ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B62263-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

H スタンドアロン・エージェントのOPMN構成

Oracle Process Monitor and Notificationサーバー(OPMN)は、プロセスの停止、起動、およびプロセス・ステータスの取得に使用されます。

スタンドアロン・エージェントは、コマンドライン・インタフェースから起動されるスタンドアロンJavaプロセスです。このエージェントは通常、最適な統合フロー・パフォーマンスが得られるように、ソースまたはターゲットにローカルにデプロイされます。このような状況では、OPMNを使用してスタンドアロン・エージェントを起動、停止および保護できます。

H.1 OPMNへのスタンドアロン・エージェントの追加

スタンドアロン・エージェントをOPMNに追加するには、ODI_HOME/oracledi/agent/bin/ディレクトリ内にあるagentcreate.propertiesを、エージェントおよびOPMN構成に合わせて編集します。


注意:

agentcreate.propertiesファイルを編集する場合、UNIXとWindowsのどちらのオペレーティング・システムでも、パスの区切り文字としてスラッシュ(/)を使用する必要があります。

表H-1agentcreate.propertiesパラメータのリストを示します。ここに示す例は、実際のシステム構成とは異なる場合があることに注意してください。

表H-1 agentcreate.propertiesのパラメータ

パラメータ 説明 例(実際の構成は異なる可能性があります)

PORTNO

エージェントの起動ポート(agent.batコマンドラインのポートと同じ)

PORTNO=9787

JMXPORTNO

エージェントのJMXポート(agent.batコマンドラインのポートと同じ)

JMXPORTNO=9787

JAVA_HOME

エージェントによって使用されるJVMの場所

JAVA_HOME=/scratch/username/Oracle_ODIMAIN/Middleware/jdk160_11

ORACLE_OPMN_HOME

OPMNのインストール・ディレクトリ

ORACLE_OPMN_HOME=/scratch/username/oracle/product/11.1.1/as_1

ORACLE_ODI_HOME

ODIのインストール・パス

ORACLE_ODI_HOME=/scratch/username/odi_standalone

INSTANCE_HOME

エージェントを追加するOPMNインスタンスの場所

INSTANCE_HOME=/scratch/username/oracle/product/11.1.1/as_1/instances/instance1

COMPONENT_TYPE

コンポーネントのタイプ(odiagentにする必要があります)

COMPONENT_TYPE=odiagent

COMPONENT_NAME

追加するエージェントの名前。これがOPMNでのIDとなります

COMPONENT_NAME=INTERFACE

ODI_MASTER_DRIVER

マスター・リポジトリに接続するために使用するJDBCドライバ。

ODI_MASTER_DRIVER=oracle.jdbc.OracleDriver

ODI_MASTER_URL

マスター・リポジトリに接続するために使用するJDBC URL。

ODI_MASTER_URL=jdbc:oracle:thin:adc6260039:1521:orcl

ODI_MASTER_USER

マスター・リポジトリに接続するために使用するデータベース・アカウント。

ODI_MASTER_USER=SUPERVISOR

ODI_MASTER_ENCODED_PASS

データベース・アカウントのパスワード。パスワードは"encode.[sh|bat] <password>"コマンドでコード化される必要があります。

ODI_MASTER_ENCODED_PASS=hpfatLEoMR6zAK3T1PoP5LXDS

ODI_SECU_WORK_REPO

接続する作業リポジトリの名前。この作業リポジトリは、マスター・リポジトリにアタッチされている必要があります。

ODI_SECU_WORK_REPO=WORKREP

ODI_SUPERVISOR_ENCODED_PASS

OracleDIスーパーバイザ・ユーザーのパスワード。パスワードは"encode.[sh|bat] <password>"コマンドでコード化される必要があります。

ODI_SUPERVISOR_ENCODED_PASS=hpfatLEoMR6zAK3T1PoP5LXDS


次のスクリプトを実行してこのエージェントをOPMN構成に追加します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

ODI_HOME/oracledi/agent/bin/odi_opmn_addagent.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合:

ODI_HOME/oracledi/agent/bin/odi_opmn_addagent.bat

H.2 エージェントの停止

opmnctlを使用してOracleインスタンスのすべてのエージェント・コンポーネントを停止するには

opmnctl stopproc process-type= odiagent

opmnctlを使用してodiagent1などの特定のエージェント・コンポーネントを停止するには

opmnctl stopproc ias-component= odiagent1

H.3 エージェントおよびエージェント・コンポーネントの起動

opmnctlを使用してOracleインスタンスのすべてのエージェント・コンポーネントを起動するには:

opmnctl startproc process-type= odiagent

opmnctlを使用してodiagent1などの特定のエージェント・コンポーネントを起動するには:

opmnctl startproc ias-component=odiagent1

H.4 Oracle HTTP Serverのステータスの確認

pmnctlを使用してOracle HTTP Serverのステータスを確認できます。

opmnctl status

H.5 エージェントの削除

次のスクリプトを実行してこのエージェントをOPMN構成から削除します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

ODI_HOME/oracledi/agent/bin/odi_opmn_deleteagent.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合:

ODI_HOME/oracledi/agent/bin/odi_opmn_deleteagent.bat