この章では、Oracle WebCenter Contentに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。次のトピックが含まれます:
38.1.1項「Windows 7のInbound Refineryスタンドアロン・アプリケーションの実行可能ファイル」
38.1.3項「Site StudioではサイトID、ディレクトリ名およびページ名のマルチバイト・キャラクタはサポートされていない」
38.1.5項「サーバーのシステム・ロケールが一致しない場合にコンテンツ・サーバー間でのフォルダ・アーカイブの転送が失敗する」
38.1.6項「エクスポート時のユーザー・ロケールとサーバー・システム・ロケールが一致しない場合にフォルダ・アーカイブのインポートが失敗する」
38.1.12項「Internet Explorer 8でコントリビューション・フォルダを表示すると余分な行が表示される」
38.1.39項「Dynamic Converterコンポーネントが有効になっていると、EBRモードのUCMが起動できない」
Windows 7では、Oracle WebCenter Content: Inbound Refineryスタンドアロン・アプリケーションの実行可能ファイルは、binディレクトリ(Domain_Dir/ucm/ibr/bin)に自動的にコピーされません。スタンドアロン・アプリケーションを使用する必要がある場合は、Idc_Home/binから実行可能ファイルをコピーして名前を変更できます。たとえば、システム・プロパティを使用するには、Idc_Home/bin/Installer.exeをDomain_Dir/ucm/ibr/bin/SystemProperties.exeにコピーする必要があります。
Inbound Refineryは、Windows 7の開発環境のみでサポートされていることに留意してください。
Safari Webブラウザを使用して簡易フォリオにコンテンツをダウンロードする際に、1つ以上のコンテンツIDにマルチバイト・キャラクタが含まれる場合は、マルチバイトのコンテンツIDが------として表示されます。これを回避するには、Internet ExplorerまたはFirefoxを使用するか、コンテンツIDにマルチバイト・キャラクタを使用しないでください。
Oracle Site Studioでは、URLに使用されるすべての値(サイトID、ディレクトリ名およびページ名を含む)について、マルチバイト・キャラクタがサポートされていません。
Oracle Site Studio Publisherでは、マルチバイト・キャラクタはサポートされていません。
アーカイバ・ユーティリティを使用して、2つのOracle Content Serverインスタンス間でフォルダ・アーカイブを転送する際、これらのサーバーのシステム・ロケールが異なる場合は失敗します。ターゲット・サーバーでフォルダは作成されず、そのフォルダ内の項目はいずれもインポートされません。この問題を回避するには、両方のコンテンツ・サーバーのシステム・ロケールが一致することを確認します。
Oracle Content Serverの「フォルダ構成」ページからフォルダ・アーカイブをエクスポートするときに、エクスポート時のユーザー・ロケールがサーバー・システム・ロケールと一致しない場合、コンテンツ・サーバー上のユーザー・ロケールとサーバー・ロケールが一致していても、このフォルダ・アーカイブを同じコンテンツ・サーバーにも異なるコンテンツ・サーバーにもインポートできません。これを回避するには、フォルダ・アーカイブのエクスポート時にユーザー・ロケールとシステム・ロケールが一致することを確認します。
フォリオおよびAppAdapterCoreの両機能が有効化されており、ユーザー言語がフランス語またはイタリア語のどちらかに設定されている場合は、「新規フォリオ」ページでテンプレートの選択および新規フォリオの作成を実行できません。
Oracle WebCenter ContentサーバーはIPv4/IPv6デュアルスタック・ホストでサポートされますが、IPv6のみのホストではサポートされません。サポートされているトポロジは次のとおりです。
Oracle Database (IPv4ホスト上)
Oracle WebCenter Content、Oracle WebCenter Content: Records、Oracle WebCenter Content: Inbound Refinery (IPv4/IPv6デュアルスタック・ホスト上)
クライアント(ブラウザ)(IPv4またはIPv6ホスト上)
多くの場合、大きいファイルのチェックインでは、発生したI/Oの量が原因でタイムアウトが発生します。大きいファイルの書込み中にデータベース・ロックが保持されることにより、後続のチェックインがブロックされます。IdcServerThreadQueryTimeout構成設定を使用すると、チェックアウト時間を延ばすことができます。この設定は秒単位で表されます。たとえば、タイムアウトを5分に設定するには、IdcServerThreadQueryTimeout=300
と設定します。
