この章では、Oracle Fusion Middlewareのインストール、パッチ適用および構成に関連する問題について説明します。次のトピックが含まれます:
注意: この章では、Oracle Fusion Middleware製品のインストール、パッチ適用および構成の際に発生する可能性のある問題について説明します。 使用中の製品固有の問題については、この文書内で、その製品固有のリリース・ノートの章を参照してください。 |
この項では、インストールに関する問題およびその回避方法について説明します。次のトピックが含まれます:
2.1.9項「Oracle SOA Suiteと同じドメインへのOracle Service Registryのインストール」
2.1.11項「Linuxオペレーティング・システムへのOracle HTTP ServerのインストールにはNPTLが必要」
2.1.12項「Oracle Database 11g (11.2.0.1)でのRCU 11gリリース1 (11.1.1.1.0)の使用」
この項では、Oracle SOA Suiteに関するインストールの問題について説明します。
Oracle SOA Suiteをデュアル・スタック・ホストにインストールしており、SOAのフロントエンドURLがIPv4のみに設定されている場合、Oracle BPM WorklistまたはIPv6専用クライアントからの非同期コールバックでは、IPv4コールバックURLを解決する際に問題が発生する可能性があります(IPv4とIPv6が逆の場合も同様です)。
この問題を回避するには、分割ドメイン・ネーム・システム(DNS)または別のフォワード・プロキシ構成を使用します。これにより、IPv6専用クライアントは、そのIPv6インタフェースを通じてデュアル・スタック・コンピュータに接続できます。
トルコ語環境にOracle SOA Suiteリリース11.1.1.3.0をインストールする場合、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの一部の機能が失われます。
この問題の回避方法はありません。トルコ語環境にインストールすることは避け、かわりに英語環境にインストールすることをお薦めします。
この項では、Oracle Web Tierに関するインストールの問題について説明します。
UNIXオペレーティング・システム上にoracle_common/soa/modules/commons-cli-1.1.jar
またはWindowsオペレーティング・システム上にoracle_common\soa\modules\commons-cli-1.1.jar
ファイルが正しくインストールされていることを確認するには、Oracle Web Tierを既存のドメインと関連付ける場合は、他の製品をすべてインストールした後に、Oracle Web Tierをインストールする必要があります。
Oracle HTTP ServerでOracle Web Tierのサイレント・インストールを実行する場合、Oracle HTTP Serverのインストール環境にOracle Web Cacheが必要でなくても、レスポンス・ファイルにOracle Web Cacheコンポーネントの名前を指定する必要があります(WEBCACHE_COMPONENT_NAME
パラメータ)。両方のコンポーネント名を指定しても、CONFIGURE_WEBCACHE
がfalse
に設定されているかぎり、Oracle HTTP Serverのみがインストールされて構成されます。
この問題の回避方法はありません。
この項では、Oracle Identity Managementに関するインストールの問題について説明します。
2.1.3.2項「Oracle Identity Managementドメインの拡張時に稼働している必要のあるWebLogic管理サーバー」
2.1.3.6項「Oracle Entitlements ServerでのJavaセキュリティ・モジュール使用時の追加情報」
新しい自動カタログ機能はリリース1 (11.1.1.6.0)のフレッシュ・インストールで、デフォルトで有効になっています。この機能を有効にすると、属性を検索したときに、Oracle Internet Directoryで自動的にcatalog
コマンドが起動され、属性が索引付けされます。Oracle Internet Directoryはカタログ属性ごとに新しいプロセスを生成するので、Oracle Internet Directoryに多数の属性を一度に追加すると、システムが不安定になる原因になります。
この問題の詳細は、25.1.1項「自動カタログ機能によりシステムが不安定になった場合にパッチを適用する」を参照してください。
Oracle Identity Managementをインストールする場合、Oracle WebLogic Server管理ドメインに関連してOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする方法を選択するためのいくつかのオプションがあります。インストーラのドメインの選択画面で「既存のドメインの拡張」オプションを選択すると、Oracle Identity Managementコンポーネントが既存のOracle WebLogic Server管理ドメインにインストールされます。
「既存のドメインの拡張」オプションを使用して既存の管理ドメインにOracle Identity Managementコンポーネントをインストールするには、Oracle WebLogic管理サーバー・インスタンスが稼働している必要があります。
Oracle Access Manager 11g WebGatesでは、LinuxおよびSolarisプラットフォーム上にオペレーティング・システム固有のGCCライブラリが必要です。11g Webgatesのインストール・プロセス中、インストーラにより、必要なGCCライブラリのバージョンが確認されます。インストールの前に、GCCライブラリのバージョンが適切であるかを確認するには、個々のオペレーティング・システムで次のコマンドを実行します。各コマンドの出力は必ずゼロより大きくなります。出力がゼロのコマンドがある場合、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』(第23章「Oracle HTTP Server 11g Webgate for OAMのインストールおよび構成」)の説明に従って、適切なGCCライブラリをインストールします。
Linux32/i386環境の場合:
strings -a libgcc_s.so.1 | grep -c "GCC_3.0"
strings -a libgcc_s.so.1 | grep -v "GCC_3.3.1" | grep -c "GCC_3.3"
file libgcc_s.so.1 | grep "32-bit" | grep -c "80386"
file libstdc++.so.5 | grep "32-bit" | grep -c "80386"
Linux64/x86-64環境の場合:
strings -a libgcc_s.so.1 | grep -c "GCC_3.0"
strings -a libgcc_s.so.1 | grep -v "GCC_3.3.1" | grep -c "GCC_3.3"
strings -a libgcc_s.so.1 | grep -c "GCC_4.2.0"
file libgcc_s.so.1 | grep "64-bit" | grep -c "x86-64"
file libstdc++.so.6 | grep "64-bit" | grep -c "x86-64"
Solaris64/SPARC環境の場合:
strings -a libgcc_s.so.1 | grep -c "GCC_3.0"
strings -a libgcc_s.so.1 | grep -v "GCC_3.3.1" | grep -c "GCC_3.3"
file libgcc_s.so.1 | grep "64-bit" | grep -c "SPARC"
file libgcc_s.so.1 | grep "64-bit" | grep -c "x86-64"
file libstdc++.so.5 | grep "64-bit" | grep -c "SPARC"
『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のドメイン・エージェントを使用したOIMとOAM間の統合の設定に関する項のステップ10で、パッチ9824531のインストールに関する指示があります。
このパッチはインストールしないでください。
パッチ9824531のかわりに、次のパッチをダウンロードしてインストールする必要があります。
パッチ9674375
パッチ9817469
パッチ9882205
これらのパッチは、My Oracle Supportからダウンロードできます。
Oracle Entitlements Serverを英語以外の環境にインストールする場合、選択した言語では「ようこそ」画面は表示されません。これは既知の問題であり、将来のリリースで対処される予定です。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のJavaセキュリティ・モジュールの使用に関する項では、Oracle Entitlements ServerでのJavaセキュリティ・モジュールの構成および使用方法について説明します。
セキュリティ・モジュールを構成する場合は、インストレーション・ガイドで提供されている情報以外にも、次の追加情報を考慮する必要があります。
セキュリティ・モジュールがプロキシ・クライアントとして構成されている場合は、authentic.identity.cache.enabled
システム・プロパティをtrueに設定します。この構成は、WebサービスまたはRMIセキュリティ・モジュールのリモート・プロキシが実行されるJVMで使用され、実行されるセキュリティ・モジュールのタイプに基づいています。
具体的には次のとおりです。
セキュリティ・モジュールがWebLogic Serverセキュリティ・モジュールの場合、UNIXのsetDomainEnv.shスクリプト、またはWindowsのsetDomainEnv.cmdスクリプトで、JAVA_OPTIONS環境変数にシステム・プロパティ-Dauthentic.identity.cache.enabled=true
を追加する必要があります。
セキュリティ・モジュールがJavaセキュリティ・モジュールの場合、Javaセキュリティ・モジュールで保護されているプログラムにシステム・プロパティ-Dauthentic.identity.cache.enabled=true
を追加する必要があります。
この項では、インストール時のJDKおよびJREに関するインストールの問題について説明します。
6u30より前のJDKバージョンのOracle Linux 6.1で実行している場合、中国語、韓国語および日本語の文字がOracle Universal Installerに表示されません。
この問題を回避するには、次の手順を実行します。
JAVA_HOME
/jre/lib
ディレクトリに移動します。
fontconfig.RedHat.6.0.bfc
をfontconfig.RedHat.6.1.bfc
にコピーします。
fontconfig.RedHat.6.0.properties.src
をfontconfig.RedHat.6.1.properties.src
にコピーします。
インストーラを実行します。
次のOracle Fusion Middleware製品をインストールする場合:
Oracle SOA Suite
Oracle WebCenter Portal
Oracle Service Bus
Oracle WebCenter Content
Oracle Data Integrator
Oracle Identity and Access Management
および「ソフトウェア更新のインストール」画面で「My Oracle Supportから更新をダウンロードしてインストール」を選択して自動更新の構成を選択した場合、インストーラを起動する際にコマンドラインから-jreLoc
パラメータを使用して、システム上のJREの場所を指定する必要があります。
JREの場所について、-jreLoc
パラメータを使用せず、インストーラからの指示を待つ場合、インストール中に例外が表示されます。
Oracle Identity Management、Oracle Portal、Oracle Forms、Oracle Reports、Oracle DiscovererおよびOracle Web Tierなどの一部のインストールでは、Oracleホーム・ディレクトリにSun JDKがインストールされます。このバージョンのSun JDKは、次の場所にあるOracle Fusion Middlewareの動作保証のドキュメントで指定されているバージョン未満である可能性があります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
このJDKは、内部的に使用されるもので、Oracle SOA、Oracle WebCenter Portal、または任意のカスタムJ2EEアプリケーションのデプロイには使用できません。
すべてのタイプのアプリケーションに対して単一のJDKバージョンをデプロイする場合は、次の手順を使用してSun JDKを(Oracle Fusion Middlewareの動作保証のドキュメントで指定されている)上位バージョンにアップグレードします。
すべてのプロセスを停止します。
既存のJDKをバックアップします。
既存のJDKと同じ場所に新しいJDKをインストールします。
すべてのプロセスを再起動します。
JDK 6アップデート23を使用中にメモリー不足エラーが発生した場合は、次の点について検討します。
JDK 6アップデート23で、エスケープ分析機能がデフォルトで有効化されています。エスケープ分析は、JVM内部でのコードの最適化に使用します。エスケープ分析での不具合のため、メモリー・フットプリントが増加し、そのためアプリケーションのメモリーが不足して、OutOfMemoryErrorsがスローされます。
この問題の回避方法として、アプリケーションの起動時に次のJVM引数を追加します。
-XX:-DoEscapeAnalysis
この問題の修正が準備され、Oracle JDKの次のスケジュールされた定期アップデート・リリースにまとめられます。
JDK 6アップデート23は、次のようにjava -version
コマンドを使用して識別できます。
java -version java version "1.6.0_24" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_24-b50) Java HotSpot(TM) Server VM (build 19.1-b02, mixed mode)
この項では、製品インストーラに関するインストールの問題について説明します。
2.1.5.1項「My Oracle Supportでのソフトウェア更新のチェック時の、インストーラによるエラーの生成」
2.1.5.3項「Linuxオペレーティング・システムでのOracle Business Intelligenceの簡易インストール用管理者パスワードの入力」
「ソフトウェア更新のインストール」画面で、「My Oracle Supportで更新を検索」オプションを選択し、適切なユーザー資格証明を指定して「更新の検索」をクリックすると、次のエラーがインストール・ログ・ファイルに表示されます。
java.net.NoRouteToHostException: No route to host
この問題を回避するには、「ソフトウェア更新のインストール」画面で「ローカル・ディレクトリで更新を検索」オプションを使用して、すでにダウンロードしてローカルで使用できるパッチを選択します。パッチは、My Oracle Supportから手動でダウンロードするか、Oracleサポートから入手できます。
Fusion Middleware製品のインストーラでは、Solaris x86-64オペレーティング・システムで次のオペレーティング・システム・パッチが検索されます。
127111-02
137111-04
これは正しくありません。Solaris x86-64オペレーティング・システムに必要な正しいオペレーティング・システム・パッチは次のとおりです。
127112
137112
このようなパッチの追加情報は、My Oracle Supportのノート1000642.1および1019395.1を参照してください。
Oracle Business IntelligenceをLinuxオペレーティング・システムにインストールする場合に「インストール・タイプの選択」画面で「簡易インストール」を選択すると、「管理者詳細」画面にナビゲートしたときに「パスワード」フィールドが無効になります。
