class HelloWorldApp {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World!"); // 文字列を表示します。
}
}
HelloWorldAppクラス定義、mainメソッドです。 次の説明では、コードの基本を理解できるようになりますが、チュートリアルを最後まで完了すれば、その意味をより深く知ることができます。
コメントはコンパイラで無視されますが、他のプログラマーにとって役に立ちます。 Javaプログラミング言語では次の3種類のコメントをサポートしています。
/* テキスト *//*から*/までの文字列全体が無視されます。
/** ドキュメンテーション *//*と*/を使用するコメントと同様に無視されます。 docコメントは、自動生成ドキュメントの作成時にjavadocツールで使用されます。 javadocの詳細は、
Javadoc?ツールに関する文書を参照してください。
// テキスト
//から行末までの文字列全体が無視されます。
HelloWorldAppクラス定義上記のとおり、クラス定義のもっとも基本的な形式は次のようになります。
classキーワードは、nameという名前のクラスに関するクラス定義の開始部分です。それぞれのクラスのコードは、上記の太字で表された波括弧に囲まれた部分に記述します。 第2章で一般的なクラスの概要について説明します。また、第4章ではクラスの詳細について説明します。 ここでは、すべてのアプリケーションがクラス定義から開始されると理解しておけば十分です。
mainメソッドmainメソッドの定義の開始部分です。
Javaプログラミング言語では、すべてのアプリケーションに以下のmainメソッドのシグネチャが含まれている必要があります。
publicとstaticは、どちらが先でも記述できますが(public staticまたはstatic public)、慣例的には上記のようにpublic staticを使用します。 引数の名前は自由に設定できますが、ほとんどのプログラマーは"args"か"argv"を選択します。
mainメソッドは、CおよびC++のmain関数に似ています。これは、アプリケーションのエントリ・ポイントであり、後で、プログラムで必要となる他のすべてのメソッドを呼び出します。
mainメソッドは、 String型の要素の配列である単一の引数を受け入れます。
"Hello World!"アプリケーションではコマンドライン引数は無視されますが、このような引数が存在することを意識しておいてください。
という行でコア・ライブラリのSystemクラスを使用して、"Hello World!"メッセージを標準出力に出力しています。 このライブラリ("アプリケーション・プログラミング・インタフェース"または"API")の一部については、チュートリアルの今後のセクションで説明します。