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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorアップグレード・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B70182-01
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A Oracle Data Integratorのアップグレード画面

この付録では、Oracle Data Integrator用Oracle Fusion Middlewareアップグレード・アシスタントのすべての画面について画像を掲載し説明します。

A.1 ようこそ

upgrade_welcome.gifについては前後の文で説明しています。

A.2 操作の指定

「操作の指定」画面には2つのアップグレード・オプションがあります。

upgrade_mt.gifについては前後の文で説明しています。
オプション 説明
中間層インスタンスのアップグレード 「中間層インスタンスのアップグレード」を選択すると、ODI 10g Agentの構成情報は、ODI 11g Standalone Agent内でアップグレードされます。中間層インスタンスのアップグレードによるJava EEコンポーネントへの影響はありません。

ua_new_specify_operation.gifについては前後の文で説明しています。
オプション 説明
Oracle Data Integratorリポジトリのアップグレード 「Oracle Data Integratorリポジトリのアップグレード」オプションを選択すると、Oracle Data Integrator 10gリポジトリがODI 11gバージョンへアップグレードされます。リポジトリは、アップグレード・アシスタントを起動する前に、常にクローニング(コピー)する必要があります。「既存のマスターおよび作業リポジトリのクローニング」を参照してください。
トポロジおよびセキュリティ・メタデータの更新 トポロジおよびセキュリティ・メタデータの更新オプションにより更新されるのは、Oracle Data Integrator 10gに組み込まれているトポロジとセキュリティのオブジェクトのみです。たとえば、ユーザー定義のプロファイルやテクノロジなどのカスタマイズされたオブジェクトは更新されません。ODI 10gオブジェクトを変更している場合は、アップグレード・プロセスの終了後に、変更内容を再度適用する必要があります。

注意: このオプションが選択されていない場合、ODI 11gの各機能を使用には、トポロジとセキュリティのメタデータ・オブジェクトを手動でアップグレードする必要があります。詳細は、第4.2項「トポロジおよびセキュリティ・メタデータの更新」を参照してください。

  • トポロジ・メタデータのアップグレードによって、新しい11gの各機能をサポートするビルトイン・テクノロジがアップグレードされます。トポロジをアップグレードしない場合、それらのテクノロジで定義されている11gの各機能は使用できません。

  • セキュリティ・メタデータのアップグレードによって、新しい11gの各機能とメニューをサポートするように、プロファイル、オブジェクトおよびメソッドがアップグレードされます。セキュリティ・メタデータをアップグレードしない場合は、11gの機能の一部が使用できなくなります。

詳細は、第4.3項「ODI 11gトポロジおよびセキュリティ・メタデータへのODI 10gの変更の再適用」を参照してください。

KMを必須更新で置換 ほとんどのODI 10gのナレッジ・モジュール(KM)は、ODI 11gでも使用できるため、すべてのKMを更新する必要はありません。このオプションで更新されるのは、ODI 11gでは動作しない10gのナレッジ・モジュール(KM)のみです。

このオプションが選択されていない場合、ODI 11gの各機能を活用するには、ODI 11gでは動作しない10gのナレッジ・モジュールを手動でアップグレードする必要があります。詳細は、第4.5項「KMを必須更新で置換」を参照してください。

注意: KMの更新は、ナレッジ・モジュールの名前に基づいて実行されます。たとえば、「LKM File to DB2 UDB (LOAD)」というKMは、自動的に置換されます。

次の10g KMは、「KMを必須更新で置換」オプションを選択すると、ODI 11gで動作するように自動的に更新されます。

  • LKM File to Oracle (EXTERNAL TABLE)

  • LKM File to Netezza (EXTERNAL TABLE)

  • LKM File to Oracle (SQLLDR)

  • LKM File to DB2 UDB (LOAD)

  • LKM SQL to Teradata (TTU)

  • IKM SQL to Teradata (TTU)

  • LKM File to Teradata (TTU)

  • IKM File to Teradata (TTU)

  • IKM Teradata to File (TTU)

  • LKM File to Sybase IQ (LOAD TABLE)

置換対象のKMは、置換される前に次の名前のディレクトリにエクスポートされます。

UA_Oracle_Home/upgrade/odi/KM10g/expdir.<time_stamp>/work_ repository_name/project_name

注意: 次のKMは使用できなくなっています。

  • LKM File to SAS

  • LKM SAS to SQL

  • LKM File to MSSQL (BCP)


