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Oracle® Fusion Middleware Oracle Virtual Directory管理者ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55922-05
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14 Oracle Virtual Directoryのマッピングの管理

この章では、Oracle Virtual Directoryのマッピングの管理方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。

14.1 マッピング・テンプレートを使用したマッピングの作成

Oracle Virtual Directoryには、マクロとして機能し、簡単にマッピングを作成できるマッピング・テンプレートが備わっています。次の手順では、アダプタ・レベルとサーバー・レベルの両方でアクティブ化できるように、マッピングを作成してコンパイルし、Oracle Virtual Directoryサーバーにデプロイする方法を説明します。

Oracle Directory Services Managerのマッピング・テンプレート機能を使用し、マッピングを作成してコンパイルし、Oracle Virtual Directoryサーバーにデプロイするには、次の手順を実行します。


注意:

同じOracle Directory Services Managerコンポーネントから実行されている複数のOracle Directory Services Managerセッションから複数のOracle Virtual Directoryサーバーを管理していて、各Oracle Virtual Directoryサーバーに(それぞれの間隔が10秒未満で)連続して異なるマッピング・テンプレートを作成して保存すると、最も新しいマッピング・テンプレートがすべてのサーバーに保存されます。

この問題は、同じOracle Directory Services Managerの作業ディレクトリが、単一のOracle Directory Services Managerコンポーネントで管理されているすべてのOracle Virtual Directoryサーバー間で共有されているために起こります。

この問題を回避するには、異なるOracle Virtual Directoryサーバーにマッピング・テンプレートを保存する前に、必ず10秒より長く待機してください。


  1. Oracle Directory Services Managerにログインします。

  2. タスク選択バーから「拡張」を選択します。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。

  3. 拡張ツリーで「マッピング・テンプレート」エントリを開きます。マッピング・テンプレートのリストが表示されます。

  4. 「マッピング・テンプレートの概要」を参照して、マッピングの作成に使用するマッピング・テンプレートを決定します。

    使用するマッピング・テンプレートを決定したら、そのテンプレートの名前をクリックします。選択したマッピング・テンプレートのマッピング・パラメータが、メイン画面に表示されます。

  5. 次の手順を実行して、マッピング・テンプレートの属性に値を入力します。

    1. 編集する「マッピング・パラメータ」表の属性をクリックします。属性の現在の値が表示されます。

    2. 「値」フィールドに属性の新しい値を入力して、「OK」をクリックします。「マッピング・パラメータ」表に、属性の新しい値が表示されます。

    マッピングのすべての必要な属性に値を設定できるまでこの手順を繰り返します。

  6. マッピング・テンプレート画面上部の「適用」をクリックします。

    「適用」をクリックすると、Oracle Directory Services Managerにより、マッピング・テンプレートがマッピング・スクリプトにコンパイルされ、アダプタまたはグローバル・サーバー・レベルでアクティブ化できるよう、Oracle Virtual Directoryサーバーに送信されます。

  7. マッピングがOracle Virtual Directoryサーバーにデプロイされたことを確認するには、「デプロイされたマッピングの表示」を参照してください。

14.1.1 デプロイされたマッピングの表示

次の手順を実行すると、Oracle Virtual Directoryサーバーにデプロイ済で、アクティブ化して使用できるマッピングのリストを表示できます。

  1. Oracle Directory Services Managerにログインします。

  2. タスク選択バーから「拡張」を選択します。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。

  3. 拡張ツリーで「デプロイ済マッピング」エントリを開きます。Oracle Virtual Directoryサーバーにデプロイ済で、アクティブ化して使用できるマッピングのリストが拡張ツリーに表示されます。

14.2 サーバー・マッピングの作成およびアクティブ化

この項では、グローバル・サーバー・レベルでマッピングを作成およびアクティブ化する方法を説明します。アダプタ・レベルでマッピングをアクティブ化する方法の詳細は、「アダプタへのマッピングの適用」を参照してください。

Oracle Directory Services Managerを使用して、グローバル・サーバー・レベルでマッピングを作成およびアクティブ化するには、次の手順を実行します。


注意:

マッピングを作成およびアクティブ化するには、Oracle Virtual Directoryサーバーにマッピング・ファイルが存在している必要があります。マッピングの作成およびデプロイの詳細は、「マッピング・テンプレートを使用したマッピングの作成」を参照してください。