Content Categorizer固有の実行トレース・ログ設定は中止されました。かわりに、コンテンツ・サーバー・システムの監査情報機能を使用してください。Content Categorizerの実行トレースを有効化するには、「管理システム監査情報」ページの「トレース・セクション情報」セクションで「アクティブなセクション」コントロールにcontentcategorizer
を入力します。
シングル・サインオン環境でOracle Access ManagerとともにWebCenter Contentを使用する場合、config.cfgファイルのエントリには次の行を追加する必要があります。
LogoutServerUrl=http://OAMserveraddress:port/ngam/server/logout?end_url=<$HttpBrowserFullWebRoot$> RedirectHostsFilter=OAMserveraddress
Internet Explorer 8のデフォルト設定でフォルダを使用する場合、IE8には余分な表示が追加されます。これを解決するには、「互換表示設定」ダイアログを開いて「互換表示でイントラネット サイトを表示する」チェック・ボックスを選択解除します。
Windows 7およびWindows Vistaクライアントでは、ログアウトして再ログインした後、または再起動後に、WebDAV経由でのWebCenter Contentへのアクセスに使用されるネットワーク・プレースが機能しなくなります。これは、接続を削除して再作成すると解決します。
WebCenter Contentは、ユーザーがログインするたびにWebCenter Contentロールを付与するためにグループ「管理者」を調べます。ユーザーがWebCenter Content管理サーバーにアクセスする必要がある場合、ユーザーは「管理者」という名前のグループのメンバーである必要があります。
Oracle OpenOfficeを使用してコンテンツを変換するようInbound Refineryを構成する場合、追加構成の詳細は、『PDF Converterインストレーションおよび管理ガイド』のOracle 10g リリースを参照してください。完全なガイドは、次のURLのOracle Technology NetworkからPDFまたはHTML形式でダウンロードできます。
http://download.oracle.com/docs/cd/E10316_01/ouc.htm
Oracle OpenOffice構成の詳細は、第4章「PDFコンバータのインストール」、サード・パーティのアプリケーションのインストールに関する項内のOpenOfficeに関する項で説明されており、次のURLから直接アクセスできます。
Oracle OpenOffice構成の詳細は、第4章「PDFコンバータのインストール」、サード・パーティのアプリケーションのインストールに関する項内のOpenOfficeに関する項で説明されており、次のURLから直接アクセスできます。
『Oracle Digital Asset Manager and Conversion管理ガイド』の第2章「変換の管理」、コンテンツ・サーバーとRefineryの通信の構成に関する項のステップ2では、次を入力するよう求められます。
JAVA_CLASSPATH_openoffice_jars=<OfficePath>/Basis/program/classes/unoil.jar:<OfficePath>/URE/java/ridl.jar:<OfficePath>/URE/java/jurt.jar:<OfficePath>/URE/java/juh.jar
<OfficePath>の正規の値にはスペースが含まれる可能性があるため、Microsoft Windows環境でこの値を設定する際は注意が必要です。
パスは引用符で囲まず、パス区切りには円記号(\)ではなくスラッシュ(/)を使用し、パス内のスペースは円記号(\)を使用してエスケープするようにしてください。たとえば、Windows環境で正しく表記されたクラスパスは、次のようになります。
JAVA_CLASSPATH_openoffice_jars=C:/Program\Files/OpenOffice.org\3/Basis/program/classes/unoil.jar:C:/Program\Files/OpenOffice.org\3/URE/java/ridl.jar:C:/Program\ Files/OpenOffice.org\3/URE/java/jurt.jar:C:/Program\ Files/OpenOffice.org\ 3/URE/java/juh.jar
Oracle WebCenter Content: Inbound Refineryでは、ネイティブ・フォーマットからPDFへ変換されるコンテンツの視覚的な整合性とフォーマットを保つために最善が尽くされていますが、生成されるPDFのレプリケーションが視覚的に厳密であることは保証できません。
WebCenter ContentのOracle E-Business SuiteおよびPeopleSoft管理対象のアタッチメント機能では、ユーザー・ロケールとサーバー・ロケールが一致しない場合、管理対象のアタッチメント・ページにアクセスする権限がユーザーに付与されません。つまり、ユーザーはこれらのページを表示できません。
