セキュリティーポリシー

セキュリティーポリシーまたはポリシーという表現は、このドキュメントでは組織のセキュリティーガイドラインと同じ意味で使用されています。実際のサイトのセキュリティーポリシーは、処理される情報の重要度や未承認アクセスから情報を保護する手段を定義する規則セットです。Secure Shell、認証、RBAC、承認、特権、リソース制御などのセキュリティー技術は、情報を保護する手段となります。

セキュリティー技術の中には、それらの実装の個々の側面を説明する際にポリシーという語を使用するものもあります。たとえば、Oracle Solaris は監査ポリシーの一部の構成で監査ポリシーオプションを使用します。次の表は、実装の個々の側面の説明にポリシーという語を使用する機能に関する用語解説、マニュアルページ、および情報を示しています。

表 1-1 Oracle Solaris での「ポリシー」という語の使用

「ポリシー」用語	選択されるマニュアルページ	詳細情報
audit policy	`auditconfig`(1M)	第 26 章監査 (概要)
暗号化フレームワークにおけるポリシー	`cryptoadm`(1M)	第 11 章暗号化フレームワーク (概要)
device policy	`getdevpolicy`(1M)	「デバイスアクセスの制御」
Kerberos policy	`krb5.conf`(4)	第 23 章Kerberos 主体とポリシーの管理 (タスク)
network policies	`ipfilter`(5)、 `ipadm`(1M)、 `ike.config`(4)、 `ipsecconf`(1M)、 `routeadm`(1M)	『Oracle Solaris の管理: IP サービス』のパート III「IP セキュリティー」
password policy	`passwd`(1)、 `crypt.conf`(4)、 `policy.conf`(4)	「ログイン制御の管理」
policy for public key technologies	`kmfcfg`(1)	第 13 章鍵管理フレームワーク
RBAC policy	`rbac`(5)、`policy.conf`(4)	「`policy.conf` ファイル」

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	Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス Oracle Solaris 11 Information Library (日本語)