プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Enterprise Managerフレームワーク、ホストおよびサービス・メトリック・リファレンス・マニュアル
12cリリース5 (12.1.0.5)
B69690-07
  目次へ移動
目次

前
 
次
 

5 サービス・メトリック

この章では、「サービス」メトリックについて説明します。

5.1 CalDAVメトリック

このメトリックは、カレンダ・サーバー(CALDAV)サービスのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.1.1 [CalDAV]カレンダ・アクセス検証時間

このメトリックは、CalDAV URLへのカレンダ・アクセスの検証にかかった時間(ミリ秒単位)です。

5.1.2 [CalDAV]イベントの追加時間

このメトリックは、カレンダ・イベントの追加にかかった時間(ミリ秒単位)です。

5.1.3 [CalDAV]タスクの追加時間

このメトリックは、カレンダ・タスクの追加にかかった時間(ミリ秒単位)です。

5.1.4 [CalDAV]接続時間

このメトリックは、CalDAVサーバーへの接続にかかった時間(ミリ秒単位)です。

5.1.5 [CalDAV]コンテンツのリスト時間

このメトリックは、フォルダのコンテンツのリストにかかった時間(ミリ秒単位)です。

5.1.6 [CalDAV]イベントの削除時間

このメトリックは、カレンダ・タスクの削除にかかった時間(ミリ秒単位)です。

5.1.7 [CalDAV]タスクの削除時間

このメトリックは、カレンダ・タスクの削除にかかった時間(ミリ秒単位)です。

5.1.8 [CalDAV]ステータス

このメトリックは、CalDAVサービスを介して作成されたトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.1.9 [CalDAV]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、CalDAVサービスを介して作成されたトランザクションを完了するまでに費やした合計時間を表します。

5.1.10 [CalDAV]イベント週の表示時間(ミリ秒)

このメトリックは、週のカレンダ・イベントをリストするために費やした時間を表します。

5.1.11 [CalDAV]タスク週の表示時間(ミリ秒)

このメトリックは、週のカレンダ・タスクをリストするために費やした時間を表します。

5.1.12 [CalDAV]ステータス・メッセージ

このメトリックは、ステータスの説明を表します。

5.2 「DNSレスポンス」メトリック

次の各項では、「DNSレスポンス」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

ユーザー・アクション

TTL値が小さい場合、より長時間のキャッシュを可能にするようDNSサービスを構成できます。

5.2.1 [DNS]再試行回数

このメトリックは、DNS参照が成功するまでの再試行の合計回数を表します。

ユーザー・アクション

TTL値が小さい場合、より長時間のキャッシュを可能にするようDNSサービスを構成できます。

5.2.2 [DNS]結果数

このメトリックは、DNSリクエストへのレスポンスに複数の応答が含まれている可能性があることを表します。これは、DNSサービスからのレスポンスに含まれる応答数(IPアドレスの数など)を示します。

ユーザー・アクション

結果数が予想していた数と異なる場合、DNSサービスの構成を調べる必要があります。

5.2.3 [DNS]ステータス

このメトリックは、問合せが成功したかどうかを表します。

ユーザー・アクション

詳細は、「結果」メトリックを参照してください。

5.2.4 [DNS]合計接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、DNSサービスへの接続に費やした時間を表します。このメトリックは、TCPプロトコルを使用した問合せで収集されます。

ユーザー・アクション

合計接続時間が長い場合、ネットワークの混雑が問題となっている可能性があります。

5.2.5 [DNS]合計レスポンス時間(ミリ秒)

このメトリックは、DNSサービスからのレスポンスを受信するために費やした合計時間を表します。

ユーザー・アクション

応答前にDNSサーバーで参照を実行する必要があると、レスポンス時間が異常に長くなることがあります。合計レスポンス時間が常に長い場合は、ネットワークが遅くなっているか、DNSサーバーでのレスポンス生成に問題が発生している可能性があります。tracerouteを使用してネットワークの問題を診断してください。

5.2.6 [DNS]TTL(秒)

このメトリックは、DNSリクエストへのレスポンスに複数の応答が含まれている可能性があることを表します。DNSレスポンスの各応答には、クライアントで応答をキャッシュできる秒数を示したTTL(Time To Live)が含まれます。ここでレポートされるTTL値は、DNSレスポンスに含まれるすべての応答のうちの最小TTLです。

ユーザー・アクション

TTL値が小さい場合、より長時間のキャッシュを可能にするようDNSサービスを構成できます。

5.2.7 DNS結果

このメトリックは、DNS問合せの結果を表します。ステータスが停止中となった場合、その理由がここに表示されます。

5.3 「FTPレスポンス」メトリック

このメトリックは、FTPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.3.1 [FTP]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、FTPサービスへの接続に費やした時間を表します。

5.3.2 [FTP]ダウンロード速度(KB/秒)

このメトリックは、データがFTPサービスからダウンロードされた速度を表します。

5.3.3 [FTP]ダウンロード時間(ミリ秒)

このメトリックは、サービスからファイルをダウンロードするために費やした合計時間を表します。

5.3.4 [FTP]ログイン時間(ミリ秒)

このメトリックは、FTPサービスへのログインに費やした時間を表します。

5.3.5 [FTP]NOOP時間(ミリ秒)

このメトリックは、NOOPの実行に費やした時間を表します。NOOP (操作なし)は、FTPサービスが「OK」ステータスでレスポンスするリクエストです。NOOPに対するレスポンスの生成は最小限の手順で済むため、NOOPはネットワークのラウンドトリップ時間とほぼ同じになります。

5.3.6 [FTP]再試行回数

このメトリックは、テストが成功するまでに要した再試行の回数を表します。

5.3.7 [FTP]ステータス

このメトリックは、すべてのリクエストが正常に完了し、ダウンロード・ファイルがアップロード・ファイルと一致したことを表します。

5.3.8 [FTP]ステータスの説明

このメトリックは、任意のサービス失敗に関する理由の詳細を表します。

5.3.9 [FTP]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、FTPサービスをテストするために費やした合計時間を表します。

5.3.10 [FTP]アップロード時間(ミリ秒)

このメトリックは、ファイルをサービスにアップロードするために費やした時間を表します。

5.3.11 [FTP]アップロード速度(ミリ秒)

このメトリックは、データがFTPサービスからダウンロードされた速度を表します。

5.4 「HTTP RAW」メトリック

次の各項では、「HTTP RAW」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

5.4.1 HTTP RAW: 接続当たりの時間

このメトリックは、トランザクション内のすべてのページの平均接続時間を測定します。平均接続時間は、合計接続時間を接続数で除算することにより算出されます。接続時間は、レスポンス時間の問題を特定して修正するのに役立つ、トランザクションのフェーズの1つです。