状況によっては、サポートされているWindowsオペレーティング・システムでも、HTTPを介して実行され、HTTP Basic認証を使用しているWebDAVサーバーへの接続が困難である場合があります。これを修正するには、クライアント・コンピュータのレジストリを編集してBasic認証を有効にする必要があります。詳細は、http://support.microsoft.com/kb/841215にあるMicrosoft Knowledge Baseの文書番号841215を参照してください。
Oracle WebCenter Content製品にレコード管理機能がインストールされている場合、ドメインの作成後、Oracle WebLogic管理コンソールからxdoruntime.earライブラリを手動で追加する必要があります。管理対象サーバーを初めて起動する前に、Oracle WebCenter ContentのEARファイルのweblogic-application.xmlファイルにこのライブラリへの参照を追加する必要があります。
WebLogic WebCenter Contentドメインにxdoruntime.earを追加するには、次の手順を実行します。
ドメインの作成後、管理サーバーのみを起動します。管理対象WebCenter Contentサーバーがすでに起動されている場合、管理者は後で追加手順を実行し、デプロイされているWebCenter Contentサーバー・インスタンスへの参照を追加する必要があります。
ブラウザでWeblogicコンソールを開きます。左側のペインで「デプロイメント」をクリックします。各ページを参照し、WebLogic管理コンソール内にxdoruntime.earファイルがすでに存在するかどうかを確認します。すでに存在する場合は、これ以上の手順を実行する必要はありません。
xdoruntime.earファイルが存在しない場合は、「デプロイメント」表示で「インストール」をクリックします。ファイル選択ダイアログが開きます。使用可能なファイル・システムを参照し、次のパスでxdoruntime.earを選択します。
/FMW_HOME/Oracle_ECM1/ucm/idc/components/ReportPublisher/lib/xdoruntime.ear
「次へ」をクリックします。ファイルをライブラリとして選択するためのオプション・ページが開きます。「このデプロイメントをライブラリとしてインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
「ターゲット選択」画面が開きます。すべてのターゲットを選択し、「次へ」をクリックします。
「デプロイメント名」画面が開きます。「セキュリティ」セクションで、「DDのみ: デプロイメント・ディスクリプタ内に定義されたロールとポリシーのみを使用します。」を選択します。「ソースのアクセス可能性」セクションで、「すべてのターゲットにこのアプリケーションをコピーする」を選択し、「次へ」をクリックします。
「追加構成」セクションで、「はい、デプロイメントの構成画面に移動します。」を選択し、「終了」をクリックします。これで、ライブラリが使用環境にデプロイされます。
WebCenter Contentエンタープライズ・アプリケーション・ライブラリからデプロイされたライブラリを参照するには、次の手順を実行します。
次のパスからcs.earファイルを抽出します。
/FMW_HOME/Oracle_ECM1/ucm/idc/components/ServletPlugin/cs.ear
抽出したディレクトリで、META-INF/weblogic-application.xmlを変更し、ライブラリ参照として次の行を追加します。
<library-ref> <library-name>oracle.xdo.runtime</library-name> </library-ref>
抽出した変更済ディレクトリからcs.earという名前のアーカイブ・ファイルを作成し、取得元のパス内の同じ名前でこのファイルを置き換えます。この変更は、アンデプロイされたすべてのWebCenter Contentサーバー・インスタンスに適用されます。
管理対象サーバーを起動します。
ドメインが作成された後に管理対象サーバーが少なくとも1回起動されている場合、次を実行します。
次の例のようなパスにあるデプロイ済WebCenter Contentドメイン内のOracle WebCenter Contentエンタープライズ・アプリケーションのweblogic-application.xmlを探します。
/FMW_HOME/domain path/servers/UCM_server1/servers/UCM_server1/tmp/_WL_user/Oracle Universal Content Management - Content Server/k6ggd/META-INF/weblogic-application.xml
META-INF/weblogic-application.xmlを変更し、ライブラリ参照として次の行を追加します。