この問題の回避方法として、「パスワード」フィールドを右クリックし、「貼付け」を選択します。「パスワード」フィールドがアクティブ化され、管理者パスワードを入力できるようになります。
この項では、データベースおよびスキーマに関するインストールの問題について説明します。
スキーマを作成するためにデータベースに接続しているときに、タイムアウトや接続障害が原因でOracle Internet Directoryのインストールに失敗する場合、rcu.properties
ファイルのタイムアウト・パラメータを再設定できます。UNIXオペレーティング・システムでは、このファイルはIDM_Home/rcu/config
ディレクトリにあります。Windowsオペレーティング・システムでは、このファイルはIDM_Home\rcu\config
ディレクトリにあります。
テキスト・エディタでrcu.properties
ファイルを開いてJDBC_LOGIN_TIMEOUT
プロパティを検索し、その値を30に設定します。
この項では、インストール時に表示されるエラー・メッセージに関するインストールの問題について説明します。
2.1.7.2項「Oracle Identity Managementドメインの拡張後、Oracle WebLogic管理対象サーバーのログにJRF起動クラスの例外が記録される問題」
2.1.7.3項「インストール・ログ・ファイルでのSun JDKおよびOracle Configuration Managerの障害」
Oracle Fusion Middleware 11g製品をIBM AIX 7.1にインストールする際、インストールの前提条件チェック中に次のエラーが表示されることがあります。
Checking operating system certification Expected result: One of 5300.08,6100.02 Actual result:: 7100.xx Check complete. The overall result of this check is: Failed <<<< Problem: This Oracle software is not certified on the current operating system Checking recommended operating system patches Check complete: The overall result of this check is: Not executed <<<<
これらのメッセージは無視しても問題ありません。ダイアログ・ボックスで「続行」を選択すると、インストールが実行されます。
Oracle Identity Managementドメインの拡張後、JRF起動クラスに関連する例外メッセージが管理対象サーバーのログ・ファイルに記録されることがあります。次に例を示します。
Failed to invoke startup class "JRF Startup Class", oracle.jrf.PortabilityLayerException: Fail to retrieve the property for the Common Components Home. oracle.jrf.PortabilityLayerException: Fail to retrieve the property for the Common Components Home.
これらの例外メッセージは無視して問題ありません。機能上失われるものはありません。
Oracle Web Tier、Oracle Identity Management、またはOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストールの完了時に、install
time_and_date
.log
ファイルに次のエラーが記録されることがあります。
[2009-11-04T21:15:13.959-06:00] [OUI] [NOTIFICATION] [] [OUI] [tid: 16] [ecid: 0000IJ2LeAeFs1ALJa5Eif1Aw^9l000007,0] OUI-10080:The pre-requisite for the component Sun JDK 1.6.0.14.08 has failed. [2009-11-04T21:15:13.960-06:00] [OUI] [NOTIFICATION] [] [OUI] [tid: 16] [ecid: 0000IJ2LeAeFs1ALJa5Eif1Aw^9l000007,0] OUI-10080:The pre-requisite for the component Oracle Configuration Manager 10.3.1.2.0 has failed.
これらのメッセージは、oracle_common
ディレクトリにSun JDKおよびOracle Configuration Managerがインストールされていないために発生します。これらのメッセージは無視して問題ありません。
この項では、製品の削除に関する問題について説明します。
インストール時に障害が発生したため、失敗したインストール環境を削除して同じ場所にソフトウェアを再インストールする場合、次の手順を実行する必要があります。
インストールに失敗した管理対象サーバーがすべて停止していることを確認します。管理コンソールで、管理対象サーバー名の隣に「SHUTDOWN」という文字が表示されていることを確認します。
ORACLE_HOME
/oui/bin
ディレクトリのアンインストーラを使用してOracleホーム・ディレクトリのバイナリを削除します。
管理コンソールまたはWLSTを使用して、config.xml
ファイルの失敗したインストール環境から管理対象サーバーをすべて削除します。
DOMAIN_HOME
/servers
ディレクトリのすべてのディレクトリを削除します。
この手順により、同じ管理対象サーバー名を使用して、同じ場所にソフトウェアを再インストールできます。
作成したWebLogicドメインを削除するには、特定のシナリオがあります。Oracle Universal Installerは、OracleインスタンスおよびOracleホーム・ディレクトリの削除にのみ使用され、WebLogicドメインは削除しません。
WebLogicドメインを削除する必要がある場合は、手動で削除してください。詳細は、Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。
Oracle Service Registry 11gをOracle SOA Suite 11g リリース11.1.1.2.0またはリリース11.1.1.3.0と同じWeblogicドメインにインストールすると、Oracle Service Registryの起動時にWebLogic Serverコンソールに次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
java.lang.LinkageError: loader constraint violation in interface itable initialization:....
この問題を回避するには、次の操作を実行します。
Oracle Service RegistryがOracle SOA Suiteとは異なる管理対象サーバーにインストールされていることを確認します。
パッチ9499508をダウンロードし、パッチに付属するREADMEファイルの指示に従います。
My Oracle Supportにアクセスします。
http://support.oracle.com
「パッチと更新版」タブをクリックします。
「パッチ検索」領域で、パッチ9499508を検索します。
パッチをダウンロードします。
setDomainEnv.sh
ファイルを編集し、次のようにOracle Service Registry Serverでクラスパスからfabric.jar
を削除します。
if [ "${SERVER_NAME}" != "osr_server1" ] ; then POST_CLASSPATH="${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.fabric_11.1.1/oracle.soa.fabric.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.adapter_11.1.1/oracle.soa.adapter.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/oracle.soa.b2b.jar ${CLASSPATHSEP}${POST_CLASSPATH}" else POST_CLASSPATH="${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.adapter_11.1.1/oracle.soa.adapter.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/oracle.soa.b2b.jar ${CLASSPATHSEP}${POST_CLASSPATH}" fi
Oracle Service Registry 11gをOracle SOA Suite 11g リリース11.1.1.3.0と同じWeblogicドメインにインストールすると、Oracle Service Registryコンソールへのアクセス時に次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
ClassCastException java.lang.ClassCastException:org.systinet.uddi.client.serialization.UDDIFaultSerializer
このエラーを回避するには、setDomainEnv.sh
ファイルを編集し、Oracle Service Registry管理対象サーバーの実行時にクラスパスからoracle.soa.fabric.jar
を削除します。次の手順を実行します。
MW_HOME
/user_projects/domains/
soa_domain_name
/bin/setDomainEnv.sh
ファイルのバックアップを作成します。
setDomainEnv.sh
ファイルを編集して次の行を置き換えます。
POST_CLASSPATH="${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.fabric_11.1.1/oracle.soa.fabric.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.adapter_11.1.1/oracle.soa.adapter.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/oracle.soa.b2b.jar ${CLASSPATHSEP}${POST_CLASSPATH}"
次のように変更します。
if [ "${SERVER_NAME}" != "<your_osr_server_name>" ] ; then POST_CLASSPATH="${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.fabric_11.1.1/oracle.soa.fabric.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.adapter_11.1.1/oracle.soa.adapter.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/oracle.soa.b2b.jar ${CLASSPATHSEP}${POST_CLASSPATH}" else POST_CLASSPATH="${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.adapter_11.1.1/oracle.soa.adapter.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/oracle.soa.b2b.jar ${CLASSPATHSEP}${POST_CLASSPATH}" fi
Oracle Service Registry管理対象サーバーを再起動します。
ドメイン内に複数のOracle Service Registry管理対象サーバーが存在する場合、各管理対象サーバーを条件に追加する必要があります。たとえば、WLS_OSR1
およびWLS_OSR2
という2つのOracle Service Registry管理対象サーバーが存在する場合、次のようにします。
case "$SERVER_NAME" in . 'WLS_OSR1') . echo "Setting WLS_OSR1 CLASSPATH..." POST_CLASSPATH="${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.adapter_11.1.1/oracle.soa.adapter.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/oracle.soa.b2b.jar ${CLASSPATHSEP}${POST_CLASSPATH}" exit;; . 'WLS_OSR2') . echo "Setting WLS_OSR2 CLASSPATH..." POST_CLASSPATH="${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.adapter_11.1.1/oracle.soa.adapter.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/oracle.soa.b2b.jar ${CLASSPATHSEP}${POST_CLASSPATH}" exit;; . *) . echo "Setting default SOA CLASSPATH..." POST_CLASSPATH="${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.fabric_11.1.1/oracle.soa.fabric.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.adapter_11.1.1/oracle.soa.adapter.jar ${CLASSPATHSEP}${SOA_ORACLE_HOME}/soa/modules/oracle.soa.b2b_11.1.1/oracle.soa.b2b.jar ${CLASSPATHSEP}${POST_CLASSPATH}" exit;; . esac
トルコ語およびタイ語のユーザーは、英語ロケールを使用してOracle Fusion Middlewareをインストールおよび実行することをお薦めします。Oracle Fusion Middlewareでは、クライアントとしてトルコ語およびタイ語ロケールがサポートされます。
Oracle HTTP Server (Oracle Web TierまたはOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererで使用可能)をLinuxオペレーティング・システムにインストールしている場合、オペレーティング・システムではNative POSIX Threads Library (NPTL)をデフォルトのスレッド実装として設定することが必要です。これを確認するには、次のコマンドを実行します。
getconf GNU_LIBPTHREAD_VERSION
予想される結果は"NPTL 2.3.4"です。NPTLを設定できないと、特にマルチプロセッシング・モジュール(MPM)がワーカーMPMの場合、Oracle HTTP Serverの予期しない動作の原因となる可能性があります。
Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.1.0)とOracle Database 11g (11.2.0.1)で使用可能なRCUのバージョンを使用している場合、次の警告メッセージを受信します。
The database you are connecting is not a supported version. Enter Database with version equal to or higher than 10.2.0.4.0 in 10g or version equal to higher than 11.1.0.7.0 in 11g. Refer to the certification matrix for supported DB versions.
