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Oracle Solaris Studio 12.3: C ユーザーガイド Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語) |
コードを 64 ビットに変換するにあたっては次の事項を確認してください。
すべてのデータ構造体とインタフェースを見直して、64 ビット環境でも問題がないことを確認します。
コードに <inttypes.h> をインクルードして、多数の基本派生型とともに _ILP32 または _LP64 の定義を提供します。システムプログラムの場合は、_ILP32 または _LP64 の定義を取得するために <sys/types.h> (または少なくとも <sys/isa_defs.h>) をインクルードします。
スコープが局所ではない関数プロトタイプと外部宣言はヘッダーに移動し、コード中にヘッダーをインクルードします。
lint は、-m64、および -errchk=longptr64 および signext オプションを使用して実行します。1 つ 1 つすべての警告に目を通してください。必ずしもすべての警告について、コードの変更が必要になるわけではありません。変更によっては、32 ビットと 64 ビットモードの両方で lint を再度実行してください。
アプリケーションが 64 ビットとしてのみ提供されている場合を除いて、32 ビットと 64 ビット の両方でコードをコンパイルしてください。
アプリケーションのテストは、32 ビット版は 32 ビットオペレーティングシステム上で、64 ビット版は 64 ビットオペレーティングシステム上で行なってください。32 ビット版は、64 ビットオペレーティングシステム上でテストすることもできます。