<library-ref> <library-name>oracle.xdo.runtime</library-name> </library-ref>
/FMW_HOME/domain path/servers/内にUCM_server1がない場合、このステップは必要ありません。これは、UCM_server1をこの場所にデプロイしたはずの管理対象サーバーが起動されていないためです。
新規カスタム要素フォームを最初から作成している場合(既存のフォームをコピーして要素フォームを作成するのではなく)、SSXAでの適切なロードに関する問題が発生する可能性があります。
SSXA内でHCSPカスタム要素を使用するには、SSXAアプリケーションのweb.xmlファイルに次を含める必要があります。
<mime-mapping> <extension>hcsp</extension> <mime-type>text/html</mime-type> </mime-mapping>
これにより、カスタム要素に関連するファイルをダウンロードするかわりに実行できるようになります。
Site Studioコントリビュータに定義されているエディタがFCKエディタである場合、Chrome 9.0を介してコントリビュータを使用すると、リンク・ウィザードが正しく起動しない可能性があります。
これは、FCKエディタの問題です。Site Studioコントリビュータを使用する場合、Site Studio用としてCKエディタを使用するか、Site Studio用として推奨されているブラウザ(IE、Firefox、Safari)のいずれかを使用する必要があります。
Chromeの使用時にリンク・ウィザードでリンクを作成すると、リンクのかわりにJavaScriptコードが表示される場合があります。コントリビュータの外部でWebサイトを参照している場合でも、このコードが表示され続けます。この問題が発生するのは、Chromeを使用する場合のみで、IE、FirefoxまたはSafariでは発生しません。
Chromeを使用してSite Studio Webサイトをバックアップし、アーカイブを管理してZIPファイルとしてダウンロードする場合、ZIPファイルの名前が予想どおりにならない可能性があります。
ZIPファイルとしてダウンロードしたアーカイブの名前は、server_DDMMYYYY_HHMMSS.zipというフォーマットにする必要があります。しかし、Chromeを使用する場合、この名前はidcplg.zipでもかまいません。
Windows Media PlayerまたはQuickTime Playerのプラグインを備えたChromeまたはSafariブラウザで、(特定の時点でビデオの再生を開始する)ビデオ・アイテムの「レンディション情報」ページ上のストーリーボード・リンクが機能しません。このリンクをクリックしても何も起こりません。これらは、Flash Playerを備えたChromeおよびSafariで機能するだけでなく、FirefoxおよびIE内のすべてのプラグインで機能します。
Site StudioコントリビュータとともにFireFoxおよびFCKエディタを使用する場合、表に使用可能な表スタイルを適用するのが困難です。これはFCKエディタで欠落している機能であり、FireFoxまたはSite Studioの制限ではありません。
Oracle Content Information Server (CIS)は、任意のフォーマットのWebCenter Content 11g接続に対してサポートされていません。
コンテンツ・サーバーでSite Studioとともにトレイ表示を使用する場合、FireFoxで表示した一部の画面がブラウザ・ウィンドウに適切に収まりません。
WebCenter ContentとともにChromeを使用する場合、ユーザーのアクティブなバスケット内のコンテンツ・アイテムのアイコンが破損して表示されます。この問題が発生するのは、Chromeブラウザを使用する場合のみです。
Kofax 9では、多くのエクスポート・コネクタに必要なVB6コンポーネントがインストールされません。エクスポート・コネクタの使用に必要なVB6コンポーネントをインストールおよび登録してください。
対象フィルタまたは対象外フィルタのリストでURLを使用する場合、ピリオド(.)をエスケープする必要があります。そうしないと、フィルタは失敗します。次に例を示します。
http://www\.oracle\.com/information/about\.html
ピリオド(.)が、'\'でエスケープされています。
Folders_gが有効になっていると、次のようなアラートが表示されます: 「Folders_gコンポーネントが使用されていますが、現在は推奨されていません。Folders_gをFrameworkFoldersコンポーネントに置き換えてください。このコンポーネントはフォルダ機能を実装しています。Folders_gデータは、新しいフォルダ機能に移行できます。」
このアラートが表示されないようにするには、config.cfgファイルを開き、次の構成値を設定します。
DisableFoldersgDeprecationMesssage=1
