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Oracle® VMリリース・ノート
リリース3.0.1 for x86
B64582-01
 

 

Oracle® VM

リリース・ノート

リリース3.0.1 for x86

B64582-01(原本部品番号:E18546-01)

2011年8月

このドキュメントには、Oracle VMリリース3.0.1の情報が含まれ、製品ドキュメントより優先されます。このドキュメントには、Oracle VMドキュメントに含まれていない最新情報が記載されています。このドキュメントは、Oracle VMをインストールする前にお読みください。このドキュメントはリリース後に更新される場合があります。このドキュメントの更新版を確認したり、その他のOracleドキュメントを参照するには、Oracle Technology Network Japan(OTN)Webサイトのドキュメントのセクションを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/documentation/

このドキュメントは、Oracle VMのユーザーおよび管理者を対象にしています。製品を簡単に紹介し、Oracle VMの使用時に発生する可能性のある問題とその対処方法を説明します。

Oracle VMをインストールして使用する前に、このドキュメントを読むことをお薦めします。

このドキュメントの内容は次のとおりです。

1 はじめに

Oracle VMは、仮想化テクノロジの利点を活用するための環境を完備したプラットフォームです。Oracle VMを使用すると、サポートされている仮想化環境に、オペレーティング・システムおよびアプリケーション・ソフトウェアを配置できます。Oracle VMのコンポーネントは、次のとおりです。

Oracle VM Server for x86 (Oracle VM Server)は、仮想マシンを実行するための軽量でセキュアなサーバー・ベース・プラットフォームを提供するように設計された、自己完結型の仮想化環境です。Oracle VM Serverは、Xenハイパーバイザ・テクノロジの更新版に基づき、Oracle VM Agentが含まれます。また、様々なデバイス、ファイル・システムおよびソフトウェアRAIDボリューム管理をサポートするLinuxカーネルが含まれます。dom0として実行されるLinuxカーネルは1つ以上のdomU仮想マシンを管理し、各仮想マシンは、Linux、Oracle SolarisまたはMicrosoft Windowsです。

Oracle VM Managerはサーバーベースのユーザー・インタフェースで、Oracle VM Serverを管理するための標準のApplication Development Framework(ADF) Webアプリケーションです。Oracle VM Managerでは、インストール・メディアまたはテンプレートから仮想マシンを作成するなど、仮想マシンのライフサイクル管理が可能です。仮想マシンの電源オン、電源オフ、削除、インポート、デプロイ、ライブ・マイグレーションなどの機能が提供されます。また、Oracle VM Managerでは、ISOファイル、仮想マシン・テンプレート、共有仮想ディスクなどのリソースを効率的に管理できます。

このドキュメントでは、Oracle VMの最新情報を示します。

2 Oracle VMの新機能

Oracle VMリリース3.0の新機能および拡張機能は次のとおりです。

パフォーマンス、スケーラビリティおよびセキュリティ

ネットワークおよび記憶域の構成および管理

ユーザビリティの改善

物理ステータスおよび仮想ステータスとリソース情報

ポリシーベースのリソース管理

3 サポートされているゲスト・オペレーティング・システム

作成するゲスト仮想マシンは、次に示すサポート構成のいずれかである必要があります。

表1 64ビットCPUハードウェア仮想化でサポートされているゲスト・オペレーティング・システム(LinuxおよびSolaris)

ゲスト・オペレーティング・システム ハードウェア仮想化(32ビット) PVドライバを使用したハードウェア仮想化(32ビット) ハードウェア仮想化(64ビット) PVドライバを使用したハードウェア仮想化(64ビット)

Oracle Linuxリリース6.x

Oracle Linuxリリース5.x

Oracle Linuxリリース4.x

Oracle Solaris 11 Express 脚注 1 

N/A

N/A

Oracle Solaris 10 脚注 1

N/A

N/A

RedHat Enterprise Linux 5.x

RedHat Enterprise Linux 4.x


脚注 1  Oracle Solarisは、Solaris 10 10/09でサポートされるようになりました。Solaris 10またはSolaris 11 Express OSは、ハードウェア仮想マシン(HVM)として動作します。これには、基礎となるハードウェア・プラットフォームでHVMサポート(Intel VTまたはAMD-V)が必要です。デフォルトのSolaris 10またはSolaris 11 Express OSには、OSの一部として必須の準仮想化(PV)ドライバがすでにインストールされています。Oracle Solaris 10またはSolaris 11 Expressでは、x86 32ビットと64ビットのアーキテクチャがサポートされています。OSの起動時に、ハイパーバイザまたは基礎となるハードウェアを調べて、32ビット・モードまたは64ビット・モードが選択されます。

