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Oracle® WebCenter Content Conversion管理者ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B66701-01
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B サポートされるファイル・フォーマット

Digital Asset Manager and Conversion製品では、変換されるファイルのタイプおよび変換に使用される方法に基づき、様々なファイル・フォーマットおよび変換オプションがサポートされています。この項の項目は次のとおりです。

この項の項目は次のとおりです。

B.1 Outside In Technologyにより変換されるファイル・フォーマット

Outside In Technologyは、Inbound Refinery、PDF ExportおよびXML Converterで使用されています。

B.1.1 Inbound Refinery

Inbound RefineryにはOutside In Image Export 8.3.2が含まれ、これは次の目的で使用できます。

  • ファイルのサムネイルを作成する。サムネイルは、コンテンツの小さなプレビュー・イメージです。

  • ファイルを複数ページのTIFFファイルに変換することにより、ユーザーがTIFFビューア・プラグインを使用する標準のWebブラウザでファイルを表示できるようにする。

B.1.2 PDF変換

PDF変換にはOutside Inが組み込まれており、Windows上でWinNativeConverterとともに使用して、一部のコンテンツ・アイテムのPDFファイルを作成できます。Outside Inは、ネイティブ・アプリケーションを使用してファイルをPostScriptに印刷するために使用されます。そのPostScriptファイルは、構成済のPostScript Distillerエンジンを使用してPDFに変換されます。

「Outside Inを使用してPDFに変換」オプションは、プライマリWeb標準可能レンディション・ページで選択します。詳細は、第3.2.3項「プライマリWeb表示可能レンディションとしてのPDFファイルの設定」を参照してください。このオプションの使用時には、PDF変換にはPostScript Distillerエンジンのみ表示です。

B.1.2.1 PDF Export

PDF Exportでは、Outside Inを使用して、先にPostScriptに印刷することなくファイルをPDFに直接エクスポートします。PDFに直接エクスポートするため、サード・パーティDistillerエンジンの使用は不要です。

B.1.3 XML Converter

Inbound RefineryにはOutside In XML ExportおよびSearch Export 8.1.9が含まれ、これらを使用してファイルをXMLに変換できます。これには、次のバージョンのFlexionDocおよびSearchMLスキーマに対するサポートが含まれます。

  • FlexionDoc 5.1

  • SearchML 3.1

B.1.4 Outside In Technology

この項では、WindowsまたはUNIX上でPDF、XMLおよびInbound Refinery用のOutside In Technologyを使用して変換できるファイル・フォーマットをリストします。ファイル・フォーマットは、次のカテゴリに分類されます。

B.1.4.1 ワープロ・フォーマット

次のワープロ・ファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
ANSIテキスト 7および8ビット
ASCIIテキスト 7および8ビット
DEC WPS Plus(DX) バージョン3.1まで
DEC WPS Plus(WPL) バージョン4.1まで
DisplayWrite 2および3(TXT) すべてのバージョン
DisplayWrite 4および5 バージョン2.0まで
DOSキャラクタ・セット すべてのバージョン
EBCDIC すべてのバージョン
Enable バージョン3.0、4.0および4.5
First Choice バージョン3.0まで
Framework バージョン3.0
Hangul バージョン97および2002
IBM FFT すべてのバージョン
IBM Revisable Form Text すべてのバージョン
IBM Writing Assistant バージョン1.01
JustSystems一太郎 バージョン4.xから6.x、8.xから13.xおよび2004
JustWrite バージョン3.0まで
Legacy バージョン1.1まで
Lotus AMI/AMI Professional バージョン3.1まで
Lotus Manuscript バージョン2.0
Lotus Word Pro(Windows以外) バージョンSmartSuite 97、MillenniumおよびMillennium 9.6(テキストのみ)
Lotus Word Pro(Windows) バージョンSmartSuite 96および97、MillenniumおよびMillennium 9.6
MacWrite II バージョン1.1
MASS11 バージョン8.0まで
Microsoft Rich Text Format(RTF) すべてのバージョン
Microsoft Word(DOS) バージョン6.0まで
Microsoft Word(Mac) バージョン4.0から2004
Microsoft Word(Windows) バージョン2007まで
Microsoft WordPad すべてのバージョン
Microsoft Works(DOS) バージョン2.0まで
Microsoft Works(Mac) バージョン2.0まで
Microsoft Works(Windows) バージョン4.0まで
Microsoft Windows Write バージョン3.0まで
MultiMate バージョン4.0まで
Navy DIF すべてのバージョン
Nota Bene バージョン3.0
Novell Perfect Works バージョン2.0
Novell/Corel WordPerfect(DOS) バージョン6.1まで
Novell/Corel WordPerfect(Mac) バージョン1.02から3.0
Novell/Corel WordPerfect(Windows) バージョン12.0まで
Office Writer バージョン4.0から6.0
OpenOffice Writer(WindowsおよびUNIX) OpenOfficeバージョン1.1および2.0
PC-File Letter バージョン5.0まで
PC-File+ Letter バージョン3.0まで
PFS:Write バージョンA、BおよびC
Professional Write(DOS) バージョン2.1まで
Professional Write Plus(Windows) バージョン1.0
Q&A(DOS) バージョン2.0
Q&A Write(Windows) バージョン3.0
Samna Word バージョンSamna Word IV+まで
Signature バージョン1.0
SmartWare II バージョン1.02
Sprint バージョン1.0まで
StarOffice Writer バージョン5.2(テキストのみ)および6.xから8.x
Total Word バージョン1.2
Unicodeテキスト すべてのバージョン
UTF-8 すべてのバージョン
Volkswriter 3および4 バージョン1.0まで
Wang PC(IWP) バージョン2.6まで
WordMARC バージョンComposer Plusまで
WordStar(DOS) バージョン7.0まで
WordStar(Windows) バージョン1.0
WordStar 2000(DOS) バージョン3.0まで
XyWrite バージョンIII Plusまで