ZipRenditionManagementコンポーネントは、スケジュール済ジョブを自動的に作成して静的レンディションの作成を支援します。このジョブは、設定または構成プロセス中に間違ったタイミングで作成されることがあり、それが原因で、管理者が「管理」→「スケジュールされたジョブの管理」→「アクティブなスケジュールされたジョブ」ページにアクセスするとエラーが発生します。管理者がジョブを削除してContent Serverを再起動すると、ジョブが再作成されて、「アクティブなスケジュールされたジョブ」ページからエラーがスローされなくなります。
Oracle WebCenter Content: Inbound RefineryとOracle WebCenter Content Serverの両方で、ドキュメントのサムネイル・イメージを生成でき、サムネイル・イメージに使用するドキュメントのページ番号を設定するオプションがあります。デフォルトのページ番号は1
です。この値では機能しますが、他の番号を使用しても機能しません。
UCMがEBRモードで実行されている場合、チェックイン・フォームまたは検索フォームを開くと、次のエラーが表示されます。
「websiteobjecttypelistビューのデータを生成できません。WebsiteObjectTypeListビューのwhere句を構築できません。dKeyフィールドが表OptionsListに存在しません。」
「pachagedconversionslistビューのデータを生成できません。PachagedConversionsListビューのwhere句を構築できません。dKeyフィールドが表OptionsListに存在しません。」
「pdfwtemplatetypelistビューのデータを生成できません。PdfwTemplateTypeListビューのwhere句を構築できません。dKeyフィールドが表OptionsListに存在しません。」
「videorenditionslistビューのデータを生成できません。VideoRenditionsListビューのwhere句を構築できません。dKeyフィールドが表OptionsListに存在しません。」
そのため、フォーム内の一部のドロップダウンにデータが移入されません。
UCM管理対象サーバーを起動すると、!csSchemaUnableToPublishView
のようなエラーが表示されることがあります。このようなエラーは、UCMがEBRモードのときのみ発生します。
Oracle 11.2.0.2.0データベースを使用するOracleTextSearchを外部検索プロバイダとして使用すると、最適化エラーがログに表示されることがあります。これは、UCMではなくデータベースの問題です。この問題は、11.2.0.3.0データベースで解決されています。
cwallet.ssoファイルへの更新が、UCMサーバーからデプロイメント・マネージャに伝播されないことがあります。このような場合は、変更を手動で伝播する必要があります。
Oracle UCMサーバーは、次の場所にあるcwallet.ssoファイルを更新します。
WAS_PROFILES/UCM_SERVER_NAME/config/cells/UCM_CELL_NAME/fmwconfig/
ファイルは、「インストール後の構成」ページで構成を完了した後か、PdfWatermarkまたはBpelIntegrationコンポーネントを有効にした後に起動すると、更新されます。このような場合に、この変更をデプロイメント・マネージャに伝播して戻します。
そのためには、cwallet.ssoファイルを次の場所にコピーします。
WAS_PROFILES/DEPLOYMENT_MANAGER_NAME/config/cells/UCM_CELL_NAME/fmwconfig/
コピーは、起動の直後に行います。
UCMがEBRモードで、Dynamic Converterが有効になっている場合、HtmlConversionsオブジェクトの作成でエラーが発生するため、UCM管理対象サーバーは起動しません。ORA-00955エラーがこの例外で参照されます。
!csDbUnableToPerformAction_create,HtmlConversions!$ORA-00955: name is already used by an existing object
考えられる回避方法は、ComponentWizardを使用してDynamicConverterコンポーネントを無効にします。
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。次のトピックが含まれます:
38.2.3項「Oracle Content Server 10gR3用のSite Studio for External Applications(SSXA)ポート値」
38.2.5項「ライブラリをターゲットとするプロデューサとしてのContent Portlet Suite(CPS)WebCenter」
WebCenter Content 11gR1に含まれているOracle Text Searchコンポーネントには、JDBCドライバのバージョン10.2.0.4以上が必要です。これより古いバージョンのJDBCドライバでは機能しません。