この警告は無視しても問題なく、RCU操作を続行できます。
この警告は、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.2.0)以降で使用可能なRCUのバージョンでは表示されません。
この項では、パッチ適用に関する問題およびその回避方法について説明します。次のトピックが含まれます:
この項では、Oracle SOA Suite製品に関するパッチ適用の問題について説明します。
2.2.1.1項「Oracle Business Process Management Suiteを含む既存のOracle SOA Suiteドメインの拡張時に表示される例外」
2.2.1.2項「範囲ベースのディメンション・ビジネス・インジケータを持つSOAコンポジットのアンデプロイ時に表示される例外」
2.2.1.3項「Microsoft SQL Server 2008データベースと組み合せたOracle Business Process Management Suiteの実行」
2.2.1.4項「Oracle SOA Suiteリリース11.1.1.3.0に更新してもb2b.r1ps1プロパティが削除されない問題」
2.2.1.6項「11gリリース1 (11.1.1.4.0)パッチ・セット適用後の、監視対象BPELプロセスによるログ・ファイルでの警告メッセージの生成」
2.2.1.7項「11g リリース1 (11.1.1.2.0)ドメインへのパッチ適用後の管理サーバー・ログ・ファイルのOracle Rulesのエラー」
パッチ・セット・インストーラを使用してOracle SOA Suiteソフトウェアをリリース11.1.1.3.0にアップグレードし、Oracle Business Process Management Suiteを含めるように既存のドメインを拡張する場合、次の例外が断続的に発生することがあります。
javax.ejb.EJBTransactionRolledbackException: EJB Exception: ; nested exception is: javax.persistence.PersistenceException: Exception [EclipseLink-4002] (Eclipse Persistence Services - 2.0.2.v20100323-r6872): org.eclipse.persistence.exceptions.DatabaseException Internal Exception: java.sql.SQLIntegrityConstraintViolationException: ORA-02292: integrity constraint (DB9128_SOAINFRA.BPM_CUBE_ROLE_FK1) violated - child record found. Error Code: 2292 Call: DELETE FROM BPM_CUBE_PROCESS WHERE (PROCESSID = ?) bind => [247] Query: DeleteObjectQuery(CubeProcess(domain:default, composite:counter_extended, revision:1.0, name:Process, hasNametab:true)); nested exception is: javax.persistence.PersistenceException: Exception [EclipseLink-4002] (Eclipse Persistence Services - 2.0.2.v20100323-r6872): org.eclipse.persistence.exceptions.DatabaseException Internal Exception: java.sql.SQLIntegrityConstraintViolationException: ORA-02292: integrity constraint (DB9128_SOAINFRA.BPM_CUBE_ROLE_FK1) violated - child record found
この例外は無害です。この例外の表示を抑止するには、次の手順を実行します。
SOAスキーマ・ユーザーとしてデータベースに接続します。
次のコマンドを実行してBPM_CUBE_ROLE_FK1
制約を削除します。
ALTER TABLE BPM_CUBE_ROLE DROP CONSTRAINT BPM_CUBE_ROLE_FK1;
次のコマンドを実行してBPM_CUBE_ROLE_FK1
制約を再作成します。
ALTER TABLE BPM_CUBE_ROLE ADD CONSTRAINT BPM_CUBE_ROLE_FK1 FOREIGN KEY @ (ProcessId) REFERENCES BPM_CUBE_PROCESS(ProcessId) ON DELETE CASCADE;
Oracle SOA管理対象サーバーを再起動します。
パッチ・セット・インストーラを使用してOracle SOA Suiteソフトウェアをリリース11.1.1.3.0にアップグレードし、範囲ベースのディメンション・ビジネス・インジケータを持つSOAコンポジットをアンデプロイする場合、次の例外が断続的に発生することがあります。
javax.ejb.EJBTransactionRolledbackException: EJB Exception: ; nested exception is: javax.persistence.PersistenceException: Exception [EclipseLink-4002] (Eclipse Persistence Services - 2.0.2.v20100323-r6872): org.eclipse.persistence.exceptions.DatabaseException Internal Exception: java.sql.SQLIntegrityConstraintViolationException: ORA-02292: integrity constraint (DB9967_SOAINFRA.BPM_CUBE_NAMETAB_RANGE_FK1) violated - child record found Error Code: 2292 Call: DELETE FROM BPM_CUBE_NAMETAB WHERE ((EXTENSIONID = ?) AND (NAMETABID = ?)) bind => [0, 603] Query: DeleteObjectQuery(oracle.bpm.analytics.cube.persistence.model.CubeNametab@b7b8 2a); nested exception is: javax.persistence.PersistenceException: Exception [EclipseLink-4002] (Eclipse Persistence Services - 2.0.2.v20100323-r6872): org.eclipse.persistence.exceptions.DatabaseException Internal Exception: java.sql.SQLIntegrityConstraintViolationException: ORA-02292: integrity constraint (DB9967_SOAINFRA.BPM_CUBE_NAMETAB_RANGE_FK1) violated - child record found
この例外は無害のため、無視して問題ありません。この例外の表示を抑止するには、次の手順を実行します。
SOAスキーマ・ユーザーとしてデータベースに接続します。
次のコマンドを実行してBPM_CUBE_NAMETAB_RANGE_FK1
制約を削除します。
ALTER TABLE BPM_CUBE_NAMETAB_RANGE DROP CONSTRAINT BPM_CUBE_NAMETAB_RANGE_FK1;
次のコマンドを実行してBPM_CUBE_NAMETAB_RANGE_FK1
制約を再作成します。
ALTER TABLE BPM_CUBE_NAMETAB_RANGE ADD CONSTRAINT BPM_CUBE_NAMETAB_RANGE_FK1 FOREIGN KEY @ (ProcessId, NametabId, ExtensionId) REFERENCES BPM_CUBE_NAMETAB (ProcessId, NametabId, ExtensionId) ON DELETE CASCADE;
Oracle SOA管理対象サーバーを再起動します。
パッチ・セット・インストーラを使用してOracle Business Process Management Suiteを含めるように既存のOracle SOA Suiteインストール環境にパッチを適用し、Microsoft SQL Server 2008データベースを使用する場合、ソフトウェアへのパッチ適用後に次の手順を実行する必要があります。
管理コンソールにログインします。
「接続プール」タブにあるmds-owsm
およびmds-soa
データソースの「プロパティ」セクションで、次のプロパティを追加します。
ReportDateTimeTypes=false
ソフトウェアをリリース11.1.1.2.0からリリース11.1.1.3.0に更新し、Oracle Enterprise Managerコンソールにログインしてb2bのプロパティ画面に移動すると、b2b.r1ps1
プロパティが引き続き表示されます(このプロパティは、DocProvisioningやTransportCalloutなどのリリース11.1.1.2.0の機能を有効化する場合に使用されます)。このプロパティは、リリース11.1.1.3.0では削除されています。
このプロパティを削除するには、Fusion Middleware ControlでMBeanブラウザのプロパティ削除操作を使用します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle BPM Suiteの管理者ガイドのB2B操作の構成に関する項を参照してください。
次のようにBAM単独オプション付きでデータベース・スキーマをリリース11.1.1.1.0からリリース11.1.1.2.0に移行するとします。
ant master-patch-schema -DpatchMaster.Componentlist=BAM
Oracle BAMサーバーは起動せず、UMSおよびMDSの例外が返されます。前述のコマンドの実行後、ログ・ファイルにエラーが記録されず、schema_version_registry
のOracle BAMのリリースが11.1.1.2.0に変更されている場合、次のコマンドを実行してOracle UMSおよびMDSを手動で移行する必要があります。
ant master-patch-schema -DpatchMaster.Componentlist=MDS ant master-patch-schema -DpatchMaster.Componentlist=UMS
これらのコマンドを実行してから、Oracle BAMサーバーを起動します。
モニターをインストゥルメント済のBPELプロセスをデプロイする場合、11gリリース1 (11.1.1.4.0)パッチ・セットの適用後に、Oracle BAMによってSOA診断ログ・ファイルにエラー・メッセージが生成されることがあります。
これは、新規ビジネス・インジケータ・データ・オブジェクト・フィールド(「LATEST」)がOracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.4.0)用に追加されたためです。
警告メッセージを回避し、新規データ・オブジェクト・フィールドを利用するには、11gリリース1 (11.1.1.4.0)パッチ・セットの適用後にBPELプロセスを再デプロイします。
LATESTデータ・オブジェクト・フィールドの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』のビジネス・インジケータ・データ・オブジェクトについての項を参照してください。
最新のOracle Fusion Middleware 11gパッチ・セットを11g リリース1 (11.1.1.2.0) Oracleホームに適用すると、次のエラーが管理サーバー・ログ・ファイルに表示されることがあります。
<Unresolved optional package references (in META-INF/MANIFEST.MF): [Extension-Name: oracle.rules, referenced from: /app/orasoa/product/soa11g/middleware/user_projects /domains/soadev/servers/AdminServer/tmp/_WL_user/emai/xalnv4] Make sure the referenced optional package has been deployed as a library.>
パッチ・セット適用前にOracle SOA Suiteコンポジット・アプリケーションがドメインにデプロイされると、このエラーが表示されます。これは、Oracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.3.0)から、Rulesライブラリ(oracle.rules
)をSOA管理対象サーバーの他に管理サーバーに対してもターゲット指定する必要があるためです。
このメッセージを回避するには、次の手順を実行します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、oracle.rules
共有ライブラリを選択し、ドメイン内の管理サーバーおよびSOA管理対象サーバーに対してターゲット指定します。
Oracle JDeveloper 11g リリース1 (11.1.1.3.0)以上を使用して、アプリケーションをドメインに再度デプロイします。
コンポジット・アプリケーションをOracle SOA Suite 11g リリース1にデプロイした後、最新の11g リリース1パッチ・セットを適用すると、一部のコンポジット・アプリケーションのインスタンス状態が正しく表示されないことがあります。
たとえば、パッチ・セットの適用前にコンポジット・アプリケーションのいずれかが「リカバリが必要です」状態だった場合、Fusion Middleware Controlの「SOAコンポジット」ページの「ダッシュボード」タブでコンポジット・アプリケーションを表示すると、「完了」と識別されることがあります。
