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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
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22.6 Portalテンプレートに表示されるアイテムへのパラメータ値の割当て

Portalテンプレートにアイテムを割り当てると、アイテムはそのテンプレートのコンテキスト内で常に表示されます。詳細は、12.2.2項「アイテムとのPortalテンプレートの使用」を参照してください。

テンプレートに1つ以上のポートレットが含まれている場合、表示するアイテムに基づいて各ポートレットのコンテンツを作成できます。テンプレートにパラメータ値を渡すようにアイテムを構成し、周囲のポートレットがその情報を使用してコンテンツを生成するかどうかを決定できるようにすることができます。

たとえば、図22-2のアイテム用のPortalテンプレートを見てください。中央のリージョンには「プレースホルダ」アイテム・タイプがあります。左側のリージョンには、テンプレートに表示されているアイテムに関連するナビゲーション・リンクを表示するナビゲーション・ポートレットがあります。右側には、「関連記事」関連ダウンロードを表示する2つのポートレットがあります。このテンプレートにアイテムを表示するときに、テンプレートにパラメータを渡すことができます。3つすべてのポートレットにアイテムに関連するコンテンツが表示されるように、パラメータからポートレットに値を渡すことができます(「テンプレート・プロパティ: パラメータ」タブ)。

図22-2 アイテム用のPortalテンプレート - サンプル・レイアウト

サンプル・アイテム・テンプレート
「図22-2 アイテム用のPortalテンプレート - サンプル・レイアウト」の説明

たとえば、About Oracle 10g.htmlというアイテムがテンプレートに表示されるときに、図22-3に示すようにページ上の他のポートレットにパラメータが渡されます。ナビゲーション・ポートレット、関連記事、関連ダウンロードのリンクがすべて中央のアイテムOracle Database 10gに関連付けられています。

図22-3 アイテム用のPortalテンプレート - サンプル・アイテム

サンプル・アイテム・テンプレート
「図22-3 アイテム用のPortalテンプレート - サンプル・アイテム」の説明

アイテム用のPortalテンプレートにポートレットを配置して、テンプレートに現在表示されているアイテムに関連する情報を表示する手順の概要を下に示します。

  1. アイテムに適したテンプレートを設計します。12.2.2.1項「アイテム用Portalテンプレートの作成」を参照してください。

    テンプレートに、アイテムからのパラメータ値を渡す「プレースホルダ」アイテム・タイプとポートレットが含まれていることを確認してください。

  2. Portalテンプレートにページ・パラメータの追加し、テンプレートのポートレットに渡すデフォルト・パラメータ値を割り当てます。22.3項「ページまたはPortalテンプレートへのパラメータの追加」を参照してください。

  3. Portalテンプレートに割り当てるアイテムのパラメータ値を定義します。22.6.1項「Portalテンプレートに表示されるアイテムのパラメータ値の定義」を参照してください。

22.6.1 Portalテンプレートに表示されるアイテムのパラメータ値の定義

アイテム用のPortalテンプレートにページ・パラメータが含まれている場合、Portalテンプレートに割り当てられている各アイテムにパラメータ値を指定できます。アイテムが指定されたPortalテンプレートに表示されると、パラメータ値がテンプレートのポートレットに渡され、表示されるポートレット・コンテンツが決まります。

Portalテンプレートに割り当てられたアイテムのパラメータ値を定義するには、次のようにします。

  1. パラメータを追加するページまたはテンプレートに移動します。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. ページ上部のツールバーにある「ページ: プロパティ」リンクをクリックします。

  4. 表示されたページで、「アイテム」タブをクリックして前面に表示します。

  5. 「このPortalテンプレートを使用する」を選択し、このページのアイテムに必要なPortalテンプレートを選択します。

    選択したテンプレートのページ・パラメータがこのラジオ・ボタンの下(「テンプレート入力」の下)に表示されます。パラメータが定義されていない場合、パラメータ値を割り当てることはできません。22.3項「ページまたはPortalテンプレートへのパラメータの追加」を参照してください。

  6. 最初のパラメータのドロップダウン・リストから次のいずれかを選択します。

    NULL: このページのアイテムでは、このページ・パラメータの値を指定しません。

    ページ: ページ詳細をPortalテンプレート上のページ・パラメータに渡します。

    システム変数: USER_NAMEなどのシステム変数の値をPortalテンプレート上のページ・パラメータに渡します。

    定数: 特定の値をPortalテンプレート上のページ・パラメータに渡します。

  7. 値フィールドまたはリストで、ページ・パラメータに値を渡すページまたはシステム編集を選択するか、定数値を入力します。

  8. Portalテンプレート上の残りのすべてのページ・テンプレートに値を定義します。

  9. 「OK」をクリックして、ページに戻ります。

ユーザーがアイテム・リンクをクリックすると、これらの値が指定されたアイテム用のPortalテンプレート上にある対応するページ・パラメータに渡されます。

必要に応じてページ上の個々のアイテムに異なるパラメータ値を指定できます。22.6.1.1項「Portalテンプレートに表示されるアイテムのパラメータ値のオーバーライド」を参照してください。

22.6.1.1 Portalテンプレートに表示されるアイテムのパラメータ値のオーバーライド

ページ・オプション「このページのアイテムに別のPortalテンプレート使用を許可する」を有効にした場合、各アイテムにPortalテンプレート・パラメータの値を定義できます。この方法で、ページの特定のアイテムに異なる値が必要になった場合は、Portalテンプレートのパラメータ値をオーバーライドできます。

  1. ページ上部のツールバーにある「ページ: プロパティ」リンクをクリックします。

  2. 表示されたページで、「アイテム」タブをクリックして前面に表示します。

  3. 「このページのアイテムに別のPortalテンプレート使用を許可する」チェック・ボックスを選択します。

    (オプション)「このポータル・テンプレートを使用する」を選択し、このページのアイテムのデフォルトのテンプレートを選択します。指定のテンプレートにあるページ・パラメータにデフォルト値を指定することもできます。このページの各アイテムにデフォルトが割り当てられますが、次の手順で各アイテムのデフォルトをオーバーライドできます。

  4. 「OK」をクリックして、ページに戻ります。

  5. 特定のページ・パラメータ値を割り当てるアイテムの横にある「編集」アイコンをクリックします。

  6. 「このPortalテンプレートを使用する」を選択し、アイテムに必要なPortalテンプレートを選択します。

    選択したPortalテンプレートのページ・パラメータが、このラジオ・ボタンの下(「テンプレート入力」の下)に表示されます。パラメータが定義されていない場合、パラメータ値を割り当てることはできません。22.3項「ページまたはPortalテンプレートへのパラメータの追加」を参照してください。

  7. 最初のパラメータのドロップダウン・リストから次のいずれかを選択します。

    NULL: このアイテムでは、このページ・パラメータの値を指定しません。

    ページ: ページ詳細をPortalテンプレート上のページ・パラメータに渡します。

    システム変数: USER_NAMEなどのシステム変数の値をPortalテンプレート上のページ・パラメータに渡します。

    定数: 特定の値をPortalテンプレート上のページ・パラメータに渡します。

  8. 値フィールドまたはリストで、ページ・パラメータに値を渡すページまたはシステム編集を選択するか、定数値を入力します。

  9. Portalテンプレート上の残りのすべてのページ・テンプレートに値を定義します。

  10. 「OK」をクリックして、ページに戻ります。

    ユーザーがこのアイテムのリンクをクリックすると、これらのパラメータ値がアイテムの指定Portalテンプレートに渡されます。