デフォルトでは、ユーザーがフォルダを変更するために必要なのはRW権限のみです。このようなデフォルト設定になる前は、コラボレーションが有効でないかぎりRWDまたは所有者が必要でした。
RWD権限に明示的に依存するユーザーは、この設定を有効にするための環境変数を設定する必要があります。WebCenterユーザーやアップグレード問題のないユーザーは関係ありません。
RWではなくRWDが必要なユーザーは、次のように変数を設定してください。
FoldersModifyWithRW=false
Oracle Bug#11931268に従って記載されています。
JDeveloper Site Studio for External Applications接続ダイアログでは、Oracle Content Server 11gインスタンス用としてデフォルトのWeb接続ポート値16200が事前に移入されています。Oracle Content Server 10gR3 Webサーバーはほとんどの場合、ポート80をリスニングします。したがって、Oracle Content Server 10gR3インスタンスに接続する場合は、この値を変更する必要があると考えられます。
Oracle Content Server 10gR3から表示されるSite Studio Webサイトでネイティブ・ドキュメントの動的変換を使用するには、Dynamic Converterビルド・バージョン8.1.0.736以上をインストールおよび構成する必要があります。
カスタム管理対象サーバーを作成する場合、新しく作成する管理対象サーバーに対して次のライブラリ(CPS_Portletなど)をターゲットとする必要があります。11gR1 PS2 (11.1.1.3)用のライブラリは、WebCenterの11gR1 PS3 (11.1.1.4)および11gR1 PS4 (11.1.1.5)インストールのライブラリとは異なります。
WebCenterの11gR1 PS2 (11.1.1.3)インストールのライブラリ:
oracle-ridc-client-app-lib(10.3.2,10.3.2)
oracle-ucm-spi-app-lib(10.3.2,10.3.2)
p13n-app-lib-base(10.3.2,10.3.2)
vcr-app-lib(10.3.2,10.3.2)
oracle.webcenter.framework(11.1.1,11.1.1)
oracle.webcenter.spaces.fwk(11.1.1,11.1.1)
WebCenterの11gR1 PS3 (11.1.1.4)および11gR1 PS4 (11.1.1.5)インストールのライブラリ:
oracle.ucm.ridc.app-lib(11.1.1,11.1.1)
p13n-app-lib-base(10.3.2,10.3.2)
oracle.webcenter.framework(11.1.1,11.1.1)
oracle.webcenter.spaces.fwk(11.1.1,11.1.1)
oracle.webcenter.framework.core(11.1.1,11.1.1)
Oracle WebCenter 11gR1 PS3 (11.1.1.4)でOracle Content Portlet Suite 11gR1 PS3 (11.1.1.4)を使用する場合、例外「java.lang.IllegalArgumentException:IdcContext.setUser()メソッドは有効ではありません。このメソッドは使用しないでください。」が表示されます。
この問題を解決するために使用可能なオプションについては、Oracleサポートに連絡してください。
WebCenter ContentをOracle Access Manager 11gと統合する場合、WebGateのログアウトURL設定に次を追加してください。
/oamsso/logout.html
LDAPサーバーからユーザーのロール/グループをフェッチするには、WebCenter Contentに対してJpsUserProviderが稼働している必要があります。JPSレイヤーは、SSLトラストストア構成をWLSから自動的には選択しません。WLS構成ではカスタム・トラストストアが使用されているため、ActiveDirectoryに対するJPS接続でこのカスタム・トラストストアが使用されていないことが問題になります。
したがって、UCM_server1を起動する場合、次のJavaプロパティを設定してください。
Djavax.net.ssl.trustStore=<location of custom truststore> Djavax.net.ssl.trustStorePassword=<truststore password>
startManagedWeblogic.shを使用してコマンドラインからサーバーを起動する場合、startManagedWeblogic.sh
を呼び出す前に環境変数EXTRA_JAVA_PROPERTIES
を設定できます。
NodeManagerを使用してサーバーを起動する場合、UCM_server1の構成用の「サーバーの起動」タブ内の「引数」を設定することにより、WLS管理コンソールを使用してこれらを設定できます。