ユーザー・アクション

平均接続時間を一定期間調べることにより、ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、Webアプリケーションのレスポンス時間が遅くなっているかどうかを確認できます。

5.4.2 HTTP RAW: 中断URL数

このメトリックは、トランザクション、ステップまたはステップ・グループによりアクセスされたページのコンテンツを表示する際に発生したエラーの数を測定します。たとえば、GIFイメージやスタイルシートが存在しない場合、このメトリックの値が増加します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、Webアプリケーションにより提供されるページの品質を測定します。たとえば、このメトリックの値が大きい場合、ファイルが移動されているか、アプリケーション内の相対リンクが破損している可能性があります。

5.4.3 HTTP RAW: 中断URL詳細

このメトリックは、現在Oracle Enterprise Managerでは収集されず、内部のみで使用されます。

5.4.4 HTTP RAW: 接続時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクション、ステップまたはステップ・グループの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。接続時間は、サーバーに接続するトランザクションで経過した合計時間です。1回のトランザクションで複数の接続が確立されることもあります。リダイレクトが発生するリクエスト用の接続で経過した時間は、接続時間ではなくリダイレクト時間としてカウントされます。

ユーザー・アクション

長い接続時間の原因は、通常、ネットワークの遅延またはWebサーバーのビジー状態です。また、長い接続時間は、トランザクションで確立される接続が多すぎることも示しています。HTTP永続接続をアプリケーションで有効化していない場合は、永続接続を有効化することを検討してください。

5.4.5 HTTP RAW: ページ当たりの最初のバイト時間(ミリ秒)

これは、最初のバイト時間をステップ、ステップ・グループまたはトランザクションのページ数で割ったものです。

ユーザー・アクション

ページ当たりの最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。

5.4.6 HTTP RAW: HTML時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを個々のフェーズに分解します。各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、HTML時間(ページのHTMLコードをブラウザに送信する際に要する時間)を測定します。このメトリックには、イメージやその他のページ・コンテンツの送信時間は含まれません。

ユーザー・アクション

HTML時間が遅い場合、アプリケーションが各ページの生成を完了するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。

5.4.7 HTTP RAW: 非HTML時間(ミリ秒)

これは、イメージなどの非HTMLコンテンツをブラウザに転送するのに要した時間です。

ユーザー・アクション

非HTML時間が遅い場合、アプリケーションがイメージを生成するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。アプリケーションの個別イメージの数を減らすことを検討してください。

5.4.8 HTTP RAW: 認識された最も遅いページ / ページ要素時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションにおいて最も遅いページをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるページを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いページまたはトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.4.9 HTTP RAW: 1ページ/ページ要素当たりの認識時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションにおいて各ページをWebブラウザで表示する場合に予想される平均時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。また、このメトリックは、1ページ当たりを基準に標準化されているため、異なるトランザクションの相対パフォーマンスを比較する場合にも役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.4.10 HTTP RAW: 認識合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.4.11 HTTP RAW: リダイレクト時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。いくつかのページは、HTTPリクエストを他のページに自動的にリダイレクトします。「リダイレクト時間」は、トランザクション内のすべてのリダイレクトの合計時間を表します。リクエストのリダイレクトに要する時間は、ページのレスポンス時間全体に影響します。

ユーザー・アクション

HTTPリクエストのリダイレクトには時間がかかります。リダイレクトが原因でパフォーマンスの問題が発生する場合、他のHTMLページにユーザーを送信する別の方法を検討してください。

5.4.12 HTTP RAW: 行タイプ

このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションでメトリックが収集されるかどうかを表します。

5.4.13 HTTP RAW: ステータス

このメトリックは、Webトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.4.14 HTTP RAW: ステータスの説明

ビーコンがステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを正常に実行できない場合、このメトリックはエラーの説明を返します。

5.4.15 HTTP RAW: 合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.4.16 HTTP RAW: 転送速度(KB/秒)

「転送速度」は、データがWebサーバーからクライアント・ブラウザに転送された速度を表します。これは、合計受信データ(KB)を合計トランザクション時間で除算することにより算出されます。

ユーザー・アクション

ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、転送速度が遅くなる場合があります。

5.4.17 HTTP RAW: 最初のバイトのレスポンス時間

Enterprise Managerでは、各トランザクション、ステップまたはステップ・グループを個々のフェーズに分解します。各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。

ユーザー・アクション

「接続時間」および「リダイレクト時間」と同様に、このメトリックは、ページ・コンテンツまたはWebアプリケーション・ソフトウェアが(1バイトの情報をブラウザへ転送する際の実時間ではなく)レスポンス時間を遅くした原因であるかどうかを特定する際に役立ちます。最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。

5.4.18 HTTP RAW: URL

このメトリックは、ステップに関連付けられているURLを表します。

5.4.19 HTTP RAW: DNS時間

このメトリックは、このリリースのEnterprise Managerではサポートされていません。

5.5 「HTTPステップ・グループ」メトリック

次の各項では、「HTTPステップ・グループ」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

5.5.1 [HTTPステップ・グループ]接続時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップ・グループを個々のフェーズに分解します。ステップ・グループの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。接続時間は、サーバーに接続するトランザクションで経過した合計時間です。1回のトランザクションで複数の接続が確立されることもあります。リダイレクトが発生するリクエスト用の接続で経過した時間は、接続時間ではなくリダイレクト時間としてカウントされます。

ユーザー・アクション

長い接続時間の原因は、通常、ネットワークの遅延またはWebサーバーのビジー状態です。また、長い接続時間は、トランザクションで確立される接続が多すぎることも示しています。HTTP永続接続をアプリケーションで有効化していない場合は、永続接続を有効化することを検討してください。

5.5.2 [HTTPステップ・グループ]中断URL数

このメトリックは、ステップ・グループによりアクセスされたページのコンテンツを表示する際に発生したエラーの数を測定します。たとえば、GIFイメージやスタイルシートが存在しない場合、このメトリックの値が増加します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、Webアプリケーションにより提供されるページの品質を測定します。たとえば、このメトリックの値が大きい場合、ファイルが移動されているか、アプリケーション内の相対リンクが破損している可能性があります。

5.5.3 [HTTPステップ・グループ]最初のバイト時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップ・グループを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。

ユーザー・アクション

「接続時間」および「リダイレクト時間」と同様に、このメトリックは、ページ・コンテンツまたはWebアプリケーション・ソフトウェアが(1バイトの情報をブラウザへ転送する際の実時間ではなく)レスポンス時間を遅くした原因であるかどうかを特定する際に役立ちます。最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。

