5.7. デスクトップのクローニング

5.7.1. デスクトップのクローニング方法 (Oracle VM VirtualBox)
5.7.2. デスクトップのクローニング方法 (VMware vCenter)
5.7.3. VMware リンククローンを有効にする方法
5.7.4. デスクトップのクローニング方法 (Microsoft Hyper-V)
5.7.5. クローンのカスタマイズについて
5.7.6. 高速準備の問題をデバッグする方法
5.7.7. Windows テンプレートによる Oracle VDI 高速準備を有効にする方法 (Oracle VM VirtualBox および Microsoft Hyper-V)
5.7.8. Windows テンプレートによるシステム高速準備を有効にする方法 (Oracle VM VirtualBox および Microsoft Hyper-V)
5.7.9. 個人用ハードドライブについて
5.7.10. クローニングジョブとリサイクルジョブの管理

5.7.1. デスクトップのクローニング方法 (Oracle VM VirtualBox)

クローニングは、プールに内容を追加するもっともすばやく効率的な方法です。プールでのクローニングを有効にするには、次の手順に従います。

始める前に

テンプレートをクローニングする前に、デスクトップをインポートする必要があります。詳細については、「デスクトップのインポート方法 (Oracle VM VirtualBox)」セクションを参照してください。

Oracle VDI Manager の手順

  • 既存のプールでクローニングを有効にするには:

    1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

    2. プールを選択します。

    3. クローニング」タブに移動します。

    4. テンプレート」メニューからテンプレートを選択します。Oracle VM VirtualBox および Microsoft Hyper-V デスクトッププロバイダの場合は、選択したテンプレートのマスターリビジョンからすべてのデスクトップがクローニングされます。

    5. クローニングを開始するには、「自動クローニングを有効にする」チェックボックスにチェックマークを付けてから「保存」をクリックします。

  • プールの作成中に新規プールウィザードでクローニングを有効にするには:

    1. デスクトップテンプレートを選択し、「自動クローニングを有効にする」を選択します。

    2. 完了」をクリックしてプールの作成を終了し、自動クローニングを開始します。

1 分以内にクローニングが開始し、「ジョブ」ウィンドウにクローニングジョブが開始したことが表示されます。「ジョブ」ウィンドウにアクセスするには、Oracle VDI Manager の左上にある「実行中ジョブ」リンクをクリックします。クローニングジョブが正常に完了すると、新しいデスクトップがプールのプロファイルの「デスクトップ」タブに表示されます。ページのリフレッシュが必要な場合があります。

CLI の手順

  • プールでの自動クローニングを開始します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start pool name
    

    例 - プールでの自動クローニングを開始する

    example% /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start MyPool

5.7.2. デスクトップのクローニング方法 (VMware vCenter)

クローニングは、プールに内容を追加するもっともすばやく効率的な方法です。プールでのクローニングを有効にするには、次の手順に従います。

Oracle VDI では VMware リンククローンがサポートされています。Oracle VDI でリンククローンを使用できるようにする方法については、「VMware リンククローンを有効にする方法」を参照してください。

始める前に

テンプレートをクローニングする前に、仮想マシンをインポートする必要があります。詳細については、「デスクトップのインポート方法 (VMware vCenter)」セクションを参照してください。

Oracle VDI Manager の手順

  1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

  2. リソース」タブに移動します。

  3. 新しくクローニングされる仮想マシンの優先ストレージを選択します。

    デフォルトでは、すべての使用可能なストレージを使用できます。それぞれのクローンについて、使用可能なディスク容量がもっとも多いストレージが Oracle VDI によって選択されます。