このような場合は、「完了」インジケータを無視できます。インスタンスは実際にはまだ実行中で、パージ操作などの他の操作によって処理されます。
パッチ・セットのインストール後に、これらのインスタンスをそれぞれ分析して、完了、中断または続行中のいずれであるかを確認する必要があります。
SOAコンポジット・アプリケーションの状態の監視の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のSOAコンポジット・アプリケーションの監視に関する項を参照してください。
この項では、Oracle WebCenter Portal製品に関するパッチ適用の問題について説明します。
Oracle Single Sign-On 10.1.4.3がOracle Internet Directory 11gおよびOracle Database 11.2.0.2に対して実行している環境で、Oracle Portal 11gリリース1 (11.1.1.4.0)のスキーマをアップグレードするパッチ・セット・アシスタントの実行中に、次の例外が発生します。
ORA-24247: network access denied by access control list (ACL)
ネットワーク関連パッケージの実行中にこの問題に対処するには、これらのパッケージを使用するユーザーにアクセス権を付与する必要があります。ORASSO
スキーマ・ユーザーにACLを作成し、それをOIDホストに割り当てる必要があります。次に、Oracle Portalスキーマに必要な権限を付与する、wdbigra.sql
スクリプトを実行する必要があります。
PORTAL
スキーマ・ユーザーにACLを付与し、それをOIDホストに割り当てます。
sys as sysdba
として接続し、次の例のようにACLを割り当てます。ここでoid.us.oracle.com
はOIDホスト名で、DEV_PORTAL
はインストールで指定したOracle Portalスキーマです。
DECLARE acl_path VARCHAR2(4000); BEGIN SELECT acl INTO acl_path FROM dba_network_acls WHERE host = 'oid.us.oracle.com' AND lower_port IS NULL AND upper_port IS NULL; dbms_output.put_line('acl_path = '|| acl_path); dbms_output.put_line('ACL already Exists. Checks for Privilege and add the Privilege'); IF DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.check_privilege(acl_path,'DEV_PORTAL','connect') IS NULL THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.add_privilege ( acl => acl_path, principal => 'DEV_PORTAL', is_grant => TRUE, privilege => 'connect'); END IF; END; / COMMIT;
ACLがOIDホストに割り当てられていない場合はACLを作成します。
EXCEPTION WHEN no_data_found THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.create_acl ( acl => 'sso_oid.xml', description => 'ACL for SSO to connect to OID', principal => 'ORASSO', is_grant => TRUE, privilege => 'connect'); DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.assign_acl ( acl => 'sso_oid.xml', host => 'oid.us.oracle.com'); END; / COMMIT;
次のSQLコマンドを使用してACLが作成されたことを確認します。
select * from dba_network_acls;
ORACLE_HOME
/upgrade/portal/admin/plsql/wwv
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME
\upgrade\portal\admin\plsql\wwv
(Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリにある、wdbigra.sql
ファイルのホストとスキーマの値を変更します。
次の部分を変更します。
host varchar2(1) := '*'; schema varchar2(2000) := upper('&&1');
変更後は次のようになります。
host varchar2(1) := '&OID_HOST'; schema varchar2(2000) := upper('&PORTAL_SCHEMA');
wdbigra.sql
スクリプトを実行して、権限をOracle Portalスキーマに付与します。
スクリプトから次のことが要求されます。
oid_hostの値。
Oracle Internet Directoryが実行しているホストを指定します(たとえば、examplehost.exampledomain.com
)。
portal_schemaの値
接頭辞とスキーマ名を指定します(たとえば、DEV_PORTAL
)。
Oracle WebCenter Portalへのパッチの適用後、一部のアプリケーションで以前のリリースのリリース番号が表示されます。
この問題の回避方法はありません。
WebCenter Portal: Spaces 11g リリース1 (11.1.1.2.0)またはリリース1 (11.1.1.3.0)を独自にカスタマイズして拡張する場合、アップグレードする前に、カスタマイズ共有ライブラリで.jsp
ページではなく、.jspx
ページを使用していることを確認する必要があります。
WebCenter Portal: Spaces 11.1.1.6.0にアップグレードした後、カスタム・サイト・テンプレートは.jsp
ページを使用しているとレンダリングされません。
ホワイト・ペーパー『WebCenter Spacesのカスタマイズ・サイト・テンプレート』に従ってカスタム・サイト・テンプレートを開発した場合、ページはすでに.jspx
ページになっています。
WLSTコマンドによってOracle WebCenter Portalを更新する場合、この項に示すエラー・メッセージが表示されることがあります。このようなエラーは、コマンドが完了しており、コマンドの完了を示すテキストが表示されている場合は、無視しても問題ありません。
upgradeWebCenterDomain
WLSTコマンドを実行する場合、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
Error: addTemplate() failed. Do dumpStack() to see details.
upgradeWebCenterPermissions
コマンドを実行する場合、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
Command FAILED, Reason: JPS-04204: Cannot revoke permissions.
この項では、Oracle Identity Management製品に関するパッチ適用の問題について説明します。
2.2.3.5項「リリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0からのパッチ適用後にOIDおよびOVDの保存済接続が使用可能にならない問題」
2.2.3.6項「Oracle Identity Managementアップグレード時のupgradeOpss()コマンド実行中エラー」
2.2.3.7項「Oracle Identity Managementからリリース11.1.1.4.0のパッチ適用後のログ・ファイルのエラー」
2.2.3.8項「Oracle Identity Federationをリリース11.1.1.1.0からリリース11.1.1.2.0に移行する場合の警告メッセージ」
2.2.3.9項「Oracle Identity Management 11.1.1.2.0インストール環境を11.1.1.3.0に移行するパッチの適用時に記録される無害なエラー」
既存のOracle Internet Directoryのインストールに11gリリース1 (11.1.1.6.0)へのパッチを適用している場合、パッチのインストールの終わり近くでoracleRoot.sh
スクリプトの実行を求められ、さらに次のことが尋ねられます。
Do you want to run oidRoot.sh to configure OID for privileged ports?(yes/no)
パッチを適用されているOIDのバージョンによっては、この質問を2回受けることがあります。スクリプトが正常に実行されるために、両方で同じ応答("Yes"または"no")を入力してください。
この問題の回避方法はありません。
Oracle Identity Managementをリリース11.1.1.4.0からリリース11.1.1.6.0にアップグレードする場合、次の環境では、アップグレード対象の既存のOracleホーム・ディレクトリがインストーラによって検出されません。
繁体字中国語、簡体字中国語または韓国語のロケールを使用している64ビットWindowsオペレーティング・システム。
日本語、韓国語、簡体字中国語または繁体字中国語にUTF-8以外のロケールを使用している64ビットLinuxオペレーティング・システム。
これは、英単語「Optional」がMW_HOME
/oracle_common/inventory/ContentsXML/comps.xml
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME
\oracle_common\inventory\ContentsXML\comps.xml
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)で翻訳されているためです。
この問題を回避するには、次の2つの方法があります。
更新するOracle Identity ManagementのOracleホーム・ディレクトリを手動で指定した後、アップグレード・インストールを続行します。
comps.xml
ファイルで翻訳済の単語をすべて検出して英単語「Optional」に置き換えた後、インストーラを実行します。単語「Optional」は、comps.xml
ファイルの次の2つのパラメータに指定されています。
DEP_GRP_NAME="Optional" EXT_NAME="Optional"
注意:
|
Oracle IdentityおよびAccess Managementの11.1.1.5.0への更新中、ファイル・システムに表示される、サード・パーティJARファイル(例: コネクタ機能に必要なldapbp.jar
)がアップグレード・プロセスでデータベースにアップロードされません。これらのJARファイルは、UploadJars.sh
(UNIXオペレーティング・システム)またはUploadJars.bat
(Windowsオペレーティング・システム)ユーティリティを使用して手動でデータベースにアップロードする必要があります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Manager開発者ガイド』の「JARおよびリソース・バンドル・ユーティリティのアップロード」の章を参照してください。
リリース11.1.1.5.0では、次の新規ポリシーがOracle Entitlements Server (OES)に導入されています。
SelfServiceUserManagementPolicies.xml
UserManagementPolicies.xml
この変更によって、承認ありの新規ポリシーが追加されると、承認に対するリクエストが生成されません。
この問題を回避するには、「リクエスト管理者」ロールを「アクセス・ポリシー・ベースのプロビジョニング」リクエスト・テンプレートに追加します。
拡張コンソールにログインします。
「構成」タブのリクエスト・テンプレートに進みます。
アクセス・ポリシー・ベースのプロビジョニング・リクエスト・テンプレートを検索し、開きます。
「テンプレートの詳細」ページのテンプレート・ユーザー・ロール・タブに進みます。
「使用可能なロール」の左側のペインから、「リクエスト管理者」ロールを検索し、割り当てます。
割り当てられたロールは、右側のペインの「選択したロール」に表示されます。
リクエスト・テンプレートを保存します。
Oracle Internet Directory (OID)またはOracle Virtual Directory (OVD)にリリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0からリリース11.1.1.4.0以降へのパッチを適用する場合、リリース11.1.1.2.0または11.1.1.3.0で保存した接続は、パッチ適用後に使用できなくなります。
リリース11.1.1.3.0以降からパッチを適用する場合は、OIDおよびOVDに保存した接続は使用可能になります。
この問題の回避方法はありません。
Oracle Identity Manager 11.1.1.3.0から11.1.1.5.0へのアップグレード中、upgradeOpss
WLST(オンライン)コマンドを使用してOracle Platform Security Services (OPSS)を更新するよう求められます。
upgradeOpss
コマンドを実行すると、次のメッセージがコンソールに表示されます。
WLS ManagedService is not up running. Fall back to use system properties for configuration.
date_and_time oracle.security.jps.internal.tools.utility.destination.apibased.JpsDstPolicy <init>
WARNING: No identity store associate with policy store found.
