ヘッダーをスキップ
Oracle® Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for Microsoft Active Directory
リリース12.1.0.1.0
B70771-01
  目次へ移動
目次

前
 
 

Oracle® Enterprise Manager

System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for Microsoft Active Directory

リリース12.1.0.1.0

B70771-01(原本部品番号:E28548-03)

2012年9月

Microsoft Active Directoryは、Microsoft Windows Server 2003およびMicrosoft Windows Server 2008のオペレーティング・システムに含まれている、ネットワーク全体のセキュアな集中管理を可能にするディレクトリ・サービスです。IDの管理および分散リソース間の関係の仲介に使用されます。

説明

System Monitoring Plug-in for Microsoft Active Directoryは、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを拡張して、Microsoft Active Directoryインスタンスの管理に対するサポートを追加します。このプラグインをCloud Control環境にデプロイすることで、次の管理機能を使用できるようになります。

サポートされるバージョン

このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。


注意:

このMicrosoft製品の実行がサポートされているエディション(Enterprise、Standardなど)およびWindowsオペレーティング・システムのバージョンの詳細は、Microsoft社のWebサイトまたはドキュメント(あるいはその両方)を参照してください。

前提条件

プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

プラグインのデプロイ

プラグインをデプロイする手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』プラグイン・マネージャに関する章を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/plugin_mngr.htm

監視対象インスタンスの追加

プラグインが正常にデプロイできたら、次の手順に従って、プラグイン・ターゲットをCloud Controlに追加します。これにより、ターゲットが集中的な監視および管理の対象になります。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「設定」「ターゲットの追加」、最後に「ターゲットの手動追加」の順にクリックします。

  3. 「ターゲット監視プロパティを指定して非ホスト・ターゲットを追加」を選択します。「ターゲット・タイプ」ドロップダウンから、ターゲット・タイプとして「Microsoft Active Directory」を選択します。「手動追加」をクリックします。

  4. プロパティに次の情報を入力します。

    • 名前: すべてのCloud Controlターゲットに使用される一意のターゲット名(ActiveDirectory_Hostnameなど)。この名前は、Cloud Control内のすべてのユーザー・インタフェースで、このActive Directoryターゲットを表します。

    • ホスト: Active Directoryのホスト・コンピュータのホスト名またはIPアドレス

    • ユーザー名: ホストのユーザー名(管理者ユーザーである必要があります)またはドメイン管理者グループのメンバーであるユーザー。リモート・エージェント監視の場合のみ必要です。

    • パスワード: ユーザー名のパスワード。リモート・エージェント監視の場合のみ必要です。

    • エージェントの場所: 「リモート」は、Active Directoryターゲットを監視するエージェントが監視対象ターゲットと同じコンピュータにないことを指定します。(詳細は「リモート・エージェントの構成」を参照してください。)「ローカル」は、ターゲットを監視するエージェントが監視対象ターゲットと同じコンピュータにあることを指定します。


      注意:

      • 選択したエージェントは、Windowsホスト上でも稼働しているエージェントである必要があります。

      • 「リモート」および「ローカル」では大/小文字が区別されるため、小文字にする必要があることに注意してください。


  5. 「接続テスト」をクリックして、入力したパラメータ(パスワードなど)が正しいことを確認します。テストに成功したら、ターゲットの追加を続行します。


注意:

プラグインをデプロイし、環境内で監視する1つ以上のターゲットを構成したら、次はプラグインの監視設定をカスタマイズできます。具体的には、使用する環境の特別な要件に合せて、メトリックの収集間隔やしきい値の設定を変更できます。なお、1つ以上のメトリックについて収集を無効にした場合、それらのメトリックを使用したレポートに影響が及ぶ可能性があります。

プラグインの検査および検証

プラグインでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次の手順を使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されていることを検査および検証します。

  1. 「ターゲット」をクリックし、次に「すべてのターゲット」をクリックします。「すべてのターゲット」ページで、エージェントのホームページの「監視ターゲット」から、「Active Directory」ターゲット・リンクをクリックします。Microsoft Active Directoryのホームページが表示されます。

  2. 「メトリック」表に、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。

  3. 「レポート」プロパティ・ページを選択して、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。

リモート・エージェントの構成

プラグインのデプロイ手順は、リモート・エージェント監視とローカル・エージェント監視で共通です。ただし、エージェントがプラグイン・ターゲットのリモート・コンピュータにある場合、プラグインのあるコンピュータのWindows Management Instrumentation (WMI)データにアクセスするように構成する必要があります。

コンピュータAでエージェントが実行されており、コンピュータBにターゲットがインストールされている場合、コンピュータAを次のように設定します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」に移動し、「管理ツール」→「サービス」を選択します。

  2. エージェントが実行されているコンピュータのリストから「Oracle Enterprise Managerエージェント・サービス」を選択します。

  3. サービスを右クリックして「プロパティ」を選択します。

  4. 「ログオン」タブをクリックします。デフォルトでは、サービスはローカル・システムのアカウントで開始します。

  5. 「アカウント」ラジオ・ボタンを選択してデフォルト・アカウントを変更し、コンピュータAおよびコンピュータBの両方に存在するアカウントおよびパスワードを指定します。

    アカウントは管理者グループのメンバーである必要があります。また、アカウントにはコンピュータBに対する管理権限が必要です。パスワードは空白のままにしないでください。

  6. 「OK」をクリックしてエージェント・サービスを再開します。

  7. コンピュータBのリモート・レジストリ・サービスが実行中であることを確認してください。

  8. 両方のコンピュータでWindows Management Instrumentationサービスが実行中であることを確認してください。

これで、エージェントがプラグイン・ターゲットのリモート・コンピュータからデータを収集できるようになります。前述の構成を開始しない場合、プラグイン・ターゲット・メトリックのメトリック収集エラーが表示される可能性があります。

Enterprise Manager内でメトリック収集エラーが確実に発生しないようにするには、WMIの設定についてMicrosoft社のドキュメントを参照することをお薦めします。追加構成の詳細は、Microsoft社のWebサイトでMicrosoft社のドキュメントを参照してください。


注意:

デフォルト設定のリモート・エージェント監視の場合、Cloud Controlではプライマリ・ドメイン・コントローラに関連付けられたActive Directoryのみ監視できます。

リモート・エージェントの場合、エージェントのインストール先プラットフォームは、Active DirectoryをサポートしていないWindowsタイプにすることができます。たとえば、Active DirectoryがWindows 2003で実行されている場合、Windows XPにリモート・エージェントをインストールして監視することができます。


プラグインのアンデプロイ

プラグインをアンデプロイする手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』プラグイン・マネージャに関する章を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/plugin_mngr.htm

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for Microsoft Active Directory リリース12.1.0.1.0

B70771-01

Copyright © 2012, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007).Oracle America, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

IntelおよびIntel XeonはIntel Corporationの商標または登録商標です。SPARCのすべての商標はSPARC International, Incの商標または登録商標であり、そのライセンスのもとで使用されています。AMD、Opteron、AMDのロゴ、およびAMD OpteronのロゴはAdvanced Micro Devicesの商標または登録商標です。UNIXはThe Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。