  4. クローニング」タブに移動します。

  5. テンプレート」メニューから優先テンプレートを選択します。

    メニューには、VMware vCenter で使用可能なすべてのテンプレートが一覧表示されます。

  6. システムの準備を適用」を選択し、使用すべきカスタマイズ仕様を指定します。

  7. 自動クローニングを有効にする」を選択し、「保存」をクリックすると、クローニングが開始されます。

1 分以内にクローニングが開始し、「ジョブ」ウィンドウにクローニングジョブが開始したことが表示されます。「ジョブ」ウィンドウにアクセスするには、Oracle VDI Manager の左上にある「実行中ジョブ」リンクをクリックします。クローニングジョブが正常に完了すると、新しいデスクトップがプールのプロファイルの「デスクトップ」タブに表示されます。ページのリフレッシュが必要な場合があります。

CLI の手順

  • プールでの自動クローニングを開始します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start pool name
    

5.7.3. VMware リンククローンを有効にする方法

Oracle VDI では VMware リンククローンがサポートされています。VMware リンククローンを使用すると、複数の仮想マシンが仮想ディスクを親の仮想マシンと共有して、同じソフトウェアインストールを使用できるようになります。リンククローンは、各仮想マシンの差異を差分ディスクに格納することでディスク容量を節約します。また、リンククローンは、完全クローンよりも短い時間で作成されます。VMware リンククローンについては、VMware の Web サイトを参照してください。

VMware リンククローンはプールごとに適用されます。

始める前に

VMware リンククローンは、次の条件を満たす場合にのみ使用できます:

  • VMware ESX 4.0 以降を使用する必要があります。

  • テンプレートに 1 つ以上のスナップショットがある必要があります。

Oracle VDI Manager の手順

  1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

  2. プールを選択します。

  3. クローニング」タブに移動します。

  4. リンククローン」チェックボックスにチェックマークを付けます。

  5. 保存」をクリックします。

CLI の手順

  • プールでのリンククローンを有効にします。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-setprops -p linked-cloning=enable pool name
    

    次の例では、リンククローンを MyPool という名前のプールで有効にしています。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-setprops -p linked-cloning=enabled MyPool

    次の例では、リンククローンを MyPool という名前のプールで無効にしています。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-setprops -p linked-cloning=disabled MyPool

5.7.4. デスクトップのクローニング方法 (Microsoft Hyper-V)

クローニングは、プールに内容を追加するもっともすばやく効率的な方法です。プールでのクローニングを有効にするには、次の手順に従います。

始める前に

テンプレートをクローニングする前に、仮想マシンをインポートする必要があります。詳細については、「デスクトップのインポート方法 (Microsoft Hyper-V)」セクションを参照してください。

Oracle VDI Manager の手順

  • 既存のプールでクローニングを有効にするには:

    1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

    2. プールを選択します。

    3. 「クローニング」タブを選択し、クローニングパラメータを指定します。

    4. 少なくとも、クローニング元のデスクトップテンプレートを定義し、「自動クローニングを有効にする」を選択します。

  • プールの作成中に新規プールウィザードでクローニングを有効にするには:

    1. デスクトップテンプレートを選択し、「自動クローニングを有効にする」を選択します。

    2. 「完了」をクリックしてプールの作成を終了し、自動クローニングを開始します。

1 分以内にクローニングが開始し、「ジョブ」ウィンドウにクローニングジョブが開始したことが表示されます。「ジョブ」ウィンドウにアクセスするには、Oracle VDI Manager の左上にある「実行中ジョブ」リンクをクリックします。クローニングジョブが正常に完了すると、新しいデスクトップが「プール」ページの「デスクトップ」タブに表示されます。ページのリフレッシュが必要な場合があります。

CLI の手順

  • プールでの自動クローニングを開始します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start pool name
    

    次の例では、自動クローニングを MyPool プールで有効にしています。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-start MyPool

5.7.5. クローンのカスタマイズについて

Oracle VDI には、クローニングプロセスで Windows デスクトップをカスタマイズする方法として、Active Directory 環境で使用されることが多い Microsoft システム準備 (Sysprep) と、Oracle VDI 高速準備 (FastPrep) の 2 つがあります。Oracle VDI FastPrep は、Microsoft Sysprep の代替ツールです。Sysprep は Oracle VDI Manager 内からトリガーできます。