表2 64ビットCPUハードウェア仮想化でサポートされているゲスト・オペレーティング・システム(Microsoft Windows)

ゲスト・オペレーティング・システム ハードウェア仮想化(32ビット) PVドライバ2.xを使用したハードウェア仮想化(32ビット) ハードウェア仮想化(64ビット) PVドライバ2.xを使用したハードウェア仮想化(64ビット)

Microsoft Windows(tm) 7 SP1

脚注 1

脚注 1

Microsoft Windows(tm) Vista SP2

脚注 1

脚注 1

Microsoft Windows(tm) XP SP3

脚注 1

脚注 1

Microsoft Windows(tm) Server 2008 R2 SP1

N/A

N/A

脚注 1

Microsoft Windows(tm) Server 2008 SP1

脚注 1

脚注 1

Microsoft Windows(tm) Server 2003 R2 SP2

脚注 1

脚注 1

Microsoft Windows(tm) Server 2003 SP2

脚注 1 

脚注 1


脚注 1  Windows PVドライバのインストールを簡単にするためにHVM専用モードが使用されます。ゲストOSとしてサポートされるには、Windows OSにWindows PVドライバが必須です。

表3 64ビットCPU準仮想化でサポートされているゲスト・オペレーティング・システム

ゲスト・オペレーティング・システム 準仮想化(32ビット) 準仮想化(64ビット)

Oracle Linuxリリース6.x

Oracle Linuxリリース5.x

Oracle Linuxリリース4.x

RedHat Enterprise Linux 6.x

RedHat Enterprise Linux 5.x

RedHat Enterprise Linux 4.x


表4 Oracle VMリリースでのWindows PVドライバのサポート・マトリクス

Oracle VMリリース Windows PV 2.0.7

Oracle VM Server 3.0.1


4 構成における制限事項

ここでは、Oracle VMの構成の最大値を示します。次の表に示す制限値は、テスト済の推奨制限値であり、Oracleで完全にサポートされています。構成における制限事項は次のように分類されます。

表5 仮想マシンの最大値

項目 最大値

仮想CPU

128

x86 (32ビット)ゲストの仮想RAM

63GB 

x86_64 (64ビット)ゲストの仮想RAM

1TB 

準仮想化ゲスト


仮想NIC

31

仮想ディスク

52

ハードウェア仮想化ゲスト


仮想NIC

8

IDEディスク(CD-ROMおよび仮想ディスクを含む)

4

SCSIディスク

7


表6 Oracle VM Serverの最大値

項目 最大値

CPU

160

RAM

2TB

仮想マシン

128


表7 サーバー・プールおよびクラスタの最大値

項目 最大値

サーバー・プールのOracle VM Server

32


表8 記憶域の最大値

項目 最大値

ストレージ・アレイのLUN

1,000

OCFS2ボリューム・サイズ

64TB

OCFS2ボリューム当たりのファイル

30,000

仮想ディスク

10TB

デバイス当たりの仮想IDEドライブ

4


表9 ネットワークの最大値

項目 最大値

ネットワーク・ボンド当たりのNICポート

2

Oracle VM Server当たりのネットワーク・ボンド

5


5 既知の制限とその回避策

ここでは、Oracle VMの既知の制限とその回避策について、次の内容を説明します。

5.1 Oracle VM Serverおよびサーバー・プール

ここでは、Oracle VM Serverおよびサーバー・プールに関連する既知の問題と回避策について説明します。

5.1.1 BIOS設定

Oracle VM ServerのBIOSの次の設定には特に注意してください。

  • CD-ROMからインストールを実行するためにCD-ROMデバイスを認識するには、AHCIモードにする必要があります。

  • VT-dを無効にします(今回のリリースではサポートされていません)。

5.1.2 Oracle VM AgentのパスワードはすべてのOracle VM Serverで同じである必要がある

サーバー・プールのすべてのOracle VM Serverが同じOracle VM Agentパスワードで設定されていることを確認します。そうしないと、Oracle VM Managerが正しくサーバーをアドレス指定して操作を起動することができなくなります。Oracle VM Agentのパスワードは、Oracle VM Serverのインストール時に設定します。

