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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
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C.2 永続URL

永続URLは、グローバル一意識別子(GUID)を使用して作成します。オブジェクトのGUIDは変更されないため、オブジェクト名が変化してもURLは常に有効です。永続URLは、次のタイプのオブジェクトに使用できます。

この項では、永続URLで使用するフォーマットについて説明し、Portalオブジェクトをターゲットとする場合の作成例を示します。次のサブセクションが含まれます:

C.2.1 永続URLの作成

アイテムの永続URLのフォーマットは次のとおりです。

http://<host>:<port>/portal/page/<dad>[/lang-<language>][/ver-<version>]/
<guid>

注意:

URLでは、ページ名、オブジェクト名、/portal/page/およびGUIDの大文字と小文字が区別されます。URLの他の部分では、大文字と小文字は区別されません。


要素の説明:

  • hostは、Oracle Portalがインストールされているマシンです。

  • portは、Oracle Portalへのアクセスに使用するポート番号です。

  • portalは、Oracle Portal URLの静的要素です。

  • pageは、Oracle Portal URLの静的要素です。

  • dadは、Oracle Portalに使用されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。DADには、データベースへの接続方法に関する情報が含まれます。

  • languageは、オブジェクトを表示する言語です。言語はオプションのパス要素です。langパラメータの詳細は、C.1項「パスベースのURL」C.3.3項「パスベースのURLと永続URLの言語パラメータ」を参照してください。

  • versionは、アイテムのバージョンです。バージョンはオプションで、アイテムの場合のみ使用されます。値は数値、STAGE、DRAFTまたはREJECTEDです(verパラメータの詳細は、C.1項「パスベースのURL」を参照してください)。

  • guidは、オブジェクトのグローバル一意識別子です。

一般に、オブジェクトへのリンクにどちらのタイプのURLフォーマットをしても、ユーザーがリンクをクリックすると、ブラウザのアドレス・バーにはパスベースのURLが表示されます。Oracle Portalは、表示のために永続URLをパスベースのURLに自動変換します。ユーザーが永続URLに基づくリンクをクリックしても、ブラウザのアドレス・バーにはパスベースのURLが表示されます。

C.2.2 永続URLの例

ページの永続URL

ページ、およびカテゴリ・ページ、パースペクティブ・ページ、ナビゲーション・ページ、Portalテンプレートなどのページに基づくオブジェクトの永続URLのフォーマットは次のとおりです。

http://<host>:<port>/portal/page/<dad>[/lang-<language>]/<page_guid>

たとえば、次のようになります。

http://mymachine.mycompany.com:5000/portal/page/mydad/lang-en/
A47D41ECA23648A9E030007F0100118A

注意:

ユーザーは、ページのプロパティ・シートから、そのページの永続URLを表示できます。ページ・パスの横にある「ページ・プロパティ」アイコンをクリックします。ページ・パスはすべての編集モードのビューにあるページの上部に表示されています。


後方互換性のために、Oracle Portalのこのリリースでは、IDベースのURLもサポートされています。このリリース以降、次の構文を使用するIDベースのURLは使用されなくなります。その構文は次のとおりです。

http://<host>:<port>/pls/<DAD>/!<Schema>.wwpob_page.show?_pageid=<siteid,pageid>,...

後方互換性のために、Oracle Portalのこのリリースでは、ダイレクト・アクセスURLフォーマットもサポートされています。このリリース以降、ダイレクト・アクセスURLフォーマットは使用されなくなります。その構文は次のとおりです。

http://<host>:<port>/pls/<DAD>/<path_alias>/<page_path>

現在のリリースでは、ダイレクト・アクセスURLフォーマットにより、ユーザーを正しいターゲットにリダイレクトするスプラッシュ画面が起動します。今後はIDベースおよびダイレクト・アクセスのURLフォーマットを使用せず、これらを使用していたURLを再フォーマットすることを検討してください。

タブの永続URL

http://<host>:<port>/portal/page/<dad>[/lang-<language>]/<tab_guid>

たとえば、次のようになります。

http://mymachine.mycompany.com:5000>/portal/page/mydad/lang-en/
A47D41ECA23648A9E036147F0100118A

後方互換性のために、Oracle Portalのこのリリースでは、IDベースのURLもサポートされています。このリリース以降、次の構文を使用するIDベースのURLは使用されなくなります。

http://<host>:<port>/pls/<DAD>/!<Schema>.wwpob_page.show?_pageid=<siteid,pageid>,
<tab1_id>:<tab1's_sub-tab_id>,<tabA_id>:<tabA's_sub-tab_id>

後方互換性のために、Oracle Portalのこのリリースでは、ダイレクト・アクセスURLフォーマットもサポートされています。このリリース以降、ダイレクト・アクセスURLフォーマットは使用されなくなります。その構文は次のとおりです。

http://<host>:<port>/pls/<DAD>/<path_alias>/PAGE/<page_path>/
<tab1_name>

現在のリリースでは、このようなURLフォーマットを使用すると、ユーザーを正しいターゲットにリダイレクトするスプラッシュ画面が起動します。今後はIDベースおよびダイレクト・アクセスのURLフォーマットを使用せず、これらを使用していたURLを再フォーマットすることを検討してください。


注意:

新しいURLフォーマットにリダイレクトされると、ダイレクト・アクセスURLの最初のタブのみが保持されます。ページの他のタブ付きリージョンは、デフォルトでそのリージョンで最初に使用可能なタブになります。


アイテムの永続的なURL

http://<host>:<port>/portal/page/<dad>[/lang-<language>][/ver-<version>]/
<item_guid>

アイテムのGUIDは、アイテムが置かれているリージョン上の表示属性を編集して確認できます。リージョンで「プロパティ・シート」属性を表示します。表示後、アイテムの横の「プロパティ・シート」アイコンをクリックして、アイテムの永続URLを表示します。リージョンの属性の表示に関する詳細は、10.2.9項「リージョンに表示される属性の変更」を参照してください。

アイテムのGUIDがA47D41ECA23648A9E030007F0100118Aの場合、アイテムの英語バージョン2への永続リンクのURLは次のようになります。

http://mymachine.mycompany.com:5000/portal/page/mydad/lang-en/ver-2/A47D41ECA23648A9E030007F0100118A

後方互換性のために、Oracle Portalのこのリリースでは、IDベースのURLおよびダイレクト・アクセスURLもサポートされています。このリリース以降、次の構文を使用するIDベースのURLとダイレクト・アクセスURLは使用されなくなります。

http://<host>:<port>/pls/<DAD>/<path_alias>/<item_guid>

ユーザーがこのフォーマットのリンクをクリックすると、ユーザーをパスベースのURLフォーマットにリダイレクトするスプラッシュ画面が表示されます。

さらに、後方互換性のために、Oracle Portalのこのリリースでは、ドキュメントのパスベースのURLもサポートされています。このリリース以降、次の構文を使用するパスベースのURLは使用されなくなります。

http://<host>:<port>/pls/<DAD>/docs/<page_path>/<document_name>.<extension>

ユーザーがこのフォーマットのリンクをクリックすると、ユーザーを永続URLフォーマットにリダイレクトするスプラッシュ画面が表示されます。アイテムには、アイコンやカスタム属性など、多数のドキュメントが関連付けられる可能性があるので、ユーザーをパスベースのアイテムURLにリダイレクトすることはできません。

古いフォーマットのサポートの停止によってリンクが切れないよう、すべての古いブックマークを新しいURLフォーマットを指すように変更することを強くお薦めします。