Sysprep を使用すると、必ず、各デスクトップのクローンにそれぞれ一意のセキュリティー識別子 (SID) が割り当てられます。対応するテンプレートリビジョンは、準備が完了すると自動的に「Sysprep 適用済み (Sysprepped)」というマークが付けられます。

FastPrep は、各デスクトップのクローニング時間を短縮することが目的です。Sysprep を利用して、各クローンのコンピュータ名を変更し、それをドメインに追加し、必要に応じてカスタマイズ後のスクリプトを実行できます。

5.7.6. 高速準備の問題をデバッグする方法

Fastprep でクローニングが失敗した場合、通常、エラーコードが返されます。一般に、返されるエラーコードは、クローンがドメインへの参加を試みた際に、デスクトップまたはドメインコントローラから返される Microsoft Windows システムエラーコードです。エラーコードについては、次を参照してください:

http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms681381%28v=vs.85%29.aspx

さらにデバッグが必要な場合は、次のコマンドを実行して、障害の発生したクローンの自動クリーンアップを無効にできます:

# /opt/SUNWvda/sbin/vda settings-setprops -p cloning.cleanup.failures=disabled

この設定を無効にすると、障害の発生したクローンはすべて Oracle VDI によって削除されなくなるため、クローンを調査してエラーが発生した原因を特定できます。

ドメインへの参加を試みる際に発生した問題が解決していない場合は、クローンの Windows netsetup.log (C:\Windows\Debug\netsetup.log) を調べて、試みた参加操作のデバッグ出力を確認します。

問題が解決したら、次のコマンドを実行して、障害の発生したクローンの自動クリーンアップを有効にします:

# /opt/SUNWvda/sbin/vda settings-setprops -p cloning.cleanup.failures=enabled

自動クリーンアップが無効になっている間にクローンに障害が発生したのであれば、そのクローンはプロバイダホストに残っています。これらのクローンは、Oracle VDI Manager またはコマンド行を使用して手動で削除する必要があります。

5.7.7. Windows テンプレートによる Oracle VDI 高速準備を有効にする方法 (Oracle VM VirtualBox および Microsoft Hyper-V)

Windows デスクトップでは、Oracle VDI によるクローニングを正常に行うにはカスタマイズが必要です。Microsoft システム準備とは異なり、高速準備 (FastPrep) では使用前にテンプレートの特別な準備は必要ありません。

始める前に

  1. 高速準備用のテンプレートを準備します。

    1. カスタマイズ後のスクリプトが必要な場合、クローニング前にそのスクリプトをテンプレートにコピーするようにしてください。

    2. テンプレートはワークグループのメンバーである必要があるため、テンプレートがドメインのメンバーでないことを必ず確認してください。

  2. 仮想マシンテンプレートを Oracle VDI Manager にインポートします。

    詳細については、次を参照してください:

Oracle VDI Manager の手順

  1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

  2. プールを選択します。

  3. クローニング」タブ、または新規プールウィザードの「テンプレートを選択」画面に移動します。

  4. システムの準備」の横にある「作成」をクリックします。

  5. テンプレート OS のドロップダウンから、適切な高速準備オプションを選択します。

  6. システム準備ファイルを作成する」ダイアログが表示されます。

    • Windows ドメイン - Windows ドメインの FQDN (例: my.domain.com)。

    • ドメイン管理者 - コンピュータアカウントの作成とドメインへの参加に必要なアクセス権を持つドメイン管理者。必要に応じてドメインを前に付けることもできます (例: my.domain.com\Administrator)

    • ドメイン管理者パスワード - ドメイン管理者のパスワード。

    • コンピュータ コンテナ DN - 新しいコンピュータアカウントを配置するための DN (例: OU=Accounting,OU=VDI Center,DC=my,DC=domain,DC=com)。空白のままであれば、デフォルトのコンピュータコンテナ (ou=Computers,DC=my,DC=domain,DC=com) が使用されます。