5.1.3 サーバー・プールのサーバーには同じCPUが必要である

サーバー・プールのOracle VM Serverは、同じCPUファミリのCPUが必要であり、同じCPUタイプである必要があります。同じでない場合、ライブ・マイグレーションなどのいくつかの操作が失敗します。CPUは同じCPUファミリで同じタイプである必要がありますが、コアの数やメモリーの量が異なるなど、構成が異なる場合もあります。サーバー・プールのOracle VM Serverは同じにすることをお薦めします。

Oracle VM Managerにはプロセッサの互換性グループに関するルールがあります。互換性のないプロセッサ間でライブ・マイグレーションを実行しようとすると、エラー・メッセージが表示されます。

5.1.4 ライブ・マイグレーションは同じサーバー・プールで実行する必要がある

Oracle VM Managerでは、サーバー・プールをまたいだ移行は許可されません。仮想マシンを移行できるのは、仮想マシン・サーバーから同じサーバー・プール内の別のサーバーへの移行のみです(この場合、この2つのサーバーのCPUアークテキチャは同じである必要があります)。

5.1.5 dom0メモリーを増やす必要がある

Oracle VMのデフォルトのdom0メモリーのサイズは512Mです。ただし、実行中のアプリケーションの要件を満たすために、このサイズを増やす必要がある場合があります。たとえば、1つのiSCSI LUNを表示するには、約3.5Mのシステム・メモリーが必要です。その結果、多数のLUNを使用するシステムでは、記憶域構成に従って、メモリーの量を増やすことが必要になります。

回避策: dom0メモリーを変更します。ファイル/boot/grub/menu.lstを編集し、カーネル・コマンドラインのエントリdom0_mem=512Mを必要な値に変更し、保存して再起動します。

5.1.6 Sun Fire X4800でのOracle VM Serverのインストール

Sun Fire X4800にOracle VM Serverをインストールしている場合は、インストール・メディア(CD‐ROMまたはISOファイル)から起動するとき、またはkickstartインストールを使用するときに、追加のパラメータを指定する必要があります。これらのパラメータによって、megaraid_sasドライバが正確にロードされます。

インストール・メディアから起動する場合は、初期起動画面が表示されたときに[F2]を押し、起動コマンドの一部として次の追加パラメータを指定します。

mboot.c32 xen.gz extra_guest_irqs=64,2048 nr_irqs=2048 --- vmlinuz --- initrd.img

kickstartインストールを使用している場合は、PXE構成ファイルに追加のカーネル・パラメータを追加します。

これらの変更を永続的なものにする場合は、インストールが完了した後、Oracle VM Serverで/boot/grub/grub.confファイルを編集します。

5.1.7 Oracle VM Serverを再起動すると再検出されない

マスターOracle VM Serverの記憶域に接続しているVnicが停止すると、マスターOracle VM Serverは再起動されますが、Oracle VM ManagerでOracle VM Serverは再検出されません。

5.1.8 Oracle VM Serverが異なるサブネット上にある場合Wake On Lan(WOL)は失敗する

サーバー・プールのOracle VM Serverが異なるサブネット上にあると、Oracle VM Serverの起動または再起動が失敗します。

回避策: IPMI(Intelligent Platform Management Interface)を使用して、サーバー・プールで異なるサブネット上にあるOracle VM Serverを起動または再起動します。

5.1.9 再デプロイされたOracle VM Managerではサーバー・プールから Oracle VM Serverを削除できない

Oracle VM Managerが新しいコンピュータに再デプロイされている場合は、ファイル・サーバーを再検出する必要があります。ファイル・サーバーを再検出せず、サーバー・プール・ファイル・システムがそのファイル・サーバーにある場合は、そのサーバー・プールからOracle VM Serverを削除することはできません。

5.1.10 I/O集中型の記憶域操作によってクラスタ・ハートビートが妨害される

同じ物理記憶域に対するI/O集中型の操作によって、OCFS2ハートビート機能が妨害される場合があります。たとえば、サーバー・プール・ファイル・システムが存在する同じNFSサーバーの記憶域リポジトリでテンプレートのインポートまたはVMのクローニングを行うと、ハートビート通信でタイムアウトが発生する場合があり、サーバーのフェンシングおよび再起動が行われます。