Upgrade of jps configuration and security stores is done.
このメッセージは無害のため、無視して問題ありません。
Oracle Identity Managementにリリース11.1.1.4.0のパッチを適用して構成した後、シングル・サインオンをOracle Identity Federationに使用すると、wls_oif1-diagnostics.log
ファイルに次のエラーが表示されます。
[2010-08-05T13:05:30.754-07:00] [wls_oif1] [INCIDENT_ERROR] [FED-10174] [oracle.security.fed.model.config.Configuration] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue: 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 42ef6c66fe18f3ad:291f353a:12a43da27c1:-8000-0000000000000021,0] [APP: OIF#11.1.1.2.0] [arg: certvalidationtimeout] Property was not found: certvalidationtimeout. . [2010-08-05T13:05:37.174-07:00] [wls_oif1] [INCIDENT_ERROR] [FED-10174] [oracle.security.fed.model.config.Configuration] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue: 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 42ef6c66fe18f3ad:291f353a:12a43da27c1:-8000-0000000000000021,0] [APP: OIF#11.1.1.2.0] [arg: schemavalidationenabled] Property was not found: schemavalidationenabled [2010-08-06T17:09:23.861-07:00] [wls_oif1] [INCIDENT_ERROR] [FED-10174] [oracle.security.fed.model.config.Configuration] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '3' for queue: 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: f6d9b81289e40cee:42d4f595:12a49b7af7a:-8000-000000000000086f,0] [APP: OIF#11.1.1.2.0] [arg: certpathvalidationenabled] Property was not found: certpathvalidationenabled. [2010-08-06T17:11:27.173-07:00] [wls_oif1] [INCIDENT_ERROR] [FED-10174] [oracle.security.fed.model.config.Configuration] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '3' for queue: 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: f6d9b81289e40cee:42d4f595:12a49b7af7a:-8000-00000000000009a0,0] [APP: OIF#11.1.1.2.0] [arg: httpheaderattrcollector] Property was not found: httpheaderattrcollector.
これらのエラーは無害であり、無視しても問題ありません。
このようなエラーを回避するには、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のOracle Identity Federationの構成プロパティの更新に関する項の説明のとおり、ソフトウェアに11.1.1.4.0のパッチを適用した後でoif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.4.0.py
スクリプトを実行します。
パッチ・アシスタント移行スクリプトを使用してOracle Identity Federationをリリース11.1.1.1.0からリリース11.1.1.2.0に移行する場合、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
WLSTException: Error occured while performing addHelpCommandGroup : Error getting resource bundle: : Can't find bundle for base name oifWLSTResourceBundle, locale en_US
このメッセージは無害のため、無視して問題ありません。
Oracle Identity Management 11.1.1.2.0インストール環境を11.1.1.3.0に移行するパッチの適用後、次のような無害なエラー・メッセージがインストール・ログ・ファイルに記録されることがあります。
External name..INVALID_ORACLE_DIRECTORY_MSG_STRING
In doFinish method checking for inventory lock...InstallProgressPage
Next page is a progress page and the inventory lock is false
/bin/chmod: changing permissions of /scratch/aime1/Oracle/Middleware/oracle_ps2/install/root.log': Operation not permitted
/bin/chmod: changing permissions of /scratch/aime1/Oracle/Middleware/oracle_ps2/bin/nmb': Operation not permitted
/bin/chmod: changing permissions of /scratch/aime1/Oracle/Middleware/oracle_ps2/bin/nmhs': Operation not permitted
/bin/chmod: changing permissions of /scratch/aime1/Oracle/Middleware/oracle_ps2/bin/nmo': Operation not permitted
inventoryLocation: /scratch/aime1/oraInventory
Mode:init
これらのメッセージは無視できます。
Oracle Identity Managementをリリース11.1.1.5.0に更新した後、Oracle Identity Managementサーバーを起動すると、次の例外が表示されることがあります。
java.lang.ClassNotFoundException: ADP ClassLoader failed to load:com.thortech.xl.schedule.tasks.tcTskScheduledProvision
このエラーは無害のため、無視しても問題ありません。
この項では、Oracle Fusion Middlewareシステム・コンポーネントに関するパッチ適用の問題について説明します。
システム・コンポーネント・ソフトウェア(Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscoverer、Oracle Identity Management、またはOracle Web Tier)にパッチを適用し、すべてのサービスを開始した後で、既存のドメインを拡張する場合、システム・コンポーネントを手動で再デプロイする必要があります。この操作を行うには、Oracle Fusion Middlewareのパッチ適用ガイドに含まれるドメイン拡張シナリオでのシステム・コンポーネントの再デプロイに関する項の指示に従ってください。
システム・コンポーネントを再デプロイしないと、それらのコンポーネントの削除時に問題が発生します。
リリース11.1.1.1.0のシステム・コンポーネントをリリース11.1.1.2.0に移行する際、コンソール・ウィンドウに次のエラー・メッセージが表示される場合があります。
Process (index=1,uid=1270434032,pid=0)
Executable file does not have execute permission.
INSTANCE_HOME/EMAGENT/EMAGENT/bin/emctl
failed to start a managed process after the maximum retry limit
Executable file does not have execute permission.
この問題を回避するには、emctl
実行可能ファイルの権限を手動で変更します。次に例を示します。
chmod +x INSTANCE_HOME/EMAGENT/EMAGENT/bin/emctl
権限を変更した後、すべてのopmnctl
プロセスを再起動します。
この項の内容は次のとおりです。
Metadata Servicesスキーマ(MDS)を使用するFusion Middleware製品を稼働しており、Fusion Middleware製品がリリース11.1.1.4.0より前の場合、Enterprise ManagerのMDSスキーマをリリース11.1.1.4.0に更新してあっても、MDSスキーマのスキーマ・バージョン番号は、前のリリース番号になります。
MDSスキーマ・バージョン番号を正しく表示するには、スキーマとFusion Middleware製品ソフトウェアの両方を最新のバージョンに更新する必要があります。
既存のOracle Business Intelligence (BI)ソフトウェアにリリース11.1.1.4.0のパッチを適用した後、一部のOracle BIコンポーネント(例: Oracle BI PublisherまたはOracle RTD)では、Oracle Enterprise Managerを使用して表示する際に、前のリリースのバージョン番号が表示されることがあります。
この問題の回避方法はありません。
この項の内容は次のとおりです。
11gリリース1 (11.1.1.6.0)にアップグレード後、Oracle Enterprise Manager (EM)またはOracle Directory Services Manager (ODSM)のページが正しく表示されない問題が発生した場合、ドメインのすべてのサーバーを開始する前に次のことを行ってください。
値-XX:-UseSSE42Intrinsics
をDOMAIN_HOME
/bin/setDomainEnv.sh
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\bin\setDomainEnv.cmd
(Windowsオペレーティング・システムの場合)ファイルに次のように追加します。
コードで次のセクションを探します。
if [ "${JAVA_VENDOR}" = "Sun" ] ; then MEM_ARGS="${MEM_ARGS} ${MEM_DEV_ARGS} ${MEM_MAX_PERM_SIZE}" export MEM_ARGS fi if [ "${JAVA_VENDOR}" = "HP" ] ; then MEM_ARGS="${MEM_ARGS} ${MEM_MAX_PERM_SIZE}" export MEM_ARGS fi if [ "${JAVA_VENDOR}" = "Apple" ] ; then MEM_ARGS="${MEM_ARGS} ${MEM_MAX_PERM_SIZE}" export MEM_ARGS fi
この行を次のように変更します。
if [ "${JAVA_VENDOR}" = "Sun" ] ; then MEM_ARGS="${MEM_ARGS} ${MEM_DEV_ARGS} ${MEM_MAX_PERM_SIZE} -XX:-UseSSE42Intrinsics" export MEM_ARGS fi if [ "${JAVA_VENDOR}" = "HP" ] ; then MEM_ARGS="${MEM_ARGS} ${MEM_MAX_PERM_SIZE} -XX:-UseSSE42Intrinsics" export MEM_ARGS fi if [ "${JAVA_VENDOR}" = "Apple" ] ; then MEM_ARGS="${MEM_ARGS} ${MEM_MAX_PERM_SIZE} -XX:-UseSSE42Intrinsics" export MEM_ARGS fi
Oracle EMの場合、.css
ファイルを次のディレクトリから削除します。
UNIXオペレーティング・システム:
DOMAIN_HOME/servers/AdminServer/tmp/_WL_user/em/random_dir/public/adf/styles/cache
Windowsオペレーティング・システム:
DOMAIN_HOME\servers\AdminServer\tmp\_WL_user\em\random_dir\public\adf\styles\cache
ODSMの場合、.css
ファイルを次のディレクトリから削除します。
UNIXオペレーティング・システム:
DOMAIN_HOME/servers/wls_ods1/tmp/_WL_user/odsm_release/random_dir/public/adf/styles/cache
Windowsオペレーティング・システム:
DOMAIN_HOME\servers\wls_ods1\tmp\_WL_user\odsm_release\random_dir\public\adf\styles\cache
ブラウザのキャッシュをクリアし、削除した.css
ファイルを使用してサイトを訪れたブラウザ・クライアントを削除します。
ドメイン内のすべてのサーバーを起動または再起動します。
Oracle Linux 6オペレーティング・システムでは、パッチ・セット・アシスタントでマルチバイト文字(日本語、韓国語、繁体字中国語、簡体字中国語など)が表示されません。
この問題を回避するには、次の操作を実行します。
Oracle共通ホーム・ディレクトリに移動します。
jdk
ディレクトリを一時jdkディレクトリに保存します。次に例を示します。
mv jdk jdk_save
システムのjdk1.7.0
ディレクトリへのリンクを作成します。次に例を示します。
ln -s /home/Oracle/Products/jdk/jdk1.7.0 jdk
次の環境変数を設定します(日本語の文字を表示する場合)。
setenv LANG ja_JP setenv LC_ALL ja_JP
パッチ・セット・アシスタントをORACLE_HOME
/bin
ディレクトリから実行します。
この回避方法は、パッチ・セット・アシスタントの実行が必要な間にのみ使用することをお薦めします。終了後、環境を元の設定に戻してください。
11gリリース1(11.1.1.6.0)では、odi-sdk-ws
アプリケーションが更新され、バージョン番号が導入されるようになりました。odi-sdk-ws
アプリケーションを前のリリースから11gリリース1 (11.1.1.6.0)にアップグレードしている場合、ドメイン内の管理サーバーまたは管理対象サーバーを開始する前に、このバージョン番号をconfig.xml
ファイルに追加する必要があります。
次の手順を実行します。
DOMAIN_HOME
/config/config.xml
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDOMAIN_HOME
\config\config.xml
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)を編集します。
次の行を変更します:
<name>odi-sdk-ws</name>
バージョン番号を追加するには、次のように指定します。
<name>odi-sdk-ws#11.1.1.6.0.1</name>
