17.8 リージョンのロック

リージョンのロックは、ユーザーがリージョンに対して実行できるアクションのタイプを制限するための方法です。この項では、リージョンのロックによる効果と、ページ・リージョンおよびPortalテンプレート・リージョンをロックする方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

17.8.1項「ページ・リージョンのロック」
17.8.2項「Portalテンプレート・リージョンのロック」

17.8.1 ページ・リージョンのロック

ページ・リージョンをロックすると、ユーザーがそのページをパーソナライズするときに、リージョンへのコンテンツの追加、既存のコンテンツの表示/非表示、削除または移動ができません。ユーザーはページを編集するときは、依然としてコンテンツを追加、非表示、表示、削除および移動することができます。

ページ・リージョンをロックするには、次の手順を実行します。

Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。

デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、リージョンをロックするページへのリンクをクリックします。

ページが編集モードで開きます。
ロックするリージョンの「リージョンの編集」アイコンをクリックします(図17-3)。

図17-3 「リージョンの編集」アイコン
表示されるページで、「リージョン・コンテンツ」セクションに移動し、「このリージョンにコンテンツを含めることをユーザーに許可する」チェック・ボックスの選択を解除します。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

17.8.2 Portalテンプレート・リージョンのロック

Portalテンプレート・リージョンをロックすると、テンプレートに基づいたページのリージョン・コンテンツは変更できません(WebDAV経由を除く。注意を参照)。リージョンがロックされたテンプレートに基づいたページをユーザーが編集またはパーソナライズするときには、リージョンへのコンテンツの追加、既存のコンテンツの非表示、表示、削除または移動ができません。

注意:

テンプレート内のデフォルトのアイテム・リージョンが、ユーザーによるコンテンツの追加を許可しないように設定されている場合、テンプレートに基づいたページにコンテンツを追加するとき、WebDAVではこの設定が無視されます。

Portalテンプレート・リージョンをロックするには、次の手順を実行します。

Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するPoralテンプレートを所有するページ・グループを選択します。

デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「Portalテンプレート」の下で、該当するテンプレートへのリンクをクリックします。

テンプレートが編集モードで開きます。
ロックするリージョンの「リージョンの編集」アイコンをクリックします(図17-4)。

図17-4 「リージョンの編集」アイコン
表示されるページで、「リージョン・コンテンツ」セクションに移動し、「このリージョンにコンテンツを含めることをユーザーに許可する」チェック・ボックスの選択を解除します。
「OK」をクリックして変更を保存し、Portalテンプレートに戻ります。