表示し、ヘルス推奨およびパッチ推奨に含まれるようにするには、システムがSIと関連付けられている必要があります。システムのSIが指定されておらず、プロファイルに複数のSIが存在する場合、アップロード時にこれは行われません。SIをシステムに関連付けると、システムはMy Oracle Supportで使用可能になります。

8.5 Configuration Managerコレクタはどのようにしてアンインストールするのですか。

Configuration Managerコレクタのアンインストールの詳細は、次のとおりです。

  1. Oracle Configuration ManagerドキュメントのWebページから、アンインストールするリリースの「Oracle Configuration Managerオンライン・ドキュメント・ライブラリ」リンクをクリックします。

    http://www.oracle.com/technetwork/documentation/ocm-092152.html
    
  2. Configuration Managerのドキュメントのページで、インストレーションおよび管理ガイドのHTMLまたはPDFのリンクをクリックし、Oracle Configuration Managerのインストールに関する章に移動します。

  3. Oracle Configuration Managerのアンインストールに関する項の手順に従います。

  4. コレクタを無効化したら、My Oracle Supportで表示しないシステムを、次のようにして非アクティブ化できます。

    1. 「システム」リージョンで、「名前」列のリンクをクリックして、非アクティブ化するシステムを選択します。

    2. 「システム詳細」リージョンで、最上位レベルのシステムを右クリックし、「システムの非アクティブ化」を選択します。

      これにより、最上位レベルのシステムと、そのシステムを構成するすべてのターゲットが非アクティブ化されます。

    システムに含まれないターゲットを非アクティブ化するには、「ターゲット」リージョンで、非アクティブ化するターゲットの行のどこか(「名前」リンク、「ホスト」リンク、「お気に入り」列を除く)をクリックし、「その他のアクション」メニュー項目から「ターゲットの非アクティブ化」を選択します。システムを非アクティブ化するには、そのシステムの所有者であるか、そのシステムのアップロードに使用されたSIのカスタマ・ユーザー管理者(CUA)であることが必要です。ターゲットを非アクティブ化するには、ターゲットのアップロードに使用されたSIのCUAであることが必要です。最初にコレクタを無効にしない場合、コレクタがOracleに再びアップロードされる可能性があります。その場合、システムとターゲットは自動的に再アクティブ化され、「システム」および「ターゲット」リージョンに再表示されます。

    注意: システムまたはターゲットを再アクティブ化できるのは、そのシステムまたはターゲットに関連付けられたSIのCUAのみです。

8.6 Oracle Harvesterを使用する場合、OCMは必要ですか。

Oracle Harvesterを使用する場合、データの収集元となるシステムにOCMをインストールして構成する必要があります。Oracle Harvesterの詳細は、Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイドのOracle Harvesterを使用したOCMデータの収集に関する項を参照してください:

https://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e24089/data_collection.htm#EMADV11808