ドメイン内の管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動または再起動します。
以前のリリースからOracle Portal 11gリリース1 (11.1.1.6.)にアップグレードしている場合、Oracle Portalホーム・ページへのアクセス時に、次のエラー・メッセージがブラウザに表示されます。
XML Parsing Error: syntax error Location: http://exampleserver.exampledomain:port/portal/pls/portal/dev_portal.home Line Number 1, Column 1:An error occurred while processing the request. Try refreshing your browser. If the problem persists contact the site administrator ^
これはWebキャッシュに保存されたWebキャッシュ無効化パスワードとポータル・リポジトリに保存されたパスワードが異なるために起こります。
この問題の解決方法:
管理リポジトリのOracle Web Cache無効化パスワードをリセットします。
Webキャッシュが実行しているドメインのEnterprise Managerにログインします。
http://administration_server_host:administration_server_port/em
左側のナビゲーション・セクションで、「Web層」を開いてから、Webキャッシュ・インスタンス名をクリックします。
ページの右側でWebキャッシュ・インスタンス名の下のドロップダウン・メニューを探し、メニューから「管理」、「パスワード」の順に選択します。
新しい無効化パスワードを指定します。
Oracle Web Cacheを再起動します。
Oracle PortalリポジトリのOracle Web Cache無効化パスワードをリセットします。
Oracle Portalが実行しているドメインのEnterprise Managerにログインします。
http://administration_server_host:administration_server_port/em
左側のナビゲーション・セクションで、「Portal」を開いてから、Oracle Portal管理対象サーバー名をクリックします。
ページの右側でOracle Portalインスタンス名の下のドロップダウン・メニューを探し、メニューから「設定」、「ワイヤ構成」の順に選択します。
新しい無効化パスワードを指定します。これは管理リポジトリに指定したのと同じパスワードです。
注意: 無効化ユーザーのユーザー名は、Oracle Web Cache側で使用されるユーザー名と同じである必要があります。 |
「適用」をクリックします。
この時点で既知の問題があります。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のOracle ReportsおよびOracle PortalでのJDBCエラーの解決に関する項を参照してください。
ORACLE_INSTANCE
/portal/cache
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_INSTANCE
\porta\/cache
(Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリのOracle Portalファイル・キャッシュを削除します。
Oracle Web CacheおよびOracle Portal管理対象サーバーを再起動します。
upgradeOpss()
WLSTコマンドを実行して構成とストアをリリース11.1.1.4.0にアップグレードする場合、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
oracle.security.jps.internal.tools.utility.destination.apibased.JpsDstPolicy migrateData WARNING: cannot migrate a global grant. Reason oracle.security.jps.service.policystore.PolicyStoreException: Found 2 permissions in the store matching: ([PermissionEntry:class=java.util.PropertyPermission target=weblogic.Name resourceType=null actions=read,PERMISSION, name=null, uniqueName=null, guid=null] [jaznGranteeDn=orclguid=AC171BF0E72711DEBF9CCF0B93FB22A1,cn=Grantees, cn=JAASPolicy,cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=JPSContext,cn=jpsroot_webcenter_IR14_prod}), [PermissionEntry: class=java.util.PropertyPermission target=weblogic.Name resourceType=null actions=read,PERMISSION, name=8228FD8036F711DEAF24DB7D80B2D07C, uniqueName=orclguid=8228FD8036F711DEAF24DB7D80B2D07C,cn=Permissions,cn=JAASPolicy, cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=JPSContext,cn=jpsroot_webcenter_IR14_prod, guid=8228FD8036F711DEAF24DB7D80B2D07C] [jaznGranteeDn=orclguid=822505e036f711deaf24db7d80b2d07c,cn=grantees,cn=jaas policy,cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=jpscontext,cn=jpsroot_webcenter_ir14_prod}1 [PermissionEntry: class=java.util.PropertyPermission target=weblogic.Name resourceType=null actions=read,PERMISSION, name=8228FD8036F711DEAF24DB7D80B2D07C, uniqueName=orclguid=8228FD8036F711DEAF24DB7D80B2D07C,cn=Permissions,cn=JAASPolicy, cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=JPSContext,cn=jpsroot_webcenter_IR14_prod, guid=8228FD8036F711DEAF24DB7D80B2D07C] [jaznGranteeDn=orclguid=822505e036f711deaf24db7d80b2d07c,cn=grantees,cn=jaaspolicy ,cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=jpscontext,cn=jpsroot_webcenter_ir14_prod} [PermissionEntry: class=java.util.PropertyPermission target=weblogic.Name resourceType=null actions=read,PERMISSION, name=AC198CF0E72711DEBF9CCF0B93FB22A1, uniqueName=orclguid=AC198CF0E72711DEBF9CCF0B93FB22A1,cn=Permissions,cn=JAASPolicy, cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=JPSContext,cn=jpsroot_webcenter_IR14_prod, guid=AC198CF0E72711DEBF9CCF0B93FB22A1] [jaznGranteeDn=orclguid=822505e036f711deaf24db7d80b2d07c,cn=grantees,cn=jaaspolicy ,cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=jpscontext,cn=jpsroot_webcenter_ir14_prod} [jaznGranteeDn=orclguid=ac171bf0e72711debf9ccf0b93fb22a1,cn=grantees,cn=jaaspolicy ,cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=jpscontext,cn=jpsroot_webcenter_ir14_prod}2 [PermissionEntry: class=java.util.PropertyPermission target=weblogic.Name resourceType=null actions=read,PERMISSION, name=AC198CF0E72711DEBF9CCF0B93FB22A1, uniqueName=orclguid=AC198CF0E72711DEBF9CCF0B93FB22A1,cn=Permissions,cn=JAASPolicy, cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=JPSContext,cn=jpsroot_webcenter_IR14_prod, guid=AC198CF0E72711DEBF9CCF0B93FB22A1] [jaznGranteeDn=orclguid=822505e036f711deaf24db7d80b2d07c,cn=grantees,cn=jaaspolicy ,cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=jpscontext,cn=jpsroot_webcenter_ir14_ prod}[jaznGranteeDn=orclguid=ac171bf0e72711debf9ccf0b93fb22a1,cn=grantees,cn=jaas policy,cn=systempolicy,cn=webcenter,cn=jpscontext,cn=jpsroot_webcenter_ir14_prod}
これらのメッセージは無害のため、無視しても問題ありません。
Middlewareホームにすでにリリース11.1.1.3.0のパッチが適用されている製品があり、同じMiddlewareホームで別の製品に同じリリースのパッチを適用しようとすると、install
timestamp
.out
ファイルに次のような警告メッセージが記録されます。
Attempting to install 1 patches Mar 3, 2010 1:00:07 PM [THREAD: Thread-1] com.bea.cie.paf.internal.attach.PatchManagerImpl install WARNING: Warning: Patch already installed: PBY8 Patch installation success Patch installation success Success.. [SOARootService.getRootActions] autoPortsDetect =null [SOARootService.getRootActions] privilegedPorts =null
この警告メッセージは無視して問題ありません。
Oracle Data Integrator (ODI)をOracle Business Activity Monitoringと統合する場合、Oracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.4.0)パッチ・セットのインストール後に、次のナレッジ・モジュールの新規バージョンをインポートする必要があります。
BAM_ORACLE_HOME/bam/ODI/knowledge modules/KM_RKM Oracle BAM.xml
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』のナレッジ・モジュールのインポートおよび置換に関する項を参照してください。
この新規モジュールには、Oracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.4.0)での改善点およびバグ修正が含まれます。
Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.2.0)またはリリース1 (11.1.1.3.0)にデプロイしたアプリケーションに、no-argコンストラクタのないEclipseLink-JAXBクラスが含まれている場合、リリース1 (11.1.1.4.0)のインストール後、アプリケーションの実行時に次の例外が生成されることがあります。
javax.xml.bind.JAXBException
このエラーを回避する手順は次のとおりです。
クラスを修正し、デフォルトのno-argコンストラクタを必要に応じて追加します。
プロジェクトをコンパイルし、新たにパッチを適用したOracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.4.0)ドメインに再デプロイします。
次に、一般的なno-argコンストラクタの例を示します。
public class PriceQuote implements Serializable { // Make sure you have constructor with no arguments public PriceQuote() } } }
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。次のトピックが含まれます:
この項には、Oracle SOA Suiteの構成に関する情報が含まれています。
11g リリース1 (11.1.1.6.0)のprefix
_SOAINFRA
スキーマをRCUまたはパッチ・セット・アシスタントを実行して作成すると、SOAスキーマ内にあった一部の無効なオブジェクトが引き続き存在します。
この問題を回避するには、prefix
_SOAINFRA
スキーマをコンパイルします。たとえば、システムのSOAスキーマ・ユーザーがDEV_SOAINFRA
の場合は、次のように実行します。
exec dbms_utility.compile_schema('DEV_SOAINFRA')
このコマンドを実行してオブジェクトを有効しなくても、実行時にアクセスされるとオブジェクトは有効になります。
IBM WebSphereアプリケーション・サーバーでOracle SOA Suiteを実行する場合、Fusion Middleware Controlにログインした後、左側の「アプリケーション・デプロイメント」を開き、その下にあるアプリケーションをクリックすると、次の例外が表示されます。
[date_and_time] 0000003f OHWHelpProvid E unable to create global configuration [date_and_time] 00000044 OHWHelpProvid E critical error in OHW configuration oracle.help.web.config.parser.ConfigParseException: error finding configuration file at: at oracle.help.web.config.parser.OHWParser._openConnection(Unknown Source) at oracle.help.web.config.parser.OHWParser.getGlobalConfiguration(Unknown Source) at oracle.help.web.rich.helpProvider.OHWHelpProvider.getHelpTopic(Unknown Source) . . .
