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Oracle® Coherenceスタート・ガイド
リリース3.7.1
B65028-01
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15 ローカル記憶域

Coherenceのアーキテクチャはモジュールで構成されており、ほぼすべてのモジュールで拡張やカスタム実装との交換が可能です。これにはローカル記憶域も含まれます。ローカル記憶域は、Coherenceで管理されるデータを実際に保存またはキャッシュするデータ構造です。ローカル記憶域を提供するオブジェクトは、同じ標準のコレクション・インタフェースであるjava.util.Mapをサポートする必要があります。Coherenceのローカル記憶域の実装を使用して、レプリケートされたデータや分散データを保存する場合、その機能をバッキング・マップと呼びます。これは、Coherenceがローカル記憶域の実装によって実際に支援(バックアップ)されるためです。その他、ローカル記憶域の一般的な使用法としては、分散キャッシュの前に配置したり、分散キャッシュの後方でバックアップを行うことがあります。

通常、Coherenceでは、次のローカル記憶域の実装が使用されます。