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OracleR WebCenter Content Dynamic Converterテンプレート・エディタ・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B66699-01
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3 書式設定

この項では、次のトピックについて説明します。

3.1 書式設定について

「書式設定」は、テンプレートを編集するために使用されるClassic HTML Conversion Editor内の4つのプロパティ・シートのうちの1つです。「書式設定」で設定した内容に基づいて、テンプレートと関連付けられた任意のソース・ドキュメントから作成されたWebページの外観と動作が決定されます。ほとんどの作業は、Webブラウザでのテキストの表示形式を指定するための「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログで行います。

「書式設定」に用意されている様々なオプションを使用すると、たとえば次のようなことを実行できます。

「書式設定」を開くには、Classic HTML Conversion Editorで「書式設定」アイコン(図3-1)をクリックします。

図3-1 「書式設定」アイコン

これは「書式設定」アイコンです。

Classic HTML Conversion Editorでは、4つのプロパティ・シートの間を移動して、これらを任意の順序で使用できます。変更を加えるたびに、その変更内容を「プレビュー」ウィンドウで確認できます。また、「プレビュー」ウィンドウのコンテンツにカーソルを合わせると、画面チップが表示されて各要素の名前が示されます。

「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログで使用できるオプションの種類は、グローバルでCSSが有効になっているかどうかによって異なります。「カスケード・スタイルシート(CSS)」を参照してください。

3.2 カスケード・スタイルシート(CSS)

Classic HTML Conversion Editorは、埋め込まれたインライン・スタイルを通じてカスケード・スタイルシート(CSS)を実装します。これらのインライン・スタイルは主に、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログで作成します。

カスケード・スタイルシートを有効または無効にするには:

  1. グローバルアイコン(図3-2)をクリックしてから、「オプション」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-2 グローバルアイコン

    これはグローバルアイコンです。
  2. CSS文字および段落の書式設定を許可チェック・ボックスを選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

Dynamic Converterでスタイルシートを使用するには、ファイルを参照するか、完全なスタイルシートをHTMLコードとしてHTMLファイルに入力します。この作業は、グローバルの「HTML」タブ・ダイアログで実行できます。ただし、結果は想定どおりにならない可能性があります。

Dynamic Converterは、CSS1対応とCSS2対応のスタイルシートをインラインで生成します(CSS1とCSS2は両方ともW3C標準です。新しいバージョンである推奨のCSS2はCSS1をベースにして策定されています)。

CSSを使用すると、テキストの画面上の表示を向上させることができます。ただし、画面上の表示内容を印刷する際は、お使いのブラウザではCSSが正しく処理されない場合があります。

3.3 段落

この項では、次のトピックについて説明します。

3.3.1 段落へのパディングの追加

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するためのオプションとして、段落にパディングを追加できます。パディングは、通常は枠線を設定する際に追加され、枠線と実際のコンテンツの間の余白のことを指します。


注意:

これらのオプションの相互関係の詳細は、「インデント、マージン、枠線およびパディング」を参照してください。

段落にパディングを追加するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-3)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-3 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、パディングを設定する要素(複数可)を選択します。追加するパディングは、これらの要素と関連付けられたすべての段落に適用されます。

  3. 「詳細」で、「詳細」ボタンをクリックします。「注意」ダイアログ・ボックスが開いて、「詳細」セクションの各種機能のうちどれがサポートされるのかは、ブラウザによって異なる可能性があるというメッセージが表示されることがあります。「OK」をクリックします。

  4. 「枠線」をクリックして表示を切り替えます。「パディング」で「パディング」ボタンをクリックして、「パディング」ダイアログ・ボックスを開きます。この操作を実行する際に、「枠線」タブ・ダイアログでどのタブが選択されていてもかまいません。

  5. 「パディング」ダイアログ・ボックスで、パディングを設定する対象となる枠線のタブを選択します(「左」「上」「右」「下」)。パディングを設定する対象となる枠線は、任意の1つ、任意の2つ、任意の3つ、または4つすべてのいずれでもかまいません。すべて設定ボタンをクリックすることで、任意の1つの枠線の設定をすべての枠線に適用することもできます。

  6. 「左」で、左のパディングを設定するをクリックします。最初のテキスト・ボックスに値を入力して、リストから単位(ポイント、インチ、センチメートル、またはピクセル)を選択します。これらの手順を繰り返して、「上」、「右」、または「下」のパディングを設定します。

  7. 「パディング」ダイアログの任意の設定を他のすべての設定に適用するには、該当するパネルですべて設定をクリックします。

3.3.2 段落の詳細オプションの設定

「書式設定」の「段落」タブ・ダイアログでは、位置合わせ、先頭行のインデント、間隔などの段落オプションを設定します(テキストの書式設定は「文字」タブ・ダイアログで行います)。使用できるオプションの種類は、CSSが有効になっているかどうかによって大幅に異なります。「カスケード・スタイルシート(CSS)」を参照してください。

CSSを有効にすると、いくつかの追加の設定が使用可能になります。「詳細」で、以下を設定できます。

3.3.3 段落の枠線の設定

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するためのオプションとして、段落の枠線を設定できます。枠線は、インデント、マージンおよびパディングとは異なります。後者の3つでは、画面の端とコンテンツの間に間隔を設けます。枠線の場合は、様々な形式、太さおよび色の罫線を追加できます。


注意:

これらのオプションの相互関係の詳細は、「インデント、マージン、枠線およびパディング」を参照してください。

枠線を設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-4)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-4 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、枠線を設定する要素(複数可)を選択します。設定するインデントは、これらの要素と関連付けられたすべての段落で使用されます。

  3. 「詳細」で、「詳細」ボタンをクリックします。「注意」ダイアログ・ボックスが開いて、「詳細」セクションの各種機能のうちどれがサポートされるのかは、ブラウザによって異なる可能性があるというメッセージが表示されることがあります。「OK」をクリックします。

  4. 「枠線」をクリックして表示を切り替えます。設定する枠線のタブ(「左」「上」「右」「下」)を選択します。これらのうち任意のタブ(複数可)の枠線を設定できます。これらの設定をすべての辺に適用するボタンをクリックすることで、1つのタブの設定を他のすべてのタブに適用することもできます。

  5. 選択したタブについて、「サイズ」で、ソースから取得する指定しない、または次の値に設定するを選択します。

    ソースから取得するを選択した場合は、Dynamic Converterはソース・ドキュメント内の設定を使用します。指定しないを選択した場合は、Webページを表示するために使用されるWebブラウザでは、独自のデフォルト設定がかわりに使用されることがあります。次の値に設定するオプションを使用すると、希望の枠線サイズを指定できます。

  6. 「サイズ」で次の値に設定するを選択した場合は、最初のテキスト・ボックスに値を入力して、2つ目のボックスから単位(ポイント、インチ、センチメートル、またはピクセル)を選択します。

  7. 「スタイル」で、ソースから取得する指定しない、またはこのスタイルを使用を選択します。このスタイルを使用を選択した場合は、希望の枠線スタイルをリストから選択します。

  8. 「色」で、ソースから取得する指定しない、またはこの色を使用を選択します。この色を使用を選択した場合は、「色」ボタンをクリックして「色」ダイアログ・ボックスを開いて、枠線の色を選択します。

  9. パディングを追加するには、「パディング」ボタンをクリックします。「段落へのパディングの追加」を参照してください。

3.3.4 CSSを使用した段落の書式設定

Classic HTML Conversion Editorは、標準のHTMLタグまたはCSS(カスケード・スタイルシート)マークアップを使用した書式を生成するように構成できます。テンプレートに対してCSSを有効にすると、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログで使用できるオプションの種類が変化します。「カスケード・スタイルシート(CSS)」を参照してください。

「書式設定」の「段落」タブ・ダイアログでは、位置合わせ、インデント、間隔などの段落オプションを設定します(テキストの書式設定は「文字」タブ・ダイアログで行います)。これらのオプションは、CSSを無効にすると大幅に変化します。「CSSを使用しない段落の書式設定」を参照してください。

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するには:

  1. グローバルアイコン(図3-5)をクリックしてから、「オプション」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-5 グローバルアイコン

    これはグローバルアイコンです。
  2. CSS文字および段落の書式設定を許可チェック・ボックスを選択します。

  3. 「OK」をクリックして、Classic HTML Conversion Editorのメイン・ウィンドウに戻ります。

  4. 「書式設定」をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  5. 「要素」リストから、書式設定する要素(複数可)を選択します。

    • 「位置合せ」で、3つのオプションのいずれかを選択します。この位置合わせを使用を選択した場合は、下矢印をクリックして、ボックスから「左揃え」「中央揃え」「右揃え」、または「両端の調整」を選択します。

    • 「インデント」で、左側について3つのオプションのいずれかを選択します。右側についても、同様にいずれかのオプションを選択します。どちらについても、次の値に設定するを選択した場合は、希望の値を編集ボックスに入力するか、上下の矢印をクリックして値を設定します。2つ目のボックスで下矢印をクリックして、単位(ポイント、インチ、またはセンチメートル)を選択します(1インチ = 72ポイント)。