この例外は無害のため、無視して問題ありません。
この項には、Oracle Identity Managementの構成に関する情報が含まれています。
2.3.2.2項「Oracle Identity Federation oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.6.0.pyスクリプトがリモート・マシンで実行されない」
2.3.2.3項「Oracle Identity ManagementコンポーネントのメトリックがEnterprise Managerで正しく表示されない問題」
2.3.2.4項「リモート・システムでOracle Identity Management 11.1.1.3.0ドメインを拡張したときに管理対象サーバーのログ・ファイルに記録されるエラー」
2.3.2.5項「Oracle Identity Managementスキーマの作成時にコンソールに表示されるログ・メッセージ」
2.3.2.6項「WebLogicノード・マネージャが実行されている場合のOracle Identity Managementの構成」
Oracle Internet Directoryがインストールされているマシンがデュアル・スタック(IPv4/IPv6)ホストとして構成されておらず、Oracle Internet Directoryサーバーが特権ポートでリスニングするように構成されている場合、Oracle Internet DirectoryサーバーはSSLポートでリスニングしません。
この問題を回避するには、次のいずれかの操作を実行します。
マシンでIPv6を有効にします。
純粋なIPv4/IPv6アドレスが必要な場合、INSTANCE_HOME
/config/OPMN/opmn/opmn.xml
ファイルのoidmon
パラメータに、host=
ipv4_ip_address
またはhost=
ipv6_ip_address
を追加します。次に例を示します。
<data id="start-cmdline-opts" value="connect=$DB_CONNECT_STR opmnuid=true host=ipv4_or_ipv6_ip_address start"/> <data id="stop-cmdline-opts" value="connect=$DB_CONNECT_STR opmnuid=true host=ipv4_or_ipv6_ip_address stop"/>
すべての新しい11gリリース1 (11.1.1.6.0) Oracle Identity Federationのインストールで、Oracle Identity Federationが管理サーバーと同じマシン上に構成されてない場合、oif-upgrade-11.1.1.2.0-11.1.1.6.0.py
スクリプトをリモート・マシンで実行して、構成プロセスを完了させる必要があります。
このスクリプトを実行するときに、Oracle Identity Federation管理対象サーバーが実行しているリモート・マシンの場所を指定する必要があります。ドメインに管理対象サーバーが複数ある場合でも、この入力が必要になるのは1つの管理対象サーバーに対してのみです。
このスクリプトの実行の指示については、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のOracle Identity Federationの構成プロパティの更新に関する項を参照してください。
Oracle Identity Managementサーバーが11g リリース1 (11.1.1.6.0)のIPv4/IPv6デュアルスタック・ホスト上に構成されている場合、Enterprise Managerで次の問題が発生することがあります。
Oracle Identity Managementコンポーネントのメトリックが正しく表示されない。
Oracle Directory Services Manager (ODSM)へのリンクが機能しない。
この問題を回避するには、IPv6アドレスの別名をシステムの/etc/hosts
ファイルに追加します。
IPv6_host_address host.domain host
次に例を示します。
fdc4:82c2:9c80:d47a::3:58 examplehost.exampledomain.com examplehost
リモート・システムの11.1.1.3.0ドメイン(パッチ適用済)を拡張すると、インストール後に次のようなNullポインタ例外メッセージが管理対象サーバーのログ・ファイルに記録されることがあります。
0000IW5hUxgDc_Y5HrDCif1Bm1sl000000,0] [APP: DMS Application#11.1.1.1.0] initialization error[[java.lang.NullPointerException at java.io.File.<init>(File.java:222) at oracle.dms.impl.util.AdmlLocator.<init>(AdmlLocator.java:59) at oracle.dms.app.DmsSpy.init(DmsSpy.java:86) at weblogic.servlet.internal.StubSecurityHelper$ServletInitAction.run(StubSecurityHelper.java:283)
この問題を回避するには、次の手順を実行します。
第2システムで実行中のインスタンスを停止します。
第2システム上の管理対象サーバーを停止します。
第1システムで実行中のインスタンスを停止します。
第1システム上の管理対象サーバーを停止します。
第1システム上の管理サーバーを停止します。
第1システム上で、インスタンス、管理サーバー、管理対象サーバーの順にコマンドラインにより手動で起動します。
第2システム上で、インスタンス、管理対象サーバーの順にコマンドラインにより手動で起動します。
Oracle Fusion Middlewareの起動および停止の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの管理者ガイドの「Oracle Fusion Middlewareの起動および停止」の章を参照してください。
Oracle Identity Management(OIM
)スキーマの作成時に、いくつかのログ・メッセージがRCUコンソール・ウィンドウに表示されます。これらのログ・メッセージは、Oracle Identity Managementで使用されるクォーツに固有のものであり、無視して問題ありません。
このクォーツ固有のデータのロード中になんらかのエラーが発生すると、そのエラーはRCUログ・ファイルに書き込まれます。RCUログ・ファイルの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。
WebLogicノード・マネージャ・ユーティリティがOracle Identity Managementのインストール先と同じMiddlewareホーム・ディレクトリから実行されている場合に、「インストールと構成」オプションまたは構成ウィザードを使用してOracle Identity Managementを構成するには、nodemanager.propertiesファイルのStartScriptEnabled
パラメータをtrueに設定する必要があります。たとえば、StartScriptEnabled=true
と設定します。
StartScriptEnabled
パラメータがfalse
に設定されている場合にOracle Identity Managementを構成するには、次の手順を実行する必要があります。
StartScriptEnabled
パラメータをtrueに設定します。
ノード・マネージャ・ユーティリティを一度停止してから再起動します。
「インストールと構成」オプションまたは構成ウィザードを使用してOracle Identity Managementを構成します。
注意: nodemanager.propertiesファイルは、WL_HOME/common/nodemanager/ディレクトリにあります。 |
Oracle Internet Directory (OID)をOracle Data Vaultと組み合せて構成する場合、次の手順を実行します。
パッチ8897382を適用します(適用手順は、パッチのREADMEファイルを参照してください)。
ORACLE_HOME
/ldap/datasecurity/dbv_oid_command_rules.sql
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME
\ldap\datasecurity\dbv_oid_command_rules.sql
(Windowsオペレーティング・システムの場合)で、次のコードを見つけます。
/declare . begin . dvsys.dbms_macadm.CREATE_COMMAND_RULE( command => 'CONNECT' ,rule_set_name => 'OID App Access' ,object_owner => 'ODS' ,object_name => '%' ,enabled => 'Y'); . commit; . end;/
次の行を変更します:
,object_owner => 'ODS'
変更後:
,object_owner => '%'
「インストールと構成」オプションまたは構成ウィザードを使用してOracle Internet Directoryを構成する場合、管理者パスワードを入力および確認する必要があります。
次のリストは、Oracle Internet Directory管理者のパスワード要件です。パスワードには次のものが含まれる必要があります。
5個以上の文字
30個以下の文字
1個以上の数字
英数字、アンダースコア(_)、ドル記号($)およびポンド/ハッシュ(#)のみ使用可
注意: 入力したパスワードがこれらの要件を満たさない場合、次のエラー・メッセージが表示されます。 INST-07037: Administrator Password field value contains one or more invalid characters or the value is not in proper format. |
Oracle Identity Federation (OIF)の構成中に、キーストアとパスワードに関する次のようなエラー・メッセージが構成ログ・ファイルに記録されることがあります。
[app:OIF module:/fed path:/fed spec-version:2.5 version:11.1.1.1.0]: Failed while destroying servlet: usermanager. java.lang.RuntimeException: The server could not initialize properly: oracle.security.fed.sec.util.KeySourceException: Invalid/unsupported key store or incorrect password. Please verify that the password is correct and the store is a valid PKCS#12 PFX wallet or Java KeyStore file.