5.5.4 [HTTPステップ・グループ]中断URL詳細

このメトリックは、現在Oracle Enterprise Managerでは収集されず、内部のみで使用されます。

5.5.5 [HTTPステップ・グループ]ページ当たりの最初のバイト時間(ミリ秒)

これは、最初のバイト時間をステップ・グループのページ数で割ったものです。

ユーザー・アクション

ページ当たりの最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。

5.5.6 [HTTPステップ・グループ]HTML時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップ・グループを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、HTML時間(ページのHTMLコードをブラウザに送信する際に要する時間)を測定します。このメトリックには、イメージやその他のページ・コンテンツの送信時間は含まれません。

ユーザー・アクション

HTML時間が遅い場合、アプリケーションが各ページの生成を完了するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。

5.5.7 [HTTPステップ・グループ]DNS時間

このメトリックは、このリリースのEnterprise Managerではサポートされていません。

5.5.8 [HTTPステップ・グループ]非HTML時間(ミリ秒)

これは、イメージなどの非HTMLコンテンツをブラウザに転送するのに要した時間です。

ユーザー・アクション

非HTML時間が遅い場合、アプリケーションがイメージを生成するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。アプリケーションの個別イメージの数を減らすことを検討してください。

5.5.9 [HTTPステップ・グループ]認識された最も遅いページ時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ・グループにおいて最も遅いページをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるページを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いページまたはトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.5.10 [HTTPステップ・グループ]ページ当たりの認識時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ・グループにおいて各ページをWebブラウザで表示する場合に予想される平均時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。また、このメトリックは、1ページ当たりを基準に標準化されているため、異なるトランザクションの相対パフォーマンスを比較する場合にも役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、ステップ・グループの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.5.11 [HTTPステップ・グループ]認識合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ・グループをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いステップ・グループを特定してから、ステップ・グループの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.5.12 [HTTPステップ・グループ]リダイレクト時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップ・グループを個々のフェーズに分解します。ステップ・グループの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。いくつかのページは、HTTPリクエストを他のページに自動的にリダイレクトします。「リダイレクト時間」は、ステップ・グループ内のすべてのリダイレクトの合計時間を表します。リクエストのリダイレクトに要する時間は、ページのレスポンス時間全体に影響します。

ユーザー・アクション

HTTPリクエストのリダイレクトには時間がかかります。リダイレクトが原因でパフォーマンスの問題が発生する場合、他のHTMLページにユーザーを送信する別の方法を検討してください。

5.5.13 [HTTPステップ・グループ]ステータス

このメトリックは、Webトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.5.14 [HTTPステップ・グループ]ステータスの説明

ビーコンがステップ・グループを正常に実行できない場合、このメトリックはステップ・グループの実行を妨げているエラーの説明を返します。

5.5.15 [HTTPステップ・グループ]接続当たりの時間(ミリ秒)

これは、接続時間をステップ・グループの処理時に確立される接続数で割ったものです。

ユーザー・アクション

一接続当たりの時間が遅い原因は、ページのコンテンツとは関係ありません。多くの場合、ネットワーク速度が遅いか、Webサーバーがビジーであるため適切なタイミングでWebサーバーにリクエストを渡せないことが原因です。HTTPSを使用するトランザクションは通常、HTTPを使用するトランザクションよりも一接続当たりの時間が長くなります。

5.5.16 [HTTPステップ・グループ]転送速度(KB/秒)

「転送速度」は、データがWebサーバーからクライアント・ブラウザに転送された速度を表します。これは、合計受信データ(KB)を合計トランザクション時間で除算することにより算出されます。

ユーザー・アクション

ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、転送速度が遅くなる場合があります。

5.5.17 [HTTPステップ・グループ]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ・グループを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.6 「HTTPトランザクション」メトリック

次の各項では、「HTTPトランザクション」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

5.6.1 [HTTPトランザクション]接続時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。接続時間は、サーバーに接続するトランザクションで経過した合計時間です。1回のトランザクションで複数の接続が確立されることもあります。リダイレクトが発生するリクエスト用の接続で経過した時間は、接続時間ではなくリダイレクト時間としてカウントされます。

ユーザー・アクション

長い接続時間の原因は、通常、ネットワークの遅延またはWebサーバーのビジー状態です。また、長い接続時間は、トランザクションで確立される接続が多すぎることも示しています。HTTP永続接続をアプリケーションで有効化していない場合は、永続接続を有効化することを検討してください。

5.6.2 [HTTPトランザクション]最初のバイト時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。

ユーザー・アクション

「接続時間」および「リダイレクト時間」と同様に、このメトリックは、ページ・コンテンツまたはWebアプリケーション・ソフトウェアが(1バイトの情報をブラウザへ転送する際の実時間ではなく)レスポンス時間を遅くした原因であるかどうかを特定する際に役立ちます。最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。

5.6.3 [HTTPトランザクション]ページ当たりの最初のバイト時間(ミリ秒)

これは、最初のバイト時間をトランザクションのページ数で割ったものです。

ユーザー・アクション

ページ当たりの最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。

5.6.4 [HTTPトランザクション]非HTML時間(ミリ秒)

このメトリックは、イメージなどの非HTMLコンテンツをブラウザに転送するために費やした時間を表します。

ユーザー・アクション

非HTML時間が遅い場合、アプリケーションがイメージを生成するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。アプリケーションの個別イメージの数を減らすことを検討してください。

5.6.5 [HTTPトランザクション]HTML時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、HTML時間(ページのHTMLコードをブラウザに送信する際に要する時間)を測定します。このメトリックには、イメージやその他のページ・コンテンツの送信時間は含まれません。

ユーザー・アクション

HTML時間が遅い場合、アプリケーションが各ページの生成を完了するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。

5.6.6 [HTTPトランザクション]認識された最も遅いページ時間(ミリ秒)

このメトリックは、トランザクションの最も遅いページをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるページを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いページまたはトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.6.7 [HTTPトランザクション]ページ当たりの認識時間(ミリ秒)

トランザクションにおいて各ページをWebブラウザで表示する場合に予想される平均時間です。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。また、このメトリックは、1ページ当たりを基準に標準化されているため、異なるトランザクションの相対パフォーマンスを比較する場合にも役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.6.8 [HTTPトランザクション]認識合計時間

このメトリックは、トランザクションをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.6.9 [HTTPトランザクション]リダイレクト時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。いくつかのページは、HTTPリクエストを他のページに自動的にリダイレクトします。「リダイレクト時間」は、トランザクション内のすべてのリダイレクトの合計時間を表します。リクエストのリダイレクトに要する時間は、ページのレスポンス時間全体に影響します。