  1. Oracle Directory Services Managerにログインします。

  2. タスク選択バーから「拡張」を選択します。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。

  3. 拡張ツリーの「グローバル・プラグイン」エントリを開きます。

  4. 拡張ツリーの「グローバル・プラグイン」エントリの上部にある「マッピングの作成」ボタンをクリックします。「マッピング」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  5. 「名前」フィールドに、マッピングを説明するための名前を入力します。この名前は、実際のマッピング・スクリプト・ファイルに名前を付けるためではなく、マッピングを識別および説明するために使用されます。

  6. 「マッピング・ファイル」フィールドにマッピング・スクリプト・ファイルへのパスを入力するか、「選択」をクリックします。マッピング・スクリプト・ファイルに移動して選択し、「OK」をクリックします。

  7. マッピングを実行する場所を決定します。マッピングは、仮想ディレクトリの特定の場所、または仮想ツリー全体に渡るグローバル・サーバー・レベルで実行できます。

    グローバル・サーバー・レベルでマッピングを実行するには、「ネームスペース」表を空のままにし、「OK」をクリックして仮想ツリー全体のマッピングをアクティブ化します。

    仮想ツリーの特定の場所でマッピングを実行するには、次の手順を実行します。

    1. 「ネームスペース」表の「ネームスペースの作成」ボタンをクリックします。

    2. 「ネームスペース」フィールドに、マッピングを実行する仮想ツリーの場所を入力します。

      仮想ツリーの複数の特定の場所でマッピングを実行するには、複数のネームスペースを作成します。

    3. 「OK」をクリックして、仮想ツリーの特定の場所でマッピングをアクティブ化します。

  8. マッピングがアクティブ化されたことを確認するには、「アクティブ化されたサーバー・マッピングの表示」を参照してください。

14.2.1 アクティブ化されたサーバー・マッピングの表示

次の手順を実行して、アダプタ・レベルではなく、サーバー・レベルでアクティブ化されたマッピングのリストを表示できます。

  1. Oracle Directory Services Managerにログインします。

  2. タスク選択バーから「拡張」を選択します。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。

  3. 拡張ツリーの「グローバル・プラグイン」エントリを開きます。拡張ツリーに、アクティブ化されたマッピングおよびプラグインのリストが表示されます。

14.3 アダプタへのマッピングの適用

Oracle Directory Services Managerを使用してアダプタにマッピングを適用するには、次の手順を実行します。


注意:

アダプタにマッピングを適用するには、Oracle Virtual Directoryサーバーにマッピング・ファイルが存在している必要があります。Oracle Virtual Directoryサーバーにマッピングを作成およびデプロイする方法の詳細は、「マッピング・テンプレートを使用したマッピングの作成」を参照してください。

  1. Oracle Directory Services Managerにログインします。

  2. タスク選択バーから「アダプタ」を選択します。「アダプタ」ナビゲーション・ツリーが表示されます。

  3. ツリー内で、マッピングを適用するアダプタの名前をクリックします。アダプタの設定画面が表示されます。

  4. 「プラグイン」タブをクリックします。アダプタのプラグイン画面が表示されます。

  5. 「マッピングの作成」ボタンをクリックします。「マッピング」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. 「名前」フィールドに、マッピングを説明するための名前を入力します。この名前は、実際のマッピング・スクリプト・ファイルに名前を付けるためではなく、マッピングを識別および説明するために使用されます。

  7. 「マッピング・ファイル」フィールドにマッピング・スクリプト・ファイルへのパスを入力するか、「選択」をクリックします。マッピング・スクリプト・ファイルに移動して選択し、「OK」をクリックします。

  8. マッピングを実行する場所を決定します。マッピングは、アダプタ・ネームスペースの下の特定の場所、またはアダプタ全体にわたるアダプタ・ネームスペース自体で実行できます。

    アダプタ・レベルでマッピングを実行するには、「ネームスペース」表を空のままにし、「OK」をクリックしてアダプタ全体のマッピングをアクティブ化します。

    アダプタの下の特定の場所でマッピングを実行するには、次の手順を実行します。

    1. 「ネームスペース」表の「ネームスペースの作成」ボタンをクリックします。

    2. 「ネームスペース」フィールドに、マッピングを実行する仮想ツリーの場所を入力します。

      仮想ツリーの複数の特定の場所でマッピングを実行するには、複数のネームスペースを作成します。

    3. 「OK」をクリックして、仮想ツリーの特定の場所でマッピングをアクティブ化します。

  9. アダプタのプラグイン画面で「適用」をクリックして、アダプタにマッピングを適用します。