プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Fusion Middlewareマネージメント・ガイド
リリース12.1.0.8
B66835-11
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

30 Oracle Identity Managementターゲットの検出の前提条件

この章では、Identity Managementターゲットの検出に必要なシステム要件と前提条件を示します。

30.1 システム要件

表30-1に、Enterprise Manager Cloud Control 12cのManagement Pack Plus for Identity ManagementでサポートされるOracle Identity Management製品を示します。

注意: サポートされているプラットフォームの最新リストは、My Oracle Support (http://support.oracle.com)のMy Oracle Support動作保証マトリックスを確認してください。

表30-1 Enterprise Manager Cloud ControlでサポートされているIdentity Management製品およびプラットフォーム

製品 Application Server Directory Server/Database

Oracle Access Manager

該当なし

Oracle Internet Directory、Microsoft Active Directory

Oracle Access Manager

Oracle WebLogic Server

Oracle Database

Oracle Adaptive Access Manager

Oracle WebLogic Server

Oracle Database

Oracleディレクトリ統合プラットフォーム

Oracle WebLogic Server

Oracle Database

Oracle Directory Server Enterprise Edition

該当なし

該当なし

Oracle Identity Federation

Oracle Application Server

Oracle Internet Directory

Oracle Identity Federation

Oracle WebLogic Server

Oracle Internet Directory

Oracle Identity Management Suite - 委任管理サービス

Oracle Application Server

Oracle Database

Oracle Identity Management Suite - ディレクトリ統合プラットフォーム

Oracle Application Server

Oracle Database

Oracle Identity Management Suite - Oracle Internet Directory

Oracle Application Server

Oracle Database

Oracle Identity Management Suite - シングル・サインオン・サーバー

Oracle Application Server

Oracle Database

Oracle Identity Manager

Oracle WebLogic Server

Oracle Database

Oracle Identity Manager

Oracle WebLogic Server、Oracle SOA Suite

Oracle Database

Oracle Internet Directory

Oracle WebLogic Server

Oracle Database

Oracle Unified Directory

該当なし

該当なし

Oracle Virtual Directory

Oracle WebLogic Server

該当なし


30.2 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cのインストール

Identity Managementコンポーネントを管理するCloud Control 12cの構成を開始する前に、ネットワーク上の1台以上のホスト・コンピュータにCloud Control 12cをインストールして構成する必要があります。専用ホストにCloud Controlをインストールすることをお薦めします。

たとえば、Identity ManagementコンポーネントをemHost1.example.comにインストールする場合、Oracle Management ServiceおよびOracle Management RepositoryをemHost2.example.comにインストールして構成します。Cloud Controlで管理するコンポーネントを含むすべてのホストにCloud Control 12c管理エージェントをインストールします。

関連項目:

『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』

ドキュメント・ファイルはすべてOracle OTN Website(http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/nav/portal_booklist.htm)で入手できます。

30.3 Enterprise ManagerでのIdentity Managementターゲットの検出の前提条件

Enterprise ManagerでOracle Identity Managementターゲットの監視を開始する前に、次のタスクを実行する必要があります。

  • Oracle Identity Managementコンポーネントを実行する各ホストにCloud Control 12cエージェントをインストールします。

    Oracle Application Server、Oracle WebLogic Server、JBoss Application Server、MS Active Directory、MS IIS、およびOracle Identity Managementをサポートするデータベースなどの追加ターゲットを監視する際に、これらのターゲットを監視するための適切なライセンスがある場合、これらのホストにもCloud Control 12c管理エージェントをインストールします。

  • Oracle Identity Managementのホストで実行しているエージェントにOracle Fusion Middlewareプラグインをデプロイします。

    1. Enterprise Managerにログインします。「設定」に移動して、「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。

    2. Oracle Fusion Middlewareプラグインを選択して、このプラグインが、Oracle Identity Managementのホストで実行しているエージェントにデプロイされていることを確認します。図30-1を参照してください。

      図30-1 プラグインの「デプロイ先」オプション

      図30-1の説明が続きます
      「図30-1 プラグインの「デプロイ先」オプション」の説明

  • Enterprise Manager Cloud ControlのOMSおよび管理エージェントのインストール後、検出プロセスを開始する前に次の手順を完了します。

    Oracle Access Manager 10.1.4.2、10.1.4.3.0

    1. Oracle Access Manager Access ServerとIdentity Serverが実行している各ホストにOracle Access Manager SNMP Agentをインストールします。SNMPエージェントは、Oracle Access Manager Access ServerとIdentity Serverのパフォーマンス・メトリックおよび構成パラメータを収集するため、Enterprise Manager Cloud Controlを介して様々なOracle Access Managerコンポーネントを監視できます。SNMPエージェントのインストール手順については、『Oracle Access Managerインストレーション・ガイド』(http://download.oracle.com/docs/cd/B28196_01/idmanage.1014/b25353/snmp.htm#CHDFBJJC)を参照してください。