    • 「間隔」で、各段落の前後に設ける追加の行間隔を設定します(注意: ブラウザによって段落の間隔が自動的に追加されることがあります)。

    • 「特別」で、段落をグラフィックとして表示するをクリックすると、変換時に要素情報がグラフィック形式で保存されます。このオプションが役に立つ事例としては、ユーザーのマシンで表示できない可能性のある特殊なフォントを使用している場合が挙げられます。

    • 「詳細」で、枠線やパディングなどの詳細オプションを設定するには、「詳細」ボタンをクリックしてそのダイアログ・ボックスを開きます。「段落の詳細オプションの設定」を参照してください。

    • ドキュメント内の表のコンテンツに他のコンテンツとは異なる書式設定を適用するには、表のオーバーライドで、表内ではオーバーライドするをクリックします。「表内の段落の書式設定」を参照してください。

  6. 「OK」をクリックしてテンプレートへの変更内容を保存します。

「プレビュー」ボックスを使用して、変更を加えるたびにWebページがどのように変化するのかを確認できます。また、「プレビュー」ウィンドウのコンテンツにカーソルを合わせると、ツール・チップが表示されて各要素の名前が示されます。

3.3.5 CSSを使用しない段落の書式設定

Classic HTML Conversion Editorは、標準のHTMLタグまたはCSS(カスケード・スタイルシート)マークアップを使用した書式を生成するように構成できます。テンプレートに対してCSSを有効にすると、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログで使用できるオプションの種類が変化します。「カスケード・スタイルシート(CSS)」を参照してください。

「書式設定」の「段落」タブ・ダイアログでは、位置合わせ、インデント、間隔などの段落オプションを設定しますこれらのオプションは、CSSを有効にすると大幅に変化します。「CSSを使用した段落の書式設定」を参照してください。

CSSを無効にした状態で段落を書式設定するには:

  1. グローバルアイコン(図3-6)をクリックしてから、「オプション」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-6 グローバルアイコン

    これはグローバルアイコンです。
  2. CSS文字および段落の書式設定を許可チェック・ボックスを選択解除して、「OK」をクリックしてClassic HTML Conversion Editorダイアログ・ボックスに戻ります。

  3. 「書式設定」をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  4. 「要素」リストから、書式設定する要素(複数可)を選択します。

    • 「位置合せ」で、3つのオプションのいずれかを選択します。この位置合わせを使用を選択した場合は、下矢印をクリックして「左揃え」「中央揃え」、または「右揃え」をボックスから選択します。

    • 「インデント」で、4つのオプションのいずれかを選択します。左側のみ次のインデント幅を設定するまたは両側に次のインデント幅を設定するを選択した場合は、希望の値を編集ボックスに入力するか、上下の矢印をクリックして希望のタブ・ストップの数を選択します。

    • 「間隔」で、各段落の前後に設ける追加の行間隔を設定します(注意: ブラウザによって段落の間隔が自動的に追加されることがあります)。

    • 「特別」で、段落をグラフィックとして表示するをクリックすると、変換時に要素情報がグラフィック形式で保存されます。このオプションが役に立つ事例としては、ユーザーのマシンで表示できない可能性のある特殊なフォントを使用している場合が挙げられます。

    • ドキュメント内の表のコンテンツに他のコンテンツとは異なる書式設定を適用するには、表のオーバーライドで、表内ではオーバーライドするをクリックします。詳細は、「表内の段落の書式設定」を参照してください。

  5. 「OK」をクリックしてテンプレートへの変更内容を保存します。

「プレビュー」ボックスを使用して、変更を加えるたびにWebページがどのように変化するのかを確認できます。また、「プレビュー」ウィンドウのコンテンツにカーソルを合わせると、画面チップが表示されて各要素の名前が示されます。

インデントは、CSSを無効にした状態で段落のレイアウトを調整できる唯一のオプションです。これに対して、CSSを有効にした状態では、マージン、枠線、パディングおよび段落の幅も設定できます。

3.3.6 インデント、マージン、枠線およびパディング

CSS(カスケード・スタイルシート)を有効にした状態でソース・ドキュメントを書式設定する際は、インデント、マージン、枠線およびパディングをテンプレートに対して非常に柔軟に設定できます。「カスケード・スタイルシート(CSS)」を参照してください。

次の図では、これらのフォーマット・オプションの相互関係を示しています。

図3-7 フォーマット・オプション間の相互関係

この図では、フォーマット・オプションの相互関係を示しています。
  • インデント: 左側または右側のみに設定できます。フレームの端とコンテンツの間に間隔を設けます(「書式設定」の「段落」タブ・ダイアログで設定します)。

  • マージン: 上下左右に設定できます。インデントと枠線の間に間隔を設けます(「書式設定」の「段落」タブ・ダイアログで「マージン」ボタンをクリックします)。

  • 枠線: 上下左右に設定できます。マージンとパディングの間の区切り線を表す視覚効果です(「書式設定」の「段落」タブ・ダイアログで「詳細」ボタンをクリックします)。

  • パディング: 上下左右に設定できます。枠線とコンテンツの間の間隔を表します。要素に背景色や背景イメージを割り当てた場合は、その色やイメージは、その要素と関連付けられたコンテンツと、設定したパディングの両方に適用されます(「詳細」ダイアログ・ボックスの「枠線」タブ・ダイアログで「パディング」ボタンをクリックします)。

これらすべての設定は、デフォルトではゼロになっています。

任意の要素に先頭行のネガティブ・インデントを設定できます。その際に、インデント、マージン、枠線およびパディングの設定がゼロである場合は、その行の先頭部分がWebページ内に収まらず表示されなくなります(ただしフレームのプロパティダイアログ・ボックスで十分なマージンを設定している場合は除く)。

3.3.7 先頭行のインデントの設定

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するためのオプションとして、各段落のテキストの先頭行のインデントを設定できます。先頭行に後続行とは異なるインデントを設定することで、多くの場合、段落間の区切りがわかりやすくなります。これは、通常のインデントでもネガティブ・インデントでもかまいません。ネガティブ・インデントを設定した場合は、実質的には、先頭行の後ろにぶら下がり段落が作成されます。

先頭行のインデントを設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-8)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-8 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、先頭行のインデントを設定する要素(複数可)を選択します。設定されたインデントは、これらの要素と関連付けられたすべての段落に適用されます。

  3. 「詳細」で、「詳細」ボタンをクリックします。「注意」ダイアログ・ボックスが開いて、「詳細」セクションの各種機能のうちどれがサポートされるのかは、ブラウザによって異なる可能性があるというメッセージが表示されることがあります。「OK」をクリックします。

  4. 「一般」タブ・ダイアログの先頭の行をインデントで、 ソースから取得するインデントなし、または次の値に設定するを選択します。

    ソースから取得するを選択した場合は、Classic HTML Conversion Editorはソース・ドキュメント内の設定を使用します。指定しないを選択した場合は、Webページを表示するために使用されるWebブラウザでは、独自のデフォルト設定がかわりに使用されることがあります。次の値に設定するオプションを使用すると、行のインデント幅を細かく調整できます。

  5. 次の値に設定するを選択した場合は、最初のテキスト・ボックスでインデントの単位を選択します。2つ目のボックスで、単位(ポイント、インチ、またはセンチメートル)を選択します。ぶら下げインデントを設定するには、負の値を指定します。

  6. 「OK」をクリックします。

負のインデント値を指定した場合は、インデント、マージン、枠線、またはパディングによって十分な余白を設けてください。そうしないと、段落の先頭行の一部が表示されない可能性があります。「インデント、マージン、枠線およびパディング」を参照してください。

3.3.8 段落のマージンの設定

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するためのオプションとして、マージンを設定できます。マージンとは、画面の端からテキストまでの間隔のことです。


注意:

これらのオプションの相互関係の詳細は、「インデント、マージン、枠線およびパディング」を参照してください。

段落のマージンを設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-9)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-9 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、行の高さを設定するコンテンツと関連付けられた要素(複数可)を選択します。

  3. 「マージン」で、「マージン」ボタンをクリックしてそのダイアログ・ボックスを開きます。

  4. 必要に応じて、「左」「上」「右」および「下」のマージンを設定します。それぞれのマージンについて、ソースから取得する指定しない、または次の値に設定するを選択します。

    ソースから取得するを選択した場合は、Classic HTML Conversion Editorはソース・ドキュメント内の設定を使用します。指定しないを選択した場合は、Webページを表示するために使用されるWebブラウザでは、独自のデフォルト設定がかわりに使用されることがあります。

  5. 次の値に設定するを選択した場合は、最初のテキスト・ボックスに値を入力して(または上下の矢印をクリックして値を設定します)、2つ目のリスト・ボックスから、単位(ポイント、インチ、センチメートル、またはピクセル)を選択します。

