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Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1(11.1.1) for Linux x86-64
B55934-04
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13 Oracle WebCenter Portal

この章では、Oracle WebCenter Portalに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

13.1 一般的な問題および回避方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

13.1.1 Jive Softwareからのディスカッション・サーバーのサポート

Oracleでは、Jive Softwareからの組込みディスカッション・サーバーをサポートしています。ディスカッション・サーバーをアプリケーションから直接コールするためのインタフェースは、WebCenter Portalに同梱されているタスク・フローを利用することによって実現します。Jive Webサービス・レイヤーのAPIに対するカスタム・デプロイは、Oracleによる再検討の対象となっているため、サポートされないことがあります。

Jive Softwareがディスカッション・サーバーの一部として配信しているベータ機能の限定セットがありますが、Oracle推奨ではなく、サポートされていません。

参照専用として、Jive Forumsのドキュメントが付属しています。WebCenter Portal製品のインストール対象外となるJive Softwareのインストールおよびアップグレードは、サポートされません。

13.1.2 Oracle WebCenter Portalページレット・プロデューサのフェイルオーバーのサポート

Oracle WebCenter Portalページレット・プロデューサは、クラスタ化構成でフェイルオーバーをサポートします。ただし、処理中のデータ(未保存または保留中の変更)は保持されません。フェイルオーバー時には、管理者は管理セッションを再確立する必要があります。特定の状態を保持するためにプロキシが必要な場合は、エンド・ユーザーもセッションを再確立する必要があります。SSOが構成されている場合、資格証明が自動的に提供され、セッションが再確立されます。

13.1.3 Oracle Content Server接続用のクライアント・セキュリティ・ポリシーの構成

使用環境がグローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)をサポートしている場合、Content Server接続を構成するときに「クライアント・セキュリティ・ポリシー」プロパティは空白のままにしてください。ヒント・テキストおよびオンライン・ヘルプには、値「GPA」を入力する必要があると記載されていますが、この情報は正しくありません。『Oracle Fusion Middleware for Oracle WebCenter管理者ガイド』のContent Server接続パラメータに関する表も参照してください。

13.1.4 デザインタイム・タスクフローに表示されるポータル・リソースを作成するオプション

JDeveloperにランタイム・タスクフローを取り込み、これらを編集し、デプロイしたアプリケーションにエクスポートし戻すことができます。ただし、JDeveloperで作成したタスクフローはポータル・リソースとして公開しないことをお薦めします。/oracle/webcenter/portalappフォルダ内にADFタスクフローを作成する場合、タスクフロー定義ファイルのコンテキスト・メニューに「ポータル・リソースの作成」オプションが表示されます。このオプションを使用してデザインタイム・タスクフローをポータル・リソースとして公開しないでください。通常、タスクフローには複数のファイルが含まれます。JDeveloperから新しいタスクフローをエクスポートすると、一部のファイルが正しくエクスポートされない可能性があります。この結果、デプロイメント後にタスクフローが破損する可能性があります。

13.1.5 NCHARデータ型を使用したSQL問合せで例外がスローされる

SQLデータ・コントロールを使用するときに、NCHARデータ型を使用した列が問合せに含まれる場合、エラーが発生する可能性があります。回避方法として、to_char(NCHAR_COLUMN NAME)関数を使用できます。

13.1.6 JDK 1.6.22を使用してWNAベースのSSOを設定するとエラーが発生する

SUN JDK 1.6.22を使用してWindows Native Authenticationベースのシングル・サインオンを設定すると、エラーが発生します。Sun JDKのかわりにJRockit JDKを使用するか、Oracleサポートに連絡してバグ10631797のバックポート・リクエストを取得してください。

13.1.7 SSLで保護されたWebCenter Portalエンドポイントにアクセスできない

Oracle WebCenter Source(リスト、ページ、スペースおよびピープル・コネクション・プロファイルなどのSpacesオブジェクトの検索用)は現在、SSLで保護されたWebCenter Portalエンドポイントにはアクセスできません。現在、このためのパッチを作成中です。

13.1.8 インストール後のRESTサーバーの構成

Oracle WebCenter Portal iPhoneアプリケーションなどのRESTクライアントの使用時にWebCenter Portal RESTサーバーの特定の機能が正しく機能するには、使用しているOracle Weblogic ServerプラグインでフラグWLForwardUriUnparsedONに設定する必要があります。