ユーザー・アクション

HTTPリクエストのリダイレクトには時間がかかります。リダイレクトが原因でパフォーマンスの問題が発生する場合、他のHTMLページにユーザーを送信する別の方法を検討してください。

5.6.10 [HTTPトランザクション]ステータス

このメトリックは、Webトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.6.11 [HTTPトランザクション]ステータスの説明

ビーコンがトランザクションを正常に実行できない場合、このメトリックはトランザクションの実行を妨げているエラーの説明を返します。

5.6.12 [HTTPトランザクション]接続当たりの時間(ミリ秒)

これは、接続時間をトランザクションの処理時に確立される接続数で割ったものです。

ユーザー・アクション

一接続当たりの時間が遅い原因は、ページのコンテンツとは関係ありません。多くの場合、ネットワーク速度が遅いか、Webサーバーがビジーであるため適切なタイミングでWebサーバーにリクエストを渡せないことが原因です。HTTPSを使用するトランザクションは通常、HTTPを使用するトランザクションよりも一接続当たりの時間が長くなります。

5.6.13 [HTTPトランザクション]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、トランザクションの処理にかかった合計時間を示します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.6.14 [HTTPトランザクション]転送速度(KB/秒)

「転送速度」は、データがWebサーバーからクライアント・ブラウザに転送された速度を表します。これは、合計受信データ(KB)を合計トランザクション時間で除算することにより算出されます。

ユーザー・アクション

ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、転送速度が遅くなる場合があります。

5.7 「HTTPユーザー処理」メトリック

次の各項では、「HTTPユーザー処理」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

5.7.1 [HTTPステップ]接続時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。接続時間は、サーバーに接続するトランザクションで経過した合計時間です。1回のトランザクションで複数の接続が確立されることもあります。リダイレクトが発生するリクエスト用の接続で経過した時間は、接続時間ではなくリダイレクト時間としてカウントされます。

ユーザー・アクション

長い接続時間の原因は、通常、ネットワークの遅延またはWebサーバーのビジー状態です。また、長い接続時間は、トランザクションで確立される接続が多すぎることも示しています。HTTP永続接続をアプリケーションで有効化していない場合は、永続接続を有効化することを検討してください。

5.7.2 [HTTPステップ]中断URL数

このメトリックは、ステップによりアクセスされたページのコンテンツを表示する際に発生したエラーの数を測定します。たとえば、GIFイメージやスタイルシートが存在しない場合、このメトリックの値が増加します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、Webアプリケーションにより提供されるページの品質を測定します。たとえば、このメトリックの値が大きい場合、ファイルが移動されているか、アプリケーション内の相対リンクが破損している可能性があります。

5.7.3 [HTTPステップ]中断URLコンテンツ

このメトリックは、現在Oracle Enterprise Managerでは収集されず、内部のみで使用されます。

5.7.4 [HTTPステップ]DNS時間

このメトリックは、このリリースのEnterprise Managerではサポートされていません。

5.7.5 [HTTPステップ]最初のバイト時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップ要素を分解します。各ステップ要素のパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。

ユーザー・アクション

「接続時間」および「リダイレクト時間」と同様に、このメトリックは、ページ・コンテンツまたはWebアプリケーション・ソフトウェアが(1バイトの情報をブラウザへ転送する際の実時間ではなく)レスポンス時間を遅くした原因であるかどうかを特定する際に役立ちます。最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。

5.7.6 [HTTPステップ]ページ要素当たりの最初のバイト時間(ミリ秒)

これは、最初のバイト時間をステップ要素の数で割ったものです。

ユーザー・アクション

ページ当たりの最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。

5.7.7 [HTTPステップ]HTML時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップを分解します。各ステップ要素のパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、HTML時間(ページのHTMLコードをブラウザに送信する際に要する時間)を測定します。このメトリックには、イメージやその他のページ・コンテンツの送信時間は含まれません。

ユーザー・アクション

HTML時間が遅い場合、アプリケーションが各ページの生成を完了するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。

5.7.8 [HTTPステップ]非HTML時間(ミリ秒)

このメトリックは、イメージなどの非HTMLコンテンツをブラウザに転送するために費やした時間を表します。

ユーザー・アクション

非HTML時間が遅い場合、アプリケーションがイメージを生成するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。アプリケーションの個別イメージの数を減らすことを検討してください。

5.7.9 [HTTPステップ]認識された最も遅いページ要素時間(ミリ秒)

このメトリックは、最も遅いステップ要素をWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるページを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いページまたはステップを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.7.10 [HTTPステップ]ページ要素当たりの認識時間(ミリ秒)

このメトリックは、各ステップ要素をWebブラウザで処理する場合に予想される平均時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。また、このメトリックは、1ページ当たりを基準に標準化されているため、異なるトランザクションの相対パフォーマンスを比較する場合にも役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、ステップ・グループの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.7.11 [HTTPステップ]認識合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ要素をWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いステップ・グループを特定してから、ステップの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.7.12 [HTTPステップ]リダイレクト時間(ミリ秒)

Enterprise Managerでは、各ステップを個々のフェーズに分解します。ステップの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。いくつかのページは、HTTPリクエストを他のページに自動的にリダイレクトします。「リダイレクト時間」は、ステップ内のすべてのリダイレクトの合計時間を表します。リクエストのリダイレクトに要する時間は、ページのレスポンス時間全体に影響します。

ユーザー・アクション

HTTPリクエストのリダイレクトには時間がかかります。リダイレクトが原因でパフォーマンスの問題が発生する場合、他のHTMLページにユーザーを送信する別の方法を検討してください。

5.7.13 [HTTPステップ]ステータス

このメトリックは、Webトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.7.14 [HTTP]ステータスの説明

ビーコンがトランザクションを正常に実行できない場合、このメトリックはトランザクションの実行を妨げているエラーの説明を返します。

5.7.15 [HTTPステップ]接続当たりの時間(ミリ秒)

このメトリックは、接続時間をステップの処理時に確立される接続数で割ったものを表します。

ユーザー・アクション

一接続当たりの時間が遅い原因は、ページのコンテンツとは関係ありません。多くの場合、ネットワーク速度が遅いか、Webサーバーがビジーであるため適切なタイミングでWebサーバーにリクエストを渡せないことが原因です。HTTPSを使用するトランザクションは通常、HTTPを使用するトランザクションよりも一接続当たりの時間が長くなります。

5.7.16 [HTTPステップ]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.7.17 [HTTPステップ]転送速度(KB/秒)

「転送速度」は、データがWebサーバーからクライアント・ブラウザに転送された速度を表します。これは、合計受信データ(KB)を合計トランザクション時間で除算することにより算出されます。