    注意: 「左」、「上」、「右」および「下」に同じマージンを適用するには、4つのうちどれか1つのパネルで設定を行ってから、すべて設定をクリックします。

  6. 「OK」をクリックして、「段落」タブ・ダイアログに戻ります。

マージンを設定した後に、結果をよく確認してください。上下のマージンは、すべてのブラウザで同じように処理されるわけではありません。

上や下のマージンを適用した場合は、書式設定した要素と関連付けられているすべての段落間の間隔が広がります。

3.3.9 行の高さの設定

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するためのオプションとして、行の高さを設定できます。行の高さは、1つのテキスト行が占有する高さであり、その行のベースラインから上または下の行のベースラインまでの距離に相当します。

行の高さを設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-10)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-10 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、行の高さを設定するコンテンツと関連付けられた要素(複数可)を選択します。

  3. 「詳細」で、「詳細」ボタンをクリックします。「注意」ダイアログ・ボックスが開いて、「詳細」セクションの各種機能のうちどれがサポートされるのかは、ブラウザによって異なる可能性があるというメッセージが表示されます。「OK」をクリックします。

  4. 「一般」タブ・ダイアログの「行の高さ」で、ソースから取得する、指定しない、または次の値に設定するを選択します。

    ソースから取得するを選択した場合は、Classic HTML Conversion Editorはソース・ドキュメント内の設定を使用します。指定しないを選択した場合は、Webページを表示するために使用されるWebブラウザでは、独自のデフォルト設定がかわりに使用されることがあります。次の値に設定するオプションを使用すると、行の高さを細かく調整できます。

  5. 次の値に設定するを選択した場合は、値を入力して、単位(ポイント、インチ、センチメートル、またはピクセル)を選択します。設定した行の高さは、編集対象の要素と関連付けられた段落内のすべての行に適用されます。

  6. 「OK」をクリックして、「段落」タブ・ダイアログに戻ります。

行の高さは、フォント・サイズとの組合せを考慮して設定する必要があります。たとえば、お使いのフォント・サイズが20ポイントの場合に、行の高さを12ポイントに設定すると、当然ながら、テキスト行が重なり合います。

3.3.10 段落の幅の設定

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するためのオプションとして、段落の幅を設定できます。

段落の幅を設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-11)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-11 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、段落の幅を設定する要素(複数可)を選択します。設定した幅は、これらの要素と関連付けられたすべての段落に適用されます。

  3. 「詳細」で、「詳細」ボタンをクリックします。「注意」ダイアログ・ボックスが開いて、「詳細」セクションの各種機能のうちどれがサポートされるのかは、ブラウザによって異なる可能性があるというメッセージが表示されることがあります。「OK」をクリックします。

  4. 「詳細設定」ダイアログ・ボックスで、「幅」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  5. コンテンツの幅で、指定しないまたは次の値に設定するを選択します。

    指定しないを選択した場合は、Webページを表示するために使用されるWebブラウザでは、独自のデフォルト設定がかわりに使用される可能性があります。次の値に設定するオプションを使用すると、段落の幅を細かく調整できます。

  6. 次の値に設定するを選択した場合は、最初のテキスト・ボックスで幅の値を選択します。2つ目のボックスでは、単位(ポイント、インチ、センチメートル、ピクセル、またはパーセント)を選択します。「OK」をクリックして「書式設定」に戻ります。

  7. 「OK」をクリックします。

Webページでテキストがどのように表示されるのかは、他の機能の使用状況によっても左右されます。「インデント、マージン、枠線およびパディング」を参照してください。

段落の幅が画面にどのように表示されるのかや、このCSS設定を使用してページがどのように印刷されるのかは、ブラウザによって大きく異なる可能性があります。

3.4 文字

この項では、次のトピックについて説明します。

3.4.1 CSSを使用した文字の書式設定

Classic HTML Conversion Editorは、標準のHTMLタグまたはCSS(カスケード・スタイルシート)マークアップを使用した書式を生成するように構成できます。テンプレートに対してCSSを有効にすると、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログで使用できるオプションが変化します。「カスケード・スタイルシート(CSS)」を参照してください。

「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログでは、Webページのテキストを文字レベルで書式設定します。CSS機能を無効にすると、「フォント・サイズ」で使用できるオプションが変化します。「CSSを使用しない文字の書式設定」を参照してください。

CSSを有効にした状態で文字を書式設定するには:

  1. グローバルアイコン(図3-12)をクリックしてから、「オプション」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-12 グローバルアイコン

    これはグローバルアイコンです。
  2. CSS文字および段落の書式設定を許可チェック・ボックスを選択して、「OK」をクリックします。

  3. 「書式設定」で、「文字」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  4. 「要素」リストから、書式設定する要素(複数可)を選択します。

  5. 「フォント名」、「フォント色」および「フォント・サイズ」で、希望のオプションのラジオ・ボタンを選択します。

    ソースから取得するを選択した場合は、Dynamic Converterはソース・ドキュメント内の設定を使用します。指定しないを選択した場合は、Webページを表示するために使用されるWebブラウザでは、独自のデフォルト設定がかわりに使用されることがあります。

  6. このフォントを使用を選択した場合は、該当するボックスの下矢印をクリックして、希望のフォントを選択します。

  7. このサイズを使用を選択した場合は、ボックスからいくつかのオプションを選択できます。拡大と縮小、およびxx-小からxx-大までの一連の7つのサイズに加えて(CSSを無効にした場合に使用できる1から7の番号付きサイズと類似)、「カスタム」オプションが新たに含まれています。

    「カスタム」を選択すると、4つの単位(ポイント、インチ、センチメートル、またはパーセント)のいずれかを使用して、Webページ内のテキストのサイズを細かく調整できます。フォント・サイズの値を入力して、単位を選択します。

    1インチ = 72ポイントです。「パーセント」とは、親要素のフォント・サイズのパーセンテージを意味します(たとえば、<P>タグのデフォルト・フォント・サイズは「中」です)。

  8. この色を使用を選択した場合は、「色」ボタンをクリックして「色」ダイアログ・ボックスを開いて、色を選択します。

  9. ソース・ドキュメント内で使用されているエフェクトの一部を変更するには、テキスト・エフェクトで、エフェクトをクリックします。「テキスト・エフェクトについて」を参照してください。

  10. ドキュメント内の表のコンテンツに他のコンテンツとは異なる書式設定を適用するには、表のオーバーライドで、表内ではオーバーライドするをクリックします。「表内の文字の書式設定」を参照してください。

  11. 「OK」をクリックしてテンプレートへの変更内容を保存します。

表のコンテンツとソース・ドキュメント内の他のコンテンツの両方に同じスタイルが使用されている場合は、表のオーバーライドを使用することをお勧めします。

Webページに表示される実際のフォント、フォント・サイズおよびフォント色は、使用されるWebブラウザの種類や、ユーザーのマシン上のオプションに依存します。

表のコンテンツを書式設定するには、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログのオプションを使用します。表の外観を書式設定するには、「表」タブ・ダイアログのオプションを使用します。

3.4.2 CSSを使用しない文字の書式設定

Classic HTML Conversion Editorは、標準のHTMLタグまたはCSS(カスケード・スタイルシート)マークアップを使用した書式を生成するように構成できます。テンプレートに対してCSSを有効にすると、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログで使用できるオプションが変化します。「カスケード・スタイルシート(CSS)」を参照してください。

「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログでは、Webページのテキストを文字レベルで書式設定します。CSS機能を有効にすると、「フォント・サイズ」で使用できるオプションが変化します。「CSSを使用した文字の書式設定」を参照してください。

CSSを無効にした状態で文字を書式設定するには:

  1. グローバルアイコン(図3-13)をクリックしてから、「オプション」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-13 グローバルアイコン

    これはグローバルアイコンです。
  2. CSS文字および段落の書式設定を許可を選択解除します。

  3. 「書式設定」で、「文字」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  4. 「要素」リストから、書式設定する要素(複数可)を選択します。

  5. 「フォント名」、「フォント色」および「フォント・サイズ」で、希望のオプションのラジオ・ボタンを選択します。

    ソースから取得するを選択した場合は、Classic HTML Conversion Editorはソース・ドキュメント内の設定を使用します。指定しないを選択した場合は、Webページを表示するために使用されるWebブラウザでは、独自のデフォルト設定がかわりに使用されることがあります。

  6. このフォントを使用またはこのサイズを使用を選択した場合は、該当するボックスの下矢印をクリックして、希望のフォントやサイズを選択します。

  7. この色を使用を選択した場合は、「色」ボタンをクリックして「色」ダイアログ・ボックスを開いて、色を選択します。

  8. ソース・ドキュメント内で使用されているエフェクトの一部を変更するには、テキスト・エフェクトで、エフェクトをクリックします。「テキスト・エフェクトについて」を参照してください。

  9. ドキュメント内の表のコンテンツに他のコンテンツとは異なる書式設定を適用するには、表のオーバーライドで、表内ではオーバーライドするをクリックします。「表内の文字の書式設定」を参照してください。

  10. 「OK」をクリックしてテンプレートへの変更内容を保存します。

表のコンテンツとソース・ドキュメント内の他のコンテンツの両方に同じスタイルが使用されている場合は、表のオーバーライドを使用することをお勧めします。

Webページに表示される実際のフォント、フォント・サイズおよびフォント色は、使用されるWebブラウザの種類や、ユーザーのマシン上のオプションに依存します。

表のコンテンツを書式設定するには、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログのオプションを使用します。表の外観を書式設定するには、「表」タブ・ダイアログのオプションを使用します。