  • Weblogic Serverの前にApacheを実行している場合、このフラグをweblogic.confに追加します。

  • Weblogic Serverの前にOracle HTTP Server (OHS)を実行している場合、このフラグをmod_wl_ohs.confに追加します。

次の例は、これら両方の事例で使用可能な構成を示しています。

Weblogic Serverプラグインの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerにおけるWebサーバー1.1プラグインの使用』を参照してください。

例1: <location /rest>を使用して/rest URIに対してのみフラグを適用する(推奨)

<Location /rest>
  # the flag below MUST BE set to "On"
  WLForwardUriUnparsed    On
 
  # other settings, example: WebLogicCluster or WebLogicHost & WebLogicPort
 
  # set the handler to be weblogic
  SetHandler weblogic-handler
</Location>

例2: Oracle Weblogic Serverによって処理されるすべてのURIにフラグを適用する

<IfModule mod_weblogic.c>
   # the flag below MUST BE set to "On"
  WLForwardUriUnparsed    On
 
  # other settings, example: WebLogicCluster or WebLogicHost & WebLogicPort
  WebLogicCluster johndoe02:8005,johndoe:8006
  Debug ON
  WLLogFile             c:/tmp/global_proxy.log 
  WLTempDir             "c:/myTemp"
  DebugConfigInfo       On
  KeepAliveEnabled ON
  KeepAliveSecs  15
</IfModule>

13.1.9 アプリケーションの再デプロイメント後にFrameworkアプリケーション内のリソースがなくなる

実行時にリソース・マネージャを介して新しいリソースを追加するようFrameworkアプリケーションがカスタマイズされている場合、同じアプリケーションの新規デプロイメントまたは再デプロイメント後にこれらの新しいリソースがなくなります。

リソース自体がリソース・マネージャで使用できなくなっても、失われたリソースを使用する、実行時に作成された新規ページは依然として使用可能なままです。

この問題が発生するのは、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用してアプリケーションの再デプロイメント時にアプリケーション・バージョンまたは再デプロイメント・バージョンが変更された場合です。また、この問題は、(たとえば、新しいリソースの作成によって)設計時にgeneric-site-resources.xmlファイルが変更されている場合の再デプロイメントでも発生します。

この問題が発生する原因は、再デプロイメントでgeneric-site-resources.xmlファイルが上書きされたことにあります。

この問題を回避するには、mds-transfer-config.xmlファイルをアプリケーションに手動で追加する必要があります。


注意:

設計時に作成されたリソースは、ランタイム・アプリケーションの再デプロイメントの前にこのアプリケーションに手動で追加する必要があります。


  1. 次の場所からmds-transfer-config.xmlファイルをダウンロードします。

    https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DownloadAttachment.jspx?attachid=1343209.1:mdstransferconfig

  2. EARファイルからMARファイル(AutoGeneratedMar.marなど)を抽出します。

  3. 抽出したMARファイル・ディレクトリで、META-INFという名前の新しいディレクトリを作成し、mds-transfer-config.xmlファイルを新しいディレクトリにコピーします。

  4. META-INF\mds-transfer-config.xmlを使用してMARファイルを更新します。次はその例です。

    jar -uvf AutoGeneratedMar.mar META-INF\mds-transfer-config.xml
    
  5. 更新したMARファイルを使用してEARファイルを更新します。

    jar -uvf YourApp.ear AutoGeneratedMar.mar
    
  6. YourApp.marを再デプロイします。

13.1.10 サンプルのWSRPプロデューサ・テスト・ページのスタイル・シートがOracle HTTP Serverを介して正しくロードされない

Oracle HTTP ServerがサンプルのWSRPポートレット・プロデューサのフロント・エンドとして使用されている場合、WSRPツールおよびリッチ・テキスト・エディタのポートレット・プロデューサのWSRPプロデューサ・テスト・ページのスタイル・シートがMozilla FirefoxまたはGoogle Chromeでは正しくロードされません。ただし、Internet Explorerでは、スタイル・シートは正しくロードされます。ポートレットの機能に影響はありません。

13.1.11 JSFポートレットをカスタマイズまたはパーソナライズできない

JSFポートレット(つまり、Oracle JSF Portlet Bridgeを使用して作成されたポートレット)のカスタマイズまたはパーソナライズ後に「OK」をクリックすると、ポートレットが応答せず、タイムアウト・メッセージが表示されます。これは、編集アクションを実行して単一操作でポートレット・モードを変更すると発生します。エンドユーザーは、「適用」を(「OK」のかわりに)クリックして編集アクションを最初に実行してから、「戻る」クリックしてポートレット・モードを「ビュー」モードに戻すことでこの問題を回避できます。ポートレット開発者は、生成された「デフォルトの編集」モード(edit_defaults.jspxファイル)および「編集」モード(edit.jspxファイル)のコードを編集し、「適用」ボタンをかわりに使用することをエンドユーザーに強制するように「OK」ボタンのコードを削除することで、発生する問題を回避できます。

