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Oracle Fusion Middleware Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド
11gリリース1(11.1.1.1.3)
B60985-01
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1 OPMNの新機能

この章では、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1.1.3)で使用できるOracle Process Manager and Notification Server(OPMN)の新しい機能について説明します。

この章の項目は次のとおりです。

1.1 Oracleインスタンスとの統合

ORACLE_HOMEには、独自の構成および診断ディレクトリ・ツリー(ORACLE_INSTANCE)があり、複数のインスタンスをサポートできます。OPMNは現在、ORACLE_INSTANCE内から動作します。

ORACLE_INSTANCEベース・ディレクトリ内には、ORACLE_INSTANCE/configおよびORACLE_INSTANCE/diagnostics/logsという2つの基本サブディレクトリが格納されています。これらの2つのディレクトリ内には、component type/component nameという形式の、各コンポーネントに固有のディレクトリ・ツリーがあります。ここで、component typeias-componentに対して構成されたOPMN type値またはコンポーネントのprocess-type idであり、component nameias-componentに対して構成されたid値です。

たとえば、デフォルトのOracle HTTP Server(OHS)のインストール・ログの構成ディレクトリは、次のとおりです。

ORACLE_INSTANCE/config/OHS/ohs1(UNIX)

ORACLE_INSTANCE\config\OHS\ohs1(Microsoft Windows)

OPMN component typeは常にOPMNであり、component nameは常にopmnです。

1.2 Oracle WebLogic Serverでのサポート

大半のOracle Fusion Middlewareのインストールでは、Oracleインスタンスが、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソール(Fusion Middleware Controlコンソール)を使用してシステム・コンポーネントを管理するためのOracle WebLogic Serverドメインに関連付けられています。これらのデプロイメントでは、OPMNがWebLogicドメインと統合され、システム・コンポーネントをリモートから管理できます。

Oracle Fusion Middlewareの旧リリースとは異なり、OPMNは、ローカルのOracleインスタンスのシステム・コンポーネントを管理できるだけでなく、WebLogicドメインと統合して、Fusion Middleware ControlコンソールやWLSTコマンドラインを使用したリモートのシステム・コンポーネントの管理ができるようになりました。


注意:

Oracle Fusion Middlewareの管理コンセプトの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。