5.2. デスクトップについて

5.2.1. サポートされるデスクトップオペレーティングシステム
5.2.2. デスクトップで選択可能な操作

デスクトップ」という用語は、仮想化ホスト上で実行されるオペレーティングシステムのインスタンスを指します。デスクトップはユーザーに提供され、デスクトップアクセスクライアントを介してアクセスされます。Oracle VDI は、次のいずれかの仮想化プラットフォームでデスクトップを管理します:

デスクトップはユーザーごとに 1 つずつ作成することもできますが、同じアプリケーションを必要とするユーザーグループがいくつかあるという状況が一般的です。Oracle VDI を利用するとデスクトップテンプレートの準備および使用ができ、テンプレートから必要な数のデスクトップをクローニングできます。テンプレートについては、「テンプレートとリビジョンについて」セクションを参照してください。

5.2.1. サポートされるデスクトップオペレーティングシステム

次の表に、デスクトッププロバイダタイプごとにサポートされるデスクトップオペレーティングシステムを示します。特に、この表の下に記載されている注記にはご注意ください。

デスクトップオペレーティングシステム

Oracle VM VirtualBox

VMware vCenter

Microsoft Hyper-V

Windows 7 (32 ビットと 64 ビット)

Windows Vista Enterprise

Windows XP SP2/SP3 (32 ビットと 64 ビット)

Windows 2000 SP4

✓ (VRDP のみ)

  

Oracle Linux 5.6

✓ (VRDP のみ)

  

Oracle Solaris 10 (2009 年 10 月リリース以降)

✓ (VRDP のみ)

  

Ubuntu 11.04 (Natty Narwhal)

✓ (VRDP のみ)

  

Ubuntu 10.04 (Lucid Lynx)

✓ (VRDP のみ)

  

Windows 7 のすべてのエディションにリモートデスクトップ接続のサポートが含まれているわけではありません (詳細については、「リモート デスクトップ接続: よく寄せられる質問」を参照してください)。

Microsoft リモートデスクトッププロバイダでサポートされるデスクトップについては、「Microsoft リモートデスクトップサービスのシステム要件」を参照してください。

仮想デスクトップで使用できる機能は、プールに対して選択した RDP プロトコルや Oracle VDI へのアクセスに使用される方法によって異なります。詳細については、次を参照してください:

5.2.2. デスクトップで選択可能な操作

プラットフォームによっては使用できない操作もあります。VMware には VMware vCenter という独自の管理ツールがあるため、Oracle VDI はデータにアクセスするだけです。Microsoft リモートデスクトップはほかと異なり仮想化プラットフォームではないので、デスクトップをインポートしたり個人的に割り当てたりできません。

アクション

詳細

Oracle VDI Manager での場所

vda サブコマンド

デスクトッププロバイダ

デスクトップのインポート

Oracle VDI に仮想マシンをインポートします。その後、デスクトップを任意のユーザーに割り当てられます。Oracle VM VirtualBox および Microsoft Hyper-V でホストされるマシンは、共有フォルダからインポートできます。さらに、仮想マシンは VirtualBox ホストから直接インポートできます。VMware vCenter の場合、仮想マシンは VMware vCenter の管理下に置かれたままになりますが、ユーザー割り当てと実行時管理は Oracle VDI で行います。

詳細については、次を参照してください:

「デスクトップ」タブ → 「インポート」(ボタン)

pool-vb-import

pool-vb-import-unmanaged

pool-vc-import

pool-hv-import

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

  • 汎用

デスクトップの複製

任意のデスクトップと同一のクローンを作成します。

「デスクトップ」タブ → 「複製」(メニュー)

desktop-duplicate

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

デスクトップ名の変更

デスクトップ名を変更します。複数のデスクトップがユーザーに割り当てられている場合にも、この名前は表示されます。

「デスクトップ」タブ → 「名前の変更」(メニュー)

desktop-setprops

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • 汎用

デスクトップのエクスポート

選択したデスクトップをディスクにエクスポートしますが、このデスクトップは仮想マシンのプロパティーについて記述した XML ファイルと、デスクトップのハードドライブの内容について記述した .vdi ファイルで構成されています。その後、エクスポートしたデスクトップを格納して Oracle VDI 以外から使用できるようになります。