13.1.12 カスタム翻訳のフォールバック・サポート

カスタム翻訳のフォールバック・サポートがありません。たとえば、scope-resource-bundle_fr.xlfというカスタム翻訳ファイルを作成し、スペースの言語設定が国固有(fr-FR)である場合、Spacesではscope-resource-bundle_fr-FR.xlfを探すため、カスタム翻訳ファイルは使用されません。回避方法として、_fr xlfをコピーし、国指定をカスタム翻訳ファイルの名前に含めます(たとえば、scope-resource-bundle_fr-FR.xlfなど)。

13.1.13 OAMを使用してSpacesアプリケーションにアクセスするとスペースに正しい言語が表示されない

ユーザーがOAMを介してSpacesアプリケーションにアクセスすると、スペースにOAMログイン・ページで選択した言語が表示されません。Spacesアプリケーションでは、OAMと同じxlfファイル名規格を使用しません。

13.1.14 Thaiでは通知公開形式が正しくない可能性がある

表示言語をThaiに設定すると、通知公開形式が正しくない可能性があります。これは、通知を開いて編集した後保存すると、通知自体が更新されていない場合でも発生します。

13.1.15 言語プリファレンスをen-USから変更すると、シード・ページに基づいたお気に入りがなくなる

シード・ページ(「アクティビティ」ページなど)を「お気に入り」リストに追加して、「プリファレンス」を使用して優先アプリケーション言語をen-USから変更すると、お気に入りのシード・ページが見つかりません。

13.1.16 スペースでドキュメントの権限が適用されない

状況によっては、スペースのドキュメントを格納するコンテンツ・サーバーのフォルダに対する権限にSpacesアプリケーションで設定された権限が反映されないことがあります。このような場合、Spacesで適切な権限を割り当てられていても、1人以上のユーザーがそのスペースのドキュメントに対してアクションを実行できない可能性があります。

1人のユーザーにのみ影響する場合にこの状況を解決するには、スペース進行役(メンバーシップの管理権限を割り当てられたスペース・メンバー)は次のいずれかを実行できます。

  • スペースに対するユーザーのメンバーシップを取り消してから、そのスペースに追加して戻します: スペース管理設定の「メンバー」ページで、「メンバーの削除」をクリックしてメンバーシップを取り消した後、「ユーザーの追加」をクリックしてスペースのメンバーとして追加して戻します。

  • ユーザーのロールを別のロールに変更してから、必須ロールに変更して戻します: スペース管理設定の「メンバー」ページで、ユーザーを選択して「ロールの変更」をクリックします。

1人以上のユーザーに影響する場合にこの状況を解決するには、スペース進行役(メンバーシップの管理権限を割り当てられたスペース・メンバー)は次の手順を実行できます。

  1. 影響を受けるユーザーが持っているメンバーシップ・ロールを特定し、そのロールを編集します: スペース管理設定の「ロール」ページで、ロールを選択して「権限の編集」をクリックします。

  2. ロールの権限をすべて消去し、「保存」をクリックします。

  3. ロールを再度編集し、ロールの権限をすべて選択して「保存」をクリックします。

13.1.17 プロデューサ・テスト・ページの「サーブレットとして実行」リンクがJSFポートレットに対して動作しない

JSFポートレット(Oracle JSF Portlet Bridgeを使用するポートレット)は、JSR 286 Javaポートレットの作成ウィザードを使用して、ウィザードの第3ステップで「ADF-Faces JSPXの生成」実装方法を選択することで作成できます。

この方法でJSFポートレットを作成すると、ポートレットのプロデューサ・テスト・ページで「サーブレットとして実行」リンクをクリックすると、エラーが発生することがあります。ただし、ポートレット自体は正しく実行されます。

