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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
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6.6 JavaServer Pages (JSP)の作成

JavaServer Pages(JSP)は、専用のタグと、Webまたはアプリケーション・サーバーで実行される埋込みJavaコードを含むHTMLページです。JSPは、HTMLページに動的な機能を提供します。

JSP固有の利点に加えて、Oracle Portalのキャッシュ機能およびセキュリティ機能はさらに向上し、これらはPortalを使用して作成するJSPに適用できます。

JSPをOracle Portalで作成するには、JSPアクセスができるようにページ・グループを構成し、JSPページ・タイプをページ・グループの使用可能なページ・タイプのリストに含める必要があります。詳細は、4.5.9項「ページ・グループへのJavaServer Pagesアクセスの有効化」および第5章「ページ・タイプのページ・グループでの使用」を参照してください。

この項では、Oracle Portalのユーザー・インタフェースを使用してJSPを作成する次の2つの方法を説明します。

Portal Centerの詳細情報
Portalのユーザー・インタフェースを使用せずに、Oracle JDeveloperなどを使用してOracle Portalで使用するJSPを作成することもできます。詳細は、Oracle Technology Networkにある「Oracle JDeveloper」ページ(http://otn.oracle.com/products/jdev/content.html)を参照してください。

6.6.1 ページ作成ウィザードによるJSPの作成

ページ作成ウィザードを使用してJSPを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、JSPを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションで、「ページ」ヘッダーの横の「作成」リンクをクリックします。

    ページが既存のページ(ページ・グループのルート・ページではなく)のサブページの場合は、6.3項「サブページの作成」で説明する手順に従ってください。その後で、この項の手順5に戻ります。

  5. 表示されたページで、「ページ・タイプ」リストから「JSP」を選択します。

  6. 「表示名」フィールドに、ページの表示名を入力します。

    任意の最大256文字を使用できます。表示名は、「ページ・グループ」ポートレットおよびPortalナビゲータ内でページを識別するのに使用します。


    注意:

    Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。

    Oracle Portalにおけるオブジェクトの命名規則の概要は、付録D「Oracle Portalのオブジェクト命名規則」を参照してください。


  7. 「JSPソース」「ファイル名」フィールドに、ユーザーがページを表示したときに実行するJSPの場所とファイル名を入力します。

    このフィールドには、JARファイルまたはWARファイルを入力することもできます。あるいは、「ブラウズ」をクリックしてファイルを探し、選択することもできます。

  8. 「JARまたはWARファイル用の初期JSPファイル」セクションの「初期JSPファイル」フィールドに、ユーザーが最初にページを表示したときに実行するJSPファイルの名前を入力します。

    これは、前の手順でJARファイルまたはWARファイルをアップロードした場合にのみ行います。

  9. 「作成」をクリックします。

  10. ページを作成した後は、別のページを作成するか、新たに作成したページのプロパティを編集して詳細を追加することができます。


    注意:

    ページ・プロパティの編集方法は、6.9項「ページ・プロパティの編集」を参照してください。


6.6.2 別のページのコピーによるJSPの作成


注意:

標準ページまたは標準ページ・タイプに基づいたカスタム・ページのみ、JSPとしてコピーできます。


既存のページをコピーしてJSPを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、コピーするページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションで、「ページ」ヘッダーの横の「ブラウズ」リンクをクリックします。

  5. 表示されたページで、該当するページの横の「JSPとしてコピー」リンクをクリックします。

  6. 「表示名」フィールドに、ページの表示名を入力します。

    任意の最大256文字を使用できます。表示名は、「ページ・グループ」ポートレットおよびPortalナビゲータ内でページを識別するのに使用します。


    注意:

    Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。

    Oracle Portalにおけるオブジェクトの命名規則の概要は、付録D「Oracle Portalのオブジェクト命名規則」を参照してください。


  7. 「コンテンツ・オプション」の下で、次の中から選択します。

    • 元のページのポートレット・インスタンスを使用。元のJSPのポートレットを使用し、それらのポートレットに対して行われたパーソナライズを共有する場合は、このオプションを選択します。元のページからポートレットが削除されると、それを共有するJSPからもそれが削除されます。

    • 外部に公開するポートレットを作成。元のページのポートレットごとに外部に公開するポートレットを作成し、外部に公開されたポートレットをJSPで使用する場合にこのオプションを選択します。このオプションを選択した場合は、元のページのポートレットに対して行われたパーソナライズは、JSPのポートレットへは引き継がれません。たとえば、OmniPortlet、Webクリッピング・ポートレット、HTMLポートレットなどインプレース開発ポートレットに対する変更は失われます。それは、これらのポートレットに対する変更はすべてパーソナライズとみなされるためです。

  8. 「OK」をクリックします。


注意:

ページ・プロパティの編集方法は、6.9項「ページ・プロパティの編集」を参照してください。