3.13. グローバル Oracle VDI Center 用にユーザーディレクトリを準備する方法

3.13.1. Oracle VDI Center のデータスキーマ

グローバル Oracle VDICenter は、Oracle VDI 側の追加設定なしで作業できるように設計されました。ただし、Oracle VDI Center のデータは、Oracle VDI で使用されているスキーマに従ってユーザーディレクトリに取り込まれる必要があります (「Oracle VDI Center のデータスキーマ」を参照)。

デフォルトとは異なる属性名やオブジェクトの種類を使用したい場合は、それも可能です。その場合、スキーマ内で使用される属性とオブジェクトを反映するために、グローバル Oracle VDI Center で使用される LDAP フィルタと属性をカスタマイズする必要があります。

必要な手順およびグローバル Oracle VDI Center のデフォルトの LDAP フィルタと属性については、「LDAP フィルタと属性の編集方法」を参照してください。

3.13.1. Oracle VDI Center のデータスキーマ

Oracle VDI は、Oracle VDI Center データの格納に次のスキーマを使用するように構成されています。このスキーマでは、LDAP v3 ディレクトリにすでに存在するクラスと属性が使用されます。

  • Oracle VDI Center: Oracle VDI Center は組織単位 (ou) オブジェクトです。ユーザーディレクトリの任意の場所にあります。Oracle VDI デスクトップセレクタダイアログで Oracle VDI Center を表すために使用する名前は、displayName 属性から取得されます (この属性が指定されている場合)。この属性が指定されていない場合は、ou 属性が使用されます。Oracle VDI Center ou には (直接または階層を通して) いくつかの Oracle VDI ホストオブジェクトが含まれており、これらのオブジェクトは、Oracle VDI Center を構成する Oracle VDI ホストです。

  • Oracle VDI ホスト: Oracle VDI ホストは、computer オブジェクト (Active Directory の場合) または device オブジェクト (ほかの LDAP ディレクトリの場合) です。Oracle VDI ホストのホスト名/IP アドレスは、dNSHostName 属性 (Active Directory の場合) または ipHostNumber 属性 (ほかの LDAP ディレクトリの場合) から取得されます。これらの属性のいずれも定義されていない場合は、ホストオブジェクトの cn 属性の値が使用されます。

  • Oracle VDI Center とユーザーとの関連付け: ユーザーが属する Oracle VDI Center は、ユーザーオブジェクトの seeAlso 属性で定義されます。この属性のこの値は、そのユーザーの Oracle VDI Center オブジェクトの完全な DN である必要があります。

図 3.1 に、Active Directory のグローバル Oracle VDI Center の例を示します。

図3.1 Active Directory の例

この図は、グローバル Oracle VDI Center の Active Directory ツリーを示しており、国別に OU が設定され、各国の OU を参照する seeAlso 属性を持つユーザーが設定されています。