3.5

この項では、次のトピックについて説明します。

3.5.1 表内の文字の書式設定

テンプレート内の要素の文字を書式設定すると、その書式設定指示は、表内のテキストを含めてWebページ全体にわたって適用されます。

理想的には、表のコンテンツに固有のスタイルを使用することをお薦めします。ただし、ソース・ドキュメントの残り部分と同じスタイルを使用した場合でも、表のオーバーライドを使用することで、表内のテキストに異なる書式設定を適用できます。

表内の文字を書式設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-14)をクリックしてから、「文字」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-14 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 表を対象にして書式設定する要素(複数可)を選択します。

  3. 表のオーバーライドで、表内ではオーバーライドするをクリックして、「文字」をクリックします。

  4. 表のオーバーライドのための「文字」ダイアログ・ボックスで、使用するフォント名、フォント色およびフォント・サイズを選択します。「CSSを使用しない文字の書式設定」を参照してください。

  5. テキスト・エフェクトを変更するには、エフェクトをクリックして、そのダイアログ・ボックスで適切なオプションを設定します。「テキスト・エフェクトの変更」を参照してください。

  6. 「OK」をクリックして、テンプレートに加えた変更内容を保存して、「文字」タブ・ダイアログに戻ります。

表のコンテンツを書式設定するには、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログのオプションを使用します。表の外観を書式設定するには、「表」タブ・ダイアログのオプションを使用します。

3.5.2 表の外観の書式設定

表のコンテンツと外観の両方を書式設定できます。表のコンテンツの書式設定は、必要に応じて表のオーバーライド要素を使用して、「書式設定」の「段落」タブ・ダイアログで行います。「表内の文字の書式設定」「表内の段落の書式設定」を参照してください。表の外観の書式設定は、「表」タブ・ダイアログで行います。

表の外観を書式設定するには、ソース・ドキュメント内でその表の直前に位置するスタイルと関連付けられた要素を選択する必要があります。Classic HTML Conversion Editorの表書式設定機能を最大限に活用する方法の詳細は、「表の外観を書式設定するためのスタイルの設定」を参照してください。

表の外観を書式設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-15)をクリックしてから、「表」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-15 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、ソース・ドキュメント内で目的の表の直前に位置する要素を選択します。

  3. 「外観」で、次のいずれかの操作を実行します。

    • 表の外観を書式設定するには、枠線とサイズ設定「位置合せ」、または「色」をクリックします(3つのボタンのどれをクリックしても同じプロパティ・シートが開きますが、初期状態で開かれるタブ・ダイアログが異なります)。

    • 出力にどの表も含まれないようにするには、すべての表マークアップ・タグを出力HTMLから除外するを選択します。このオプションを選択すると、その要素の出力は表内に表示されなくなるため、その要素のプレビュー・ウィンドウはブランクになります。

  4. 枠線を持たない2つの列で構成される表を見出しと段落に変換するには、「特別」で、表示される枠線を持たない2列形式の表を見出しと段落に変換して、このタグを見出し部分に使用するを選択してから、見出しを選択します。

  5. 表の出力HTMLに改行なしスペースを配置するには、空のセルで、デフォルト設定である改行なしスペースをそのまま使用します。HTMLでは、適切な書式を保持するためには、ブランク・セル内に改行なしスペースが必要です。空のセルを残すかわりにテキストを追加するには、ブランクのテキスト・ボックスを選択して、表示するテキストを入力します(「意図的に空白のままにしています」など)。

  6. Webページ上で表の1行目または1列目を見出しとして扱うには、「ヘッダー」で、行ヘッダーの使用または列ヘッダーの使用を選択します(詳細は、「表内の見出しの書式設定」を参照してください)。

  7. 表の書式設定を希望どおりに行います。

3.5.3 表内の色の設定

表の外観を書式設定するためのオプションとして、表の4つの個別要素(表の枠線、セル、枠線、表の背景およびセルの背景)の色を設定できます。

表内の色を設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-16)をクリックします。

    図3-16 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、ソース・ドキュメント内で目的の表の直前に位置する要素を選択します。

  3. 「表」をクリックして開いてから、「色」をクリックします。

  4. 表の枠線で、いずれかのラジオ・ボタンをクリックします。

  5. この色を使用を選択した場合は、「色」ボタンをクリックして「色」ダイアログ・ボックスを開いて、使用する色を選択します。「OK」をクリックして、「表」の「色」タブ・ダイアログに戻ります。

  6. 手順4と5を繰り返して、表の背景の色と、セルの枠線と背景の色を設定します。

  7. 「OK」をクリックします。

「プレビュー」ボックスには、変更内容が反映されます。

3.5.4 表内の段落の書式設定

「書式設定」の「段落」タブ・ダイアログでは、位置合わせ、インデント、間隔などの段落オプションを設定します選択した各要素について、それらの書式設定指示は、表内の段落を含めてWebページ全体にわたって適用されます。

理想的には、表のコンテンツに固有のスタイルを使用することをお薦めします。ただし、表のコンテンツにソース・ドキュメントの残り部分と同じスタイルを使用する場合でも、表のオーバーライドを使用することで、表内の段落に他のコンテンツとは異なる書式設定を適用できます。

表内の段落を書式設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-17)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-17 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、表を対象にして書式設定する要素(複数可)を選択します。

  3. 表のオーバーライドで、表内ではオーバーライドするをクリックして、「段落」をクリックします。

  4. 表のオーバーライドの「段落」ダイアログ・ボックスで、使用する位置合わせ、インデントおよび間隔を選択します。「CSSを使用しない段落の書式設定」を参照してください。

  5. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、「段落」タブ・ダイアログに戻ります。

表のコンテンツを書式設定するには、「書式設定」の「文字」タブ・ダイアログと「段落」タブ・ダイアログのオプションを使用します。表の外観を書式設定するには、「表」タブ・ダイアログのオプションを使用します。

3.5.5 表の外観を書式設定するためのスタイルの設定

「書式設定」の「表」タブ・ダイアログを使用して表の外観を書式設定するには、その表の直前に位置する要素を選択する必要があります。こうすることで得られる利点として、すべての表のコンテンツに固有のスタイルを使用する一方で、表の外観に異なる書式設定を適用するという選択肢を確保できます。

すべての表を同じように書式設定する予定の場合は、ソース・ドキュメント内でそれらの表の前に位置するスタイルを特定する必要があります。次に、「書式設定」の「表」タブ・ダイアログを使用する準備ができたら、それらのスタイルに基づいたすべての要素を選択するだけです。Classic HTML Conversion Editorを使用すると、複数の要素を同時に書式設定できるため、時間を節約できます。

その一方で、一部の表に異なる書式設定を適用する予定の場合は、ソース・ドキュメントのわずかな編集が必要になることがあります。ただし、その結果として、Webページでの表の表示形式をより細かく制御できるようになります。

表を書式設定するためのスタイルを設定するには:

  1. ソース・ドキュメント内で、たとえば「表1」、「表2」のように連番の名前を付けた特殊な一連のスタイルを作成します。これらのスタイルはすべて、同じ属性を持つことができ、「標準」をベースにできます(これらのスタイルをこの目的のみに使用する場合はこれらのスタイルの属性は何であってもかまいません)。

  2. これらのスタイルをドキュメント内の表に割り当てます。たとえば、「表1」のスタイルを適用する対象としては、青色の枠線と黄色のセル背景が使用された左揃えの表が考えられます。同様に、「表2」のスタイルを適用する対象としては、セル同士を分離するために追加のパディングを設定した中央揃えの表が考えられます。つまり、ソース・ドキュメント内の各表の前に、適切なスタイルを配置します。入力するのは、1つの空の段落だけであることに留意してください。このため、フォント・サイズを2または3ポイントに設定することで、その段落が占有するスペースを最小限に抑えることができます。

  3. 次に、ソース・ドキュメント内にそれらのスタイルの新しい要素を作成します。「書式設定」の「表」タブ・ダイアログで表の外観を書式設定する際は、「表1」や「表2」などの適切な要素を選択してください。

3.5.6 表の枠線とサイズの設定

表の外観を書式設定するためのオプションとして、表の枠線とサイズを設定できます。枠線の書式設定は、枠線の幅を設定してから、セルの間隔とセルのパディングを調整するという3段階のプロセスです。表サイズの設定とは、表自体の幅を設定することを指します。

表の枠線とサイズを設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-18)をクリックします。

    図3-18 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、ソース・ドキュメント内で目的の表の直前に位置する要素を選択します。

  3. 「表」をクリックして開いてから、枠線とサイズ設定をクリックします。

  4. 表の幅で、適切なラジオ・ボタンをクリックして、Webページ内の表の幅を設定します。「ピクセル」または「パーセンテージ」チェック・ボックスを選択した場合は、横にある該当ボックスに値を入力する必要があります。上下の矢印をクリックして値をリセットできます。