ユーザー・アクション

ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、転送速度が遅くなる場合があります。

5.7.18 [HTTPステップ]URL

これは、ステップに関連付けられたURLです。

5.8 「ICMPエコー・レスポンス」メトリック

次の各項では、「ICMPエコー・レスポンス」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

5.8.1 [ICMP Ping]最後のホスト

このメトリックは、最終的な接続先への転送中に正常に到達した最後のノードを表します。

ユーザー・アクション

最後のホストが接続先のノードではない場合は、最後のホストと接続先のノードの間にネットワーク上の問題が存在している可能性があります。ホストが稼働しており、停止しているルーターがないことを確認してください。

5.8.2 [ICMP Ping]ホップ数

このメトリックは、ホストに到達するまでに転送されたネットワーク・ノードの数を表します。

ユーザー・アクション

この数が予想より多い場合は、ネットワーク構成を調べてください。ルーターがパケットを間違ってルーティングしている可能性があります。

5.8.3 [ICMP Ping]ドロップしたパケット(%)

このメトリックは、接続先に到達できなかったパケットの割合を表します。

ユーザー・アクション

パケットがドロップされる理由は、通常、ネットワークの混雑です。混雑の原因を取り除くか、ネットワーク帯域幅をアップグレードしてください。

5.8.4 [ICMP Ping]レスポンス時間(ミリ秒)

このメトリックは、エージェントが、ホストに送信された各pingのレスポンスを受信するまで待機した平均時間を表します。

ユーザー・アクション

レスポンス時間が遅い場合、ネットワークが混雑しているか、パケットがホストに到達するのに時間がかかっている可能性があります。ネットワーク構成を調べてください。レスポンス時間が遅い場合は、ホップ数も多くなるのが普通です。

5.8.5 [ICMP Ping]ステータス

このメトリックは、エージェントからホストに到達可能であることを表します。

5.9 「IMAPレスポンス」メトリック

このメトリックは、IMAPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.9.1 [IMAP]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、IMAP接続のオープンに費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.9.2 [IMAP]ログイン時間(ミリ秒)

このメトリックは、IMAPサービスへのログインに費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.9.3 [IMAP]ステータス

このメトリックは、IMAPサービスの現在のステータス(「稼働中」、「停止中」、「ステータス保留」または「エージェント使用不可」のいずれか)を表します。

5.9.4 [IMAP]ステータス・メッセージ

このメトリックは、IMAPサービスの現在のステータス(「稼働中」、「停止中」、「ステータス保留」または「エージェント使用不可」のいずれか)を表します。

5.9.5 [IMAP]電子メールの読取り時間(ミリ秒)

このメトリックは、電子メール・メッセージの読取りに費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.9.6 [IMAP]フォルダのリスト時間(ミリ秒)

このメトリックは、電子メール・フォルダをリストするために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.9.7 [IMAP]タイミング(ミリ秒)

このメトリックは、IMAP接続のオープン、IMAPサービスへのログイン、電子メール・フォルダのリスト表示、および電子メール・メッセージの読取りに費やした合計時間(ミリ秒単位)を表します。

5.9.8 電子メールの削除取消し時間

このメトリックは、電子メールの削除取消しにかかった合計時間(ミリ秒単位)です。

5.9.9 電子メールの削除時間

このメトリックは、電子メールの削除にかかった合計時間(ミリ秒単位)です。

5.10 JDBCレスポンスメトリック

次に、JDBCレスポンスメトリックとその説明を示します。

5.10.1 [JDBC]ステータス

このメトリックは、JDBC接続を介して行われた問合せが成功したかどうかを表します。

5.10.2 [JDBC]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、JDBCを介してデータベースに接続し、問合せを実行するために費やした合計時間を表します。これは、接続時間、準備時間、実行時間、フェッチ時間およびクローズ時間の合計です。

5.10.3 [JDBC]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、データベースに接続するために費やした合計時間を表します。

5.10.4 [JDBC]準備時間(ミリ秒)

このメトリックは、JDBC文を準備するために費やした時間を表します。これには、通常、問合せ内のオブジェクト・タイプのメタデータをフェッチする時間も含まれます。

5.10.5 [JDBC]実行時間(ミリ秒)

このメトリックは、JDBC文を実行するために費やした時間を表します。

5.10.6 [JDBC]フェッチ時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーからデータを取得するために費やした時間を表します。

5.10.7 [JDBC]クローズ時間(ミリ秒)

このメトリックは、接続をクローズするために費やした時間を表します。

5.10.8 [JDBC]フェッチされた行数

このメトリックは、問合せでフェッチされた行の合計数を表します。

5.10.9 [JDBC]行当たりの合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、テスト全体の実行時間をフェッチ行数で割った時間(合計時間をフェッチ行数で割ったもの)を表します。

5.10.10 [JDBC]行当たりのフェッチ時間(ミリ秒)

このメトリックは、各行をフェッチするために費やした時間(フェッチ時間をフェッチ行数で割ったもの)を表します。

5.10.11 [JDBC]ステータスの説明

このメトリックは、ステータスの説明を表します。

5.11 「LDAPレスポンス」メトリック

このメトリックは、LDAPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.11.1 [LDAP]アドレス検索時間(ミリ秒)

このメトリックは、LDAPサーバーに対して電子メール・アドレス検索を実行するために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.11.2 [LDAP]ベース検索時間(ミリ秒)

このメトリックは、LDAPサーバーに対してベース検索を実行するために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.11.3 [LDAP]比較時間(ミリ秒)

このメトリックは、LDAPサーバーに対して比較操作を実行するために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。この操作は、LDAPアクティビティへのログインをシミュレートします。

5.11.4 [LDAP]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、LDAP接続をオープンするために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.11.5 [LDAP]メッセージ検索時間(ミリ秒)

このメトリックは、LDAPサーバーに対して電子メール・メッセージ検索を実行するために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.11.6 [LDAP]ステータス

このメトリックは、LDAPサービスの現在のステータス(「稼働中」、「停止中」、「ステータス保留」または「エージェント使用不可」のいずれか)を表します。

5.11.7 [LDAP]ステータス・メッセージ

このメトリックは、LDAPサービスのステータスが「停止中」の場合に、ステータスの詳細な説明を表します。

5.12 「NNTPレスポンス」メトリック

次の表は、「NNTPレスポンス」メトリックとその説明を示しています。

5.12.1 [NNTP]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、NNTP接続のオープンに費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.12.2 [NNTP]ステータス