B.1.4.2 デスクトップ・パブリッシング・フォーマット

次のデスクトップ・パブリッシング・ファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
Adobe FrameMaker(MIF) バージョン3.0、4.0、5.0、5.5および6.0、日本語版3.0、4.0、5.0および6.0(テキストのみ)

B.1.4.3 データベース・フォーマット

次のデータベース・ファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
Access バージョン2.0まで
dBASE バージョン5.0まで
DataEase バージョン4.x
dBXL バージョン1.3
Enable バージョン3.0、4.0および4.5
First Choice バージョン3.0まで
FoxBase バージョン2.1
Framework バージョン3.0
Microsoft Works(Windows) バージョン4.0まで
Microsoft Works(DOS) バージョン2.0まで
Microsoft Works(Mac) バージョン2.0まで
Paradox(DOS) バージョン4.0まで
Paradox(Windows) バージョン1.0まで
Personal R:BASE バージョン1.0
R:BASE 5000 バージョン3.1まで
R:BASE System V バージョン1.0
Reflex バージョン2.0
Q & A バージョン2.0まで
SmartWare II バージョン1.02

B.1.4.4 スプレッドシート・フォーマット

次のスプレッドシート・ファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
Enable バージョン3.0、4.0および4.5
First Choice バージョン3.0まで
Framework バージョン3.0
Lotus 1-2-3(DOSおよびWindows) バージョン5.0まで
Lotus 1-2-3(OS/2) バージョン2.0まで
Lotus 1-2-3 Charts(DOS & Windows) バージョン5.0まで
Lotus 1-2-3 for SmartSuite バージョン97からMillennium 9.6
Lotus Symphony バージョン1.0、1.1および2.0
Mac Works バージョン2.0
Microsoft Excelグラフ バージョン2.xから7.0
Microsoft Excel(Mac) バージョン3.0から4.0、98、2001、2002、2004およびv.X
Microsoft Excel(Windows) バージョン2.2から2007
Microsoft Multiplan バージョン4.0
Microsoft Works(Windows) バージョン4.0まで
Microsoft Works(DOS) バージョン2.0まで
Microsoft Works(Mac) バージョン2.0まで
Mosaic Twin バージョン2.5
Novell Perfect Works バージョン2.0
PFS:Professional Plan バージョン1.0
Quattro Pro(DOS) バージョン5.0まで(テキストのみ)
Quattro Pro(Windows) バージョン12.0まで(テキストのみ)
SmartWare II バージョン1.02
StarOffice/OpenOffice Calc(WindowsおよびUNIX) StarOfficeバージョン5.2から8.x、OpenOfficeバージョン1.1および2.0(テキストのみ)
SuperCalc 5 バージョン4.0
VP Planner 3D バージョン1.0

B.1.4.5 プレゼンテーション・フォーマット

次のプレゼンテーション・ファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
Corel/Novell Presentations バージョン12.0まで
Harvard Graphics(DOS) バージョン2.xおよび3.x
Harvard Graphics(Windows) Windowsバージョン
Freelance(Windows) バージョンMillennium 9.6まで
Freelance(OS/2) バージョン2.0まで
Microsoft PowerPoint(Windows) バージョン3.0から2007
Microsoft PowerPoint(Mac) バージョン4.0からv.X
StarOffice/OpenOffice Impress(WindowsおよびUNIX) StarOfficeバージョン5.2(テキストのみ)および6.xから8.x(フル・サポート)、OpenOfficeバージョン1.1および2.0(テキストのみ)

