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Oracle® Enterprise Manager System Monitoring Plug-inリリース・ノートfor Oracle TimesTen In-Memory Database
リリース12.1.0.2.0
B71924-02
 

 

Oracle® Enterprise Manager

System Monitoring Plug-inリリース・ノートfor Oracle TimesTen In-Memory Database

リリース12.1.0.2.0

B71924-02(原本部品番号:E28646-04)

2014年6月

このドキュメントでは、最新の情報と、正規のマニュアルにはまだ記載されていない情報について説明します。

このドキュメントの内容は次のとおりです。

1 プラットフォームおよび構成

System Monitoring Plug-in for Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース12.1.0.2.0は、TimesTen 11.2.1.8.0以上、TimesTen 11.2.2.2.0以上、Enterprise Manager Agent 12cリリース2がサポートするすべてのプラットフォームでサポートされています。これらのプラットフォームは次のとおりです。

  • Linux x86 (32ビット)

  • Linux x86-64 (64ビット)

  • IBM AIX (64ビット)

  • Solaris Operating System(SPARC)

  • Solaris Operating System(x86-64)

  • Windows x86-64 (64ビット)

追加要件は次のとおりです。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース2(以上)をインストールします。

  • TimesTen 11.2.1.8.0以上またはTimesTen 11.2.2.2.0以上をインストールします。

  • 表示を最適にするには、画面解像度を1280x1024ピクセル以上に設定します。

System Monitoring Plug-inリリース12.1.0.2.0 for Oracle TimesTen In-Memory Databaseは、Oracle Enterprise Manager 10.2または11.1をサポートしません。

2 ソフトウェア要件およびインストール

ソフトウェア要件の詳細は、『Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inユーザーズ・ガイドfor Oracle TimesTen In-Memory Database』を参照してください。

3 既知の問題および制限事項

この項では、既知の問題および制限事項について説明します。

ホームページ:

  • ホームページにアクセスしようとした場合に、ターゲット・データベースがメモリにロードされていないと、例外ダイアログが表示されます。これが発生した場合、例外ダイアログで「OK」をクリックします。その後、TimesTenデータベースがメモリにロードされていることを確認します。

  • TimesTenターゲットを追加した直後に、TimesTenターゲットのホームページに移動しようとすると、例外「oracle.sysman.emSDK.emd.comm.NoSuchTargetException」のエラー・ダイアログが表示される場合があります。ターゲットが使用可能で、使用する準備ができていることを示す「緑色の矢印」がターゲットに表示されるまで待ちます。

  • ホームページの「パフォーマンス概要」リージョンの使用可能な空きディスク(%)折れ線グラフは、Windows x86-64 (64ビット)プラットフォームではサポートされていません。

パフォーマンス・ページ:

  • ワークロードの書込みおよびワークロードの読取り図が空になる場合があります。回避策はありません。(ワークロードの書込みおよび読取りの図は、TimesTen IMDBメニューから参照できます。「パフォーマンス」を選択し、「ワークロード」を選択します。この問題は、TimesTen 11.2.2.5.0で修正されます。チャートをTimesTen 11.2.2.5.0以上に移入できるようにするには、StatsLevelパラメータをALLに設定して、ttStatsConfig組込みプロシージャを実行します。

  • パフォーマンス・ページのタブの文の詳細リージョンで、文の内訳を示す円グラフの表示に時間がかかる場合があります。

  • パフォーマンス・ページのチェックポイントタブのチェックポイント履歴表の表示に時間がかかる場合があります。

キャッシュの同期化ページ:

  • キャッシュ・ページの左側で、すべてを開くを選択しても、すべての情報が表示されない場合があります。選択的に開きます。

レプリケーションの監視ページ:

  • レプリケーションの集約リージョンで、レプリケートされたトランザクションの数が送信側スレッド・ステータス表の送信されたトランザクションの数と等しくない場合があります。送信側スレッド・ステータス表の値のほうが最新です。不一致は無視します。

