9.1. インストールと構成

9.1.1. パッケージの不足が原因で Oracle Linux プラットフォームへのインストールが失敗します
9.1.2. RDP ブローカを有効にできないことが原因で Oracle Linux プラットフォームでの構成が失敗します
9.1.3. Oracle VDI の構成で svc_vdadb.xml のインポートが失敗します
9.1.4. MySQL を試したり、評価版の Oracle VDI リモートデータベースを設定したりすることができますか
9.1.5. Sun Ray Software は個別に構成する必要がありますか
9.1.6. Oracle VDI Center にホストを追加しようとすると失敗し、Sun Ray Server ソフトウェアレプリケーションエラーが発生します
9.1.7. Oracle VDI の再構成が「データベースの構成中にエラーが発生しました」で失敗します
9.1.8. Oracle VDI の構成で、UTF-8 を使用するリモート Windows データベースにデータベーステーブルを作成できません

9.1.1. パッケージの不足が原因で Oracle Linux プラットフォームへのインストールが失敗します

Oracle Linux プラットフォームに Oracle VDI をインストールする場合、インストールスクリプトによってシステムに必須パッケージがインストールされているかどうかがチェックされます。パッケージが不足している場合、Oracle VDI では yum コマンドによってパッケージをダウンロードしてインストールします。不足しているパッケージをインストールできない場合は、インストールが失敗し、次の例のように不足パッケージのリストを示すメッセージが表示されます:

Checking for required libraries and packages...

13 packages are missing but cannot be installed because the software manager yum
 does not have access to the repositories or the repositories are invalid:
libaio-devel, sysstat, dhcp, compat-openldap, glib, libdb-4.2.so()(64bit), libXp
.so.6, /usr/lib/libaio.so, /usr/lib64/libaio.so, /usr/lib/libXpm.so, /usr/lib/li
bXm.so.3, /usr/lib/libglib-1.2.so.0, /usr/lib/libcdda_paranoia.so

Error: The software manager yum cannot install the required packages.
See the log file '/var/log/vda-install.2011_09_26_06:03:26.log' for additional i
nformation.

必須パッケージのダウンロードに失敗する原因としては、リポジトリが yum 用に構成されていないことが考えられ、プロキシ構成が不適切である場合やネットワーク接続に問題がある場合など、ほかの問題が存在することもあります。

インストールの問題を解決するには、yum を適切に構成し、正しく動作するようにしてください。そのあとで Oracle VDI を再度インストールしてください。

不足している必須パッケージを手動でインストールする場合は、失敗したインストールに関するログファイル (/var/log 内) にそのパッケージが示されています。

9.1.2. RDP ブローカを有効にできないことが原因で Oracle Linux プラットフォームでの構成が失敗します

Oracle Linux プラットフォームで Oracle VDI を構成する場合、RDP ブローカを有効にできないことが原因で構成が失敗することがあります。次の例のように、メッセージが表示され、失敗した構成に関するログファイル (/var/log 内) が示されます:

RDP Broker Configuration
   + Registering RDP broker...
   + Starting RDP broker...
RDP Broker cannot be enabled.

Error: 
The configuration of Oracle VDI 3.4 has failed.

See the log file '/var/log/vda-config.2011_09_27_09:14:56.log' for additional in
formation.

SELinux アラートブラウザが有効になっている場合は、そこにもメッセージが表示される場合があります。

このエラーが発生した場合は、/opt/SUNWvda-rdpb/var/log にあるログファイルで次のエラーメッセージを確認してください:

2011/09/27 09:10:00.118 Broker start
2011/09/27 09:10:00.188 ERROR:   Cannot open library VBoxRT.so:
	/opt/SUNWvda-rdpb/bin/../lib/VBoxRT.so: cannot restore segment prot afte
r reloc: Permission denied.
2011/09/27 09:10:00.188 ERROR:   RDP server init failed.
2011/09/27 09:10:00.188 Broker stop

この問題の原因は、システムの SELinux 設定です。

問題を解決するには:

  1. SELinux 設定を permissive または disabled に変更します。

    SELinux 管理ツール (system-config-selinux) を使用するか、usr/sbin/setenforce 0 コマンドを使用してください (このコマンドでは、設定を permissive に変更します)。または、/etc/selinux/config を編集して、SELINUX=enforcing というエントリを SELINUX=disabled または SELINUX=permissive に変更します。

  2. Oracle VDI の構成を解除します。

    Oracle VDI を再構成するには、あらかじめ構成を解除しておく必要があります。

    /opt/SUNWvda/sbin/vda-config -u
  3. Oracle VDI を構成します。

    /opt/SUNWvda/sbin/vda-config

9.1.3. Oracle VDI の構成で svc_vdadb.xml のインポートが失敗します

vda-configsvc_vdadb.xml のインポートが失敗するのは、TEMP/application/database/vdadb が削除されていないことが原因です。アンインストール/構成解除が同じ Sun Ray セッションから実行される状況で、Oracle VDI のアンインストール時または構成時 (vda-config/install -u) に端末を強制的に停止した場合、このような現象がよく見られます。

エラー発生後の回避方法:

  1. SVC リポジトリのスナップショットを復元するには、次のコマンドを実行します。

    # /lib/svc/bin/restore_repository
    1. Enter Response [boot] というプロンプトが表示されたら、デフォルトの boot の代わりに manifest_import を選択します。

    2. 正しいスナップショット (manifest_import-200904??_??? - バックアップ時間は DDMMYY 形式) を選択します。

    3. システムのリブート後、svc:/TEMP/application/database/vdadb:default が削除されていることを確認します。

  2. 通常どおり Oracle VDI の構成を実行します。

9.1.4. MySQL を試したり、評価版の Oracle VDI リモートデータベースを設定したりすることができますか

はい。MySQL Sandbox を使用すると、簡単かつ迅速に MySQL を設定したり、Oracle VDI リモートデータベース設定を試したりすることができます。

これは https://launchpad.net/mysql-sandbox から入手できます。

  • これをダウンロードして、一時フォルダに展開します。

  • http://dev.mysql.com/downloads から目的の MySQL リリースをダウンロードします。

単純な MySQL サーバーをインストールするには、次のコマンドを実行するだけです:

<mysql-sandbox-path>/make_sandbox <absolute-path-to-your-mysql.tar.gz>

Oracle Solaris プラットフォームでは、mysql_sandbox が動作するように、必要に応じてパスに /usr/sfw/bin を追加しなければならない場合があります。

MySQL Sandbox に関するそのほかのドキュメントは、https://launchpad.net/mysql-sandbox で入手できます

9.1.5. Sun Ray Software は個別に構成する必要がありますか

Sun Ray Software は Oracle VDI のインストールおよび構成の一環としてインストールされ、自動的に設定されるため、Sun Ray Software を個別にインストールする必要はありません。

9.1.6. Oracle VDI Center にホストを追加しようとすると失敗し、Sun Ray Server ソフトウェアレプリケーションエラーが発生します

Oracle VDI Center にホストを追加しようとすると、次のエラーメッセージで失敗することがあります:

Sun Ray Server Software Configuration
   + Configuring Sun Ray Server Software...

Error: There was an error configuring Sun Ray Server Software replication

See the log file '/var/log/vda-config.2012_04_05_16:12:43.log' for additional information.

エラーメッセージに示されているログファイルに「署名が一致していません - 構成を確認してください」というメッセージが含まれる場合は、Sun Ray 管理ツールを使用して Sun Ray のグループ署名が変更された可能性があります。これらのツールは Oracle VDI を更新しません。グループ署名を同期させる方法の詳細については、「Sun Ray グループ署名とデータストアパスワードの同期」を参照してください。

9.1.7. Oracle VDI の再構成が「データベースの構成中にエラーが発生しました」で失敗します

ホストで Oracle VDI を再構成する際に、構成が失敗し、「データベースの構成中にエラーが発生しました」というメッセージと、追加情報を記録したログファイルへの参照が表示されることがあります。

Oracle VDI プライマリホストの場合、ログファイルには一般に次の情報が含まれます:

MySQL Database Server Configuration
+ Initializing database...
...
/opt/SUNWvda/mysql/bin/mysqld: File './mysql-bin.index' not found (Errcode: 13)
110630 23:59:59 [ERROR] Aborting

110630 23:59:59 [Note] /opt/SUNWvda/mysql/bin/mysqld: Shutdown complete
...
Error: Error while configuring database.     

Oracle VDI セカンダリホストの場合、ログファイルには一般に次の情報が含まれます:

MySQL Database Slave Configuration
...
+ Initializing database...
110630 23:59:59 [ERROR] Fatal error: Can't change to run as user 'vdadb' ;  
Please check that the user exists!
110630 23:59:59 [ERROR] Aborting
110630 23:59:59 [Note] /opt/SUNWvda/mysql/bin/mysqld: Shutdown complete
...
Error: Error while configuring database.   

この問題は、前の Oracle VDI 構成のデータを含む /var/opt/SUNWvda/mysql ディレクトリが存在するために発生します。

この問題を解決するには:

  1. Oracle VDI ホストに root ユーザーとしてログインします。

  2. ホストで Oracle VDI の構成を解除します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda-config -u
  3. ディレクトリ /var/opt/SUNWvda/mysql を削除します。

  4. ホストで Oracle VDI を構成します。

    # /opt/SUNWvda/sbin/vda-config

9.1.8. Oracle VDI の構成で、UTF-8 を使用するリモート Windows データベースにデータベーステーブルを作成できません

Windows プラットフォームでは、MySQL によって鍵サイズが 767 バイトに制限されます。UTF-8 対応の Windwos プラットフォームでリモート MySQL データベースを使用する場合、この制限が原因で Oracle VDI の構成プロセスが失敗します。

この問題については、2 つの回避方法が考えられます。

  1. Oracle VDI プライマリホストで /etc/opt/SUNWvda/vda-schema-create.sql ファイルを変更し、Oracle VDI ソフトウェアを再構成します。

    次の行を変更します:

    UNIQUE INDEX distinguished_name (`distinguished_name` ASC, `ud_id` ASC) ,

    次のようになります:

    UNIQUE INDEX distinguished_name (`distinguished_name`(250) ASC, `ud_id` ASC) ,

    この回避方法を使用した場合、識別名 (DN) が 250 文字を超えるユーザーをプールやデスクトップに割り当てると、問題が発生する可能性があります。

  2. MySQL データベースの文字セットを latin1 に変更し、Oracle VDI を再構成します。

    この回避方法を使用した場合、ログインしようとしているユーザーのユーザー名に UTF-8 の文字が含まれていると、問題が発生します。