11.1 スタイルの基本の理解

スタイルによって、ページ・リージョンとアイテム・リージョン、およびそれらに表示されるすべてのタブ、ポートレットおよびアイテムに使用される色とフォントが制御されます。ページまたはページのグループで同じ色とフォントを使用する場合は、スタイルを適用します。一方、一貫したレイアウトを1つのグループのページに適用する場合は、テンプレートを使用します。

テンプレートにスタイルを適用できるので、テンプレートを使用して、標準のレイアウト、フォント、色を適用することができます。

注意:

ページ・グループのデフォルト・スタイルの選択方法は、第4章「ページ・グループの使用」を参照してください。Oracle Portalでのテンプレートの使用方法は、第12章「標準ルック・アンド・フィールの指定」を参照してください。

単一のスタイルを適用することで、作成するすべてのページの外観を統一することができます。つまり、ページで使用するスタイルを変更するだけで、すべてのページの外観を変更できます。必要な場合には、各ページに別々の外観を与えるために、様々なスタイルを適用することができます。ページ内のアイテム・リージョンに対して別のスタイルを適用することもできます。

スタイルを編集するときは注意してください。行った変更は、そのスタイルを使用するすべてのページおよびアイテム・リージョンの外観に影響を与えます。スタイルを削除すると、そのスタイルを使用しているすべてのページは、ページ・グループのデフォルト・スタイルに戻ります。また、ページ・グループのデフォルト・スタイルが「<なし>」に設定されている場合は、システムのデフォルト・スタイルに戻ります。

ページのスタイルをどの程度制御できるかは、保持しているページおよびページ・グループのアクセス権限によって決まります。

Portal管理者は、すべてのページ・グループのすべてのスタイルに対してすべての操作を実行することができます。
ページ・グループ権限「スタイルの管理」を持っている場合、そのページ・グループ内の任意のスタイルに任意のアクションを実行できます。
ページ権限「管理」または「スタイルの管理」を持っており、かつページ・グループに対して「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルの管理を許可する」チェック・ボックスが選択されている場合、そのページに別のスタイルを適用したり、既存のスタイルを編集して使用する色とフォントを変更したり、新しいスタイルを作成できます。

「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルの管理を許可する」が選択されていない場合、ページ・グループ権限「すべて管理」や「スタイルの管理」を持つユーザーまたはポータル管理者のみが、ページ・グループ内のページに別のスタイルを適用できます。
ページに対して少なくともページ権限「パーソナライズ(スタイル)」を持っており、かつページ・グループに対して「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルのパーソナライズを許可する」チェック・ボックスが選択されている場合、そのページの自身のビューに別のスタイルを適用できます。

「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルの管理を許可する」チェック・ボックスが選択されていない場合は、ページのパーソナライズ時にユーザーは別のスタイルを適用できません。