Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発 11g リリース1(10.3.6) B60990-04 |
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次の項では、WebLogic分割開発ディレクトリ環境を使用してWebLogic Server Java EEアプリケーションをデプロイする手順を説明します。
wldeploy
タスクは、分割開発ディレクトリから直接デプロイする簡単な手段を提供します。wlcompile
は、weblogic.Deployer
ディレクトリとほとんど同じ引数を提供します。分割開発ディレクトリからデプロイするには、次のように、ビルド・ディレクトリの位置をデプロイ可能なファイルとして指定するだけです。
<wldeploy user="${user}" password="${password}" action="deploy" source="${dest.dir}" name="helloWorldEar" />
上のタスクは、weblogic.BuildXMLGen
を使用してbuild.xml
ファイルを作成すると自動的に作成されます。
詳細なコマンドのリファレンスについては、付録B「wldeploy Antタスクのリファレンス」を参照してください。
wlpackage
Antタスクは、ソース・ディレクトリとビルド・ディレクトリの両方の内容を使用して、デプロイ可能なアーカイブ・ファイル(.EAR
ファイル)、またはエンタープライズ・アプリケーションを表す展開アーカイブ・ディレクトリ(展開.EAR
ディレクトリ)を作成します。wlpackage
は、評価、テスト、パフォーマンスのプロファイリング、または本番デプロイメントを目的として別のグループまたは個人にアプリケーションを配布する際に使用します。
本番用の場合は、展開された(アーカイブされていない)ディレクトリ形式でエンタープライズ・アプリケーションをデプロイすると便利です。これは、エンタープライズ・アプリケーションの一部としてパッケージ化されたスタンドアロンのWebアプリケーション、EJB、およびコネクタにも当てはまります。この形式を使用すると、アプリケーション全体のアーカイブを展開してから、編集および再アーカイブするのではなく、展開ディレクトリの中でファイルを直接更新できます。『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』のデプロイメントするファイルのパッケージ化に関する項で説明されているように、展開されたアーカイブ・ディレクトリを使用すると、他にも利点があります。
アプリケーションを1つのアーカイブ・ファイルにパッケージ化することもできます。その方法は、モジュールとアプリケーションを配布用にパッケージ化する際に便利です。アーカイブ・ファイルは簡単にコピーでき、展開されたディレクトリよりも処理するファイル数が少なく、ファイル圧縮によってディスク・スペースも節約できます。
Javaクラスローダーは、クラスパス内のディレクトリを検索するのと同じように、JARファイル内のJavaクラス・ファイル(および他のファイル・タイプ)を検索できます。クラスローダーはディレクトリまたはJARファイルを検索できるので、JAR (アーカイブ)ファイルまたは展開された(アーカイブされていない)ディレクトリのどちらとしてでも、Java EEモジュールをWebLogic Serverにデプロイできます。
本番環境において、wlpackage
Antタスクは、分割開発ディレクトリ・アプリケーションをWebLogic Serverにデプロイ可能な従来のEARファイルとしてパッケージ化するのに使用します。MedRecサンプルの続きで、アプリケーションのパッケージ化は次のように行えます。
<wlpackage tofile="\physicianEAR\physicianEAR.ear" srcdir="\physicianEAR" destdir="\build\physicianEAR"/> <wlpackage todir="\physicianEAR\explodedphysicianEar" srcdir="\src\physicianEAR" destdir="\build\physicianEAR" />
次の表では、wlpackage
Antタスクの属性について説明します。
表5-1 wlpackage Antタスクの属性
属性 | 説明 | データ型 | 必須? |
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文字列 |
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文字列 |
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分割開発ディレクトリ・アプリケーションのソース・ディレクトリを指定します。 ソース・ディレクトリには、プロジェクトのすべての編集可能なファイル(Javaソース・ファイル、編集可能な記述子ファイル、JSP、静的コンテンツなど)が格納されます。 |
文字列 |
はい。 |
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分割開発ディレクトリ・アプリケーションのビルド・ディレクトリを指定します。 既に、ソース・ディレクトリに対して |
文字列 |
はい。 |