    2. SNMPエージェントを構成し、管理エージェントのUDPとTCPポートおよびSNMPエージェントのコミュニティ名を指定します。必ずSNMPエージェントのUDPポートとコミュニティ名を記録しておいてください。検出プロセスでこの詳細が必要になるためです。SNMPエージェントの構成手順については、『Oracle Access Managerインストレーション・ガイド』(http://download.oracle.com/docs/cd/B28196_01/idmanage.1014/b25353/snmp.htm#CEGEIIFI)を参照してください。

      また、SNMPエージェントの設定手順については、『Oracle Access Manager IDおよび共通管理ガイド』(http://download.oracle.com/docs/cd/B28196_01/idmanage.1014/b25343/snmpmntr.htm#CEGHHDBC)を参照してください。

    3. 次のタスクを完了して、Oracle Access Manager Access ServerおよびOracle Access Manager Identity Serverの両方に対してSNMP監視を有効にします。

      • アイデンティティ(またはアクセス)・システム・コンソールで、「システム構成」、「アイデンティティ・サーバー」(または「アクセス・サーバー」)を選択します。

      • 特定のサーバーのリンクをクリックします。

      • 「変更」をクリックすると、SNMP監視をオンまたはオフにできるページが表示されます。ページ下部にあるSNMP状態オンボタンをクリックすると、SNMP統計の収集が有効になります。

      • 「SNMPエージェント登録ポート」フィールドにポート番号を入力して、SNMPエージェントがリスニングするポートを定義または変更します。

      • アイデンティティ・サーバー(またはアクセス・サーバー)を再起動します。

      SNMPエージェントの設定手順については、『Oracle Access Manager IDおよび共通管理ガイド』(http://download.oracle.com/docs/cd/B28196_01/idmanage.1014/b25343/snmpmntr.htm#BABFFDDA)を参照してください。

    4. Oracle Access Manager Identity ServerおよびOracle Access Manager Access Serverの構成手順をすべて完了します。Enterprise ManagerがOracle Access Manager環境のトポロジを検出できるように通信の詳細とディレクトリ・サーバーの詳細が定義されていることを確認します。

      Identity Server(http://download.oracle.com/docs/cd/B28196_01/idmanage.1014/b25353/id_setup.htm#CHDHIBIB)およびAccess Server(http://download.oracle.com/docs/cd/B28196_01/idmanage.1014/b25353/a_srvr.htm#BGBEFBBD)の構成手順については、『Oracle Access Managerインストレーション・ガイド』を参照してください。

    5. Oracle Enterprise Manager Cloud Controlからディレクトリ・サーバーを監視する場合、Oracle Access Manager Identity ServerおよびOracle Access Manager Access Serverの検出に進む前に、ディレクトリ・サーバーがEnterprise Mangerで適切に検出されることを確認します。次のタスクを完了して、サポートされるディレクトリ・サーバーを検出します。

      • Oracle Internet Directory 10.1.4

        Oracle Identity Management Suite 10g(Oracle Internet Directory、ディレクトリ統合プラットフォーム、委任管理サーバー、シングル・サインオン・サーバーなど)の検出は、「ミドルウェア」ページの検出ウィザードを使用して実行できます。「ミドルウェア」ページで、「追加」メニューから「Oracle Application Server」を選択します。詳細は、「Oracle Identity Management Suite 10.1.4.2、10.1.4.3.0の検出」の項を参照してください。

      • 自己更新

        Enterprise Managerの「自己更新」オプションを使用してプラグインを取得します。

        1) 「設定」メニューで、「拡張性」「自己更新」の順に選択します。

        2) 「プラグイン」をクリックして、監視する必要があるMicrosoft Active Directoryまたはその他のOracle以外の製品の使用可能なプラグインを選択します。図30-2を参照してください。

        図30-2 「自己更新」画面

        図30-2の説明が続きます
        「図30-2 「自己更新」画面」の説明

    Oracle Identity Federation 10.1.4.2、10.1.4.3.0

    1. Oracle Identity Federationのすべての構成手順を完了します。Enterprise ManagerがOracle Identity Federation環境のトポロジを検出できるように、フェデレーション・データ・ストアの詳細とユーザー・データ・ストアの詳細が定義されていることを確認します。

      Identity Federationの構成手順については、『Oracle Identity Federation管理者ガイド』(http://download.oracle.com/docs/cd/B28196_01/idmanage.1014/b25355/configuring.htm#BCGDGAAJ)を参照してください。

    2. Oracle Identity FederationがEnterprise Manager Cloud ControlにデプロイされるOracle Application Serverを検出します。次の手順を完了して、Cloud ControlでOracle Application Serverを検出します。