この問題を回避するには、そのポートレットが含まれるプロジェクトに「ADFページ・フロー」スコープを追加します。

13.1.18 ドキュメント・サービスが使用不可

コンテンツ・リポジトリ接続(Oracle WebCenter Content: Content Server)へのアクティブな接続を保持するようにWebCenter Portal: Spacesを構成して、WebCenter Portal: Spacesをバウンスすると、ドキュメント・サービスがSpacesで使用不可のように見えます。たとえば、ホーム・スペースまたはスペースで、使用可能なドキュメントがありません。問題の原因は、コンテンツ・リポジトリ接続設定にある可能性が高いです。または、WebCenter PortalデータがContent Serverに正常にシードされなかった可能性があります。

この問題を解決するには、次のようにします。

  1. Content Serverが稼働していることを確認します。サーバーにサーバー・ポート(intradoc)が構成されていることと、サーバーIPフィルタがWebCenter Portal: Spacesからの接続を許可していることを確認します。

    1. Content Serverにログインします。

    2. 「管理」をクリックします。

    3. インスタンス名の「構成」をクリックします。

    4. 「システム構成」の「サーバーの構成」リンクをクリックします。

    5. サーバー・ポートがリストされていることと、サーバーIPフィルタがWebCenter Portal: Spacesからのアクセスを許可していることを確認します。

  2. ドキュメント・ストアに使用されているContent Serverのコンテンツ・リポジトリ接続設定が正しいことを確認します。

    1. WLSTまたはFusion Middleware Controlのいずれかを使用して、コンテンツ・リポジトリ接続設定を表示します。

    2. Content Serverの接続が「アクティブな接続」または「プライマリ接続」としてマークされていることを確認します。

    3. Content Serverの設定が正しいことを確認します。

    4. コンテンツ管理者、ルート・フォルダおよびアプリケーション名が指定されていることを確認します。

      • コンテンツ管理者には、Content Serverにおける管理権限が必要です。このユーザーは、スペース・コンテンツ、セキュリティ・グループ、セキュリティ・ロール用のフォルダの作成および保守と、コンテンツ・アクセス権限の管理に使用されます。

      • ルート・フォルダおよびアプリケーション名は、一意であり、同じContent Serverを使用する他のWebCenter Portal: Spacesアプリケーションで使用されていない必要があります。これらの値を変更する場合は、いずれか一方のみでなく、必ず両方の値を変更します。

      • アプリケーション名は、Content Serverで作成され、アイテム名の長さに制限があるアイテム(ワークフローなど)の接頭辞として使用されるため、14文字未満にすることをお薦めします。

  3. Content Serverへの接続およびContent Serverでのデータのシード中に発生したエラーがないか、WebCenter Portal: Spacesの起動時にログを確認します。

    1. WebCenter Portal: Spacesにアクティブまたはプライマリ・コンテンツ・リポジトリ接続があり、コンテンツ管理者、ルート・フォルダおよびアプリケーション名が指定されている場合、WebCenter Portal: Spacesサーバーが起動していると、そのアプリケーションのContent Serverでデータはシードされます(まだ存在しない場合)。

    2. 手順1と手順2の両方が正しい場合、WebCenter Portal: Spacesが起動されているときに、WebCenter Portal: Spacesログにエラーがないか確認します。Content Serverでデータをシードしている場合、エラーが存在する可能性があります。

    3. ログに有益なログ情報がない場合、ドキュメント・サーバーのロギングを有効にしてWebCenter Portal: Spacesをバウンスし、WebCenter Portal: Spacesシード・データのシードに関するログ・メッセージを確認します。

      1. Fusion Middleware Controlを使用するか、logging.xmlファイルを編集して、oracle.webcenter.doclib.internal.modelおよびoracle.webcenter.doclib.internal.spacesのロギングを増やします。

      2. WebCenter Portal: Spacesを再起動します。

      3. WebCenter Portal: Spacesデータのシードに関するメッセージがないかログを確認します。

      4. データが正しくシードされている場合は、次のようなメッセージがTRACEレベルに記録されています。

        Content Server already contains the Space container, therefore no need to seed any data
        
      5. シード・データがまだ存在しない場合は、次のようなメッセージがTRACEレベルに記録されています。

        Creating WebCenter Seeded Data
        

13.1.19 スペース作成時のドキュメントでの権限の付与エラー

ドキュメント・サービスを使用してテンプレートに基づいてスペースを作成するとき、スペースの作成が次のようなエラーで失敗します。

Granting permissions for Documents failed

この問題を解決するには、WebCenter Portal: Spacesログを表示して、エラーの原因を示すログ・メッセージがあるかどうかを確認します。

エラーの原因が明確でない場合、全ロールのドキュメント権限をすべてリセットして、ロール・マッピングが正常に完了するかどうかを確認してください。失敗はすべて、WebCenter Portal: Spacesログに記録されます。

