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Oracle Solaris Studio 12.3: OpenMP API ユーザーガイド Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語) |
実装後には、スレッド数を動的に調整する機能があります。動的調整の機能はデフォルトで有効に設定されています。OMP_DYNAMIC 環境変数を FALSE に設定するか、引数を適切に指定して omp_set_dynamic() ルーチンを呼び出して、動的調整を無効にします。
スレッドが並列構文を検出したときにこの実装により提供されるスレッド数は、OpenMP 3.1 仕様のアルゴリズム 2.1 に従って決定されます。システムリソースの不足時などの例外的な状況では、提供されるスレッドの数はアルゴリズム 2.1 で説明されている数よりも少なくなることがあります。このような状況では、SUNW_MP_WARN が TRUE に設定されているか、sunw_mp_register_warn() の呼び出しによりコールバック関数が登録されている場合には、警告メッセージが表示されます。