回避策: 不要な再起動を回避するには、I/O帯域幅が十分で安定しているサーバー・プール・ファイル・システムの場所を選択することをお薦めします。可能であれば、サーバー・プール・ファイル・システムを別のNFSサーバーに配置するか、小さいLUNを使用します。

5.1.11 クラスタからサーバーを削除できない: ハートビート・リージョンがまだアクティブである

クラスタから削除するOracle VM ServerでOCFS2ファイル・システムがまだマウントされている場合、削除操作は失敗します。これは、OCFS2マウントがアクティブ・プール・ファイル・システムまたは記憶域リポジトリであることが原因です。

回避策: 記憶域リポジトリがまだ提示されている場合は、クラスタからサーバーを削除しようとする前に、Oracle VM Serverでそのリポジトリが提示されないようにします。プール・ファイル・システムが原因で削除操作が失敗する場合は、アンマウント時にプール・ファイル・システムで他のプロセスが動作していた可能性があります。後でサーバーを削除してみてください。

5.1.12 クラスタからサーバーを削除できない: 構成済モードのハートビート

サーバー・プール・ファイル・システムがマウントされていない場合、Oracle VM Serverはハートビート構成済モードです。マウントするファイル・システムを含むNFSサーバーのLUNが使用できないなどのハードウェアの問題が原因で、ファイル・システムがマウントできなかったか、マウントが失われました。

回避策: Oracle VM Agent APIを使用してファイル・システムをマウントするか、最終的な手段として、Oracle VM Serverを再起動して、起動時に自動的にクラスタを結合できるようにします。

5.1.13 xmコマンドの実行が長時間続く

xm dump-coreなど、実行に長時間かかるxmコマンドを実行すると、そのxmコマンドが完了するまで、他のxmコマンドの処理速度が低下する場合があります。

5.1.14 大規模な仮想マシンを起動するとOracle VM Serverのルート・ファイル・システムが一杯になる

大規模な仮想マシン(1TB以上のRAMを備えたゲストなど)を起動すると、Oracle VM Serverのルート・ファイル・システムが一杯になる可能性があります。これは、/var/log/messagesファイルに致命的でないエラー・メッセージが書き込まれていることが原因です。

回避策: Oracle VM Serverで/etc/monitor/config.ymlファイルを編集し、default_grace期間を90から3600に増やします。

5.1.15 Oracle VM Serversの再検出によってクラスタ・エラーが発生する

Oracle VM Serverの再検出で、次のエラーが発生する場合があります。

om.oracle.ovm.mgr.api.exception.FailedOperationException: OVMAPI_4010E
Attempt to send command: discover_cluster to server: ip_address failed.
OVMAPI_4004E Server Failed Command: discover_cluster , Status:
org.apache.xmlrpc.XmlRpcException: exceptions.Exception:discover_cluster
already in progress

これは、マスターOracle VM Serverを再検出した後、マスター・ロールなしで別のOracle VM Serverを再検出すると発生します。このエラーは、NFSベースのサーバー・プール・ファイル・システムで発生します。

5.1.16 Oracle VM Serverの起動時にネットコンソール・エラー「Unknown Error 524」が発生する

ネットコンソールを使用するには、Oracle VM Serverの/etc/sysconfig/netconsoleファイルで、ブリッジされていないethxデバイスを、次のように指定する必要があります。

# The ethernet device to send console messages out of (only set this if it
# can't be automatically determined)
# DEV=
DEV=eth2

5.2 仮想マシン

ここでは、仮想マシンに関連する既知の問題と回避策について説明します。

5.2.1 dom0と同じカーネルを持つPVM仮想マシンでselinuxが無効である

PVM仮想マシンのカーネルがdom0カーネル(2.6.32.21-32xenカーネルなど)に更新された場合、仮想マシンはselinuxが無効な状態で起動されます。

回避策: selinuxを有効にするには、selinux=1を/boot/grub/grub.confファイルのカーネル行に追加します。

5.2.2 仮想マシンの構成ファイルを編集できない

仮想マシンの構成ファイルを手動で編集することはできません。たとえば、vm.cfgのHA設定を編集してHAを無効にし、仮想マシンがOracle VM Managerを使用せずに別の方法で停止されると、仮想マシンは再起動されます。Oracle VM Managerは、仮想マシンの構成ファイルで行われたHA変更を認識しません。

