32 Oracle Reports

この章では、Oracle Reportsに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

• 32.1項「一般的な問題および回避方法」

32.1 一般的な問題および回避方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

• 32.1.1項「Reportsアプリケーションへのユーザーおよびロールのマッピング」

• 32.1.2項「SUSE Linux 11オペレーティング・システムのOpenmotifライブラリ」

• 32.1.3項「WLS_REPORTSサーバーにアクセスするときにJavaエラーが発生することがある」

• 32.1.4項「SUSE 10でReports Weblayoutがサポートされていない」

32.1.1 Reportsアプリケーションへのユーザーおよびロールのマッピング

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.3.0)インストールでは、ロールおよびユーザーがReportsアプリケーションにデフォルトで追加されません。JPSセキュリティを使用してレポートを実行するには、ロールおよびユーザーをReportsアプリケーションに追加する必要があります。

詳細は、次を参照してください:

• 『Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイド』のアプリケーション・ロールの管理に関する項

• Oracle Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイドのユーザーおよびセキュリティ・ポリシーの管理に関する項

32.1.2 SUSE Linux 11オペレーティング・システムのOpenmotifライブラリ

Oracle Reports 11gリリース1をインストールする前に、openmotif22-libs-2.2.4-138.17ライブラリがマシンにインストールされていることを確認します。このライブラリがインストールされていない場合、Oracle Reportsのインストールは失敗します。

このライブラリは次の場所からダウンロードできます。

http://ftp.novell.com/partners/oracle/sles-11/openmotif_FUSION_SLES11.tgz

32.1.3 WLS_REPORTSサーバーにアクセスするときにJavaエラーが発生することがある

WLS_REPORTSサーバーの/reports/rwservletにアクセスするときに、java.lang.UnsatisfiedLinkErrorが発生することがあります。

CLASSPATHSEP変数がsetDomainEnv.shファイルで間違って設定され、CLASSPATHSEP変数に基づく環境変数が間違ったパスに設定されます。ライブラリはロードされず、Javaエラーが発生します。

回避方法

次のように、WLS_REPORTSブロックの前に、CLASSPATHSEP変数をsetDomainEnv.shファイルに設定します。

export COMMON_COMPONENTS_HOME
CLASSPATHSEP=":"
export CLASSPATHSEP
 if [ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ] ; then
....
....

32.1.4 SUSE 10でReports Weblayoutがサポートされていない

Bug12991095

Mozilla FirefoxはSUSE 10でサポートされていないため、Reports WebLayoutはSUSE 10で動作保障されていません。