  5. セル幅で、ソースから取得するまたは指定しないをクリックします。

  6. 枠線の太さで、いずれかのラジオ・ボタンを選択します。この太さを使用を選択した場合は、上下の矢印をクリックしてボックス内で値を設定します。

  7. セルの間隔を設定するチェック・ボックスを選択して、横にあるボックスに値を入力します。

  8. セルのパディングを設定するチェック・ボックスを選択して、横にあるボックスに値を入力します。

「プレビュー」ボックスには、変更内容が反映されます。

3.5.7 表の位置合わせの設定

表の外観を書式設定するためのオプションとして、表の位置合わせを設定できます。そのためには、Webページ上の表の水平位置を設定して、セル・コンテンツの垂直位置を調整します。

表の位置合わせを設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-19)をクリックします。

    図3-19 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、ソース・ドキュメント内で目的の表の直前に位置する要素を選択します。

  3. 「表」をクリックして開いて、「位置合せ」をクリックします。

  4. 表の水平位置で、いずれかのラジオ・ボタンをクリックします。

  5. この位置合わせを使用チェック・ボックスを選択した場合は、「左揃え」「右揃え」、または「中央揃え」をリストから選択します。

  6. セルのコンテンツで、表のセル内のコンテンツを垂直方向にどのように位置合わせするのかに応じて、4つのラジオ・ボタンのいずれかを選択します。

  7. 「OK」をクリックします。

「プレビュー」ボックスには、変更内容が反映されます。

3.5.8 表内の見出しの書式設定

表の外観を書式設定する際は(「表の外観の書式設定」を参照)、それらの表の1行目または1列目をWeb出力において見出しとして扱うことを選択できます。このように選択するのが望ましいケースとしては、ソース・ドキュメント内の表に別個のスタイル(およびその結果として要素)が関連付けられていない場合が挙げられます。

このフォーマット・オプションを使用することで、その見出しと関連付けられたコンテンツは、出力内の<TH>タグと関連付けられるようになります(<TD>タグではなく)。お使いのブラウザでは、このコンテンツを区別しやすくするために、このコンテンツが他のコンテンツとは異なる形で扱われます。

<TH>タグを使用することで、HTMLスクリーン・リーダーを使用してWebサイトにアクセスしてコンテンツを参照している身体の不自由なユーザーにとって、表のコンテンツがわかりやすくなります。

表内の見出しを書式設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-20)をクリックします。

    図3-20 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 書式設定する表の直前にある要素を選択して、「表」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  3. ヘッダーで、行ヘッダーの使用列ヘッダーの使用を選択します。選択したテンプレートと関連付けられたすべての表が同じ構造になっており、各表の1列目と1行目の両方を見出しとして扱うことが適切である場合は、両方のオプションを使用できます。

  4. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、メイン・ウィンドウに戻ります。

Classic HTML Conversion Editorダイアログ・ボックスでそのドキュメントを表示すると、表の行見出しや表の列見出しは、お使いのブラウザによる<TH>タグの解釈方法に応じて異なる形で書式設定されています。たとえば、Internet Explorer 5.5では、これらの見出しは太字で表示されて、各セル内で中央揃えになります。

3.5.9 キャプションからの代替テキストの作成

Classic HTML Conversion Editorでは、ソース・ドキュメント内のグラフィックに代替テキストを関連付けるための3つの方法が用意されています(「ソース内のグラフィックと代替テキストの関連付け」を参照)。それらの方法の1つは、「キャプション・テキスト」を使用することです。

「キャプション・テキスト」とは、ソース・ドキュメント内のグラフィックの直前または直後に配置されているテキストのことです。どちらの位置にあるテキストも、出力Webページで代替テキストとして使用できます。キャプション・テキストは、ユーザーがそのグラフィックにマウス・カーソルを合わせると画面上に表示されます。そのグラフィックがWebページに表示されてない場合は、キャプション・テキストがグラフィックのかわりに表示されます。

キャプションから代替テキストを作成するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-21)をクリックしてから、グラフィックをクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-21 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. キャプションで、キャプションの使用をクリックしてから、「キャプション」ボタンをクリックしてキャプションダイアログ・ボックスを開きます。

  3. キャプションのソースで、グラフィックの前またはグラフィックの後をクリックします。

  4. 「OK」をクリックします。

これで、選択したテンプレートと関連付けられた各グラフィックの直前または直後にあるテキストが、Web出力ページで代替テキストとして使用されるようになります。

実際のキャプションのテキストをこの方法で使用するには、それらのキャプションは、グラフィックの直後に配置されている必要があります(図番号などの直後ではなく)。

キャプション・テキストを代替テキストとして使用するには、グラフィックタブ・ダイアログで可能な場合にソース・ドキュメントからの代替テキストを使用チェック・ボックスを選択してはいけません。このチェック・ボックスを選択した場合は、そのテキストがかわりに使用されます。

3.6 リスト

この項では、次のトピックについて説明します。

3.6.1 <LI>タグをカスタム・タグとして適用

箇条書きリストを扱う際は、<LI>タグをカスタム・タグとして適用することで、そのリストをWebページで左揃えで表示できます。

リストを初めて変換すると、Classic HTML Conversion Editorは、そのリストのコンテンツと関連付けられた要素に<P>タグを適用し、その結果として、そのリストはソース・ドキュメント内で表示されているとおりにWebページで表示されるようになります。書式設定をより細かく制御するには、「書式設定」の「リスト」タブ・ダイアログで箇条書きリストを選択して、最初の空白またはタブまでの入力を削除するチェック・ボックスを選択して、リスト項目の行頭文字を選択します。「箇条書きリストの書式設定」を参照してください。

これらの変更に伴って、Dynamic Converterは<P>タグを<LI>タグに置換します。その箇条書きリストは、以前の行頭文字が削除されてその位置に新しい行頭文字が配置された状態で、Webページに正しく表示されます。ただし、このリストはインデントされています。その理由は、Dynamic Converterは<LI>タグを各リスト項目に適用する際に、リスト自体にも<UL>タグを適用しますが、<UL>タグによって強制的にインデントが行われるからです。

リストがWebページで左揃えで表示されることを希望する場合は、<LI>タグをカスタム・タグとして適用することで、<UL>タグの使用を回避できます。

<LI>タグをカスタム・タグとして適用するには:

  1. 「書式設定」で、リスト項目と関連付けられた要素を選択して、「リスト」タブ・ダイアログを開きます。

  2. 「タイプ」で、リスト以外を選択します。最初の空白またはタブまでの入力を削除するチェック・ボックスを選択します。

  3. 要素が選択されたままの状態で、右クリックしてポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択します。

  4. 「プロパティ」ダイアログ・ボックスで、HTMLタグをクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  5. カスタム・タグを使用をクリックします。コンテンツの前で使用するタグとして<LI>を入力して、コンテンツの後ろで使用するタグとして</LI>を入力します。

  6. 「OK」をクリックしてから、もう一度「OK」をクリックします。

ソース・ドキュメントを変換すると、Classic HTML Conversion Editorは、この箇条書きリストが左揃えで表示されるWebページを作成します。ソースを表示すると、<LI>タグが各リスト項目に適用されている一方で、<UL>タグはまったく使用されていないことがわかります。

なお、このリストをリスト以外(手順2)として指定した結果として、カスタム行頭文字を使用できなくなります。

3.6.2 リストの行頭文字の選択

箇条書きリストを書式設定する際は、そのリストの行頭文字のタイプを選択できます。

行頭文字を選択するには:

  1. 「書式設定」「リスト」タブ・ダイアログで、行頭文字をクリックします。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • 行頭文字のタイプで、標準の行頭文字を使用チェック・ボックスを選択して、リストから行頭文字のタイプを選択します。

    • カスタム行頭文字を使用チェック・ボックスを選択して、「ファイル名」テキスト・ボックスに、使用する行頭文字のファイルの名前を入力します。または、ギャラリをクリックして、ギャラリから行頭文字を選択します。

  3. 代替テキストボックスに、その行頭文字が表示されない場合に画面に表示するテキストを入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

テンプレート用にデフォルトのグラフィック・セットを使用している場合に、カスタム行頭文字を使用チェック・ボックスを選択した場合は、そのグラフィックのパスと名前が「ファイル名」テキスト・ボックスに直接表示されます。「リスト」タブ・ダイアログに戻ると、そのセット内の行頭文字が、行頭文字パネルと「プレビュー」ボックスに表示されます。

代替テキストが表示されるのは、ユーザーのブラウザがテキスト専用の場合、ユーザーがブラウザのグラフィック機能を無効にしている場合、または目の不自由なユーザーがHTMLスクリーン・リーダーを使用してWebページを参照している場合です。

代替テキストを追加しなかった場合、デフォルトのテキストは使用されません。

3.6.3 箇条書きリストの書式設定

リストは、番号付きまたは箇条書き形式の一連の関連する項目で構成される特殊なタイプのコンテンツです。リストは、Webページで適切に表示されるためには、Dynamic Converterで特別な方法で扱われる必要があります。