5.2.3 同時に実行するテンプレート操作はロックの問題が原因で失敗する

複数のテンプレートのインポートと削除を同時に実行したり、テンプレートのインポート時にOracle VM Serverが削除されると、ロック例外エラーが表示されます。エラー・メッセージが表示されても、テンプレートのアップロードは正常に行われる場合が多くありますが、このようなテンプレートは記憶域リポジトリの使用可能テンプレートのリストには表示されません。

この問題を解決するには、記憶域リポジトリをリフレッシュするだけで十分なことが多く、それによって、アップロードされたテンプレート・ファイルがリストに表示されるようになります。インポートされたテンプレートが不完全なものになる場合もあります。この場合は、そのテンプレートを削除して、もう一度インポートする必要があります。

5.2.4 仮想マシンのステータスが「In Progress」のまま進まない

無効なネットワークURLを指定したPXEタイプの起動を使用してPVM仮想マシンを起動すると、仮想マシンのステータスが「In Progress」のままになります。

回避策: 仮想マシンの起動ジョブを強制終了します。仮想マシンを編集し、正しいURLを指定します。

5.2.5 ハードウェア仮想化ゲストのハードウェア要件

ハードウェア仮想化ゲストを作成するには、Oracle VM ServerにIntel-VT(Vanderpoolというコード)またはAMD-V(Pacificaというコード) CPUが備わっている必要があります。サポートされているハードウェアのリストは、『Oracle VMインストレーション・ガイド』を参照してください。

5.2.6 仮想マシン・コンソールへのアクセス

仮想マシン(ゲスト)コンソールへのリモート・アクセスを有効にするには、Oracle VM ManagerにVNCブラウザ・プラグインが必要です。

tightvnc-java-1.3.9-3.noarch.rpmをダウンロードし、Oracle VM Managerホストにインストールします。TightVNCは次の場所からダウンロードできます。

http://oss.oracle.com/oraclevm/manager/RPMS

5.2.7 メモリーを削減できるようにするには再起動が必要である

ハードウェア仮想化ゲストと準仮想化ゲストの両方で、新しいメモリー設定を使用可能な最大メモリー以下にする必要があります。ハードウェア仮想化ゲストの場合、メモリーの増減にはゲストの再起動が必要です。準仮想化ゲストの場合、再起動は不要です。

5.2.8 PVHVMゲストでは仮想CPUの数は変更できない

準仮想化ドライバ(PVHVM)を備えたハードウェア仮想化ゲストの場合、仮想CPUの数を変更することはできません。ゲストに表示される仮想CPUは、最初に定義したままです。

5.2.9 仮想マシン・コンソールでマウス・ポインタが正常に制御されない

仮想マシン・コンソールをOracle VM Managerから起動すると、ローカル・マシンのマウス・ポインタおよび仮想マシンのマウス・ポインタが画面上を様々な速度で動きます。

ゲスト仮想マシンのオペレーティング・システムがLinuxベースの場合は、次の回避策によって、マウス制御の不具合が軽減される場合があります。ゲストのコマンドラインで次のように入力します。

# xset m 1 1

5.2.10 Windows Server 2008 R2 x64のHVMゲストが正常に停止されない

Windows Server 2008リリース2 64ビットのハードウェア仮想化ゲストは正常に停止されません。ゲストを停止し、もう一度起動すると、正常に停止されなかったことがWindowsにレポートされます。

この問題は、準仮想化ドライバ(PVHVM)を備えたWindows Server 2008リリース2 32ビットのハードウェア仮想化ゲストでは発生しません。

5.2.11 Windowsゲストでは新しいディスクが黄色のアイコンで表示される

新しいディスクを仮想マシンに追加し、デバイス・マネージャをリフレッシュすると、新しいディスクは黄色いマークで表示されます。これは、Oracle VM Windows Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース2.0.7がインストールされたMicrosoft Windowsゲストで発生します。

5.2.12 Windows 2008ゲストで新しいディスクが自動検出されない

仮想マシンに新しいディスクを追加しても、そのディスクは自動検出されません。これは、Oracle VM Windows Paravirtual Drivers for Microsoft Windowsリリース2.0.7がインストールされたMicrosoft Windows 2008リリース2 64ビットのゲストで発生します。