B.1.4.6 グラフィック・フォーマット

次のグラフィック・ファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
Adobe Photoshop(PSD) すべてのバージョン
Adobe Illustrator バージョン7.0および9.0
Adobe FrameMakerグラフィック(FMV) Vector/raster 5.0まで
Adobe Acrobat(PDF) バージョン1.0、2.1、3.0、4.0、5.0、6.0および7.0(日本語PDFを含む)
Ami Draw(SDW) Ami Draw
AutoCAD InterchangeおよびNative Drawing形式(DXFおよびDWG) AutoCAD Drawingバージョン2.5から2.6、9.0から14.0、2000iおよび2002
AutoCAD Drawing バージョン2.5から2.6、9.0から14.0、2000iおよび2002
AutoShade Rendering(RND) バージョン2.0
Binary Group 3 Fax すべてのバージョン
ビットマップ(BMP、RLE、ICO、CUR、OS/2 DIBおよびWARP) すべてのバージョン
CALS Raster(GP4) Type IおよびType II
Corel Clipart Format(CMX) バージョン5から6
Corel Draw(CDR) バージョン3.xから8.x
Corel Draw(CDRとTIFFヘッダー) バージョン2.xから9.x
Computer Graphics Metafile(CGM) ANSI、CALS NISTバージョン3.0
Encapsulated PostScript(EPS) TIFFヘッダーのみ
GEM Paint(IMG) すべてのバージョン
Graphics Environment Mgr(GEM) ビットマップおよびベクトル
Graphics Interchange Format(GIF) すべてのバージョン
Hewlett Packard Graphics Language(HPGL) バージョン2
IBM Graphics Data Format(GDF) バージョン1.0
IBM Picture Interchange Format(PIF) バージョン1.0
Initial Graphics Exchange Spec(IGES) バージョン5.1
JBIG2 PDFファイル内のJBIG2グラフィックの埋込み
JFIF (TIFF形式でないJPEG) すべてのバージョン
JPEG(EXIFを含む) すべてのバージョン
Kodak Flash Pix(FPX) すべてのバージョン
Kodak Photo CD(PCD) バージョン1.0
Lotus PIC すべてのバージョン
Lotus Snapshot すべてのバージョン
Macintosh PICT1およびPICT2 ビットマップのみ
MacPaint(PNTG) すべてのバージョン
Micrografx Draw(DRW) バージョン4.0まで
Micrografx Designer(DRW) バージョン3.1まで
Micrografx Designer(DSF) Windows 95、バージョン6.0
Novell PerfectWorks(Draw) バージョン2.0
OS/2 PM Metafile(MET) バージョン3.0
Paint Shop Pro 6(PSP) Windowsのみ、バージョン5.0から6.0
PC Paintbrush(PCXおよびDCX) すべてのバージョン
Portable Bitmap(PBM) すべてのバージョン
Portable Graymap(PGM) 固有のバージョンなし
Portable Network Graphics(PNG) バージョン1.0
Portable Pixmap(PPM) 固有のバージョンなし
Postscript(PS) レベル1から2
Progressive JPEG 固有のバージョンなし
Sun Raster(SRS) 固有のバージョンなし
StarOffice/OpenOffice Draw(WindowsおよびUNIX) StarOfficeバージョン5.2から8.x、OpenOfficeバージョン1.1および2.0(テキストのみ)
TIFF バージョン6まで
TIFF CCITT Group 3および4 バージョン6まで
Truevision TGA(TARGA) バージョン2
Visio(プレビュー) バージョン4
Visio バージョン5、2000、2002および2003
WBMP 固有のバージョンなし
Windows Enhanced Metafile(EMF) 固有のバージョンなし
Windows Metafile(WMF) 固有のバージョンなし
WordPerfect Graphics(WPGおよびWPG2) バージョン2.0まで
X-Windows Bitmap(XBM) x10互換
X-Windows Dump(XWD) x10互換
X-Windows Pixmap(XPM) x10互換

B.1.4.7 圧縮フォーマット

次の圧縮ファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
GZIP
LZA自己解凍圧縮
LZH圧縮
Microsoft Binder バージョン7.0から97(Binderファイルに格納されているファイルの変換は、Windowsでのみサポート)
UUEncode
UNIX Compress
UNIX TAR
ZIP PKWAREバージョン2.04gまで