このメトリックは、NNTPサービスの現在のステータス(「稼働中」、「停止中」、「ステータス保留」または「エージェント使用不可」のいずれか)を表します。

5.12.3 [NNTP]ステータス・メッセージ

このメトリックは、NNTPサービスのステータスが「停止中」の場合に、ステータスの詳細な説明を表します。

5.12.4 [NNTP]ニュース記事のポスト時間(ミリ秒)

このメトリックは、NNTPサービスを介してニュース・グループにメッセージをポストするために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.12.5 [NNTP]ニュース記事の取得時間(ミリ秒)

このメトリックは、NNTPサービスからメッセージを取得するために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.12.6 [NNTP]合計時間

このメトリックは、NNTP接続のオープン、ログイン、メッセージの取得、およびニュース・グループへのメッセージのポストに費やした合計時間(ミリ秒単位)を表します。

5.13 OATS Rawメトリック

このメトリックは、Oracle Application Testing Suite (OATS)トランザクション・サービス・テストと付随するステップのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.13.1 [OpenScript]ステータス

このメトリックは、OATSトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.13.2 [OpenScript]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、OATSトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、本文ダウンロード時間、フォーム合計時間、DNSルックアップ時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

5.13.3 [OpenScript]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、トランザクションでサーバーへの接続に費やした合計時間(ミリ秒単位)を表します。

5.13.4 [OpenScript]最初のバイト時間(ミリ秒)

このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。

5.13.5 [OpenScript]本文ダウンロード時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーからページのコンテンツをロードするために費やした時間を表します。

5.13.6 [OpenScript]フォーム合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、Commit、Query、Runformなどの特定のForms操作を実行するために必要な合計時間を表します。

5.13.7 [OpenScript]フォーム・サーバー時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーでのForms操作に費やした時間を表します。

5.13.8 [OpenScript]フォーム・データベース時間(ミリ秒)

これは、Commit、Query、Runformなどの特定のForms操作の実行に必要なデータベース時間です。

5.13.9 [OpenScript] DNSルックアップ時間(ミリ秒)

このメトリックは、DNSルックアップに費やした時間を表します。

5.13.10 [OpenScript]ステータスの説明

このメトリックは、任意のサービス失敗に関する理由の詳細を表します。

5.14 OATSトランザクションメトリック

このメトリックは、OATSトランザクション・サービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.14.1 [OpenScript]ステータス

このメトリックは、OATSトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.14.2 [OpenScript]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、OATSトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、本文ダウンロード時間、フォーム合計時間、DNSルックアップ時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

5.14.3 [OpenScript]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、トランザクションでサーバーへの接続に費やした合計時間(ミリ秒単位)を表します。

5.14.4 [OpenScript]最初のバイト時間(ミリ秒)

このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。

5.14.5 [OpenScript]本文ダウンロード時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーからページのコンテンツをロードするために費やした時間を表します。

5.14.6 [OpenScript]フォーム合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、Commit、Query、Runformなどの特定のForms操作を実行するために必要な合計時間を表します。

5.14.7 [OpenScript]フォーム・サーバー時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーでのForms操作に費やした時間を表します。

5.14.8 [OpenScript]フォーム・データベース時間(ミリ秒)

これは、Commit、Query、Runformなどの特定のForms操作の実行に必要なデータベース時間です。

5.14.9 [OpenScript] DNSルックアップ時間(ミリ秒)

このメトリックは、DNSルックアップに費やした時間を表します。

5.14.10 [OpenScript]ステータスの説明

このメトリックは、任意のサービス失敗に関する理由の詳細を表します。

5.15 OATSステップメトリック

このメトリックは、OATSトランザクション・サービス・テストに付随するステップのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.15.1 [OpenScript]ステータス

このメトリックは、OATSトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.15.2 [OpenScript]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、OATSトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、本文ダウンロード時間、フォーム合計時間、DNSルックアップ時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

5.15.3 [OpenScript]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、トランザクションでサーバーへの接続に費やした合計時間(ミリ秒単位)を表します。

5.15.4 [OpenScript]最初のバイト時間(ミリ秒)

このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。

5.15.5 [OpenScript]本文ダウンロード時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーからページのコンテンツをロードするために費やした時間を表します。

5.15.6 [OpenScript]フォーム合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、Commit、Query、Runformなどの特定のForms操作を実行するために必要な合計時間を表します。

5.15.7 [OpenScript]フォーム・サーバー時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーでのForms操作に費やした時間を表します。

5.15.8 [OpenScript]フォーム・データベース時間(ミリ秒)

これは、Commit、Query、Runformなどの特定のForms操作の実行に必要なデータベース時間です。

5.15.9 [OpenScript] DNSルックアップ時間(ミリ秒)

このメトリックは、DNSルックアップに費やした時間を表します。

5.15.10 [OpenScript]ステータスの説明

このメトリックは、任意のサービス失敗に関する理由の詳細を表します。

5.16 「OSレスポンス」メトリック

このメトリックは、カスタム・スクリプトのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.16.1 [カスタム・スクリプト]再試行回数

このメトリックは、スクリプトが正常に実行されるまでに行われた再試行の合計回数を表します。

5.16.2 [カスタム・スクリプト]ステータス

このメトリックは、サービス・テストのステータスを表します。テストが成功すると、スクリプトのリターン・コード0が返されます。

5.16.3 [カスタム・スクリプト]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、スクリプトを実行するために必要な合計時間を表します。

5.16.4 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック1

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された最初の行に対応しています。

5.16.5 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック2

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された2番目の行に対応しています。

5.16.6 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック3

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された3番目の行に対応しています。

5.16.7 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック4

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された4番目の行に対応しています。

5.16.8 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック5

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された5番目の行に対応しています。

5.16.9 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック6

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された6番目の行に対応しています。

5.16.10 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック7

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された7番目の行に対応しています。

5.16.11 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック8

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された8番目の行に対応しています。

5.16.12 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック9

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された9番目の行に対応しています。

5.16.13 [カスタム・スクリプト]カスタム・メトリック10

カスタム・スクリプトの行ごとに数値が生成されます。この列は、スクリプトで生成された最後の行に対応しています。

5.17 「POPレスポンス」メトリック

このメトリックは、POPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.17.1 [POP]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、POP接続のオープンに費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.17.2 [POP]ログイン時間(ミリ秒)

このメトリックは、POPサービスへのログインに費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.17.3 [POP]ステータス

このメトリックは、POPサービスの現在のステータス(「稼働中」、「停止中」、「ステータス保留」または「エージェント使用不可」のいずれか)を表します。

5.17.4 [POP]ステータス・メッセージ

このメトリックは、POPサービスのステータスが「停止中」の場合に、ステータスの詳細な説明を表します。

5.17.5 [POP]電子メールの読取り時間(ミリ秒)