    • 読み取り専用ドメインコントローラ - Windows 2008 Server で、セキュアではない場所に配備する際にドメインコントローラ (DC) を読み取り専用に構成できます。コンピュータが読み取り専用 DC を介してドメインに参加する場合、アカウントがすでに存在し、特別な読み取り専用フラグが必要になります。

    • デスクトップ管理者 - コンピュータ名の変更、ドメインへの参加、必要に応じたカスタムスクリプトの実行を行うためのアクセス権を持つテンプレートの管理者アカウント。Windows Vista/7 では、「管理者」アカウントを有効にして使用する必要があります。

    • デスクトップ管理者パスワード - デスクトップ管理者のパスワード

    • カスタムスクリプト - カスタマイズが完了したあとに実行されるオプションスクリプト。このスクリプトは、バッチファイルまたは実行可能ファイル形式にすることができ、テンプレートとクローンからアクセス可能なドライブまたはフォルダに配置する必要があります。

これで、カスタマイズした Windows デスクトップをクローニングする準備が整いました。「デスクトップのクローニング方法 (Oracle VM VirtualBox)」および「デスクトップのクローニング方法 (Microsoft Hyper-V)」セクションを参照してください。

CLI の手順

  • Sysprep 適用済みのクローニングのためにプールを準備します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-create-fastprep -p domain=<domain>,\
    domain-admin=<domain-admin>,admin=<admin>,\
    windows-release=winxp|win7 -u <user-dir><pool-name>
    

5.7.8. Windows テンプレートによるシステム高速準備を有効にする方法 (Oracle VM VirtualBox および Microsoft Hyper-V)

Windows デスクトップでは、Oracle VDI によるクローニングを正常に行うにはシステム準備が必要です。Windows 仮想マシンの作成後には、Sysprep CAB (Windows XP のみ) をダウンロードし、Oracle VDI ツール (Hyper-V 仮想プラットフォームのみ) をインストールして Sysprep 用に準備するようにしてください。仮想マシンを Oracle VDI にテンプレートとしてインポートし、いずれかのテンプレートリビジョンでシステム準備を選択します。Oracle VDI は、そのリビジョンをブートし、Sysprep.exe を実行したあとに、システムをシャットダウンします。そのリビジョンは、有効なシステム準備ファイルを使用したプール内でのデスクトップのクローニング用に空白の状態として機能するようになります。

プールのシステム準備ファイルは、ライセンスと資格を定義します。有効なシステム準備ファイルがプールにあり、システム準備が有効であり、Sysprep 適用済みのテンプレートからのクローニングが有効な場合、プール内にあるすべてのクローニングされたデスクトップには、システム準備ファイルによって定義されたカスタマイズがあることになります。

1 つの Sysprep 適用済みのリビジョンを複数のプールに対して使用でき、システム準備ファイルは、Oracle VDI Manager 内からいつでも変更し、保存できます。

注記

Windows 7 のバグが原因で、Windows Media Player Network Sharing Service によって Windows Sysprep ツールがハングアップします。このサービスを Windows 7 デスクトップで有効にする必要がなく、Oracle VDI Manager からシステム準備を実行する予定である場合は、このサービスを停止し、無効にします。このサービスを有効なままにする場合は、インポートする前にテンプレートの「ファイル名を指定して実行」コンソール内から Sysprep を手動で実行します。

sysprep.exe -generalize -oobe -shutdown -quiet

始める前に

  1. (Hyper-V のみ) Oracle VDI ツールをテンプレートにインストールします。

    ツール (32 ビットプラットフォームの場合は vda-tools-x86.msi、64 ビットプラットフォームの場合は vda-tools-x64.msi) がテンプレートにインストールされていない場合は、「テンプレート」タブでシステム準備の操作が機能しません。Windows XP テンプレートの場合、C:\Sysprep ディレクトリにも Sysprep ツールが必要です。

  2. システム準備用のテンプレートを準備します。

  3. 仮想マシンテンプレートを Oracle VDI Manager にインポートします。

    詳細については、次を参照してください:

Oracle VDI Manager の手順

  1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動します。

  2. プールを選択します。

  3. テンプレートのリビジョン内でシステム準備を実行します。

    1. テンプレート」タブに移動し、リビジョンを選択します。

    2. その他の操作」メニューから「システム準備」を選択します。

      このアクションはジョブを開始し、リビジョンを起動し、Sysprep.exe を実行し、システムがシャットダウンするまで待機します。

    3. ジョブのサマリー」ポップアップによってジョブが正常に完了するまで待機します。ジョブが何らかの理由で失敗した場合、失敗したジョブをクリックすると、「ジョブの詳細」テキスト領域にエラーの詳細が表示されます。

    4. Sysprep 適用済みのリビジョンを選択し、「マスターの作成」をクリックします。

      このテンプレートを現在使用しているすべてのプールは、Sysprep 適用済みのリビジョンから新しいデスクトップをクローニングします。

  4. システム準備ファイルに基づいてカスタマイズされたデスクトップをクローニングするためにプールを準備します。

    1. クローニング」タブ、または新規プールウィザードの「テンプレートを選択」画面に移動します。

    2. システム準備ファイルを作成します。

      ファイルには、Windows 管理者パスワード、Windows ライセンスキー、および Windows ワークグループまたは Windows ドメイン、ドメイン管理者、および管理者パスワードが必要です。

    3. Sysprep 適用済みのテンプレートを選択し、「システム準備を適用」を選択します。

      これで、カスタマイズした Windows デスクトップをクローニングする準備が整いました。「デスクトップのクローニング方法 (Oracle VM VirtualBox)」および「デスクトップのクローニング方法 (Microsoft Hyper-V)」セクションを参照してください。

CLI の手順

  1. テンプレートのリビジョン内でシステム準備を実行します。

    1. プールからテンプレートを選択します (テンプレート ID)。

      # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-templates pool name
      
    2. テンプレートからリビジョンを選択します (リビジョン ID)。

      # /opt/SUNWvda/sbin/vda template-revisions template ID
      
    3. Sysprep をリビジョンに適用します。

      # /opt/SUNWvda/sbin/vda revision-sysprep revision ID
      
  2. Sysprep 適用済みのクローニングのためにプールを準備します。

    プールのシステム準備ファイルを作成するには。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-create-sysprep -p \
    key=<key>,workgroup=<workgroup>,windows-arch=32|64,\
    windows-release=winxp|win7 <pool-name>
    

    新しいプールや既存のプールに既存のシステム準備ファイルを適用するには。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-create -p system-preparation=path to filepool name
    
    # /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-setprops -p system-preparation=path to filepool name
    

    例 - Oracle VM VirtualBox デスクトップのプールのシステム準備を有効にする。

    example% /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-templates MyPool
    example% /opt/SUNWvda/sbin/vda template-revisions 35
    example% /opt/SUNWvda/sbin/vda revision-sysprep 55
    example% /opt/SUNWvda/sbin/vda pool-create-sysprep -p \
    key=ABC12-DEF34-GHI56-JKL78-MNO90,domain=mydomain.mycompany.com,\
    domain-admin=Administrator,windows-arch=64,windows-release=win7 MyPool

5.7.9. 個人用ハードドライブについて

ユーザーのデスクトップが新しいテンプレートリビジョンに更新されるたびに、そのローカルデータは破壊されます。この問題に対する 1 つの解決策は、個人用ハードドライブを使用することです。個人用ハードドライブを有効にすると、Oracle VDI が各デスクトップの 2 番目のデータディスク、ドライブ D: を自動的に作成します。Windows ユーザープロファイルディレクトリはこのドライブに格納され、ここには、通常次のいずれかの場所に格納されているすべての情報が含まれます:

  • C:\Documents and Settings\<username> (Windows XP プラットフォーム)

  • C:\Users\<username> (Windows Vista 以降のプラットフォーム)

