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Trusted Extensions ユーザーガイド     Oracle Solaris 11 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  Trusted Extensions の紹介

2.  Trusted Extensions へのログイン (手順)

3.  Trusted Extensions での作業 (手順)

4.  Trusted Extensions の構成要素 (リファレンス)

用語集

索引

はじめに

Trusted Extensions ユーザーガイド』は、Trusted Extensions 機能が有効になった Oracle Solaris オペレーティングシステム (Oracle Solaris OS) での作業方法を説明するガイドです。

対象読者

このガイドは、Trusted Extensions のすべてのユーザーを対象としています。前提条件として、Oracle Solaris OS およびオープンソースの GNOME デスクトップに精通している必要があります。

同時に、組織のセキュリティーポリシーにも精通している必要があります。

Trusted Extensions マニュアルセットの構成

次の表に、Trusted Extensions ガイドで扱うトピックの一覧と、各ガイドの対象読者の一覧を示します。

ガイドのタイトル
トピック
対象読者
Trusted Extensions. の基本的な機能について説明しています。このガイドには用語集が含まれています。
エンドユーザー、管理者、開発者
パート I では、Trusted Extensions の準備、有効化、および初期設定の方法が説明されています。

パート II では、Trusted Extensions システムの管理方法が説明されています。このガイドには用語集が含まれています。

管理者、開発者
Trusted Extensions を使ってアプリケーションを開発する方法について説明しています。
開発者、管理者
ラベルエンコーディングファイルでのラベル構成要素の指定方法について説明します。
管理者
ラベルエンコーディングファイルで使用される構文について説明します。構文を使用することにより、適格な形式のラベルに関するさまざまな規則がシステムに適用されます。
管理者

このガイドの構成

第 1 章Trusted Extensions の紹介では、Trusted Extensions 機能を備えた Oracle Solaris システムに実装されている基本的な概念について説明します。

第 2 章Trusted Extensions へのログイン (手順)では、システムへのアクセス手順と Trusted Extensions システムの終了手順について説明します。

第 3 章Trusted Extensions での作業 (手順)では、Trusted Extensions を使用して作業を行う方法について説明します。

第 4 章Trusted Extensions の構成要素 (リファレンス)では、Trusted Extensions 機能を備えたシステムの主な構成要素について説明します。

用語集では、Trusted Extensions で使われるセキュリティー用語について説明します。

Oracle サポートへのアクセス

Oracle のお客様は、My Oracle Support を通じて電子的なサポートを利用することができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info を参照してください。聴覚に障害をお持ちの場合は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs を参照してください。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P-1 表記上の規則

字体または記号
意味
AaBbCc123
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。
.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

system%

AaBbCc123
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。
system% su

password:

AaBbCc123
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。
『 』
参照する書名を示します。
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。
「 」
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。

\
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。
sun% grep `^#define \

 XV_VERSION_STRING'

Oracle Solaris OS に含まれるシェルで使用する、UNIX のデフォルトのシステムプロンプトとスーパーユーザープロンプトを次に示します。コマンド例に示されるデフォルトのシステムプロンプトは、Oracle Solaris のリリースによって異なります。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。