13.1.20 OpenSocialページレットを使用したユーザーのアクティビティ・ストリームへのアクティビティのポスト

OpenSocialガジェットに基づいたページレットは、アクティビティをユーザーのアクティビティ・ストリームにポストできません。一時的な解決方法を実行するには、次のWLST/WSAdminコマンドを使用してユーザー・プロファイルの「編集」権限をOracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサに付与します。

grantPermission(appStripe="pagelet-producer",
principalClass="oracle.security.jps.internal.core.principals.JpsAuthenticatedRoleImpl", principalName="authenticated-role",
permClass="oracle.webcenter.peopleconnections.profile.security.ProfilePermission",
permTarget="/oracle/webcenter/peopleconnections/profile/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/.*", permActions="view,edit")

コマンドの実行後に、ページレット・プロデューサ・サーバーを再起動します。

13.1.21 OpenSocial APIを使用した所有者のプロファイル情報へのアクセス

OpenSocial APIをOracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサとともに使用して所有者のプロファイル、アクティビティ、友人情報にアクセスするには、『Oracle Fusion Middleware for Oracle WebCenter管理者ガイド』で説明されているように、WebCenterDSデータソースをWC_Portlet管理対象サーバーに対してターゲット指定する必要があります。この構成を保存すると、アクティビティおよび友人情報はフェッチできますが、プロファイル情報は戻されません。プロファイル情報にアクセスするには、WC_Portlet管理対象サーバーを再起動します。

13.1.22 階層スペースのパブリック・ユーザーおよび認証済ユーザーへのView Document権限の付与

階層スペースでView Document権限をPublic-UserロールおよびAuthenticated-Userロールに付与すると、コンテンツ・サーバーで同等の「読取り」権限が正しく設定されません。パブリック・ユーザーおよび認証済ユーザーにスペースに対するView Document権限を持たせる場合、両方のロールに対して別個に権限を付与する必要はありません。View Document権限をパブリック・ユーザーに付与すると、認証済ユーザーはView Document権限を自動的に継承します。

View Document権限をパブリック・ユーザーから取り消して、View Document権限を認証済ユーザーに付与する場合は、Public-Userロールから権限を取り消してAuthenticated-Userロールに追加します。

13.1.23 ロシア語またはスウェーデン語を使用するときの問題

スペース・アプリケーションで言語がロシアに設定されている場合、新しいユーザーのスペースへの追加、登録したユーザーのスペースへの招待、ユーザーのロール割当ての変更または失効を含む、スペースのユーザー・メンバーシップを管理できません。

言語がスウェーデンに設定されていると、スペース管理の下の「ロール」にはアクセスできません。

13.1.24 アクティビティ・ストリームからメッセージを削除する条件

ユーザーはPublisherタスク・フローから入力され、リンクを含むアクティビティ・ストリームからのメッセージしか削除できません(つまり、ユーザーはPublisher経由で入力されず、リンクを含まないアクティビティ・ストリームからのメッセージは削除できません)。ユーザーはアクティビティ・ストリームからのリンクを含むメッセージのみを削除できます。ページ作成の通知などの、その他のアクティビティ・ストリーム・エントリは削除できません。

13.1.25 ディスカッション・サーバー用Webサービス・セキュリティの構成

リリース11.1.1.6.0では、ディスカッション・サーバーがディスカッション・サーバーとSpaces間でのWebサービスの相互作用に対するメッセージ保護なしで提供されるので、ディスカッション・サーバーを追加構成なしで使用できます。しかし、Oracle WebCenter 11.1.1.4.0またはそれ以前のバージョンにパッチを適用した後で、WSセキュリティ関連エラーが発生したら、ディスカッション・サーバーのセキュリティ設定を再構成する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のディスカッション用のWebサービス・セキュリティの構成に関する項を参照してください。

13.2 ドキュメントの訂正箇所

この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。内容は次のとおりです。

13.2.1 アクティビティ・ストリームにより追跡されるサービス・アクティビティのリスト

Oracle Fusion Middleware WebCenter Portalユーザーズ・ガイドの表32-1「アクティビティ・ストリームにより追跡されるアクティビティ」で、次のアクティビティがアクティビティ・ストリームにより追跡されるとリスト行に誤って記載されています。

  • リストの作成

  • 行のリストへの追加

  • リスト行の編集

アクティビティ・ストリームは行のリストへの追加またはリスト行の編集を追跡しません。