回避策: 新しいディスクを追加した後、「サーバ マネージャ」 > 「ディスク デバイス」 > 「ハードウェア変更のスキャン」を使用して、新しいハードウェア変更をスキャンします。

5.2.13 仮想マシンの使用率が100%を超える

仮想マシンを作成するときに、「Processor Cap」を10から100%の間の割合で選択します。デフォルトは100%です。この値は、仮想マシンのvm.cfgでCPU使用率制限に変換されます。vm.cfgで設定した値によって、ゲストが使用できるCPUの量が制限されます。仮想マシンに設定された仮想CPUの数は、vm.cfgファイルの値を計算するときの係数になります。

Oracle VM Managerで「Processor Cap」が100%に設定されている場合、vm.cfgで設定される値は0で、これはCPU使用率に制限がないことを意味します。「Processor Cap」が10%以上、100%未満に設定されている場合、vm.cfgファイルで設定される値は次のように計算されます。

値 = Processor_Cap (UIで設定) × 仮想CPUの数

この計算で、100を超える値が算出される場合があります。逆に、仮想マシンまたはテンプレートをインポートしている場合は、vm.cfgファイルの0の値がUIでProcessor Capの100%の値に変換されます。vm.cfgのその他の値は、次の式を使用してProcessor Capの割合に変換されます。

Processor_Cap (UIで設定) = min (100, value_in_vm.cfg / number_virtual_cpus)

5.3 ネットワーク

ここでは、ネットワークに関連する既知の問題と回避策について説明します。

5.3.1 仮想マシンのネットワーク・カード制限

Oracle VM Managerでは、表5「仮想マシンの最大値」に示すとおり、HVM仮想マシンごとに8枚のネットワーク・カードをサポートしています。ただし、インストール・メディアから仮想マシンを作成する場合、システム・ライブラリで追加できるネットワーク・カードは3枚までです。

回避策: 仮想マシンを作成した後、Oracle VM Managerで仮想マシンを編集して、最大5枚の新しいネットワーク・カードを追加します。

5.3.2 ARPパケット・チェックサム・エラー

VLANs over bond mode 6(balance-alb)はVLANブリッジ・インタフェースとの互換性がないため、このモードのブリッジ・インタフェースはサポートされていません。

回避策: この問題には2つの回避策があります。

  • ブリッジ・インタフェースとしてbond mode 6を使用し、VLANs over bond mode 6を使用しないでください。

  • ブリッジ・インタフェースとしてVLANs over bond mode (1=active-backupまたは4=802.3ad)を使用してください。

5.3.3 Oracle VM Managerでボンド・インタフェースが停止している

ボンディングされたインタフェースが起動されている場合でも、Oracle VM ManagerのUIで「Down」として表示されます。

5.3.4 Vlanの作成ジョブが失敗してもロールバックされない

Vlanの作成ジョブが失敗した場合、ジョブはロールバックされず、Vlanは一貫性のない状態で作成され、削除できません。

5.3.5 クラスタ・ハートビートのネットワークを変更しても新しいIPアドレスに反映されない

クラスタ・ハートビート・ネットワークのロールを別のIPアドレスが指定された別のネットワークに移動した場合、その変更はOracle VM Serverでは反映されません。

回避策: 新しいIPアドレスが反映されるようにネットワークの各Oracle VM Serverで/etc/ocfs2/cluster.confファイルを編集し、各Oracle VM Serverを再起動します。

5.3.6 検出されたOracle VM Serverでブリッジが作成されない

管理ネットワークに仮想マシン・ネットワークのロールが含まれていて、Oracle VM Serverを検出した場合、新しく検出されたOracle VM Serverでネットワーク・ブリッジは作成されません。この結果、新しく検出されたOracle VM Serverで仮想マシンを起動できず、次のジョブ・エラーが表示されます。

Device 0 (vif) could not be connected. Could not find bridge device ip_address

回避策: 管理ネットワークから仮想マシン・ネットワークのロールを削除してから、もう一度、ネットワークに仮想マシン・ネットワークのロールを追加します。新しく検出されたOracle VM Serverにブリッジが作成されます。

5.4 記憶域

ここでは、記憶域に関連する既知の問題と回避策について説明します。

5.4.1 クリーンでないファイル・システムをサーバー・プール・ファイル・システムとして使用するとエラーが発生する

サーバー・プール・ファイル・システムがクリーンでなく(既存ファイルとサーバー・プールのクラスタ情報が含まれる)、これを使用してサーバー・プールを作成すると、多数のエラーが発生します。

  • ファイル・システムが検出されたときに、検出されたプールFSに不明なプールが見つかったとしてサーバー・プールが作成されます。サーバー・プールを編集したり使用することはできません。次のエラーが表示されます。

    OVMRU_002037E repository_name - Cannot present the Repository to server: server_name. Both server and repository need to be in the same cluster.
    
