Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Tuxedo Connector管理ガイド 11gリリース1 (10.3.6) B55553-04 |
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この章では、Oracle WebLogic Tuxedo Connector Tuxedoキュー・ブリッジが、Tuxedoアプリケーションをビジネス・ワークフローに統合するために必要なインフラストラクチャをWebLogic Integrationユーザーに提供する方法について説明します。
アプリケーションの統合方法の詳細は、BEA WebLogic統合を参照してください。
WebLogic Integrationは、JATMI EJBを使用してTuxedoに対してブロッキング呼出しを実行します。このプロセスは、次の3つの部分で構成されます。
WebLogic Integrationビジネス操作の定義
eLinkアダプタの呼出し
WebLogic Integration例外ハンドラの定義
使用するJATMIメソッドのWebLogic Integrationビジネス操作を定義します。
TypedFML32バッファ操作メソッド。
JATMI tpcall()
メソッドを使用します。
例: out_buffer = tpcall (service_name, in_buffer, flags)
WebLogic Integrationプロセス・フローからeLinkアダプタを呼び出します。
定義されたビジネス操作を使用して、TypedFML32リクエスト・バッファを構築します。
定義されたビジネス操作を使用して、サービス名を指定するJATMI tpcall()
メソッドを呼び出します。
定義されたビジネス操作を使用して、TypedFML32応答バッファを処理します。
WebLogic Integrationは、Tuxedoサービスを同期的に呼び出すためにメッセージを送信します。
JMSキューとTuxedoサービスへの呼出し間の1対1の関係。
Tuxedoサービスからの応答とJMSキュー間の1対1の関係。
WebLogic Integrationは、メッセージをJMSキューに書き込みます。
メッセージがJMSキューに入ると、Tuxedoキュー・ブリッジは対象Tuxedoサービスにメッセージを移動します。
メッセージは、XMLとFML32間で変換されます。
応答は、指定されたJMS応答キューに書き込まれます。
WebLogic Integrationイベント・ノードは、応答メッセージの応答キューを待機します。
WebLogic Integrationは、確認された非同期メッセージをTuxedo /Qに送信します。
JMSキューとTuxedo /Q間の1対1の関係。
WebLogic Integrationは、メッセージをJMSキューに書き込みます。
メッセージがJMSキューに入ると、Tuxedoキュー・ブリッジはメッセージごとに対象Tuxedo /Qにメッセージを移動します。
次のようなエラー・メッセージは、指定したJMSエラー・キューに転送されます。
インフラストラクチャ・エラー。
XML/FML32変換エラー。
Tuxedo /Qは、確認された非同期メッセージをWebLogic Integrationに送信します。
JMSキューとTuxedo /Q間の1対1の関係。
Tuxedoは、メッセージをTuxedo /Qに書き込みます。
メッセージがTuxedo /Qでコミットされると、そのメッセージはTuxedo /T Domainゲートウェイを介してWebLogic Tuxedo Connector Tuxedoキュー・ブリッジおよび対象JMSキューに転送されます。
Tuxedoから転送できないメッセージは、Tuxedo /Qエラー・キューに入れられます。
次のようなエラーのメッセージは、指定したTuxedo /Qエラー・キューに転送されます。
インフラストラクチャ・エラー。
FML32/XML変換エラー。
JMSキューのメッセージを待機するワークフローが作成されます。これは、既存のワークフロー・インスタンスのStartワークフロー・ノードまたはEventノードで定義されます。
Tuxedoは、WebLogic Integrationプロセス・フローのブロッキング呼出しを実行します。JMSからTuxedo /Qへ、およびTuxedo /QからJMSへ接続するには、2つの非同期インスタンスを使用します。