リリース・ノート
リリース5.0 for Oracle Linux
B65096-01(原本部品番号:E18694-04)
2011年9月
このリリース・ノートには、Oracle Database Firewallリリース5.0のドキュメントに含まれていない重要な情報が記載されています。このリリース・ノートは、すべてのプラットフォームのOracle Database Firewallに適用されます。
このドキュメントの内容は次のとおりです。
この項の内容は、次のとおりです。
ネットワークとの間にファイアウォールを設置したDPEモードのDatabase FirewallシステムではIPスプーフィング検出をオフにすることが必要
リリース5.0より前のOracle Database Firewallでは、ノベルティ・ポリシーおよび機密フィールド・マスキングを大文字にすることが必要
大量のトラフィック・ログ・データの削除など、長時間実行される特定の操作は、Management Server管理コンソールに干渉する可能性があります。管理タスクを実行する前に、これらの操作が完了するまで待機してください。
構成リストア・ジョブを実行すると、以前作成されたアーカイブ・ジョブが削除されます。
ユーザーのブラウザでJavaScriptが無効になっている高可用性環境では、ユーザーは「Appliances List」ページを手動でリフレッシュし、アプライアンスのステータスを取得する必要があります。
高可用性環境を構成する場合、対のDatabase Firewallに使用されるハードウェアの仕様が同一であることを確認してください。
Database FirewallシステムをDPEモードで使用し、残りのネットワークとの間にDatabase Firewallを置いた場合、Database FirewallでIPスプーフィング検出ルールをオフにする必要があります。
Database Firewall Management Serverおよびブリッジが同一のサブネット上にある物理的に独立したネットワークに接続されている場合、Database Firewallは不正なインタフェースからレスポンスをルーティングする可能性があります。物理的に独立したネットワークが必要な場合は、別々のサブネットを使用してください。
パッチを使用して既存のインストールをアップグレードする場合、パッチのインストール後に、アップグレードしたシステムを再起動する必要があります。これにより、すべてのサービスを再起動できます。
構成をリストアすると、既存の構成は上書きされます。これにより、トラフィック・ログが削除される可能性があります。古い構成を現在のトラフィック・ログとマージする場合は、データをアーカイブし、構成をリストアしてから、データをリストアしてください。
リストア機能を使用して、以前アーカイブしたトラフィック・ログ・データをシステムにリストアする場合は、これらのログ・ファイルを監視ポイントに関連付ける必要があるかどうかを指定します。これは「System」メニューの「Repair」メニュー・オプションから実行できます。
同一のデータベース詳細(IPアドレスおよびポート番号)が含まれる2つ以上の保護されたデータベースは作成しないでください。これにより、レポートの生成に問題が発生する可能性があります。
DPEモードで監視されている保護されたデータベースからローカル監視を有効または無効にすると、既存のデータベース・セッションが終了します。
監視対象の保護されたデータベースが1000を超えるアラートを1分以内に受け取った場合、後続のアラートはsyslogメッセージに表示されません。この場合、次のメッセージがsyslogに書き込まれます。
WARN - More than 1000 alerts in the last minute. Subsequent alerts will not be processed.
Database Firewallの構成時、Database Firewall Analyzerがログ・データに照準を合わせる際に正しい時間範囲が使用されるように、システム時間および時間オフセットが正しく設定されていることを確認してください。
ログ検索結果を生成する場合、表示される完了率の数値は、ログ検索結果の定義時に指定した最大結果数の値ではなく、記録された文の合計数に基づきます。
ローカル監視では、セッションがローカル・マシンからのものであるかを判断するために、正引きおよび逆引きのDNS参照を両方とも実行します。DNS構成が破損しているためにサーバーから正常に参照できない場合、ローカル監視ではコンソール・イベントは記録できません。ローカル監視ですべてのローカル・セッションを記録するには、DNS構成が正しいことを確認してください。
Database Firewallでは、Cisco 2900などの特定のスイッチに接続されている場合、リンク・ランプが表示されないことがあります。接続性を確認するには、「System」タブの「System Settings」メニューで、「Autonegotiated」設定ではなく手動設定を使用するようリンク・プロパティを設定します。
Sybase ASEストアド・プロシージャ監査の場合、tempdbデータベースは生成された一時ファイルに対応できる大きさである必要があります。これをチェックするには、次の手順を実行します。
sp_helpdbシステム・ストアド・プロシージャを実行します。
sybsystemprocおよびtempdbの各データベースについてdb_size列を比較します。
tempdbデータベースは、sybsystemprocと比較して少なくとも2、3MB大きい必要があります。
Database FirewallをDPEモードに設定する場合(強制ポイント設定により、またはネットワーク・パススルーでDatabase Firewallを再起動)、データベースへのすべての接続が強制的に再接続されることを確認してください。さらに、DPEモードで強制ポイント設定を変更した場合、すべてのデータベース接続を強制的に再接続する必要があります。
Oracle Database Firewallリリース5.0のノベルティ・ポリシーでは、アクション警告またはエスカレーションは許可されません。これらのオプションが有効な状態で、Oracle Database Firewallリリース4.3以前からベースライン・ポリシーがロードされた場合、Analyzerによってポリシーが更新されます。ノベルティ・ポリシーに対する変更が正しいことを確認してください。
リリース5.0より前のOracle Database Firewallで作成したベースラインについては、次の要素を手動で更新し、すべての名前を必ず大文字にする必要があります。
機密フィールド・マスキング
表、列またはプロシージャの名前に基づくノベルティ・ポリシー
更新後、syslogに次のエラーが表示される可能性があります。
WARN - Failed to connect to database:ORA-12541: TNS:no listener
このエラーが表示された場合、rootユーザーとして次のコマンドを実行してください。
. oraenvs lsnrctl start
高スループット・システムでは、トラフィック・ログ診断モードを使用しないでください。(このモードを探すには、Management ServerまたはスタンドアロンのDatabase Firewall管理コンソールで、「Reporting」タブを選択し、「Traffic Log」メニューから「View」を選択します。)これにより、Oracle Database Firewallシステムのパフォーマンスが低下します。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
お客様は、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle Database Firewallリリース・ノート, リリース5.0 for Oracle Linux
B65096-01
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