  • ファイル・システムを使用してサーバー・プールを作成できません。次のエラーが表示されます。

    OVMAPI_4010E Attempt to send command: create_pool_filesystem to server: server_name failed. OVMAPI_4004E Server Failed Command: create_pool_filesystem  ... No such file or directory
    
  • 「Hardware」ビューの「Physical Disks」タブを使用して、サーバー・プール・ファイル・システムを削除できません。次のエラーが表示されます。

    "VALUEERROR: UNKNOWN ERROR: 'BACKING_DEVICE'"
    
  • OCFS2ベースの記憶域リポジトリが孤立し(OCFS2ファイル・システムが作成されたときに使用していたclusterIdが存在しなくなった)、リポジトリをマウントしたりリフレッシュすることができず、次のエラーが表示されます。

    "OVMRU_002037E Cannot present the Repository to server: server_name. Both server and repository need to be in the same cluster."
    

回避策: サーバー・プール・ファイル・システムとして使用する前に、すべてのファイルのファイル・システムをクリーニングします。

5.4.2 LUNを削除するとストレージ・アレイが削除される

「Physical Disk」タブ(「Hardware」ビュー > 「Storage」タブ > 「Storage Array」 > storage_array > 「Physical Disk」タブ)でLUNを削除すると、LUNではなくストレージ・アレイが削除されます。

5.4.3 ボリューム・グループを削除するとLUNが削除される

「Volume Groups」タブ(「Hardware」ビュー > 「Storage」タブ > 「Storage Array」 > storage_array > 「Volume Groups」タブ)でボリューム・グループを削除すると、ボリューム・グループではなくLUNが削除されます。

5.4.4 記憶域リポジトリのファイル・サイズが最新でない

記憶域リポジトリに対してファイルの追加や削除を行っても、記憶域リポジトリの合計サイズが変わりません。たとえば、記憶域リポジトリから仮想ディスク・ファイルを削除しても、リポジトリのサイズは変わらず、削除したファイルのサイズは反映されなかったり、ISOファイルを記憶域リポジトリに追加しても、リポジトリのサイズは変わらず、増やしたサイズは反映されません。

5.4.5 LUNのサイズ変更がOracle VM Managerに表示されない

Oracle VM Managerのストレージ・アレイでLUNのサイズを変更しても、その変更はユーザー・インタフェースに表示されません。

回避策: ストレージ・アレイを選択し、「Refresh」を2回クリックします。ユーザー・インタフェースに変更が正しく反映されます。

5.4.6 LUNを再スキャンしてもサイズ変更されたLUNの新しいサイズが表示されない

LUNのサイズを変更し、ストレージ・アレイの物理ディスクを再スキャンしても、Oracle VM ManagerのUIの「Hardware」ビューの「Physical Disks」タブに新しいサイズが反映されません。

5.4.7 マルチパスのSANからの起動はサポートされていない

Oracle VMでは、マルチパスの記憶域アクセスがデフォルトで有効になっており、シングルパス構成のSANから起動することもできます。ただし、Oracle VMリリース3.0.1では、マルチパスのSANからの起動はサポートされていません。この機能については、現在、取組み中です。

回避策: サーバーをSANから起動する必要がある場合は、単一の物理パスでの記憶域アクセスを構成します。SANから起動できるように必要な調整を行います(起動デバイスとしてホスト・バス・アダプタを使用するようにBIOSを設定するなど)。ディスクは、インストーラにmpath[x]デバイスではなくsd[x]デバイスとして表示される必要があります。

5.4.8 マルチパスのシステム・ディスクのブラックリスト登録が失敗する

Oracle VMでは、Oracle VM Serverのシステム・ディスクは自動的にデフォルトのマルチパス構成でブラックリスト登録されます。ただし、インストールによっては、システム・ディスクが正しく/etc/blacklisted.wwidsファイルに追加されない場合があります。この問題は、デバイス・マッパーにリストされたディスクIDとインストーラが使用するIDの不一致が原因です。

