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Oracle® Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61006-04
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20 Oracle B2Bのパフォーマンス・チューニング

この章では、Oracle B2Bのパフォーマンスをチューニングする方法について説明します。内容は次のとおりです。

20.1 Oracle B2Bについて

Oracle B2B(Business to Business)は、企業と取引パートナ間におけるセキュアで信頼性の高いビジネス・ドキュメントの交信を可能にするE-Commerceゲートウェイです。Oracle B2Bは、Business-to-Businessのドキュメント標準、セキュリティ、トランスポート、メッセージング・サービス、および取引パートナ管理をサポートしています。Oracle B2BをOracle SOA Suiteコンポジット・アプリケーション内でバインディング・コンポーネントとして使用すると、エンドツーエンドのビジネス・プロセスを実装できます。

Oracle SOA Suiteの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

20.2 MDSキャッシュ・サイズ

メタデータ・サービス(MDS)インスタンスのキャッシュ・サイズの値を変更すると、パフォーマンスを改善できます。xmx-to-mdsCache値の比率として5:1をお薦めします。たとえば、xmxサイズが1024の場合、mdsCacheに200MBを維持します。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、これらの設定を変更できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』の「Oracle B2Bの構成」を参照してください。

20.3 スレッド数

b2b.inboundThreadCountおよびb2b.outboundThreadCountの値を変更すると、Oracle B2Bのメッセージ処理を改善できます。推奨値は、使用しているシステムによって異なります。たとえば、2GBのコンピュータの場合、3から5の間の設定をお薦めします。b2b.inboundThreadSleepTimeおよびb2b.outboundThreadSleepTimeプロパティは、メッセージ処理後にスレッドをスリープします。10から1000(ミリ秒)の間の設定をお薦めします。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、これらの設定を変更できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』の「Oracle B2Bの構成」を参照してください。

20.4 JMSの複数のアウト・キュー設定

JMSアウト・キュー・コンポーネントは、B2BでJMSキューからデータを受け取れるようにする要素です。パフォーマンスを最大化するには、複数のJMSOUTQUEUESを設定することを検討し、対応するリスニング・チャネルをB2Bに作成してください。