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Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド Oracle Solaris Cluster 4.0 (日本語) |
6. Oracle RAC のサポート のトラブルシューティング
B. DBMS のエラーおよび記録される警告についての事前設定アクション
SUNW.scalable_asm_diskgroup_proxy 拡張プロパティー
このプロパティーは、リソースのリモート手続き呼び出し (RPC) クライアントがプロキシデーモンに接続する最大試行回数を指定します。
データ型: 整数
範囲: 1–25
デフォルト: 3
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは、リソースの RPC クライアントがプロキシデーモンへの接続を試行する間隔を秒単位で指定します。
データ型: 整数
範囲: 1–3600
デフォルト: 5
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは、Oracle Grid Infrastructure ソフトウェアが配置されるディレクトリを指定します。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: デフォルトは定義されていません
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは、このリソースに関連付けられている特定の Oracle RAC データベースを一意に識別する名前を指定します。この識別子により、そのデータベースと、システム上で同時に実行されるほかのデータベースが区別されます。Oracle RAC データベースの名前は、Oracle RAC のインストール時に指定します。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: デフォルトは定義されていません
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは、Oracle RAC プロキシサーバーのコンポーネントからのデバッグメッセージをどのレベルまで記録するかを示します。デバッグレベルを上げると、より多くのデバッグメッセージがログファイルに書き込まれます。これらのメッセージは、/var/opt/SUNWscor/scalable_rac_server_proxy/message_log. rs ファイルに記録されます。rs は Oracle RAC プロキシサーバーコンポーネントを表すリソースの名前です。
リソースをマスターできる各ノードには、debug_level 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 整数
範囲: 0–100
デフォルト: 1 で、syslog メッセージを記録します
調整可能: いつでも
このプロパティーは、このリソースがプロキシとして機能している Oracle Grid Infrastructure リソースの検証間隔を秒単位で指定します。
データ型: 整数
範囲: 10–3600
デフォルト: 300
調整可能: いつでも
このプロパティーは Oracle ホームディレクトリへのフルパスを指定します。Oracle ホームディレクトリには、Oracle ソフトウェアのバイナリファイル、ログファイル、およびパラメータファイルが含まれています。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: デフォルトは定義されていません
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは Oracle システム識別子 (SID) を指定します。Oracle SID は、インスタンスが実行されているノード上の Oracle RAC データベースインスタンスを一意に識別します。
リソースをマスターできる各ノードに対して、異なる値の oracle_sid 拡張プロパティーを指定する必要があります。各ノードの値は、ノード上で実行されているインスタンスを正しく識別するものでなければなりません。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: NULL
調整可能: 無効の場合
このリソースがプロキシとして機能している Oracle Grid Infrastructure リソースのステータスを確認するときにプロキシモニターが使用するタイムアウト値を秒単位で指定します。
データ型: 整数
範囲: 5–3600
デフォルト: 120
調整可能: いつでも
このプロパティーは、Oracle Grid Infrastructure ソフトウェアが完全に起動されたことを、このリソースが最大何回まで確認するか (最大試行回数) を指定します。この試行間隔は、proxy_probe_timeout 拡張プロパティーの値の 2 倍です。
このリソースでは、Oracle RAC データベースインスタンスを起動する前に Oracle Grid Infrastructure ソフトウェアが起動されていることを確認する必要があります試行回数の最大値を超えた場合、リソースはデータベースインスタンスの起動を試行しません。
データ型: 整数
範囲: 10–600
デフォルト: 20
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは、データベースの起動または停止前に設定される環境変数を格納するファイルの名前を指定します。このファイルには、値が Oracle のデフォルト値と異なるすべての環境変数を指定する必要があります。
たとえば、/var/opt/oracle または oracle-home/network/admin ディレクトリの下にユーザーの listener.ora ファイルがない場合があります。その場合は、TNS_ADMIN 環境変数を定義する必要があります。
各環境変数の定義は、variable-name= value という形式に従う必要があります。環境ファイル内では、定義ごとに改行します。
リソースをマスターできる各ノードには、user_env 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: デフォルトは定義されていません
調整可能: いつでも