このメトリックは、短い電子メール・メッセージの読取りに費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.17.6 [POP]タイミング(ミリ秒)

このメトリック値は、POP接続のオープン、ログイン、および短い電子メール・メッセージの読取りに費やした合計時間(ミリ秒単位)を表します。

5.18 「ポート・チェッカ」メトリック

次の各項では、「ポート・チェッカ」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

5.18.1 [ポート・チェッカ]ステータス

このメトリックは、エージェントが、予測されたオープン・ポートに正常に接続できたかどうか、または予測されたクローズ・ポートに接続できなかったかどうかを表します。

5.18.2 [ポート・チェッカ]予期せず閉じられたポート

このメトリックは、予期せず閉じられた一連のポートを表します。

ユーザー・アクション

これらのポートをブロックしているファイアウォールがないかどうかを調べます。また、これらのポートでリスニングするサーバーが稼働中であることを確認します。

5.18.3 [ポート・チェッカ]予期せず開かれたポート

このメトリックは、予期せず開かれた一連のポートを表します。

ユーザー・アクション

これらのポートをブロックしているファイアウォールがある場合、ファイアウォール構成を調べてください。

5.19 「SMTPレスポンス」メトリック

このメトリックは、SMTPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.19.1 [SMTP]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、SMTP接続のオープンに費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.19.2 [SMTP]メッセージ配信時間

このメトリックは、電子メールの配信にかかった時間(ミリ秒単位)です。これには送信者による電子メールの開始から、受信者の電子メール・アカウントへの配信までの時間が含まれます。

5.19.3 [SMTP]ステータス

このメトリックは、SMTPサービスの現在のステータス(「稼働中」、「停止中」、「ステータス保留」または「エージェント使用不可」のいずれか)を表します。

5.19.4 [SMTP]ステータス・メッセージ

このメトリックは、SMTPサービスのステータスが「停止中」の場合に、ステータスの詳細な説明を表します。

5.19.5 [SMTP]電子メールの送信時間(ミリ秒)

このメトリックは、短い電子メール・メッセージの送信に費やした時間(ミリ秒単位)を表します。

5.19.6 [SMTP]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、SMTP接続のオープンおよび短い電子メール・メッセージの送信に費やした合計時間(ミリ秒単位)を表します。

5.20 「SOAPレスポンス」メトリック

次の各項では、「SOAPレスポンス」メトリックとその説明について示します。

5.20.1 [SOAP]レスポンス時間(ミリ秒)

このメトリックは、ビーコンが操作全体を完了するために費やした時間を表します。これには、HTTPリクエストの送信とレスポンスの受信に要した時間が含まれます。

5.20.2 [SOAP]ステータス

このステータスは、0(停止中)または1(起動中)のいずれかです。操作の実行中にビーコンによってエラーが検出されると、ステータスは停止中となります。ステータスが停止中となる可能性があるのは、次の場合です。

  • HTTPエラーが発生した場合

  • HTTPエラーは存在しないが、レスポンスでSOAP障害が発生した場合

5.21 Oracle SQLレスポンス

次の各項では、「Oracle SQLレスポンス」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

5.21.1 [SQL]クローズ時間(ミリ秒)

このメトリックは、接続をクローズするために費やした時間を表します。

ユーザー・アクション

ネットワーク・パフォーマンスが低下している場合、クローズ時間も遅くなる可能性があります。ネットワーク構成を調べてください。

5.21.2 [SQL]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、データベースに接続するために費やした合計時間を表します。

ユーザー・アクション

ネットワークが混雑している場合、データベースのユーザー認証に障害が発生した場合、またはデータベースの接続割当てに障害が発生した場合、接続時間も遅くなる可能性があります。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。

5.21.3 [SQL]実行時間(ミリ秒)

このメトリックは、SQL文を実行するために費やした時間を表します。

ユーザー・アクション

データベース・パフォーマンスが低下している場合、実行時間も遅くなります。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。

5.21.4 [SQL]フェッチ時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーからデータを取得するために費やした時間を表します。

ユーザー・アクション

ネットワーク帯域幅が小さい場合、またはデータベース・パフォーマンスが低下している場合、フェッチ時間も遅くなる可能性があります。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。

5.21.5 [SQL]行当たりのフェッチ時間(ミリ秒)

このメトリックは、各行をフェッチするために費やした時間(フェッチ時間をフェッチ行数で割ったもの)を表します。1行当たりのフェッチ時間は、しきい値を設定する場合や、異なるOracle SQL Timingテストのパフォーマンスを比較する場合に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、データ転送の問題を特定します。このメトリックの値が大きい場合、クライアントとデータベース間のデータ転送帯域幅が小さすぎます。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。

5.21.6 [SQL]フェッチされた行数

このメトリックは、問合せでフェッチされた行の合計数を表します。

ユーザー・アクション

フェッチされた行数が予想していた数と異なる場合、データベースの内容を調べてください。結果に予期しない行が含まれると、フェッチ時間と合計時間に影響する可能性があります。

5.21.7 [SQL]準備時間(ミリ秒)

このメトリックは、SQL文を準備するために費やした時間を表します。これには、通常、問合せ内のオブジェクト・タイプのメタデータをフェッチする時間も含まれます。

ユーザー・アクション

ネットワーク・パフォーマンスまたはデータベース・パフォーマンスが低下している場合、準備時間も遅くなる可能性があります。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。

5.21.8 [SQL]ステータス

このメトリックは、SQL文またはPL/SQL文の実行に成功したかどうかを表します。

5.21.9 [SQL]ステータスの説明

このメトリックは、ステータスの説明を表します。

5.21.10 [SQL]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、データベースに接続し、問合せを実行するために費やした合計時間を表します。これは、接続時間、準備時間、実行時間、フェッチ時間およびクローズ時間の合計です。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、データベース接続性の問題を特定します。他のメトリックを調べて、問題の特定と修正を行います。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。

5.21.11 [SQL]行当たりの合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、テスト全体の実行時間をフェッチ行数で割った時間(合計時間をフェッチ行数で割ったもの)を表します。1行当たりの合計時間は、しきい値を設定する場合や、異なるOracle SQL Timingテストのパフォーマンスを比較する場合に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、データベース接続性の問題を特定します。「合計時間」メトリックと同様に、他のメトリックを調べて、問題の特定と修正を行います。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。

5.22 TNS Pingレスポンス

次の各項では、「TNS Pingレスポンス」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。

5.22.1 [TNS]平均レスポンス時間(ミリ秒)

リスナーのこのメトリックは、レスポンス時間(ミリ秒単位)を表します。tnsping "<address>"ユーティリティを使用して計算されます。次に例を示します。

tnsping "( ADDRESS= ( PROTOCOL=TCP ) ( HOST=myhost.us.example.com ) ( PORT=15045 ) )"
 
TNS Ping Utility for Linux: Version 11.2.0.2.0 - Production on 09-SEP-2011 06:43:16
 
Copyright (c) 1997, 2010, Oracle.  All rights reserved.
 