デスクトップテンプレートが (新しいリビジョンに) 更新されると常に、オペレーティングシステムを含むデスクトップのプライマリディスクが新しいクローンに置き換えられます。ユーザーの個人用ハードドライブの状態は保持されたまま、新しいクローンに再接続されます。

個人用ハードドライブは、ユーザーがデスクトップに個人情報を保持しなければならず、その情報をテンプレートとリビジョンの更新後にも保持する必要がある場合のみ使用します。

個人用ハードドライブを使用するには、次の条件を満たす必要があります:

  • 会社のユーザーディレクトリは Active Directory である必要があります。ユーザーディレクトリは、LDAP ディレクトリタイプまたは Active Directory タイプのいずれかに構成できます。

  • デスクトッププロバイダのタイプは、Oracle VM VirtualBox または Microsoft Hyper-V のいずれかにする必要があります。

  • プール内のデスクトップの割り当てのタイプを、個人用にする必要があります。

  • プールに対してシステム準備を有効にする必要があります。Oracle VDI 高速準備 (FastPrep) または Microsoft Windows システム準備 (SysPrep) のいずれかを使用できます。

  • デスクトップは Windows デスクトップである必要があります。

5.7.9.1. 個人用ハードドライブの有効化

個人用ハードドライブは、個人用ハードドライブ機能を有効化したあとにクローニングされたデスクトップに対してのみ追加できます。既存の個人用デスクトップは影響を受けません。

Oracle VDI Manager の手順
  1. Oracle VDI Manager で、「プール」に移動し、プールを選択します。

  2. 「クローニング」タブに移動します。

  3. 個人用ハードドライブ設定の編集」をクリックします。

    「個人用ハードドライブ設定の編集」ウィンドウが表示されます。

  4. 個人用ハードドライブの作成」を選択します。

  5. サイズ」フィールドに、個人用ハードドライブのサイズを G バイト単位で入力します。

    サイズは小数点を含まない整数である必要があります。

  6. 了解」をクリックします。

  7. 「クローニング」タブで、「個人用ハードドライブ」設定が「使用可能」と表示されていることを確認します。

コマンド行

コマンド行では、プールのプロパティーを編集することで、個人用ハードドライブを有効にします。これはプールの作成時、または次のようにプールを編集することで実行できます:

/opt/SUNWvda/sbin/vda pool-setprops \
-p personal-hd-enabled=enabled,personal-hd-size=6 <pool name>

5.7.10. クローニングジョブとリサイクルジョブの管理

デスクトップのクローニングとリサイクルは、リソースを多用するプロセスです。このため、Oracle VDI では、使用している Oracle VDI 環境のある時点で実行できるクローニングジョブとリサイクルジョブの数を制限できます。

5.7.10.1. プールのクローニング作成優先度の設定

プールレベルで、Oracle VDI Manager では、特定のプールのクローニング作成優先度を指定できます。この優先度は、クローニングジョブが送信されているときにプールに割り当てられます。作成の優先度の高いプールは優先度が中のプールよりも早くクローニングが許可され、優先度が中のプールは優先度が低いプールよりも早くクローニングが許可されます。この作成優先度設定は、リサイクルジョブには適用されません。

プールのクローニング作成優先度を設定するには、「プール」カテゴリで既存のプールを選択し、「クローニング」タブをクリックします。

5.7.10.2. デスクトッププロバイダのピーク時の設定

デスクトッププロバイダレベルで、Oracle VDI Manager では、ピーク時またはオフピーク時に実行するクローニングジョブとリサイクルジョブの最大数を指定できます。それぞれの日でピーク時と見なされる時間を構成することもできます。設定すると、Oracle VDI は、設定された制限に従って、実行するクローニングジョブとリサイクルジョブとの合計数を制御します。

Oracle VDI Manager でピーク時を設定するには、デスクトッププロバイダの「ピーク時」タブを表示します。コマンド行で、vda provider-setpeaktimes コマンドを使用します。