最適な表示結果を得るためには、リストのコンテンツに対して固有の要素を使用する必要があります。これらの要素に<LI>リスト・タグを割り当てる必要もあります。次の手順では、これら2つの条件が満たされていることを前提としています。これらが満たされていない場合は、「リストの書式設定」の注意事項を参照してください。

箇条書きリストを書式設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-22)をクリックしてから、「リスト」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-22 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 書式設定する要素を選択します。

  3. 「タイプ」で、箇条書きリストを選択します。

  4. 行頭文字で、指定しないまたはこの行頭文字を使用を選択します。後者を選択した場合は、行頭文字をクリックしてそのダイアログ・ボックスを開きます。(詳細は「リストの行頭文字の選択」を参照してください)。

  5. ソース・ドキュメント内の元の行頭文字を削除するには、最初の空白またはタブまでの入力を削除するチェック・ボックスを選択します。

  6. Webブラウザでは、ソース・ドキュメント内で使用されている行頭文字が適切に表示されないことがあります。元の行頭文字を削除して、新しい行頭文字を追加するには、このオプションを選択します。

  7. 「OK」をクリックします。

箇条書きリストを選択すると、Dynamic Converterは、<LI>タグを各リスト項目に適用するだけでなく、リスト自体にも<UL>タグを適用します。その結果として、リストはWebページ上でインデントされた状態で表示されます。希望に応じて、<LI>タグをカスタム・タグとして適用することで、<UL>タグの使用を回避して、リストを左揃えで表示することもできます。「<LI>タグをカスタム・タグとして適用」を参照してください。

3.6.4 リストの書式設定

リストは、番号付きまたは箇条書き形式の一連の関連する項目で構成される特殊なタイプのコンテンツです。リストがWebページで適切に表示されるためには、特別な書式設定指示をテンプレートに適用することが必要な場合があります。

次のような問題があります。

  • リストでは、番号や行頭文字とコンテンツの間隔を空けるためにタブ文字が使用されることがよくありますが、Webブラウザではタブ文字は認識されません。このため、番号や行頭文字とコンテンツの間隔がなくなります。

  • ソース・ドキュメント内の黒丸型の行頭文字は、変換後にほとんど見えなくなることがあります。

  • 番号付きリストの最初の項目の番号が1ではなくなることがあります。

  • Webブラウザでは、リストの番号や行頭文字が「重複化」されることがよくあり、そのような場合は、Dynamic Converterを通じてソース・ドキュメント内の番号や行頭文字を削除する必要があります。

  • ワード・プロセッサ・ソフトウェアの自動番号付け機能や自動行頭文字付加機能も問題の原因となる可能性があります。

Dynamic Converterは、ソース・ドキュメント内のリストに<LI>リスト・タグを適用しません。その結果として、ソース・ドキュメント内のすべてのリストは、変換時に「無視」される可能性があります。タブ文字は失われる可能性があり、行頭文字は縮小される可能性がありますが、それ以外の点については、リストのコンテンツはWebページで問題なく表示されます。

リストの書式設定で最適な結果を得るためには、<LI>リスト・タグをリストのコンテンツに割り当てる必要があります。そのためには、ソース・ドキュメント内のリストに固有のスタイルを関連付ける必要があり、このことが強く推奨されます。この操作を実行していない場合は、ソース・ドキュメント内で新しいスタイルを作成するか、リストのコンテンツを検索するための文字パターンを作成できます。ドキュメントにスタイルが適用されている場合でも、パターンを使用できます(ただし、そのパターンが固有の要素にマップされていることが条件)。

詳細は、次を参照してください:

3.6.5 番号付きリストの書式設定

リストは、番号付きまたは箇条書き形式の一連の関連する項目で構成される特殊なタイプのコンテンツです。リストがWebページで適切に表示されるためには、特別な書式設定指示をテンプレートに適用することが必要な場合があります。

最適な表示結果を得るためには、リストのコンテンツに対して固有の要素を使用する必要があります。これらの要素に<LI>リスト・タグを割り当てる必要もあります。次の手順では、これら2つの条件が満たされていることを前提としています。これらが満たされていない場合は、「リストの書式設定」の注意事項を参照してください。

番号付きリストを書式設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-23)をクリックしてから、「リスト」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-23 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. リストのコンテンツと関連付けられた要素を選択します。

  3. 「タイプ」で、番号付きリストを選択します。

  4. 番号付けタイプで、指定しないまたはこのタイプを使用を選択します。後者を選択した場合は、使用する番号付けのタイプを番号付けタイプリストから選択します。

    ソース・データから番号を削除するには、最初の空白またはタブまでの入力を削除するチェック・ボックスを選択します。

    Webブラウザでは通常、番号付きリストにさらに番号が追加されます。Webページ上でリストの番号が「二重表示」されることを防ぐには、このオプションを選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

3.6.6 非リスト項目の削除

Dynamic Converterを使用すると、特定の要素と関連付けられた各段落の最初の文字または単語の後ろの最初の空白までの内容を削除できます。

このオプションを使用する目的は通常、ブラウザによって箇条書きリストに自動的に追加される行頭文字を削除して、独自のカスタム行頭文字を追加できるようにすることです。ただし、元のソース・ドキュメント内の特殊な段落番号付け方式などの他のコンテンツを削除することもお薦めします。

非リスト項目を削除するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-24)をクリックします。

    図3-24 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストで、この方法で削除するコンテンツと関連付けられた要素を選択します。

  3. 「リスト」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

  4. 「タイプ」で、リスト以外を選択します。

  5. 最初の空白またはタブまでの入力を削除するチェック・ボックスを選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

変換すると、この要素と関連付けられたコンテンツは、各段落の最初の空白文字やタブ文字の前にあるコンテンツから削除されます。

3.7 ソース・ドキュメント内のグラフィックの変換

ソース・ドキュメントに埋め込みグラフィックが含まれている場合は、それらのグラフィックがどのように変換されてWebページに表示されるのかを制御できます。これらのグラフィックは、グラフィックタブ・ダイアログの設定に従って変換されます。

一部のソース・ドキュメントには、埋め込みOLEオブジェクトが含まれています。埋め込みOLEオブジェクトには通常、Windowsメタファイル形式のグラフィック・「スナップショット」が付随しています。WindowsとUNIXの両方で、Dynamic Converterはこのメタファイル・スナップショットを使用してOLEオブジェクトを変換できます。このメタファイルを使用できない場合は、Dynamic ConverterはOLEテクノロジに戻って変換を行います。その場合の変換は、Windows上では成功しますが、UNIX上では失敗します。

ソース・ドキュメント内のグラフィックを変換するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-25)をクリックしてから、グラフィックをクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-25 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」ボックスから、ソース・ドキュメント内のグラフィックと関連付けられた要素(複数可)を選択します。

  3. 「書式」で、グラフィックの変換後の書式として、GIF「JPEG」「PNG」「BMP」、またはWBMPをクリックします。

  4. グラフィック内のいずれかの色を透明にするには、この色を透明にするをクリックして、「色」ボタンをクリックして「色」ダイアログ・ボックスを開きます。目的の色を選択して、「OK」をクリックしてグラフィックタブ・ダイアログに戻ります。

  5. 「位置合せ」で、適切なラジオ・ボタンを選択して、Webページ内のグラフィックの位置合わせを決定します。

    「中央」を選択した場合は、グラフィックは単独でラインの中央に配置されます。「上」を選択した場合は、グラフィックの上端がテキストのベースラインと揃えられます。「下」を選択した場合は、グラフィックの下端がテキストのベースラインと揃えられます。「中央揃え」を選択した場合は、グラフィックの中心がテキストのベースラインと揃えられます。

  6. グラフィックの元のサイズをWebページで使用するには、「外観」で、画像サイズを元のグラフィックサイズに準拠(可能な場合)チェック・ボックスを選択します(たとえば、グラフィックをWordファイルに配置した際にグラフィックのサイズを変更したとします。このオプションを使用すると、本文ページに表示するために、グラフィックを元のサイズに戻すことができます)。

  7. 「外観」で、グラフィックを出力ページに埋め込むチェック・ボックスを選択します。

  8. 代替テキストテキスト・ボックスに、ユーザーのWebブラウザで特定のグラフィックを表示できない場合にWebページに表示するテキストを入力します。または可能な場合にソース・ドキュメントからの代替テキストを使用をクリックします。詳細は、「ソース内のグラフィックと代替テキストの関連付け」を参照してください。

グラフィックをファイルに埋め込むのかプレースホルダを使用するのかは、グラフィックの数やサイズなどに応じて決定します。また、グラフィックを埋め込む場合でも、Dynamic Converterは出力グラフィック・ファイルを作成します。

3.8 HTMLコードまたはスクリプト・コードと要素の関連付け

HTMLコードまたはスクリプト・コードをWebページに組み込むことをお薦めします。HTMLコードまたはスクリプト・コードは、Webページの特定の要素と関連付けることも、Webページ自体とグローバルに関連付けることもできます。グローバルに関連付けるには、「WebページへのHTMLまたはスクリプト・コードの組込み」を参照してください。