「デスクトップ」タブ → 「エクスポート」(メニュー)

desktop-export

  • Oracle VM VirtualBox

デスクトップの削除

必要に応じて、デスクトップは停止されます。VirtualBox および Microsoft Hyper-V でホストされるデスクトップの場合、iSCSI ディスクがストレージから削除されます。VMware vCenter デスクトップの場合、VMware vCenter で仮想マシンを利用可能な状態にしておくという選択も可能です。デスクトップへのすべての参照は、Oracle VDI データベースから削除されます。

「デスクトップ」タブ → 「デスクトップの削除」(メニュー)

desktop-delete

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

  • 汎用

デスクトップをテンプレートに変換

デスクトップをプールのテンプレート管理に移動して最初のリビジョンを作成します。

「デスクトップ」タブ → 「テンプレートに変換」(メニュー)

desktop-template

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

クローニングのリセット

リサイクルポリシーにかかわらず、クローニングされたすべてのデスクトップ (現在使用されていないものまたは個人に割り当てられていないもの) を削除して新しいデスクトップがクローニングされます。この操作を実行すれば、すべてのデスクトップを同一のテンプレートまたは最新のマスターリビジョンから確実にクローニングし、命名規則や Windows システム準備などの「プール」 - 「クローニング」タブの最新の設定を使用できます。

「デスクトップ」タブ → 「クローニングのリセット」(メニュー)

 
  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

デスクトップの割り当て

ユーザーとデスクトップの間に永続的な関係を作成します。このデスクトップは、そのユーザーの個人用のデスクトップとして予約されます。

「デスクトップ」タブ → 「割り当て」(ボタン)

user-personaldesktop

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

  • 汎用

ユーザーの削除

ユーザーとデスクトップ間の永続的な関係を破棄します。

「デスクトップ」タブ → 「ユーザーの削除」(メニュー)

user-unassign

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

  • 汎用

ユーザーのログアウト

ユーザーを RDS セッションからログアウトし、このセッションは存在しなくなります。

「デスクトップ」タブ → 「ユーザーのログアウト」(ボタン)

desktop-logoff

  • MS Remote

切断

ユーザーを RDS セッションから切り離します。ただし、セッションは RDS セッションホストに引き続き存在し、ユーザーはあとで再接続できます。

「デスクトップ」タブ → 「切断」(ボタン)

desktop-disconnect

  • MS Remote

デスクトップの起動

ホスト上でデスクトップを起動します。ホスト上でデスクトップが登録されていない場合、空きメモリーに基づいてデスクトップが選択されます。その後、デスクトップは登録されて起動します。

「デスクトップ」タブ → 「起動」(ボタン)

desktop-start

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

デスクトップの終了

ACPI の終了信号をデスクトップに送信します。

「デスクトップ」タブ → 「終了」(メニュー)

desktop-stop

(「-p」オプションなし)

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

デスクトップの再起動

同じホストでデスクトップを再起動します。PC のリセットボタンを押した場合と同様に、ファイルが開いている場合はデータが失われる可能性があります。

「デスクトップ」タブ → 「再起動」(ボタン)

desktop-restart

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

デスクトップの電源切断

ただちにデスクトップの電源を切り、VirtualBox または Microsoft Hyper-V ホストから登録解除します。VMware vCenter 仮想化ホストの場合、デスクトップの電源を切るだけです。

「デスクトップ」タブ → 「電源切断」(メニュー)

desktop-stop -p

(「-p」オプションを指定)

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

デスクトップの中断

デスクトップの状態をディスクに保存します。デスクトップを再開すると、一時停止前と同じ状態になります。

「デスクトップ」タブ → 「中断」(メニュー)

desktop-suspend

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

  • VMware

デスクトップコンソールを開く

新しいウィンドウを開いて、ブラウザからデスクトップに直接アクセスします。

「デスクトップ」タブ → 「コンソール」タブ → 「ウィンドウで開く」(ボタン)

  • Oracle VM VirtualBox

ISO をマウントまたはマウント解除する

仮想マシンに対して ISO イメージをマウントまたはマウント解除します。

「デスクトップ」タブ → 「ISO イメージのマウント」、または「ISO イメージのマウント解除」(メニュー)

desktop-mount-iso

desktop-unmount-iso

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V

デスクトップの有効化

一部のエラー状況で、Oracle VDI はデスクトップを「応答がない」としてマークし、デスクトップが使用できなくなります。デスクトップを以前の状態に戻すには、「有効にする」をクリックします。

「デスクトップ」タブ → 「有効にする」(メニュー)

desktop-activate

  • Oracle VM VirtualBox

  • Hyper-V