B.1.4.8 電子メール・フォーマット

次の電子メール・ファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
Microsoft Outlook Folder(PST) Microsoft Outlook FolderおよびMicrosoft Outlook Offline Folderファイルのバージョン97、98、2000、2002および2003
Microsoft Outlook Message(MSG) Microsoft Outlook MessageおよびMicrosoft Outlook Form Templateのバージョン97、98、2000、2002および2003
MIME MIMEエンコード・メール・メッセージ。詳細は、「MIMEのサポートに関する注意」を参照してください。

MIMEのサポートに関する注意

MIMEエンコード・メール・メッセージ・フォーマットのサポートに関する詳細情報を次に示します。

  • MIMEフォーマット(次のものを含む)

    • EML

    • MHT(Webアーカイブ)

    • NWS(ニュースグループのシングルパートおよびマルチパート)

    • Simple Text Mail(RFC 2822で定義)

  • TNEFフォーマット

  • MIMEエンコード(次のものを含む)

    • base64(RFC 1521で定義)

    • binary(RFC 1521で定義)

    • binhex(RFC 1741で定義)

    • btoa

    • quoted-printable(RFC 1521で定義)

    • utf-7(RFC 2152で定義)

    • uue

    • xxe

    • yenc

また、メッセージの本文は複数の方法でエンコードできます。次のエンコードがサポートされています。

  • テキスト

  • HTML

  • RTF

  • TNEF

  • Text/enriched(RFC1523で定義)

  • Text/richtext(RFC1341で定義)

  • 埋込みメール・メッセージ(RFC822で定義)。これは新しいメッセージへのリンクとして処理されます。

MIMEメッセージの添付ファイルは複数の形式で格納できます。サポートされるすべての添付ファイル・タイプが処理されます。

B.1.4.9 その他のフォーマット

次に示すその他のファイル・フォーマットを変換できます。

ファイル・フォーマット バージョン
実行可能ファイル(EXE、DLL)
HTML バージョン3.0まで(一部の制限あり)
Macromedia Flash Macromedia Flash 6.x、Macromedia Flash 7.xおよびMacromedia Flash Lite(テキストのみ)
Microsoft Project バージョン98から2003(テキストのみ)
MP3 ID3情報
vCard、vCalendar バージョン2.1
Windows実行可能ファイル
WML バージョン5.2
XML テキストのみ
Yahoo!Instant Messenger バージョン6.xおよび7.x

B.2 サード・パーティ・アプリケーションによりPDFに変換されるファイル・フォーマット

Inbound Refineryは、Windows上で実行されている場合、複数のサードパーティ・アプリケーションを使用してコンテンツ・アイテムのPDFファイルを作成できます。ほとんどの場合は、ファイルを開いて印刷する機能のあるサードパーティ・アプリケーションを使用して、ファイルがPostScriptに印刷されます。その後PostScriptファイルは、構成済のPostScriptのDistillerエンジンを使用してPDFに変換されます。Inbound Refineryでサードパーティ・アプリケーションを使用して、ファイルを直接PDFに変換できる場合もあります。

「サード・パーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換」オプションは、プライマリWeb標準可能レンディション・ページで選択します。詳細は、第3.2.3項「プライマリWeb表示可能レンディションとしてのPDFファイルの設定」を参照してください。このオプションの使用時には、Inbound Refineryには次のものが必要です。

次の表は、Windows上でサード・パーティ・アプリケーションを使用してPDFに変換できる一般的なファイル・フォーマットを示しています。次の重要な注意事項に留意してください。

* Adobe FrameMaker+SGMLはサポートされていません。Adobe FrameMaker .bookファイルはサポートされていません。

** Adobe Photoshop CS2には手動での構成が必要です。


重要:

これらのサード・パーティ・アプリケーションに関連する、インストールに関する重要なヒントおよび推奨設定。

B.3 OpenOfficeによりPDFに変換されるファイル・フォーマット

Inbound Refineryは、WindowsまたはUNIXで実行されている場合、OpenOfficeを使用して一部のファイル・タイプを直接PDFに変換できます。「OpenOfficeを使用してPDFに変換」オプションは、プライマリWeb標準可能レンディション・ページで選択します。詳細は、第3.2.3項「プライマリWeb表示可能レンディションとしてのPDFファイルの設定」を参照してください。

このオプションの使用時には、Inbound RefineryにはOpenOfficeのみが必要であり、サード・パーティDistillerエンジンは不要です。

次の表は、WindowsまたはUNIX上でOpenOfficeを使用してPDFに変換できる一般的なファイル・フォーマットを示しています。次の重要な注意事項に留意してください。