このエラー・メッセージは、OIFが正常に実行されていれば、無視して問題ありません。
この項では、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードに関する問題について説明します。
ターミナル・ウィンドウから構成ウィザードを起動する場合、そのウィンドウが新規ターミナル・ウィンドウであり、環境変数が前の構成またはインストール・セッションの正しくない場所に設定されていないことを確認します。
サイレント・インストール(レスポンス・ファイル)を使用してOracle Identity Managementを構成する場合、(Oracle Configuration Managerを通じた)セキュリティ・アップデートは構成されません。ただし、ocm.rsp
ファイルがOracleホーム・ディレクトリに作成されます。Oracleホームから構成ウィザードのGUIを実行すると、ocm.rsp
ファイルが存在するためにセキュリティ・アップデートの指定画面は表示されません。
この問題を回避するには、Oracleホームからocm.rsp
ファイルを削除します。構成ウィザードを実行すると、セキュリティ・アップデートの指定画面が表示されます。
AIX 64ビット・システムでOracle Fusion Middleware構成ウィザードを実行すると、そのシステムのグラフィック・マネージャにより、サーバーの起動モードおよびJDKの構成画面でテキストの一部が切り捨てられます。
この問題の回避方法はありません。
この項では、「リポジトリ作成」ユーティリティに関する問題について説明します。
Oracle Identity Managementをリリース10g(10.1.4.3)から11g リリース1 (11.1.1)にアップグレードすると、Oracle Directory Serviceスキーマ(ODS
およびODSSM
)がリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)に表示されなくなります。
これはアップグレード・プロセスではRCUが使用されず、RCUで作成されたスキーマはRCU以外では認識されないためです。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。
アイデンティティ管理スキーマを削除し、Oracle Internet Directory(ODS
)およびOracle Identity Federation(OIF
)の両方を削除するよう選択すると、RCUサマリー画面が表示されず、コンソールに例外が返されることがあります。
この問題を回避するには、両方のコンポーネントを選択してまとめて削除するのではなく、一度に1つのコンポーネントを選択して削除します。
スキーマの削除操作で他のコンポーネントを選択した場合、サマリー画面に不正確な情報が表示されることがあります。ただし、サマリー画面には間違った情報が表示されますが、選択したスキーマはデータベースから正常に削除されます。
この問題を回避するには、一度にただ1つのコンポーネントを選択して削除します。
この項では、ドメインのパックおよびアンパックに関する問題について説明します。
Oracle SOA Suite、Oracle WebCenter PortalおよびApplication Developerでは、UNIXシステムの場合ORACLE_HOME
/common/bin
ディレクトリにpack.sh
およびunpack.sh
コマンドが、Windowsシステムの場合ORACLE_HOME
\common\bin
ディレクトリにpack.cmd
およびunpack.cmd
コマンドがそれぞれ含まれます。
pack.sh
およびpack.cmd
スクリプトは、ドメイン全体またはドメインのサブセットのスナップショットを含むテンプレート・アーカイブ・ファイル(.jar
)を作成するために使用されます。unpack.sh
およびunpack.cmd
スクリプトは、リモート・システムの管理対象サーバー・ドメイン・ディレクトリで使用されるドメイン全体またはドメインのサブセットを作成するために使用されます。
unpack.sh
またはunpack.cmd
コマンドを実行するシステムにインストール済製品のいずれかが存在しない場合、unpack.sh
およびunpack.cmd
コマンドは失敗します。
unpack.sh
(UNIX)またはunpack.cmd
(Windows)コマンドを実行してリモート・ホストにドメインを作成する場合、リモート・ホストのOracleホームの場所およびMiddlewareホームの場所は、パックを実行したホストの場所と一致している必要があります。
正しい例は次のとおりです。
Host 1: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1
次の例は、Oracleホームが一致していないため、正しくありません。
Host 1: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/SOA_Home
次の例は、Middlewareホームが一致していないため、正しくありません。
Host 1: MW_HOME = /user/home/Middleware ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = /user/home/MWHome ORACLE_HOME =/user/home/Middleware/Oracle_SOA1
Host 1: MW_HOME = C:\Oracle\Middleware ORACLE_HOME = C:\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = C:\Oracle\Middleware ORACLE_HOME = C:\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1
次の例は、Oracleホームが一致していないため、正しくありません。
Host 1: MW_HOME = C:\Oracle\Middleware ORACLE_HOME = C:\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = C:\Oracle\Middleware ORACLE_HOME = C:\Oracle\Middleware\SOA_Home
次の例は、Middlewareホームが一致していないため、正しくありません。
Host 1: MW_HOME = C:\Oracle\Middleware ORACLE_HOME = C:\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1 @ Host 2: MW_HOME = C:\Oracle\MWHome ORACLE_HOME = C:\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1
unpack
コマンドを使用してリモート・システム上にドメインをアンパックした後、次の手順を実行します。
リモート・システムでノード・マネージャを起動します。この操作によって、現在のシステムのMW_HOME
/wlserver_10.3/common/nodemanager
ディレクトリにnodemanager.properties
ファイルが作成されます(UNIXの場合)。Windowsの場合、このファイルはMW_HOME
\wlserver_10.3\common\nodemanager
ディレクトリに作成されます。
ノード・マネージャを停止します。
テキスト・エディタでnodemanager.propertiesファイルを開き、StartScriptEnabled
プロパティをtrue
に設定します。
リモート・システムでノード・マネージャを起動してから、Oracle WebLogic管理コンソールを使用してリモート・システムの管理対象サーバーを起動します。
この項では、クラスタおよびWebLogic Serverドメインに関する問題について説明します。
Fusion Middleware構成ウィザードを使用してリモート・システムでドメインまたはクラスタを拡張する場合、ソースと宛先両方のMiddlewareホーム・ディレクトリおよびOracleホーム・ディレクトリが同一であることを確認してください。
セッションでクラスタのないOracle Directory Integration Platformのみを選択し、次に同じシステムでクラスタを作成してドメインを拡張しようとすると、失敗します。
このドメイン構成シナリオでは、ドメインを拡張してOracle Directory Integration Platformを構成する同じシステム上に必ずOracle Directory Services Managerをインストールして構成してください。
Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを実行してクラスタを拡張すると、INSTANCE_HOME
/EMAGENT/EMAGENT/sysman/config/emd.properties
(UNIX)またはINSTANCE_HOME
\EMAGENT\EMAGENT\sysman\config\emd.properties
(Windows)ファイルのEMD_URL
パラメータに次の値が格納されます。
EMD_URL=http://localhost.localdomain:port/emd/main
このパラメータは編集して、localhost
およびlocaldomain
を現在の環境における実際のホストおよびドメインの情報で置き換える必要があります。たとえば、ポート番号として5160
を使用する場合、次のようになります。
EMD_URL=http://examplehost.exampledomain.com:5160/emd/main
すべてのUNIXオペレーティング・システム上の、Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)をインストールするすべての製品(Oracle Identity Management、Oracle Web Tier、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscoverer、Oracle Business Intelligenceなど)では、LD_ASSUME_KERNEL
環境変数が設定されていると、OPMNは起動しません。この環境変数が設定されていないことを確認してください。
wc-post-install.py
スクリプトは、Oracle RACデータソース(gridlinkまたはマルチデータソース)の環境で使用できません。
この問題を回避するには、次の操作を実行します。
WC_ORACLE_HOME
/bpm/process_spaces/wc-post-install.py
スクリプトを編集し、ファイル内のsetDatasource
が含まれるすべての行の行頭にハッシュ文字(#)を追加してコメント・アウトします。
WebCenter Portalコンソールを使用して、次のデータソースを手動で構成します。
mds-soa
mds-soa0
mds-soa1
SOADataSource
SOADataSource0
SOADataSource1
wc-post-install.py
スクリプトを実行します。
Oracle Identity Management、またはOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererのインストール後に構成ウィザードを実行すると、WebLogic管理対象サーバーのリスニング・アドレスがデフォルトで空白のままとなります(すべてのネットワーク・インタフェースがリスニングされます)。リスニング・アドレスを実際のホスト名に変更すると、管理対象サーバーはシステム外部からのリスニングを停止します。
リスニング・アドレスは空白のままとするか、ホスト名を使用するかわりにホストのIPアドレスを指定することをお薦めします。
JDBCリソースを含むWebLogicドメインがOracle SOA SuiteまたはOracle WebCenter Portalに拡張されると、JDBCデータソース名が変更されます。この動作は、リリース9.xより下位のWebLogic Serverが9.xより上位のリリースにアップグレードされ、Oracle SOA SuiteまたはOracle WebCenter Portalに拡張される場合に共通して確認されます。
この問題を回避するには、JDBCデータソース名を手動で編集する必要があります。
Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererの構成時に、Oracle HTTP ServerとOracle Web Cacheの両方を選択して構成すると、最初のリクエストがOracle HTTP Serverから着信したときに、FirefoxおよびSafariブラウザでシングル・サインオン(SSO)認証後の再ルーティング(元のURLへの復帰)が機能しません。
この問題を回避するには、Internet Explorerブラウザを使用するか、ポート番号を含むようにINSTANCE_HOME
/config/OHS/instance_name/httpd.conf
ファイルのServerName
エントリを手動で変更します。次に例を示します。
ServerName examplehost.exampledomain.com
この行は次のように変更する必要があります。
ServerName examplehost.exampledomain.com:port
port
の部分は、実際のポート番号に置き換えてください。
ブラウザ・キャッシュ・ファイルを必ず消去してください。消去しないと、(Oracle Enterprise Managerなどの)画面のオブジェクトが最新バージョンにリフレッシュされなかったり、新規オブジェクトを追加しても表示されないことがあります。
この項では、ドキュメントの訂正箇所を示します。次のトピックが含まれます:
「ドメイン・エージェントからOAM用のOracle HTTP Server 10g WebGateへの移行」にあるオプションのOracle Identity Manager構成の更新に関する項の手順4では、OAM URLまたはエージェント・プロファイルが変更されたときにOIM構成を更新する必要があると記載されています。この項は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』にあります。
Oracle Identity Manager構成を更新するには、次の手順を実行します。
UNIXでは、<IDM_Home>/server/bin/weblogicExportMetadata.sh
を実行してメタデータからoim-config.xml
ファイルをエクスポートし、そのファイル(/db/oim-config.xml
)をエクスポートします。Windowsオペレーティング・システムでは、同じディレクトリにあるweblogicExportMetadata.batファイルを使用します。
<ssoConfig>
タグの下にある次の要素を更新し、Oracle HTTP Server 10g WebGateを使用するためにファイルを更新します。
<webgateType>javaWebgate</webgateType>
を<webgateType>ohsWebgate10g</webgateType>
に変更します。
UNIXでは、<IDM_Home>/server/bin/weblogicImportMetadata.sh
を実行してoim-config.xml
をメタデータに再度インポートします。Windowsでは、同じディレクトリにあるweblogicImportMetadata.bat
を使用します。
WebLogic Server管理者の資格証明を使用してOracle Enterprise Managerにログインします。
「Identity and Access」→「oim」→「oim(リリース)」をクリックします。右クリックして「システムMBeanブラウザ」を選択します。「システムMBeanブラウザ」ページが表示されます。
「アプリケーション定義のMBean」で、「oracle.iam」
→「Server:oim_server1」
→「Application: oim」
→「XMLConfig」
→「config」
を選択します。
フロントエンドURLをOracle HTTP ServerのURLで置き換えます。これは、Oracle Access Manager用のOracle HTTP Server 10g WebGateをインストールする前に使用していたものと同じOracle HTTP Serverである必要があります。次の手順を実行します。
XMLConfig
MBeanで、XMLConfig.DiscoveryConfig
に移動します。
OimFrontEndURLをOracle HTTP ServerのURLで更新します。
「適用」をクリックします。
OIMサーバーを再起動します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』には、OIMサーバー構成の更新後にログアウト構成を実行する手順が欠落しています。
「ドメイン・エージェントからOAM用のOracle HTTP Server 10g WebGateへの移行」にあるOIMサーバー構成の更新に関する項の記載に従って、OIMサーバー構成の更新後にログアウト構成を実行する必要があります。
注意: 『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のOIMとOAM間の統合に関する項の記載に従って、Oracle Identity ManagerとOracle Access Manager間の統合を設定済であることを確認してください。 |
OIMサーバー構成を更新したら、次の手順に従ってログアウト構成を実行する必要があります。
logout.html
ファイルを<IDM_HOME>/oam/server/oamsso
ディレクトリから<10gWebgateInstallation>/access/oamsso
ディレクトリにコピーします。
Oracle Access Managerサーバーのホストおよびポートを示すようにlogout.html
ファイルのSERVER_LOGOUTURL
変数を編集します。logout.html
ファイルの指示に従ってください。
Webサーバーのhttp.conf
ファイルに次のエントリが含まれる場合、それらのエントリをhttp.conf
ファイルから削除します。
<LocationMatch "/oamsso/*"> Satisfy any </LocationMatch>
『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』の第3章に、Oracle Business Intelligenceカタログの更新に関する項が含まれており、Oracle BIプレゼンテーション・カタログを古いリリースから新しいリリースへ更新する方法について説明しています。この項ではリリース11.1.1.3.0から11.1.1.6.0への更新に言及していますが、これは誤りです。この項には、任意の古いリリースから現在のリリースへ更新するときに適用される手順が記載される必要があります。