HTMLコードまたはスクリプト・コードを要素と関連付けるには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-26)をクリックしてから、「HTML」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-26 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、HTMLコードまたはスクリプト・コードと関連付ける要素を選択します。

  3. コンテンツの前にHTMLまたはスクリプト・コードを含めるをクリックします。

  4. 用意されているテキスト・ボックスにHTMLコードを入力することも、コードが含まれたファイルを選択することもできます。次のいずれか1つを実行します。

    • 次を使用を選択して、要素と関連付けるHTMLコードまたはスクリプト・コードをテキスト・ボックスに入力します。

    • このファイルのコンテンツを使用を選択して、ギャラリ内にあるコードが含まれたファイルの完全パスと名前をテキスト・ボックスに入力します。または、ギャラリをクリックして、HTMLコードまたはスクリプト・コードが含まれたファイルを探して選択します。

  5. 選択した要素の後ろにHTMLコードまたはスクリプト・コードを組み込むには、コンテンツの後にHTMLまたはスクリプト・コードを含めるをクリックして、手順5を繰り返します。

3.9 テキスト・エフェクト

この項では、次のトピックについて説明します。

3.9.1 テキスト・エフェクトについて

テキスト・エフェクトとは、段落内の個別の文字と関連付けられた書式設定属性のことです。段落には、段落自体のスタイルに属していない、太字や斜体などに設定された単語やフレーズが含まれていることがよくあります。ソース・ドキュメントを変換する際は、これらの入力エフェクトをWebページ内でも維持できます。これらのエフェクトを無効にしたり、異なる出力エフェクトにマップしたりすることもできます。

一覧表示されている各エフェクトについて、次にオプションをボックスから選択できます。

  • ソースから: 変換時に特定のエフェクトを維持するか、Dynamic Converterを通じてそのエフェクトを再マップするには、このオプションを選択します。

  • 「常にオン」: 対象のエフェクトを当該要素によって制御されているすべてのコンテンツに常に適用するには、このオプションを選択します。

  • 「常にオフ」: 対象のエフェクトを完全に無効にして、そのエフェクトがWebページに表示されないようにするには、このオプションを選択します。そのエフェクトは当該要素全体に適用されます。

「常にオン」または「常にオフ」を選択した場合は、そのエフェクトはマッピングの変化のために使用できなくなるため、現行のマッピングボックスから削除されます。

3.9.2 テキスト・エフェクトの変更

テキスト・エフェクトとは、段落内の個別の文字と関連付けられた書式設定属性のことです。段落には、段落自体のスタイルに属していない、太字や斜体などに設定された単語やフレーズが含まれていることがよくあります。ソース・ドキュメントを変換する際は、個別の入力エフェクトを他の出力エフェクトにマップできます。

テキスト・エフェクトを変更するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-27)をクリックしてから、「文字」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-27 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 編集するテキスト・エフェクトが含まれた要素を選択して、エフェクトをクリックしてそのダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 出力エフェクト列で、変更するエフェクトを選択して、次のいずれかの操作を実行します。

    • 右クリックしてポップアップ・メニューを表示して、マップ先の新しいエフェクトを選択します。

    • 「変更」をクリックしてテキスト・エフェクトの変更ダイアログ・ボックスを開いて、使用するエフェクトをボックスから選択します。次に、「OK」をクリックします。

  4. 「OK」をクリックして「書式設定」に戻ります。

挿入されたテキストと削除されたテキストというエフェクトは、ソース・ドキュメント内の修正に関するものです。これらのエフェクトは、それぞれ「下線」と「取消し線」にマップされています。修正テキストを出力ページに表示するには、グローバルの「オプション」タブ・ダイアログを開いて、ソース・ドキュメントのリビジョン情報を含めるチェック・ボックスを選択する必要があります。ソース・ドキュメント内の修正テキストと関連付けられているすべての色は、出力ページでは失われます。

3.9.3 「色」ダイアログ・ボックスの使用

「色」ダイアログ・ボックスを使用して、Webページのテキストや他の要素の色を設定します。このダイアログ・ボックスを開くと、使用されているデフォルト色のサンプルが「作成した色」に表示されます。

色を変更するには:

  1. 「基本色」で色を選択するか、「色の作成」をクリックして、カーソルを使用して色マトリックスから色を選択します。色バーを使用して、選択した色を微調整できます。「赤」、「緑」、「青」の値を入力して、色合いを指定することもできます。

    「色 | 純色」サンプル・ボックスには、選択した各色が表示されます。

  2. その色を今後も使用できるようにするには、「色の追加」をクリックします。「OK」をクリックして、その色を確定してダイアログ・ボックスを閉じます。

    前のダイアログ・ボックスに戻ると、選択した色が、最初に表示されていた色サンプルのかわりに表示されています。

Webページに表示される色は、ブラウザによって左右されます。したがって、「色」ダイアログ・ボックスに表示される設定は、Webページに表示される設定と正確に一致しない可能性があります。

3.10 視覚支援

この項では、次のトピックについて説明します。

3.10.1 ナビゲーション支援と視覚支援の順序の設定

テンプレートを書式設定する際に、いくつかのナビゲーション支援や視覚支援を特定の要素と関連付けることができます。たとえば、テキスト・バー、ボタン・バー、罫線、セパレータ、アイコン、HTMLコードやスクリプト・コードなどを関連付けることができます。これらのナビゲーション支援や視覚支援がWebページに登場する順序を制御できます。

ナビゲーション支援や視覚支援の順序を設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-28をクリックしてから、「レイアウト」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-28 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. この順序を設定する対象となる要素を選択します。

    サンプルのテキストとアイコンが3つのプレビュー・ウィンドウに表示されます。要素と関連付けることができるすべてのナビゲーション支援や視覚支援、およびHTMLコードやスクリプト・コードを表示できます。

  3. マウスを使用して、個別のナビゲーション支援や視覚支援、またはCustom HTMLをドラッグ・アンド・ドロップして、これらがコンテンツの前後やコンテンツと同一線上に登場する順序を設定します。この方法で位置合わせを変更することもできます。または、任意のアイテムを選択して「並替え」ボタンをクリックします。

  4. 「OK」をクリックします。

「書式設定」の他のタブ・ダイアログとは異なり、「レイアウト」タブ・ダイアログでは、同時に複数の要素を書式設定することはできません。

Webページ全体のナビゲーション支援や視覚支援のレイアウト順序を設定するには、グローバルの「レイアウト」タブ・ダイアログを参照してください。

3.10.2 アイコンの挿入

アイコンは、コンテンツを区切るためにWebページに追加できるグラフィックです。アイコン、セパレータおよび罫線はすべて、同じ方法で使用できます。このため、Webページを作成する際は、求めている効果を考慮した上で、これらのうちどれを使用するのかを決定する必要があります。

アイコンを挿入するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-29)をクリックしてから、「HTML」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-29 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、変更する要素を選択します。

  3. 選択した要素の前にアイコンを挿入するには、コンテンツの前にアイコンを挿入チェック・ボックスを選択します。

  4. 次のいずれか1つを実行します。

    • 「ファイル名」テキスト・ボックスに、アイコン・グラフィックのファイル名を入力します。

    • ギャラリをクリックしてギャラリを開いて、Dynamic Converterで使用できるグラフィックからアイコンを選択します。いずれかを選択して、「OK」をクリックします。

  5. 「位置合せ」で、そのアイコンをWebページで表示する方法に応じて、左揃えまたはコンテンツ付きを選択します。

  6. アイコンを要素の後ろに挿入するには、要素の後にアイコンを挿入チェック・ボックスを選択して、手順4と5を繰り返します。

  7. 代替テキストボックスに、セパレータが表示されない場合にWebページに画面チップとして表示するテキストを入力します。

  8. 書式設定対象の要素が表内でも使用されている場合に、それらの表にアイコンが表示されないようにするには、要素が表内にある場合にアイコンを省略チェック・ボックスを選択します。

  9. 「OK」をクリックします。

代替テキスト(手順7)が表示されるのは、ユーザーのブラウザがテキスト専用の場合、ユーザーがブラウザのグラフィック機能を無効にしている場合、または目の不自由なユーザーがHTMLスクリーン・リーダーを使用してWebページを参照している場合です。

代替テキストを追加しなかった場合、デフォルトのテキストは使用されません。

3.10.3 罫線の挿入

コンテンツを区切るためにWebページに罫線を挿入できます。罫線、セパレータおよびアイコンはすべて、同じ方法で使用できます。このため、Webページを作成する際は、求めている効果を考慮した上で、これらのうちどれを使用するのかを決定する必要があります。

罫線を挿入するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-30)をクリックしてから、「ルール」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-30 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、変更する要素を選択します。

  3. 選択した要素の前に罫線を挿入するには、コンテンツの前に罫線を挿入チェック・ボックスを選択します。

    グラフィック・セットをデフォルトとして選択済の場合は、そのセット内の罫線のパスと名前が「ファイル名」テキスト・ボックスに自動的に表示されて、その罫線がその下の「プレビュー」ボックスに表示されます。(「Webページのグラフィック・セットの選択」を参照してください)。その場合は、手順8に進んでください。そうでない場合は、デフォルト設定で問題なければ、手順7に進んでください。

