ヘッダーをスキップ
Oracle® Business Transaction Managementリリース・ノート
リリース12.1.0.6
E59454-01
 

 

Oracle® Business Transaction Management

リリース・ノート

リリース12.1.0.6

E59454-01(原本部品番号:E52794-03)

2014年6月

Oracle Business Transaction Managementでは、トランザクションを定義および監視し、トランザクションのコンシューマやビジネス・ペイロードなど、各トランザクションのビジネス・コンテキストを把握できます。また、各トランザクションのパフォーマンス・ターゲットを設定し、これらのターゲットを基準としてパフォーマンスを監視することもできます。パフォーマンス・ターゲット違反や異常な状況が発生した場合、アラート通知をトリガーできます。

このドキュメントでは、Business Transaction Managementのリリース12.1.0.6に追加された変更に関する情報について説明します。製品のインストールまたはこのバージョンへのアップグレードを行う前に、このドキュメントを確認することをお薦めします。このドキュメントの内容は次のとおりです。

新機能

このリリースには、次の新機能があります。

  • SOA_B2B – SOAアプリケーションのSOA B2B (企業間)アダプタをモニターします。

  • アウト・オブ・バンド検出 - オブザーバが新規コンポーネントの検出を試みる際に、動的な検出期間を有効化します。オブザーバの詳細設定で有効化されるこの機能の詳細は、Business Transaction Managementオンライン・ヘルプを参照してください。

  • SOA 12.1.3 - Business Transaction Managementは、Oracle SOA Suiteリリース12.1.3と互換性があります。

  • SOA_RESTアダプタ - SOAアプリケーション(SOAリリース12.1.3のみ)のSOA RESTアダプタをモニターします。

  • OSB 12c - Business Transaction Managementは、Oracle Service Busリリース12cと互換性があります。この機能を使用するには、WebLogic 12オブザーバをインストールします。

既知の問題

次の問題が発生しています。

  • サーバーがFQDNを使用していない場合、BTMはJVM診断をサポートしません。

    JVMDがインストールされているマシンが完全修飾ドメイン名(FQDN)によってEnterprise Managerインスタンスで認識されている場合のみBTMからJVM診断にアクセスできます。マシンが短い形式(server1.oracle.comではなくserver1など)でEMに検出/登録されている場合、その特定のサーバーのJVM診断にアクセスできません。

  • オブザーバに影響するSOA Suite 11gリリース11.1.1.6の不具合

    CR 13895209: SOA PS5 WebサービスのWSDLが正しくありません。ユーザー説明: SOAリリース11.1.1.6では、様々なSOA WebサービスのWSDLが同じ親WSDLをインポートした場合、個々のサービスの問合せWSDLに、同じアドレス位置の様々なサービスからのすべてのエンドポイントが含まれる場合があります。同じ親WSDLをインポートするSOA Webサービスで、想定よりも多くのエンドポイントが表示される場合があるため、これはBTMに影響します。この問題が影響するサイトは、SOAリリース11.1.1.6パッチをダウンロードするか、リリース11.1.1.7にアップグレードし、この問題を解決する必要があります。

  • Business Transaction Managementのリリース12.1.0.6へのアップグレードを行っており、WebLogic 12サーバーのJavaEEのオブザーバを使用している場合、『Business Transaction Managementインストレーション・ガイド』「WebLogicでのオブザーバ・ライブラリのインストール」の説明に従い、オブザーバを再インストールする必要があります。

  • Business Transaction Managementのリリース12.1.0.6へのアップグレードを行っており、JMSプローブを使用している場合、エンドポイント・ジャンルがOSB_ProxyでエンドポイントURIが次と類似しているすべてのJMSトピック・エンドポイントを削除し再作成する必要があります。

    jms://host:port/%ConnectionFactoryJNDIName%/%TopicJNDIName%
    

    リリース12.1.0.6にアップグレード後、次のようにエンドポイントを削除するために必要なすべてのコマンドを含むスクリプトを作成できます。

    Windowsの場合、次のコマンドを入力しスクリプトを作成します。

    btmcli generateRemoveOsbDeprecatedEpScript -s sphereUrl -u userName:password -scriptLanguage bat -o outputFileName
    

    その他のプラットフォームの場合、次のコマンドを入力しスクリプトを作成します。

    btmcli generateRemoveOsbDeprecatedEpScript -s sphereUrl -u userName:password -scriptLanguage sh -o outputFileName
    

    この例では、それぞれ次を意味します。

    • sphereUrlは、メイン・サーバーのURLです。

    • usernameは、btmAdminのユーザー名です。

    • passwordは、btmAdminのパスワードです。

    • outputFileNameは、作成するスクリプトのファイル名です。

リリース12.1.0.6で修正された不具合

次の不具合はこのリリースで修正されました。

表1 このリリースで修正された不具合

Oracle Bug# 説明

16589209

開始済/完了済トランザクション率のトランザクション・メトリックに誤りがある

16709922

メッセージ・ログ・バンドルURN:AGENT.SERVICE.AP_LOGDEST_17B13F6...予期しない例外が発生する

17432225

BTM: サービスのEP IDが見つからない... バインディングがNULL/NULL, MEAS。無視

17529399

オブザーバ・ポリシーが、JDBCを要約しないに変更される - NULLPOINTEREXCEPTIONを取得

17603641

メッセージ・トラフィックでOSBプロキシおよびビジネス・サービスの検出に失敗する

17760139

トランザクションの表示中にJDBC詳細が表示されない

17812593

複数のエンドポイントがあるため、エンドポイントを明確化できない

18019119

JAVA.UTIL.CONCURRENT.CONCURRENTHASHMAPで1.6GBのBTMヒープ空間が消費される

18238167

JDBCサマリー・モードの切替え後にNPEが発生する

18269049

トランザクション名にスペースが含まれている場合、「フォルト監視」設定を編集できない

18470760

OSBオブザーバが、ロード・バランサの後方のエンドポイントを正しく検出/監視できない

18477204

メッセージ・ロギング・データベース・ポリシーが、未適用状態で永久的にスタックする

18615069

SERVLETRESPONSEMESSAGEのSERVLETRESPONSEの更新中にIOEXCEPTION2が発生する: パイプの破損

18685836

同じサービスに対してインタフェースが異なるエンドポイントにより、UIで問題が発生する

18692593

SOA WSAにより例外がスローされる: パラメータがNULLのため処理できない

18720806

WEBLOGICフロントエンドのホスト/ポートの設定により、BTMで不正なURLが生成される

18770741

オブザーバからのAPPデータがSPHEREDB.AMBPT_SERVICE.QUALIFIEDNAMEの限度を超えている

18934050

BTM OSBオブザーバ: TUXEDOTRANSPORTプロバイダによるDEFAULTREQUESTHEADER内でNPEが発生する

ER16562801

SOAオブザーバとOSB間のサービス名の不一致が許可される

ER17271706

すべてのランタイム・メトリックをパージするBTM CLIコマンドのリクエスト

ER17300720

BTMのWEBLOGICプリンシパル名マッピングをより柔軟にする必要がある

ER17590432

BTMオブザーバが、リバース参照の長時間遅延を処理できない - WLSスタック・スレッド

ER18008346

OSBコンテキストからコンシューマのIDとして使用されるSSL-IDを取得


ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


Oracle Business Transaction Managementリリース・ノート, すべてのプラットフォーム用リリース12.1.0.6

E59454-01

Copyright © 2014 Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。