A.3 ソース・ホームの指定

upgrade_sourcehome.gifについては前後の文で説明しています。
フィールド 説明
名前 アップグレードされるOracle 10gホームの名前が表示されます。この画面は「中間層インスタンスのアップグレード」を選択した場合のみ表示されます。
パス ディレクトリ・パスを指定することによってアップグレードする10gホームを指定します。
タイプ アップグレードするデータベースのタイプを指定します。

A.4 前提条件

prereq.gifについては周囲のテキストで説明しています。

前提条件を満足していると判断したことを示すボックスをチェックします。

A.5 ターゲット・データベース

前後のテキストで、target_db.gifについて説明しています。
フィールド 説明
ターゲット・データベース・タイプ ドロップダウン・リストからデータベース・タイプを選択します。ターゲット・データベースは、Oracle Fusion Middleware 11g ODIスキーマをインストールしたデータベースです。
接続文字列 11g ODIスキーマが格納されているデータベースの接続文字列を入力します。

Oracle Database

JDBC接続文字列を使用します。

host:port:SID

次に例を示します。

odiHost:1521:odiDB 

または

//host:port/service

次に例を示します。

//odiHost:1521/odiDB2

Microsoft SQL Server

次の接続文字列を使用します。

//host:port;DatabaseName=dbname

次に例を示します。

//odiHost:1443;DatabaseName=odiDB

IBM DB2

次の接続文字列を使用します。

//host:port;DatabaseName=dbname

次に例を示します。

//odiHost:446;DatabaseName=odiDB

PostgreSQL

次の接続文字列を使用します。

//host:port/database

次に例を示します。

//odiHost:5432/odiDB

HSQL Database Engine

次の接続文字列を使用します。

//host:port/database

次に例を示します。

//odiHost:9001/odiDB

Sybase SQLサーバー

次の接続文字列を使用します。

//host:port;DatabaseName=dbname

次に例を示します。

//odiHost:4100;DatabaseName=odiDB
DBAユーザー名 ターゲット・データベースに接続するためにアップグレード・アシスタントによって使用されるユーザー名を入力します。ユーザーに必要な権限を含めることもできます。

Oracle Database

たとえば、SYSユーザーとして接続するには、「DBAユーザー名」フィールドに次の内容を入力します。

sys as sydba

注意: Oracle Database DBAの場合、SYSDBA権限が必要です。この権限がない場合には、アップグレードを実行できません。

DBAパスワード 「DBAユーザー名」フィールドに入力したユーザーのパスワードを入力します。
マスター・リポジトリのユーザー名 Oracle Data Integratorマスター・リポジトリ所有者のユーザー名を入力します。

次に例を示します。

DEV_ODI_REPO
マスター・リポジトリのパスワード マスター・リポジトリのユーザー名フィールドに入力したユーザーのパスワードを入力します。
ODIスーパーバイザ名 スーパーバイザ権限を持つOracle Data Integratorユーザーのユーザー名を入力します。ODIスーパーバイザ名は大/小文字が区別されます。

次に例を示します。

SUPERVISOR
ODIスーパーバイザ・パスワード 「ODIスーパーバイザ名」フィールドに入力したユーザーのパスワードを入力します。ODIスーパーバイザ・パスワードは大/小文字が区別されます。

A.6 調査

examine_logname.gifについては前後の文で説明しています。

すべてのコンポーネントの検証が成功している場合には、「次へ」をクリックします。なんらかの問題がある場合は、この画面に示されているディレクトリ内に生成されたログ・ファイルを参照してください。

A.7 アップグレード・サマリー

ua_new_upgrade_summary.gifについては前後の文で説明しています。

Oracle Data Integratorのアップグレード処理のサマリーを確認します。処理と構成設定が正しい場合は「アップグレード」をクリックして開始します。

A.8 アップグレードの進行状況

upgrade_comp_log.gifについては前後の文で説明しています。

「コンポーネントのアップグレード」画面には、アップグレード・プロセスの進行状況が表示されます。完了したら、「次へ」をクリックします。

A.9 アップグレードの終了

ua_new_upgrade_complete2.gifについては前後の文で説明しています。

「アップグレード完了」画面には、アップグレード・ログ・ファイルへのリンクが表示されます。ログ・ファイルを参照し、アップグレードされたアプリケーションをテストして、予測どおりに機能していることを確認します。「閉じる」をクリックしてアップグレード・アシスタントを終了します。