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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B56245-04
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2 Oracle Identity Managementのアップグレード・プロセスの概要

この章では、Oracle Internet Directory、Oracle Virtual Directory、およびOracle Identity Federationアップグレード・プロセスの高度な概要について説明します。詳細は、次の項を参照してください。

2.1 Oracle Identity Managementのアップグレード・プロセスのフロー・チャート

図2-1に、Oracle Identity Managementのアップグレード・プロセスのフロー・チャートを示します。このチャートを確認し、Oracle Identity Managementの既存のバージョンに基づいて実行する必要がある手順をよく理解してください。

図2-1 Oracle Identity Managementのアップグレード・プロセスのフロー・チャート

図2-1の説明が続きます
「図2-1 Oracle Identity Managementのアップグレード・プロセスのフロー・チャート」の説明

2.2 Oracle Identity Managementのアップグレード・プロセスの手順

表2-1は、アップグレード・プロセスのフロー・チャート(図2-1を参照)に示されている各手順について説明しています。また、この表には、このプロセスの各手順に関する詳細情報を入手できる場所も示します。

表2-1 Oracle Identity Managementのアップグレード・プロセスの手順

手順 説明 詳細

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』のアップグレード概念の確認

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』には、Oracle Application Server環境全体をOracle Fusion Middlewareにアップグレードする方法に関する高度な概要が記載されています。

これには、互換性に関する情報や、ミドルウェア・コンポーネントをサポートするデータベースのアップグレード手順が含まれます。

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』


アップグレードの開始ポイントおよび11gのトポロジの理解

アップグレードを実施する前に、新機能、サポートされている開始点、Oracle Fusion Middleware 11gの推奨トポロジについて理解する必要があります。

後で、この知識に基づいて、11gトポロジに関する決定ができます。

第3章「サポートされているOracle Identity Managementのアップグレードの開始ポイント」

第4章「Oracle Identity Managementの環境のタイプ」


11g Identity Managementトポロジの決定

Oracle Fusion Middleware 11gでは、Oracle WebLogic Serverベースの新しいアーキテクチャが採用されました。

そのため、アップグレード・プロセスを開始する前に、現在のOracle Application Serverトポロジを確認し、対応するOracle Fusion Middlewareトポロジを決定する必要があります。

第4章「Oracle Identity Managementの環境のタイプ」


Oracle Identity Managementデータベースのサポート対象データベース・バージョンへのアップグレード(必要な場合)

Oracle Fusion Middleware 11gにアップグレードする場合、OracleAS Identity Managementスキーマが11gにアップグレードされます。

そのため、アップグレードする前に、スキーマをホストするデータベースがサポート対象のバージョンであることを確認してください。

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』


Oracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration Platformをアップグレードする場合

Oracle Internet DirectoryまたはOracle Directory Integration Platformをアップグレードする場合は、このガイドに記載された適切な手順に従ってください。

第5章「Oracle Internet Directory環境のアップグレード」


Oracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration Platform 11gのインストールおよび構成

Oracle Internet Directory 11gおよびOracle Directory Integration Platform 11gをOracle Application Server 10gインストールと同じホストにインストールおよび構成します。

Oracle Universal Installerでは、アップグレードの準備中にデータベースで10gバージョンのOracleAS Identity Managementスキーマが検出されると、特定のインストール画面が表示されることに注意してください。

第5.3項「タスク3: Oracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration Platform 11gコンポーネントのインストールおよび構成」


アップグレード・アシスタントを使用したOracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration Platformのアップグレード

アップグレード・アシスタントを新規11g Oracleホームから実行し、Oracle Internet Directoryスキーマおよび中間層をアップグレードします。

第5.4項「タスク4: アップグレード・アシスタントを使用したOracle Internet Directoryのアップグレード」


Oracle Internet DirectoryまたはOracle Directory Integration Platformのアップグレード後のタスクの実行

アップグレード手順の多くはアップグレード・アシスタントによって自動化されていますが、場合によっては、手動で追加のタスクを実行する必要があります。

第5.5項「タスク5: Oracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration Platformのアップグレード後に必要なタスクの完了」


Oracle Virtual Directoryをアップグレードする場合

Oracle Virtual Directoryをアップグレードする場合は、このガイドに記載された適切な手順に従ってください。

第6章「Oracle Virtual Directory環境のアップグレード」


Oracle Virtual Directory 11gのインストールおよび構成

Oracle Virtual Directory 11gのインスタンスをOracle Application Server 10gインストールと同じホストにインストールおよび構成します。

Oracle Universal Installerでは、アップグレードの準備中にデータベースで10gバージョンのOracleAS Identity Managementスキーマが検出されると、特定のインストール画面が表示されることに注意してください。

第6.2項「タスク2: Oracle Fusion Middleware 11gのインストールおよび構成」


アップグレード・アシスタントを使用したOracle Virtual Directoryのアップグレード

アップグレード・アシスタントを新規11g Oracleホームから実行し、Oracle Virtual Directoryスキーマおよび中間層をアップグレードします。

第6.3項「タスク3: アップグレード・アシスタントを使用したOracle Virtual Directoryのアップグレード」


Oracle Virtual Directoryのアップグレード後のタスクの実行

アップグレード手順の多くはアップグレード・アシスタントによって自動化されていますが、場合によっては、手動で追加のタスクを実行する必要があります。

第6.4項「タスク4: アップグレード後に必要なOracle Virtual Directoryタスクの完了」


Oracle Identity Federationをアップグレードする場合

Oracle Identity Federationをアップグレードする場合は、このガイドに記載された適切な手順に従ってください。

第7章「Oracle Identity Federation環境のアップグレード」


Oracle Identity Federation 11gのインストールおよび構成

Oracle Identity Federation 11gのインスタンスをOracle Application Server 10gインストールと同じホストにインストールおよび構成します。

Oracle Universal Installerでは、アップグレードの準備中にデータベースで10gバージョンのOracleAS Identity Managementスキーマが検出されると、特定のインストール画面が表示されることに注意してください。

第7.3項「タスク3: Oracle Fusion Middleware 11gのインストールおよび構成」


アップグレード・アシスタントを使用したOracle Identity Federationのアップグレード

アップグレード・アシスタントを新規11g Oracleホームから実行し、Oracle Identity Federationスキーマおよび中間層をアップグレードします。

第7.4項「タスク4: アップグレード・アシスタントを使用したOracle Identity Federationのアップグレード」


Oracle Identity Federationのアップグレード後のタスクの実行

アップグレード手順の多くはアップグレード・アシスタントによって自動化されていますが、場合によっては、手動で追加のタスクを実行する必要があります。

第7.5項「タスク5: アップグレード後に必要なOracle Identity Federationタスクの完了」


アップグレード・アシスタントの実行によるアップグレード環境の検証

アップグレード・アシスタントおよびその他の技術を使用して、アップグレードを検証し、アップグレード後の環境が正常に稼働していることを確認できます。

第5.6項「タスク6: Oracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration Platformのアップグレードの確認」

第6.5項「タスク5: Oracle Virtual Directoryのアップグレードの確認」

第7.6項「タスク6: Oracle Identity Federationアップグレードの確認」