IBM WebSphereアプリケーション・サーバー(Network Deployment (ND)またはIBM WebSphere Application Server)でOracle WebCenter Contentをインストールするときに、LDAPサーバーは自動的にインストールおよび構成されません。WebCenter Contentを構成するには、WebCenter Contentアプリケーション用に外部LDAPアイデンティティ・ストアをインストールおよび構成する必要があります。Oracle Internet Directoryなどの外部LDAPアイデンティティ・ストアの設定方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareサードパーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのIBM WebSphereでのOracle Fusion Middlewareセキュリティの管理に関する章のIBM WebSphereアイデンティティ・ストアに関する項を参照してください。
LDAPアイデンティティ・ストアをセルに対して設定したら、CONNECTION_POOL_CLASS
プロパティをセルのjps-config.xml
ファイルに設定して、過剰なLDAP接続を回避する必要があります。次のプロパティをファイルの<serviceInstance>
エントリに追加する必要があります。
<property name="CONNECTION_POOL_CLASS" value="oracle.security.idm.providers.stdldap.JNDIPool"/>
IBM WebSphereアプリケーション・サーバーで外部LDAP IDストアの接続プールを設定するには、次の手順を実行します。
テキスト・エディタでセルのjps-config.xml
ファイルを変更します。
WAS_HOME
/profiles/
profile_name
/config/cells/
cell_name
/fmwconfig/jps-config.xml
ファイルを開きます。
WAS_HOME
は、WebSphereアプリケーション・サーバーがインストールされた場所(デフォルトではDISK/IBM/WebSphere/Application Server
)です。profile_name
は、セルのWebSphereデプロイメント・マネージャのプロファイル名です。cell_name
はセルの名前です。
次のようにして、<serviceInstance>
エントリにCONNECTION_POOL_CLASS
プロパティを指定します。
<serviceInstance name="idstore.ldap.0" provider="idstore.ldap.provider">
<property name="subscriber.name" value="dc=us,dc=oracle,dc=com"/>
<property name="CONNECTION_POOL_CLASS" value="oracle.security.idm.providers.stdldap.JNDIPool"/>
<property name="bootstrap.security.principal.key" value="bootstrap_idstore"/>
<property name="idstore.type" value="OID"/>
<property name="ldap.url" value="ldap://example.com:3060"/>
<property name="bootstrap.security.principal.map" value="BOOTSTRAP_JPS"/>
<property name="user.login.attr" value="mail"/>
<property name="username.attr" value="mail"/>
<extendedProperty>
<name>user.search.bases</name>
<values>
<value>cn=Users,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
</values>
</extendedProperty>
<extendedProperty>
<name>group.search.bases</name>
<values>
<value>cn=Groups,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
</values>
</extendedProperty>
</serviceInstance>
すべての管理対象ノードを同期します。
すべてのサーバーを再起動します。
WebSphereアプリケーション・サーバーでOracle WebCenter Contentをインストールおよび構成する方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareサードパーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのIBM WebSphereアプリケーション・サーバーでのOracle WebCenter Contentの管理に関する項を参照してください。
