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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
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7.1 ページ・グループ、ページおよびテンプレートに対するアイテム・バージョニングの有効化

アイテム・バージョニングによって、新しいバージョンを追加したときの、古いバージョンのアイテムの処理方法が決定されます。Oracle Portalには、ページ・コンテンツに対して様々なレベルのアイテム・バージョニングがあり、ページ・グループ、ページまたはPortalテンプレートに適用できます。

ページ・グループに設定されたアイテム・バージョニングのレベルは、より高いレベルをページまたはPortalテンプレートに設定することでオーバーライドできます。たとえば、ページ・グループに対するアイテム・バージョニングのレベルを「シンプル」に設定した場合、ページまたはPortalテンプレートに対するアイテム・バージョニングのレベルを「監査」(より高いレベル)に設定できますが、「なし」(より低いレベル)には設定できません。

アイテム・バージョニングは、ページ・グループ、Portalテンプレート、標準ページおよび標準ページ・タイプに基づいたカスタム・ページに対して設定します。

バージョニングが有効化されている場合であっても、ステータスが「下書き」になっているアイテムはアイテム・バージョニングを使用しません。新しい下書きアイテムは、常に前の下書きを上書きします。

ページ・グループ、ページまたはPortalテンプレートに対してアイテム・バージョニングのレベルを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテム・バージョニングのレベルの設定するルート・ページ、標準ページまたはカスタム・ページ、あるいはPortalテンプレートを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションで、該当するルート・ページ、サブページまたはPortalテンプレートへのリンクをクリックします。

    オブジェクトが編集モードで開きます。

  5. 次のように、ページ上部のプロパティ・リンクをクリックします。

    • ページ・グループにアイテム・バージョニングを設定するには、「ページ・グループ: プロパティ」をクリックします。

    • ページにアイテム・バージョニングを設定するには、「ページ: プロパティ」をクリックします。

    • Portalテンプレートにアイテム・バージョニングを設定するには、「テンプレート: プロパティ」をクリックします。

  6. 表示されたページで、「アイテム」タブをクリックして前面に表示します。

  7. 「アイテムのバージョン」ラジオ・グループで、次のいずれかを選択します。

    • なし: 新しいバージョンを指定すると、アイテムの前のバージョンは完全に置き換えられます。このオプションを選択すると、アイテムの前のバージョンはPortalリポジトリ内に保存されません。

    • シンプル: アイテムの前のバージョンを新しいバージョンで完全に置き換えるか、または前のバージョンを残したままアイテムの新しいバージョンを追加するかを選択することができます。コントリビュータが後者を選択すると、アイテムの前のバージョンはすべてPortalリポジトリ内に保存されます。

    • 監査: 前のバージョンのアイテムをすべて保存します。このオプションを選択すると、アイテムの前のバージョンはすべてPortalリポジトリ内に保存されます。

    ここで使用できる選択肢は、ページ・グループ・レベルで選択したものによって異なります。つまり、ページ・グループのアイテム・バージョニング・レベルが「シンプル」に設定されている場合、ページ(またはポータル・テンプレート)・レベルで「監査」を選択できますが、「なし」は選択できません。

  8. 「OK」をクリックして、ページに戻ります。