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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverロールおよびポリシーによるリソースの保護
11gリリース1 (10.3.6)
B55556-04
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1 概要とロードマップ

WebLogicセキュリティ・サービスでは、セキュリティ機能の複数のレイヤーを組み合せることによりWebLogic Serverドメインに対する不正なアクセスを防ぎます。このマニュアルでは、ドメイン内のリソースにアクセスできるユーザーを決定するためのロールやポリシーの使用について説明します。ロールおよびポリシー機能には、よく知られているアクセス制御リスト(Access Control List : ACL)と同様の働きがありますが、ACL以上に高度な機能も備わっています。ACLの場合、ユーザーのリソースへのアクセス権を決める条件をロールとポリシーで指定する作業は静的であり、条件の評価は実行時に行われます。

以下の節では、このマニュアルの内容と構成について説明します。

ドキュメントの内容と対象読者

このマニュアルでは、WebLogic Serverドメイン内のリソースに対するセキュリティ方法を設計する、セキュリティ設計者やセキュリティ管理者のための情報を提供します。リソースのタイプ、WebアプリケーションやEJBを保護するためのオプション、様々なタイプのセキュリティ・ロールおよびポリシー、ロールおよびポリシーの構成要素などについて取扱います。

このマニュアルは、Java EEセキュリティやWebLogicセキュリティ・サービスの他の機能に精通している読者を対象としています。

このドキュメントは、ソフトウェア・プロジェクトの設計段階と開発段階に関する情報を説明するものです。プロダクション段階の管理に関するトピックを取り扱うものではありません。そのようなトピックに関するWebLogic Serverのマニュアルや情報源へのリンクについては、「関連情報」を参照してください。

このドキュメントの手引き

このドキュメントの構成は次のとおりです。

関連情報

WebLogicリソースを保護するセキュリティ管理者にとって、この他に重要と考えられるWebLogic Serverマニュアルを以下に示します。

以下のマニュアルに、特定のタイプのリソースに関する詳細な情報が記載されています。

チュートリアルとサンプル

セキュリティ関連の他のマニュアルは、『Oracle WebLogic Serverインフォメーション・ロードマップ』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項にリストされています。

このリリースでの新機能と変更点

WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。