システム・ディスクのブラックリスト登録が失敗しても、問題のディスクがマルチパス指定されていないことからOracle VM ManagerのVMに割り当てられないため、Oracle VMの機能には影響しません。

回避策: ブラックリスト登録の構成を修正するには、インストール後に手動で/etc/blacklisted.wwidsファイルを更新できます。これを行う場合は、リストされたディスクIDを正しいSCSI IDに置き換えます。SCSI IDはコマンドscsi_id -gus /block/sd[x]で取得できます。

5.4.9 マルチホームのNFS共有がサポートされていない

NFSファイル・サーバーに2つのIPアドレスがある場合、両方のインタフェースで同じファイル・システムを公開することはできません。このような状況は、両方のIPアドレスを別々のアクセス・ホストとして構成した場合(たとえば、異なるOracle VM Serverに異なるパスでアクセスする場合など)に発生します。その結果、同じファイル・システムが異なる2つの記憶域オブジェクト・エントリ(それぞれのIPアドレスに関連する異なるパスを持つ)に対応することになります。記憶域サーバーは1つのオブジェクトでのみ表すことができるため、この構成はOracle VMリリース3.0.1ではサポートされません。

回避策: 1つの記憶域サーバーには1つのアクセス・ホストのみ構成します。

5.4.10 空でない記憶域リポジトリを削除できない

記憶域リポジトリが空でなく、ISOファイル、テンプレート、仮想マシン・ファイルなどのファイルが含まれる場合、リポジトリを削除することはできません。

回避策: リポジトリからすべてのファイルを削除した後、リポジトリを削除します。

5.4.11 NASベースのファイル・システムをリフレッシュすると無効または重複するエクスポートが行われる

NASベースのファイル・システムをリフレッシュすると、無効または重複したエクスポートが行われる場合があります。ファイル・システムのリフレッシュ・ジョブ中、Oracle VM環境で使用する予定のないファイル・システムであっても、NASベースのファイル・サーバーのエクスポート・ファイルに定義されたすべてのマウント・ポイントがリフレッシュされます。

たとえば、エクスポート・ファイルにエクスポート場所として/xyzが含まれ、/xyz/abcも含まれている場合などは、エクスポート・ファイルのサブディレクトリも含む最上位ディレクトリでも問題が発生する場合があります。この場合、ファイル・システムのリフレッシュ・ジョブで次のエラーが表示されます。

OVMRU_002024E Cannot perform operation. File Server: server_name, has invalid exports.

回避策: 2つ目の問題の場合、この問題の回避策として、NASベースのファイル・サーバーのエクスポート・ファイルで最上位のファイル・システムをエクスポートしないでください。

5.4.12 ナビゲーション・ペインで「Storage Array」フォルダを展開するとUIがハングアップする

ストレージ・アレイ・オブジェクトの検出を含む検出ジョブの進行中に「Hardware」ビューの「Storage」タブで「Storage Array」フォルダをクリックすると、Oracle VM ManagerのUIがハングアップします。たとえば、記憶域に接続されているOracle VM Serverを検出する場合に、「Hardware」 > 「Storage」をクリックし、「Storage Array」フォルダを選択すると、UIがハングアップします。

回避策: すべての記憶域検出ジョブが完了するまで待ってから、「Storage Array」フォルダを展開します。

5.4.13 ddコマンドを使用したスパース・ファイルの作成

ddコマンドを使用してOCFS2ファイル・システムにあるスパース・ファイルをコピーする場合は、conv=sparseパラメータを使用して、操作のブロック・サイズをOCFS2ファイル・システムのクラスタ・サイズ以上に指定します。次に例を示します。

dd bs=1024K conv=sparse if=test_file1 of=test_file2

デフォルトでは、ddコマンドはクラスタ・サイズではなくファイル・システムのブロック・サイズを使用します。指定されたブロック・サイズがファイル・システムのクラスタ・サイズより小さい場合は、dd操作のターゲットがスパース・ファイルとしては作成されません。tunefs.ocfs2コマンドを使用して、OCSF2ファイル・システムのクラスタ・ファイルを表示します。

6 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs(聴覚障害者向け)を参照してください。


Oracle VMリリース・ノート, リリース3.0.1 for x86

B64582-01

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