この章では、Oracle Service Bus管理コンソールを使用した、XSLトランスフォーメーション・リソースへの未解決の参照の作成、検索、編集、削除および修正の方法について説明します。
トランスフォーメーション・マップは、2つのデータ型の間のマッピングを記述したものです。eXtensible Stylesheet Language Transformation (XSLT)マップでは、XMLからXMLへのマッピングを記述します。
XSLトランスフォーメーションを検索するには:
次のいずれかの操作を行います。
「プロジェクト・エクスプローラ」を選択して、「プロジェクト・ビュー」ページまたはプロジェクト/フォルダ・ビュー・ページを表示します。次に、プロジェクトおよびフォルダに移動して、XSLトランスフォーメーションを検索します。
「リソース・ブラウザ」>「XSLT」を選択します。「XSLTのサマリー」ページに、表15-1に示す情報が表示されます。
リストの項目数を制限するために、名前またはパス、あるいはその両方でフィルタできます。「検索」にある「名前」フィールドと「パス」フィールドに、検索対象の名前またはパス、あるいはその両方を入力し、「検索」ボタンをクリックします。
このパスは、プロジェクト名、およびXSLTが格納されるフォルダの名前になります。
ワイルド・カード文字の*および?を使用できます。検索では大文字小文字は区別されます。
「すべて表示」をクリックすると、ドメイン内のすべてのXSLTが表示されます。これにより、前回の検索で使用された検索パラメータがクリアされます。
表15-1 XSLトランスフォーメーションの詳細
プロパティ | 説明 |
---|---|
XSLT名 |
XSLトランスフォーメーションに割り当てられた名前。名前をクリックしすると、XSLトランスフォーメーションの詳細の表示ページが表示されます。 15.3項「XSLトランスフォーメーションの編集」を参照してください。 |
パス |
パスは、プロジェクト名、およびXSLトランスフォーメーションが格納されるフォルダの名前です(たとえば XSLTのパスをクリックすると、このパスを含む 「プロジェクト・ビュー」ページまたは「フォルダ・ビュー」ページ が表示されます。 |
アクション |
「テスト・コンソールの起動」アイコンをクリックして、サービスやトランスフォーメーションの設計の検証とテストに使用するテスト・コンソールを起動します。XSLトランスフォーメーションの場合、セッション内でもセッション外でもテスト・コンソールを使用できます。詳細は、4.2項「「プロジェクト・ビュー」ページ」を参照してください。 |
オプション |
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。 「削除」アイコンをクリックするとXSLTが削除されます。他のリソースがこのリソースを参照している場合、削除の警告アイコンが表示されます。確認のための警告は表示されますが、リソースを削除することはできます。この場合、削除されたリソースへの未解決の参照が原因で、競合が発生する可能性があります。詳細は、15.4項「XSLトランスフォーメーションの削除」を参照してください。 |
XSLトランスフォーメーションを追加するには:
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。
「プロジェクト・エクスプローラ」を選択して、「プロジェクト・ビュー」ページまたはプロジェクト/フォルダ・ビュー・ページを表示します。
XSLトランスフォーメーションを追加するプロジェクトまたはフォルダに移動します。
「リソースの作成」リストから「XSLT」を選択して、「新しいXSLTの作成」ページを表示します。
「リソース名」フィールドにこのXSLトランスフォーメーションの一意の名前を入力します。
名前付けのガイダンスについては、2.3項「リソースの名前付けに関する制限事項」を参照してください。
「リソースの説明」フィールドにXSLトランスフォーメーションの説明を入力します。
「XSLT」フィールドで、次のいずれかを実行します。
新しいXSLトランスフォーメーション用のテキストを入力します。
「参照」をクリックして既存のXSLトランスフォーメーションを検索し、インポートします。
既存のXSLトランスフォーメーションのテキストをコピーしてこのフィールドに貼り付けます。
「保存」をクリックして、現在のセッションで更新をコミットします。
セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」の「アクティブ化」をクリックします。
XSLトランスフォーメーションを編集するには:
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。
15.1項「XSLトランスフォーメーションの検索」の説明に従って、XSLトランスフォーメーションを検索します。
XSLトランスフォーメーション名をクリックします。XSLトランスフォーメーションの詳細の表示ページに、デフォルトでXSLTの構造ビューが表示されます。これには表15-2に示す情報が含まれています。
表15-2 XSLトランスフォーメーション・リソースの詳細
プロパティ | 説明 |
---|---|
最終更新者 |
このXSLトランスフォーメーションを作成したか、構成にインポートしたユーザー。 |
最終更新日 |
ユーザーがこのXSLトランスフォーメーションを作成したか、構成にインポートした日時。このリソースの変更履歴を表示するには、日時のリンクをクリックします。4.23項「変更履歴の表示ページ」を参照してください。 |
参照 |
このXSLトランスフォーメーションが参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示されます。詳細は、4.22項「リソースへの参照の表示」を参照してください。 |
参照元 |
このXSLトランスフォーメーションを参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示されます。たとえば、このXSLトランスフォーメーションを特定のプロキシ・サービスのメッセージ・フロー内の変数に割り当てた場合、リンクをクリックすると、そのプロキシ・サービスが参照としてリストに表示されます。詳細は、4.22項「リソースへの参照の表示」を参照してください。 |
説明 |
このXSLトランスフォーメーションの説明。 |
ターゲット・ネームスペース |
XSLトランスフォーメーションに含まれる定義を修飾するために使用されるネームスペース。 |
XSLTの依存関係 |
XSLTに関連付けられている属性とグループ: XSLTの場所 |
状態 |
以下のXSLトランスフォーメーションのステータス。
|
「テキスト・ビュー」をクリックして、XSLトランスフォーメーションの詳細をテキストで表示します。テキスト・ビューには、表15-3に示す情報が表示されます。
フィールドを変更するには、「編集」をクリックします。各フィールドの説明については、15.2項「XSLトランスフォーメーションの追加」を参照してください。
「リソース名」フィールドは変更できません。
「保存」をクリックして、現在のセッションで更新をコミットします。
XSLトランスフォーメーションを削除するには:
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。
「リソース・ブラウザ」→「XSLT」を選択し、「XSLTのサマリー」ページを表示します。
削除するXSLトランスフォーメーションの行の「削除」アイコンをクリックします。XSLトランスフォーメーションは現在のセッションで削除されます。他のリソースがこのリソースを参照している場合、削除の警告アイコンが表示されます。確認のための警告は表示されますが、リソースを削除することはできます。この場合、削除されたリソースへの未解決の参照が原因で、競合が発生する可能性があります。
セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」の「アクティブ化」をクリックします。
XSLトランスフォーメーションの参照を解決するには:
セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。
「リソース・ブラウザ」→「XSLT」を選択し、「XSLTのサマリー」ページを表示します。
「XSLT名」列で、適切なXSLT名をクリックして、未解決の参照の詳細を表示します。XSLトランスフォーメーションの詳細の表示ページが表示されます。
「参照の編集」をクリックして、XSLトランスフォーメーション・リソースの参照の編集ページを表示します。
「リソース・タイプ」フィールドで、「XSLT」を選択します。
「参照」をクリックします。XSLTブラウザが表示されます。
XSLTブラウザでXSLTを選択し、「依存関係」ペインで依存関係を選択します。
「発行」をクリックします。「リソース名」フィールドに選択したXSLTが表示されます。
「保存」をクリックします。XSLTの詳細の表示ページが表示されます。
「OK」をクリックします。XSLトランスフォーメーションの状態が「有効」と表示されます。
セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」の「アクティブ化」をクリックします。