Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentエンタープライズ・デプロイメント・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B66703-02 |
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新規のOracle RACアプリケーションを開発する場合は、GridLinkデータ・ソースの使用をお薦めします。ただし、GridLinkデータ・ソースをサポートしないレガシー・アプリケーションおよびデータベースを使用している場合は、この付録の情報を参照してください。
この付録の内容は次のとおりです。
マルチ・データ・ソースでは、接続リクエストを満たすために使用する、データ・ソースの順序付きリストが提供されます。通常、このようなマルチ・データ・ソースへの接続リクエストはすべて、リストの先頭のデータ・ソースによって処理されます。データベース接続テストが失敗して接続を置き換えられなかった場合、またはデータ・ソースが中断された場合は、リストの次のデータ・ソースから順番に接続が検索されます。
Oracle RACでのマルチ・データ・ソースの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』のOracle RACでのマルチ・データ・ソースの使用に関する項を参照してください。
ドメインを構成するときにデータ・ソースを構成します。たとえば、エンタープライズ・デプロイメントの参照用トポロジの最初の管理ドメインを構成するときに、構成ウィザードを使用して、ドメインの特性とともにデータ・ソースも定義します。
このエンタープライズ・デプロイメント・ガイド内のトポロジの構成手順には、Oracle RACでGridLinkデータ・ソースを定義するための具体的な手順が含まれています。GridLinkデータ・ソースではなくマルチ・データ・ソースを使用する場合は、GridLinkの手順を次の手順に置き換えてください。
「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面で、次の操作を行います。
適切なスキーマを選択します。
「コンポーネント・スキーマのRAC構成」については、「RACマルチ・データ・ソースへ変換」を選択します。
リポジトリ作成ユーティリティを実行すると、スキーマの接頭辞とともに次のデータ・ソースが画面に表示されることを確認します。
「次へ」をクリックします。
「RACマルチ・データ・ソース・コンポーネント・スキーマの構成」画面(図A-1)が表示されます。
この画面で、次の手順を実行します。
次の各フィールドに値を入力して、RCUでシードされたOracle RACデータベースの接続情報を指定します。
ドライバ: 「Oracle driver (Thin) for RAC Service-Instance connections, Versions:10, 11」を選択します。
サービス名: データベースのサービス名を入力します。
ユーザー名: 対応するコンポーネントのデータベース・スキーマの所有者の完全なユーザー名を入力します。
このガイドでは、データベース・スキーマのユーザー名の接頭辞としてDEV
を使用しています。
パスワード: スキーマへのアクセスに使用するパスワードを入力します。
ホスト名、インスタンス名およびポートを入力します。
「追加」をクリックします。
この手順をOracle RACインスタンスごとに実行します。
「次へ」をクリックします。
「JDBCデータ・ソースのテスト」画面で、接続が自動的にテストされます。「ステータス」列に結果が表示されます。すべての接続が正常に確立したことを確認してください。正常に接続できない場合は、「前へ」をクリックして前の画面に戻り、入力内容を修正します。
すべての接続に成功したら「次へ」をクリックします。