Attempting to contact ( ADDRESS= ( PROTOCOL=TCP ) ( HOST=myhost.us.example.com  ) ( PORT=15045 ) )
OK (2 msec)

5.22.2 [TNS]ドロップしたping(%)

このメトリックは、レスポンスを受信しなかったpingの割合を表します。

ユーザー・アクション

ネットワークが混雑していないことと、データベース負荷が高くないことを確認します。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。

5.22.3 [TNS]ステータス

このメトリックは、データベースがpingに応答するかどうかを表します。

5.23 「WebDAVレスポンス」メトリック

次の各項では、「WebDAVレスポンス」メトリックとその説明について示します。

5.23.1 [WebDAV]ステータス

このメトリックは、WebDAVサービスを介して実行されたトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.23.2 [WebDAV]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、WebDAVサービスを介して作成されたトランザクションを完了するまでに費やした合計時間を表します。

5.23.3 [WebDAV]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、WebDAVサービスに接続するために費やした合計時間を表します。

5.23.4 [WebDAV]コレクション作成時間(ミリ秒)

このメトリックは、ファイルのコレクションを作成するために費やした時間を表します。

5.23.5 [WebDAV]コンテンツのリスト時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーに存在するすべてのコンテンツをリストするために費やした時間を表します。

5.23.6 [WebDAV]ファイル作成時間(ミリ秒)

このメトリックは、WebDAVプロトコルを介して新しいファイルを作成するために費やした時間を表します。

5.23.7 [WebDAV]ファイル読取り時間(ミリ秒)

このメトリックは、WebDAVプロトコルを介して既存のファイルを読み取るために費やした時間を表します。

5.23.8 [WebDAV]ファイル・ロック時間(ミリ秒)

このメトリックは、WebDAVプロトコルを介してファイルへの編集アクセスを制限するために費やした時間を表します。

5.23.9 [WebDAV]ファイル・ロック解除時間(ミリ秒)

このメトリックは、WebDAVプロトコルを介してファイルへの編集アクセス制限を解除するために費やした時間を表します。

5.23.10 [WebDAV]ファイル移動時間(ミリ秒)

このメトリックは、WebDAVプロトコルを介してファイルをあるコレクションから別のコレクションに移動するために費やした時間を表します。

5.23.11 [WebDAV]コレクション削除時間(ミリ秒)

このメトリックは、サーバーから既存のコレクションを削除するために費やした時間を表します。

5.23.12 [WebDAV]ステータス・メッセージ

このメトリックは、ステータスの説明を表します。

5.24 [Webトランザクション]ブラウザ

このメトリックは、Webトランザクションのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.24.1 [Webトランザクション(ブラウザ)]ステータス

このメトリックは、Webトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.24.2 [Webトランザクション(ブラウザ)]ステータスの説明

ビーコンがトランザクションを正常に実行できない場合、このメトリックはトランザクションの実行を妨げているエラーの説明を返します。

5.24.3 [Webトランザクション(ブラウザ)]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、トランザクションをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.25 Webトランザクション(ブラウザ)RAW

このメトリックは、Webトランザクション・サービス・テストとその関連ステップおよびステップ・グループのパフォーマンスを測定するために使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.25.1 [Webトランザクション(ブラウザ)]行タイプ

このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションでメトリックが収集されるかどうかを表します。

5.25.2 [Webトランザクション(ブラウザ)]ステータス

このメトリックは、Webトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.25.3 [Webトランザクション(ブラウザ)]ステータスの説明

ビーコンがステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを正常に実行できない場合、このメトリックはエラーの説明を返します。

5.25.4 [Webトランザクション(ブラウザ)]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.26 Webトランザクション(ブラウザ)ステップ

このメトリックは、トランザクションの各ステップのパフォーマンスを測定するために使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.26.1 [Webトランザクション(ブラウザ)ステップ]ステータス

このメトリックは、Webトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.26.2 [Webトランザクション(ブラウザ)ステップ]ステータスの説明

ビーコンがトランザクションを正常に実行できない場合、このメトリックはトランザクションの実行を妨げているエラーの説明を返します。

5.26.3 [Webトランザクション(ブラウザ)ステップ]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ要素をWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いステップ・グループを特定してから、ステップの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.27 [Webトランザクション(ブラウザ)] ステップ・グループ

このメトリックは、ステップ・グループのすべてのステップのパフォーマンスを測定するために使用できる一連のメトリックのコンテナです。

5.27.1 [Webトランザクション(ブラウザ)ステップ・グループ]ステータス

このメトリックは、Webトランザクションが成功したかどうかを表します。

5.27.2 [Webトランザクション(ブラウザ)ステップ・グループ]ステータスの説明

ビーコンがステップ・グループを正常に実行できない場合、このメトリックはステップ・グループの実行を妨げているエラーの説明を返します。

5.27.3 [Webトランザクション(ブラウザ)ステップ・グループ]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、ステップ・グループをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。

ユーザー・アクション

このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いステップ・グループを特定してから、ステップ・グループの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。

5.28 「XMPPレスポンス」メトリック

次の各項では、「XMPPレスポンス」メトリックとその説明について示します。

5.28.1 [XMPP]ステータス

このメトリックは、XMPPサーバーへの接続が成功したかどうかを表します。

5.28.2 [XMPP]合計時間(ミリ秒)

このメトリックは、XMPPサーバーへの接続を確立し、連絡先をリストするために費やした合計時間を表します。合計時間には、接続時間、ログイン時間および連絡先のリストに費やした時間が含まれます。

5.28.3 [XMPP]接続時間(ミリ秒)

このメトリックは、XMPPサーバーへの接続に費やした時間を表します。

5.28.4 [XMPP]ログイン時間(ミリ秒)

このメトリックは、XMPPサーバーでユーザー資格証明を検証するために費やした時間を表します。

5.28.5 [XMPP]連絡先のリスト時間(ミリ秒)

このメトリックは、ログインしているユーザーのすべての連絡先を表示するために費やした時間を表します。

5.28.6 [XMPP]メッセージの送信時間(ミリ秒)

このメトリックは、XMPPサーバーからメッセージを送信するために費やした時間を表します。

5.28.7 [XMPP]ステータス・メッセージ

このメトリックは、ステータスの説明を表します。