  • レプリケーション・ピア表で、ピア名列のトラック番号の順序がリフレッシュ時に変わる場合があります。

一般:

  • データベースが破棄または再作成されても、TimesTenターゲットの履歴統計は削除されません。以前のデータベースの統計がまだ表示されます。古い統計を削除する場合は、Enterprise ManagerのTimesTenターゲットを削除し、再作成します。

  • TimesTenのインスタンス管理者と同じオペレーティング・システム・ユーザーとしてEnterprise Manager Agentが実行されていない場合は、レプリケーションの監視情報が欠落する場合があります。TimesTenのインスタンス管理者と同じオペレーティング・システム・ユーザーとしてEnterprise Manager Agentをインストールしてください。

  • TimesTenターゲット・データベースが接続属性CacheAWTMethod 0 (SQL配列の実行)を使用して構成されている場合は、Method1 (Oracle DBに送信されるバッチ)のメトリックが増加する場合があります。これが予想される動作です。

  • 新しいTimesTenターゲットをEnterprise Manager Cloud Controlに追加した後に「テスト接続」を選択すると、認証失敗エラー・ダイアログが表示される場合があります。回避策として、エラー・ダイアログで「OK」をクリックして、接続はテストしません。注意: この接続は、資格証明が正しい場合でも失敗することがあります。この問題は、Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース3で修正されます。

  • 表示するチェックポイント履歴データが大量にある場合、ブラウザがクラッシュすることがあります。チェックポイント履歴のデフォルトの収集間隔は、10分に設定されています。収集間隔を5分未満の値に設定しないでください。

  • エージェントがホストの正しいタイムゾーンを取得しない場合があります。これが発生した場合、次を実行します。

    1. エージェントのホストにログオンします。

    2. エージェントのホストが適切なタイムゾーンを使用して構成されていることを確認します。適切なタイムゾーンを使用したエージェントのホストの構成の詳細は、システム管理者に連絡してください。

    3. emctl stop agentを実行します。

      $ emctl stop agent
      

      実行結果:

      Oracle Enterprise Manager 12c Cloud Control Release 3 
      Copyright (c) 1996, 2013 Oracle Corporation.  All rights reserved.
      Stopping agent ...... stopped.
      
    4. emctl resettz agentを実行します。

      $ emctl resettz agent 
      

      実行結果:

      Oracle Enterprise Manager 12c Cloud Control Release 3
      Copyright (c) 1996, 2013 Oracle Corporation.  All rights reserved.
      Updating /scratch/testuser/em/agent/agent_inst/sysman/config/ emd.properties...
      Successfully updated /scratch/testuser/em/agent/agent_inst/sysman/config/ emd.properties.
      Login as the em repository user and run the script:
      exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT')and commit the changes
      This can be done for example by logging into sqlplus and doing
      SQL> exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT')
      SQL> commit
      
    5. SQL*Plusを使用してEnterprise Managerリポジトリ・ユーザーとしてデータベースに接続します。

      $ sqlplus sysman/sysman
      

      実行結果:

      SQL*Plus: Release 11.2.0.3.0 Production on Fri Jun 14 08:48:00 2013
      
      Copyright (c) 1982, 2013, Oracle.  All rights reserved.
      
      Connected to:
      Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production
      With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options 
      
    6. 手順4の出力からSQLスクリプトをコピーして貼り付けます。次に例を示します。

      SQL> exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT') 
      

      実行結果:

      PL/SQL procedure successfully completed.
      
    7. トランザクションをコミットします。

      SQL> commit; 
      

      実行結果:

      Commit complete.
      
    8. SQL*Plusを終了します。

      SQL> exit 
      

      実行結果:

      Disconnected from Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production
      With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options
      
    9. emctl start agentを実行します。

      $ emctl start agent
      

      実行結果:

      Oracle Enterprise Manager 12c Cloud Control Release 3  
      Copyright (c) 1996, 2013 Oracle Corporation.  All rights reserved.
      Starting agent ................................. started.
      

4 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


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B71924-02

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