「デフォルトの記憶域」という名前のファイル・ストア・プロバイダ(FSP)のストレージ・ルールは、以前のリリースでのデフォルトであり、下位互換性のためだけに現在のリリースに含まれています。現在のデフォルトのストレージ・ルールはDispByContentIdです(「ContentIdによる分散」)。
この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。次のトピックが含まれます:
38.3.1項「IdocスクリプトでEnableOptimizedLatestReleaseQueryingが有効でない」
38.3.3項「プロデューサとしてのWebCenter用のContent Portlet Suite(CPS)WSRP URL」
EnableOptimizedLatestReleaseQuerying
は有効なIdocスクリプトではなくなったため、無視する必要があります。
Kofaxバージョン8.0と9.0はいずれもWebCenter Content 11gで機能することが保証されています。
プロデューサとしてWebCenterにCPS EARファイルをデプロイした後、11g PS2 (11.1.1.3)のWSDL URLがPS3 (11.1.1.4)およびPS4 (11.1.1.5)のWSDL URLと異なります。詳細は、『Content Portlet Suiteデプロイメント・ガイド』の3.1.4項、ステップ17を参照してください。
WebCenterのPS2 (11.1.1.3)インストールのWSRP URL:
http://Host_Name:Port/cps/portlets/wsrp1?wsdl
WebCenterのPS3 (11.1.1.4)およびPS4 (11.1.1.5)インストールのWSRP URL:
http://Host_Name:Port/cps/portlets/wsrp2?WSDL
Oracle WebCenter Contentのデスクトップ用ユーザーズ・ガイドでは、コンテンツ・フォルダをオフラインで使用可能にすることができると記述されていますが、検索ベースのフォルダ(問合せフォルダおよび保存問合せフォルダ)には適用されないことが記述されていません。これらのフォルダのコンテンツは、実際にはフォルダ内に存在しません。メタデータが検索基準と一致するため、ただそこにグループ化されています。実際のコンテンツ・アイテムは別のフォルダの場所に存在します。そうでなければ、標準フォルダにさえ表示されません。フォルダ内のコンテンツ・アイテムをオフラインで使用可能にするには、実際にフォルダ内に存在する必要があります。
ドキュメントでは、インターネットスタイルの検索がデフォルトで有効になっていると記述されています。11gR1では、インターネットスタイルの検索はデフォルトで有効になっていません。
ソフトウェア・ヘルプで記述されている内容に反して、Oracle WebCenter Content Serverでは、Framework Foldersコンポーネントはデフォルトで有効になっていません。
Oracle WebCenter Content Serverヘルプで記述されている内容に反して、ロール名の最大長は30文字ではなく255文字です。
BrowserUrlPath構成の変数について、間違った場所が記載されています。ドキュメントには、変数はUCM_ORACLE_HOME/ucm/idc/components/BrowserUrlPath/config.cfgファイルにあると記載されています。
構成変数はIntradocDir/config/config.cfgにあるマスター構成ファイルにある必要があります。
ドキュメントには次の例が示されています。
Dim idcCMD idcCmd.initRemote("sysadmin", "c:\domain\bin")
正しい例は次のとおりです。
Dim idcCmd idcCmd.init("sysadmin", "c:\domain\bin")
ドキュメントにはSearchCacheMaxItemAgeInMinutes
のデフォルト値は60であると記載されています。
正しいデフォルト値は240です。
ドキュメントには、LOAD_FOLIO_NODEオプション・サービス・パラメータはparentNodeID
であると記載されています。パラメータは大/小文字が区別されるため、parentNodeId
である必要があります。
UseBellevueLook
およびUseXpedioLook
は有効なIdocスクリプト変数ではなくなったため、無視する必要があります。
Idocスクリプト変数formatDateWithPattern
をプログラムで使用している場合(動的ページではなく)、!rfc
を日付パターンの最後に追加します。これにより、rfc
標準に準拠する日付フォーマットが提供されます。!rfc
が追加されないと、プログラムは日付文字列を作成するのにロケールを使用しようとしますが、定期的に更新されるイベントの場合、ロケールは指定されません。その結果、出力は日付と月に対し、文字列のかわりに整数を使用します。