この章では、Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。次のトピックが含まれます:
34.1.2項「コマンドラインを使用したAXF_CUSTOM.pllのコンパイル(Oracle E-Business Forms)」
34.1.4項「Siebelエンティティ識別子フィールド(xsiebel<entity>形式)は通常のメタデータ・フィールドとして扱わない」
MS LDAPをユーザー・リポジトリとして使用してAXFソリューションを実装している場合、資格証明ユーザーは、ビルトインCNのMS LDAP内の管理者グループに属する管理者である必要があります。AXFでは、特定のセルの作成時(SOAからタスク・リストを取得するときなど)に、この資格証明ユーザーを使用します。さらに、CN=Builtinをインポートするために、グループ・ベースDN (WLSコンソール使用、プロバイダ固有)を構成する必要があります。
この項では、アダプタ使用のOracle E-Business Suite Formsをコンパイルするための、別のコマンドライン・メソッドについて説明します。これはOracle E-Business Suite 12 Formsの使用にのみ適用され、Oracle E-Business Suite 11には適用されません。
次の手順に従い、AXF_CUSTOM.pldファイルをコピーして、AXF_CUSTOM.pllファイルに変換し、変更を行ってからAXF_CUSTOM.plxファイルにコンパイルします。管理者ガイドに従い、他のファイルCUSTOM.pllを変更し、Forms構成を完了します。
AXF_CUSTOM.pldファイルをUNIXシステムにコピーして、dos2unixコマンドを実行し、このファイルをUNIX形式に変換します。
または、このファイルをviエディタで開き、ファイルから^M文字を手動で削除します。
次のコマンドラインを入力し、AXF_CUSTOM.pldをAXF_CUSTOM.pllに変換します。
$APPL_TOP>/au/12.0.0/resource
frmcmp_batch.sh module=AXF_CUSTOM.pld userid=apps/apps output_file=AXF_CUSTOM.pll module_type=library parse=yes
次のコマンドラインを入力し、AXF_CUSTOM.pllをAXF_CUSTOM.plxに変換します。
$APPL_TOP>/au/12.0.0/resource
frmcmp_batch.sh module=AXF_CUSTOM.pll userid=apps/apps output_file=AXF_CUSTOM.plx module_type=library compile_all=special
『Oracle WebCenter Application Adapters管理者ガイド』のOracle E-Business Suite Formsのコンパイルに関する項の手順6からの手順に従って、CUSTOM.pllファイルを変更します。
この項の残りの手順を完了します。
AutoVueのベースURLの構成がVueLink 20.1で変更されました。アダプタのAutoVueを有効にするとき、このURLを「管理対象添付ファイルの構成」画面のAutoVueURLPath変数に設定します。詳細は、『Oracle WebCenter Application Adapters管理者ガイド』のアダプタのAutoVueの有効化に関する項を参照してください。
次にAutoVueURLPath変数の変更前のURLと変更後のURLを示します。
変更前のURL
形式: http://
ucm_host_name:port/web_root
/jsp/autovue/csiApplet.jsp
例: http://ucm1.mycompany.com/cs/jsp/autovue/csiApplet.jsp
変更後のURL
形式: http://
ucm_host_name:port/web_root
/idcplg?IdcService=VIEW_IN_AUTOVUE
例: http://ucm1.mycompany.com/cs/idcplg?IdcService=VIEW_IN_AUTOVUE
Siebel識別子メタデータ・フィールド(xsiebel<entity>という名前で、xsiebelContactおよびxsiebelAcct内)には、Siebelエンティティへの添付ファイルのリンクに使用されるSiebelエンティティ値が格納されます。これらは通常のメタデータ・フィールドとして格納されないので、検索されず、プロファイルを構成する管理者は通常のメタデータ・フィールドとしてこれを扱わないでください(デフォルトで、これらの識別子フィールドはWebCenter Contentでユーザーに表示されません。表示されていればユーザーはこのフィールドに検索値を入力できますが、一致するドキュメントはContent Serverの検索エンジンで見つかりません)。
ユーザーはSiebel識別子フィールドにカンマ区切りリストでエンティティ行IDを入力することで、ドキュメントをエンティティに添付できます。この場合、管理対象添付リストでは別個のデータベース表に値が格納されます。
Siebel Adapter Siebel SIFファイルは11.1.1.6のインストール後、次の場所にあります。
middleware
/Oracle_ECM1/ucm/Distribution/SiebelEcmIntegration
この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。次のトピックが含まれています。
『Oracle WebCenter Application Adapters管理者ガイド』のグローバル構成変数の使用に関する項で、変数割当の形式を誤って示しています。preferences.hdaファイルで、変数=値の形式のかわりに、変数は1行で値はその下の行にある必要があります。次に例を示します。
ODDCURLPath
http://xyz/webcapture.asp
次の形式は使用しません。
ODDCURLPath=http://xyz/webcapture.asp
『Oracle WebCenter Application Adapters管理者ガイド』のアダプタ用のOracle Distributed Document Captureの構成に関する項で、キャプチャ管理の図のカスタム・フィールドの追加/編集ダイアログ・ボックスに、誤った名前のdAFApplication、dAFBusinessObjectTypeおよびdAFBusinessObjectカスタム・フィールドが示されています。