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Oracle Solaris 11 GNOME デスクトップのアクセシビリティーガイド     Oracle Solaris 11 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  アクセシビリティーの紹介

2.  支援技術を使用する

3.  マウスとキーボードを構成する

4.  キーボードを使用してデスクトップをナビゲートする

5.  デスクトップの表示をカスタマイズする

6.  システム管理

アクセシビリティー対応のログイン用にデスクトップを構成する

Oracle Solaris システムにアクセシビリティー用の Java 環境を構成する

Oracle Solaris システムに Java 環境を構築するには

Oracle Solaris システムで XKB を有効にする

Sun Ray Oracle Solaris システム以外で XKB を有効にするには

代替のポインタデバイスを構成する

Oracle Solaris システムに代替のポインタデバイスを構成するには

Oracle Solaris x86 システムに 2 台の USB マウスデバイスを構成するには

索引

代替のポインタデバイスを構成する

次の節では、標準の物理マウスまたは別のポインタデバイス (シングルスイッチデバイスやヘッドトラッカーデバイスなど) を使用できるようにシステムを構成する方法、および 2 台目のポインタデバイスを使用できるようにオンスクリーンキーボードを構成する方法について説明します。

Oracle Solaris システムに代替のポインタデバイスを構成するには


注 - この手順は、すべての Oracle Solaris プラットフォームで機能するのではありません。


  1. システムに代替のポインタデバイスを接続する前に、既存のデバイスを一覧表示します。
    # ls -l /dev/usb/hid*
  2. システムに代替のポインタデバイスを接続します。
  3. 新規デバイスを一覧表示します。
    # ls -l /dev/usb/hid*
  4. /usr/openwin/server/etc/OWconfig ファイルに、次の行を追加します。
    # Sun Mouse module
        class="XINPUT" name="IMOUSE2"
        dev="/dev/usb/hid2" strmod="usbms"
        ddxHandler="ddxSUNWmouse.so.1"
        ddxInitFunc="ddxSUNWmouseProc";

    各表記の意味は次のとおりです。

    • name オプションは文字列 IMOUSE で始まりますが、既存のデバイス番号に応じて、IMOUSE2 IMOUSE3 などの一意の文字列になるように拡張されます。

    • dev オプションには、手順 3 で識別されたデバイス名を指定します。

  5. OWconfig ファイルから次の行を削除します。
    # Null Mouse module class="XINPUT" name="NMOUSE" 
        ddxHandler="ddxSUNWmouse.so.1" ddxInitFunc="ddxnullmouseProc";
  6. /usr/openwin/server/etc/OWconfig ファイルを保存します。
  7. X サーバーを起動します。

Oracle Solaris x86 システムに 2 台の USB マウスデバイスを構成するには

  1. システムに 2 台目のマウスを接続する前に、既存のデバイスを一覧表示します。
    # ls -l /dev/usb/hid*
  2. システムに 2 台目のマウスを接続します。
  3. 新規デバイスを一覧表示します。
    # ls -l /dev/usb/hid*
  4. /etc/X11/xorg.conf ファイルで、 ServerLayout セクションを次のように編集します。
    Section "ServerLayout"
             Identifier     "X.org Configured"
             Screen      0  "Screen0" 0 0
             InputDevice    "Mouse0" "CorePointer"
             InputDevice    "Mouse1"
             InputDevice    "Keyboard0" "CoreKeyboard"
                        EndSection
  5. InputDevice セクションを次のように編集します。
    Section "InputDevice"
             Identifier  "Mouse0"
             Driver      "mouse"
             Option      "Protocol" "VUID"
             Option      "Device" "/dev/mouse"
    EndSection
  6. 2 番目の InputDevice セクションを次のように編集します。
    Section "InputDevice"
             Identifier  "Mouse1"
             Driver      "mouse"
             Option      "Protocol" "VUID"
             Option      "StreamsModule" "usbms"
             Option      "Device" "/dev/usb/hidx"
    EndSection

    各表記の意味は次のとおりです。

    /dev/usb/hidx は、手順 3 で識別されたデバイス名です。

  7. /etc/X11/xorg.conf ファイルを保存します。
  8. X サーバーを起動します。