この章では、Oracle Service Busサーバーの様々な起動方法について説明します。
この章には、次の項があります。
この章に含まれていないサーバーの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動と停止に関する説明を参照してください。
デフォルトのApache Derbyデータベースを使用しているOracle Service Bus開発サーバーを起動する際に、説明する必要のある特定の問題があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Service Bus管理者ガイド』の「Derbyを使用した複数の開発サーバーの実行」を参照してください。
この項では、Oracle Service Bus管理サーバーを起動する様々なオプションについて説明します。
Oracle Service Busドメインのルートから、startWebLogic.cmdまたはstartWebLogic.shのstartWebLogicコマンドを実行します。
コマンド・ウィンドウが表示され、Oracle WebLogic Serverに関するステータス情報が示されます。
本番モードでサーバーを起動した場合、サーバーの起動に有効なユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
この項では、Windowsシステム上でOracle Service Bus管理サーバーを起動する方法について説明します。
Windowsのスタート・メニューから、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle WebLogic」→「ユーザー・プロジェクト」→「domain_name」→「Oracle Service Busドメイン用のサーバーを起動」を選択します。
domain_nameは、Oracle Service Busドメインを作成したときに指定した名前を表します。
MW_HOME/user_projectsはデフォルトのドメインの場所です。
この項では、Oracle Service BusドメインをWindowsサービスとして起動するための環境の構成方法について説明します。管理サーバーをWindowsサービスとして起動すると、システムが再起動した後にサーバーが起動します。
この手順ではWindowsレジストリの変更が必要になるため、続行する前に、Windowsレジストリをバックアップする必要があります。
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注意: また、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のWLSTとノード・マネージャを使用した管理サーバーの起動に関する説明に従って、ノード・マネージャを使用してOracle Service Bus管理サーバーをWindowsサービスとして起動することもできます。 |
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のWebLogic ServerインスタンスのWindowsサービスとしての設定に関する説明に従って、WL_HOME\server\bin\installSvc.cmdスクリプトを実行することによって、Oracle Service BusドメインをWindowsサービスとして起動するように設定します。
必要な環境変数をWindowsレジストリに追加します。続行する前に、作成したWindowsサービスの名前を確認する必要があります。通常、サービス名は「beasvc [DOMAIN_NAME]_[SERVER_NAME]」です。
Windowsレジストリをバックアップします。
Windows regeditユーティリティを実行します。Windowsで、「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択します。「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスでregeditと入力し、「OK」をクリックします。
Windowsサービスの次のレジストリ・キーを検索します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\services\beasvc [DOMAIN_NAME]_[SERVER_NAME]
Environmentという名前の新しい複数行文字列値を作成します。
次のエントリを追加することによって、新しい環境値を編集します。
ALSB_HOME=C:\oracle11g\Oracle_OSB1
ここで、C:\oracle11gはOracle Fusion Middlewareのインストールのルートです。
Windows XP 32ビットの場合のみ: コマンド・ウィンドウで、一時ファイルの作成場所にディレクトリを変更し、次のコマンドを実行します: set > env.txt。
env.txtファイルを開き、そのコンテンツ全体をコピーして、ALSB_HOMEエントリの下に作成したEnvironmentレジストリ値に貼り付けます。
複数行文字列値のダイアログ・ボックスで「OK」をクリックして、Windowsレジストリ・エディタを閉じます。
サービスを開始する前に、必ずOracle Service Busドメインで使用されている任意のデータベースを起動してください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のWLSTとノード・マネージャを使用した管理サーバーの起動に関する説明を参照してください。
次の構文を使用して、個別のコマンド・ウィンドウからそれぞれのOracle Service Bus管理対象サーバーを起動します。
DOMAIN_HOME/bin/startManagedWebLogic.sh(.cmd) osb_server http://administration_server_host:administration_server_port -Dweblogic.management.username=user_name -Dweblogic.management.password=password
説明:
osb_serverは管理対象サーバーの名前です。
http://administration_server_host:administration_server_portは、管理サーバーがデフォルト以外のポートで実行される場合や、(分散環境で)管理サーバーが管理対象サーバーとは異なるホスト上に存在する場合のオプションの引数です。
-Dweblogic.management引数を使用すると、ドメインの作成時にOracle Fusion Middleware構成ウィザードで入力したユーザー名とパスワードを必要に応じて指定できます。
ログイン資格証明をコマンド引数として指定しない場合は、Oracle Service Busにより、サーバーを起動する前にユーザー名とパスワードの入力を求められます。
起動する必要のある管理対象サーバーの名前がわからない場合は、次のいずれかを行います。
次のファイルを表示する: DOMAIN_HOME/startManagedWebLogic_readme.txt
次のURLを入力して、Oracle WebLogic Server管理コンソールにアクセスする
http://host:admin_server_port/console
ログインした後、「環境」>「サーバー」にナビゲートして、管理対象サーバーの名前を確認します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の「サーバーの起動と停止」を参照してください。
サーバーが正常に起動すると、コンソール・ウィンドウに次のメッセージが出力されます。
<Server started in RUNNING mode>