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Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 への移行 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 への移行 (概要)
2. Oracle Solaris 11 インストール方法への移行
10. 仮想環境での Oracle Solaris リリースの管理
12. Oracle Solaris デスクトップ機能の使用
Oracle Solaris 11 デスクトップ機能のサマリー
Oracle Solaris デスクトップ (GNOME 2.30) に移行する際には、次のトラブルシューティング情報を参照してください。
Oracle Solaris 11 テキストインストーラには、GNOME 2.30 デスクトップを含む主要なソフトウェアパッケージが含まれません。このインストール方法を使用する場合は、あとで solaris-desktop パッケージをインストールする必要がありません。テキストインストール後の pkg install コマンドを使用したパッケージの追加については、『Oracle Solaris 11 システムのインストール』の「テキストインストール後のソフトウェアの追加」を参照してください。
ライブセッション実行中のシステムに solaris-desktop パッケージをインストールする必要のある状況の場合、次のように、新規ブート環境を作成し、solaris-desktop パッケージをインストールしてから、新規ブート環境をアクティブ化します。
# beadm create be-name # beadm mount be-name /mnt # pkg -R /mnt install group/system/solaris-desktop # bootadm update-archive -R /mnt # beadm umount be-name # beadm activate be-name
GDM ログインに関する次の潜在的な問題に注意してください:
CDE から GDM ログイン構成への移行 – Oracle Solaris 10 で CDE ログインをカスタマイズした場合は、Oracle Solaris 11 の GDM で動作するように構成の選択を再統合する必要がある可能性があります。CDE と GDM とのログイン機能間には、正確な 1 対 1 のマッピングが存在しないことに注意してください。一部の CDE ログイン構成の選択が GDM ログインで使用できなかったり、一部の GDM ログイン構成の選択が CDE ログインで使用できなかったりします。たとえば、GDM ログイン画面はデフォルトではチューザ画面を提供しません。
別の例として、Oracle Solaris 11 では XDMCP (X Display Manager Control Protocol) 機能が Oracle Solaris 10 とは異なる方法で構成および有効化されます。新しい GDM には、XDMCP サーバーを実行する機能がありますが、この機能はデフォルトで無効になっています。GDM 構成ファイルを変更すると、この機能を有効にすることができます。
XDMCP のもう 1 つの要件は、X11 で TCP/IP 接続を許可することです。この機能も、デフォルトで無効になっています。この機能を有効にする手順については、Xserver(1) のマニュアルページを参照してください。gdm(1)のマニュアルページ、yelp-tools のドキュメント、およびオンラインヘルプも参照してください。
Oracle Solaris 11 での Oracle Solaris 10 GDM テーマのサポート – Oracle Solaris 10 では、GDM は GUI 構成ツールが含まれるデフォルト以外のログインプログラムとして出荷されます。Oracle Solaris 11 では、GDM にこの GUI 構成ツールが含まれていません。また、このリリースでは Oracle Solaris 10 の GDM で動作する GDM テーマもサポートされません。必要に応じて、/usr/share/gdm/gdm-greeter-login-window.ui ファイルを変更すると、新しい GDM ログイン GUI の表示を変更できます。