  4. 幅の設定編集ボックスで、罫線の幅のパーセンテージ(Webブラウザ・ウィンドウに対する比率)を入力するか、上下の矢印をクリックしてパーセンテージを設定します。幅の単位で「ピクセル」を選択した場合は、入力した値はピクセル単位になります。

  5. 高さの設定編集ボックスで、罫線の高さをピクセル単位で入力するか、上下の矢印をクリックしてピクセル単位の高さを設定します。

  6. 罫線に色を付けるかわりに3Dエフェクトを適用するには、 3Dシェーディングチェック・ボックスを選択します。罫線に色を付けるには、「色」で色の設定をクリックして、「色」ボタンをクリックして「色」ダイアログ・ボックスを開きます。色を選択して、「OK」をクリックします(「「色」ダイアログ・ボックスの使用」を参照してください)。

  7. 「位置合せ」で、罫線をWebページでどのように表示するのかに応じて、「左揃え」「中央揃え」、または「右揃え」を選択します。

  8. 要素の後ろに罫線を挿入するには、コンテンツの後に罫線を挿入チェック・ボックスを選択して、手順4から7を繰り返します。

  9. 書式設定対象の要素が表内でも使用されている場合に、それらの表に罫線が表示されないようにするには、要素が表内にある場合に罫線を省略チェック・ボックスを選択します。次に、「OK」をクリックします。

Webページ全体に対して罫線を設定することもできます。「Webページへの罫線の追加」を参照してください。

3.10.4 セパレータの挿入

セパレータは、コンテンツを区切るためにWebページに追加するグラフィックです。セパレータ、罫線およびアイコンはすべて、同じ方法で使用できます。このため、Webページを作成する際は、求めている効果を考慮した上で、これらのうちどれを使用するのかを決定する必要があります。

セパレータを挿入するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-31)をクリックしてから、セパレータをクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-31 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、変更する要素を選択します。

  3. 選択した要素の前にセパレータを挿入するには、要素の前にセパレータを挿入チェック・ボックスを選択します。

  4. 次のいずれかの操作を行います。

    • 「ファイル名」テキスト・ボックスに、セパレータ・グラフィックのファイル名を入力します。

    • ギャラリをクリックしてギャラリを開いて、セパレータグラフィック・グループからセパレータを選択します。

    グラフィック・セットをデフォルトとして選択済の場合は、そのセット内のセパレータのパスと名前が「ファイル名」テキスト・ボックスに自動的に表示されて、そのセパレータがその下の「プレビュー」ボックスに表示されます。「Webページのグラフィック・セットの選択」を参照してください。

  5. 「位置合せ」で、セパレータをWebページでどのように表示するのかに応じて、「左揃え」「中央揃え」、または「右揃え」を選択します。

  6. セパレータを要素の後ろに挿入するには、要素の後にセパレータを挿入チェック・ボックスを選択して、手順4と5を繰り返します。

  7. 代替テキストボックスに、そのセパレータが表示されない場合に画面に表示するテキストを入力します。

  8. 書式設定対象の要素が表内でも使用されている場合に、それらの表にセパレータが表示されないようにするには、要素が表内にある場合は、セパレータを省略チェック・ボックスを選択します。

  9. 「OK」をクリックします。

Webページ全体に対してセパレータを設定することもできます。「Webページへのセパレータの追加」を参照してください。

代替テキストが表示されるのは、ユーザーのブラウザがテキスト専用の場合、ユーザーがブラウザのグラフィック機能を無効にしている場合、または目の不自由なユーザーがHTMLスクリーン・リーダーを使用してWebページを参照している場合です。

3.10.5 背景イメージの設定

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するためのオプションとして、背景イメージを設定できます。

背景イメージを設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-32)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-32 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、背景イメージを設定する要素(複数可)を選択します。選択するイメージは、これらの要素と関連付けられたすべてのコンテンツの背景として使用されます。

  3. 「詳細」で、「詳細」ボタンをクリックします。「注意」ダイアログ・ボックスが開いて、「詳細」セクションの各種機能のうちどれがサポートされるのかは、ブラウザによって異なる可能性があるというメッセージが表示されることがあります。「OK」をクリックします。

  4. 「一般」タブ・ダイアログの「背景イメージ」で、背景イメージの設定を選択して、ギャラリボタンをクリックして、使用するグラフィック・ファイルを探して選択します。または、イメージのパスとファイル名がわかっている場合は、そのパスとファイル名をテキスト・ボックスに直接入力できます。

  5. 「OK」をクリックして、「詳細」ダイアログ・ボックスを閉じて、「段落」ダイアログ・ボックスに戻ります。

イメージのかわりに背景色を設定できます。「背景色の設定」を参照してください。

3.10.6 背景色の設定

CSSを有効にした状態で段落を書式設定するためのオプションとして、背景色を設定できます。

背景色を設定するには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-33)をクリックしてから、「段落」をクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-33 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 「要素」リストから、背景色を設定する要素(複数可)を選択します。選択する色は、これらの要素と関連付けられたすべてのコンテンツの背景として使用されます。

  3. 「詳細」で、「詳細」ボタンをクリックします。「注意」ダイアログ・ボックスが開いて、「詳細」セクションの各種機能のうちどれがサポートされるのかは、ブラウザによって異なる可能性があるというメッセージが表示されることがあります。「OK」をクリックします。

  4. 「一般」タブ・ダイアログの「背景色」で、ソースから取得する指定しない、またはこの色を使用を選択します。

    ソースから取得するを選択した場合は、Dynamic Converterはソース・ドキュメント内の設定を使用します。指定しないを選択した場合は、Webページを表示するために使用されるWebブラウザでは、独自のデフォルト設定がかわりに使用されることがあります。この色を使用オプションを使用すると、希望の色を指定できます。

  5. この色を使用を選択した場合は、「色」ボタンをダブルクリックして「色」ダイアログ・ボックスを開きます。使用する色を選択して、「OK」をクリックします。詳細は、「「色」ダイアログ・ボックスの使用」を参照してください。

  6. 「OK」をもう一度クリックして、「詳細」ダイアログ・ボックスを閉じて、「段落」ダイアログ・ボックスに戻ります。

色のかわりに背景イメージを設定できます。「背景イメージの設定」を参照してください。

ユーザーのブラウザに実際に表示される色は、選択した色とは異なる場合があります。

3.10.7 ソース内のグラフィックと代替テキストの関連付け

Classic HTML Conversion Editorでは、ソース・ドキュメント内のグラフィックに代替テキストを関連付けるための3つの方法が用意されています。そのグラフィックが表示されない場合は、関連付けられた任意のテキストがブラウザに表示されます。(このテキストは、Webページ上でそのグラフィックにマウス・カーソルが合わせられたときにも表示されます)。

ソース内のグラフィックに代替テキストを関連付けるには:

  1. 「書式設定」アイコン(図3-34)をクリックしてから、グラフィックをクリックしてそのタブ・ダイアログを開きます。

    図3-34 「書式設定」アイコン

    これは「書式設定」アイコンです。
  2. 次のいずれか1つを実行します。

    • 代替テキストで、可能な場合にソース・ドキュメントからの代替テキストを使用をクリックします。

    • キャプションで、キャプションの使用をクリックしてから、「キャプション」ボタンをクリックして、キャプションダイアログ・ボックスで、グラフィックの前またはグラフィックの後をクリックして、「OK」をクリックします。

    • 代替テキストで、グラフィックのかわりに表示するテキストを代替テキストフィールドに入力します。

  3. 「OK」をクリックします。

代替テキストをグラフィックと関連付けるには、そのグラフィックと関連付けられた要素を選択する必要があります。ただし、希望に応じて複数の要素を選択することで、テンプレートの要素のうち、グラフィックと関連付けられたすべての適切な要素を確実に編集できます。

複数の方法を選択して代替テキストを関連付けることもできます。つまり、手順2の箇条書きで示されている3つの方法すべてを選択できます。その場合は、Dynamic Converterは、この箇条書き項目の順序に従って、表示する代替テキストを決定します。すなわち、ソース・ドキュメント内に埋め込まれたグラフィックと代替テキストを関連付けた場合は、そのテキストが常に使用されて、他の2種類の代替テキストは、選択されている場合でも、そのグラフィックについては使用されません。ソース・ドキュメント内の代替テキストを指定しなかった場合は、キャプション・テキストが指定されている場合はそのテキストが使用されて、代替テキストフィールドに入力された代替テキストは使用されません。最終的に、代替テキストフィールドに入力された代替テキストが使用されるのは、他の代替テキストが指定されていない場合のみです。

ソース・ドキュメント内で指定された代替テキストを使用することの利点の1つは、グラフィックごとに異なるテキストを関連付けることができる点です。代替テキストフィールドに入力されたテキストを使用する場合は、グラフィックごとに異なるスタイル(およびしたがって要素)を作成していないかぎり、これと同じことは通常は実現できません。

「キャプション・テキスト」とは、グラフィックの直前または直後に配置されたテキストのことです。詳細は、「キャプションからの代替テキストの作成」を参照してください。