      • Enterprise Managerにログインします。「ターゲット」「ミドルウェア」の順に選択します。

      • 「追加」メニューから、「Oracle Application Server」を選択します。

      • Oracle Application Serverにリクエストされる情報を入力します。リクエストされる情報をすべて入力したら、「次へ」をクリックします。

    3. Oracle Enterprise Manager Cloud Controlからディレクトリ・サーバーを監視する場合、Oracle Identity Federation Serverの検出に進む前に、ディレクトリ・サーバーがEnterprise Mangerで適切に検出されることを確認します。次のタスクを完了して、サポートされるディレクトリ・サーバーを検出します。

      • Oracle Internet Directory 10.1.4

        Oracle Identity Management Suite 10g(Oracle Internet Directory、ディレクトリ統合プラットフォーム、委任管理サーバー、シングル・サインオン・サーバーなど)の検出は、「ミドルウェア」ページの検出ウィザードを使用して実行できます。

        「ミドルウェア」ページで、「追加」メニューから「Oracle Application Server」を選択します。詳細は、「Oracle Identity Management Suite 10.1.4.2、10.1.4.3.0の検出」の項を参照してください。

    4. Oracle Databaseがユーザー・データ・ストアに使用される場合、Oracle Identity Federation Serverの検出に進む前に、データベース・インスタンスがEnterprise Manager Cloud Controlで検出されることを確認します。次の手順を完了して、Cloud ControlでOracle Databaseインスタンスを検出します。

      • Enterprise Managerにログインします。「ターゲット」「データベース」の順に選択します。

      • 「検索リスト」ビューから「追加」を選択します。

      • データベース・インスタンスにリクエストされる情報を入力します。リクエストされる情報をすべて入力したら、「次へ」をクリックします。

    Oracle Identity Manager 9.1.0.1

    1. Oracle Identity Managerのすべての構成手順を完了します。Oracle Identity Managerに対してアプリケーション・サーバーとデータベースが適切に設定されて構成されていることを確認します。

      Oracle Identity Managerの構成手順については、Oracle Identity Managerインストレーションおよびアップグレード・ガイド(http://download.oracle.com/docs/cd/B31081_01/index.htm)を参照してください。

    2. Oracle Identity ManagerがEnterprise Manager Cloud Controlにデプロイされるアプリケーション・サーバーを検出します。


      注意:

      Oracle Identity Managerのサード・パーティ・ソフトウェアのバージョンがOracle Enterprise Manager Cloud Controlでサポートされるかどうかを確認するには、My Oracle Support(https://support.oracle.com)にあるCertification Matrixを参照してください。

      次の手順を完了して、サポートされるアプリケーション・サーバーを検出します。

      • JBoss Application Serverバージョン4.0.2:

        Enterprise Managerにログインします。「ターゲット」「ミドルウェア」の順に選択します。

        「追加」メニューから、「JBoss Application Server」を選択します。

        JBoss Application Serverにリクエストされる情報を入力します。リクエストされる情報をすべて入力したら、「次へ」をクリックします。

      • Oracle WebLogic Application Serverバージョン7.xおよび8.x:

        Enterprise Managerにログインします。「ターゲット」「ミドルウェア」の順に選択します。

        「追加」メニューから、「Oracle WebLogicドメイン7.xおよび8.x」を選択します。

        WebLogic Application Serverにリクエストされる情報を入力します。リクエストされる情報をすべて入力したら、「次へ」をクリックします。

      • Oracle WebLogic Application Serverバージョン10.x以上:

        Enterprise Managerにログインします。「ターゲット」「ミドルウェア」の順に選択します。

        「追加」メニューから、「Oracle Fusion Middleware/WebLogicドメイン」を選択します。

        WebLogicドメインにリクエストされる情報を入力します。リクエストされる情報をすべて入力したら、「続行」をクリックします。

      • WebSphere Application Server:

        Enterprise Managerにログインします。「ターゲット」「ミドルウェア」の順に選択します。

        「追加」メニューから、「IBM WebSphere Application Server」を選択します。

        WebSphere Application Serverにリクエストされる情報を入力します。リクエストされる情報をすべて入力したら、「次へ」をクリックします。

    3. Oracle DatabaseがOracle Identity Managerに使用される場合、Oracle Identity Manager Serverの検出に進む前に、データベース・インスタンスがEnterprise Manager Cloud Controlで検出されることを確認します。

      次の手順を完了して、Cloud ControlでOracle Databaseインスタンスを検出します。

      Enterprise Managerにログインします。「ターゲット」「データベース」の順に選択します。

      「検索リスト」ビューから「追加」を選択します。

      データベース・インスタンスにリクエストされる情報を入力します。リクエストされる情報をすべて入力したら、「次へ」をクリックします。