Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理 11gリリース1 (10.3.6) B60997-04 |
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この章では、WebLogic ServerでOracle Fast Connection Failoverを使用する方法について説明します。
WebLogic Serverでは、アプリケーションに依存せずにOracle RACイベント通知を実装するOracle機能である、高速接続フェイルオーバーがサポートされており、無効な接続の検知とクリーン・アップ、使用可能な接続のロード・バランシング、アクティブなOracle RACインスタンスへの作業の再配布などが可能です。
詳細は、『Oracle® Database JDBC Developer's Guide and Reference』のFast Connection Failover(http://download-east.oracle.com/docs/cd/B19306_01/java.102/b14355/fstconfo.htm#CIHJBFFC)を参照してください。
データ・ソースでの高速接続フェイルオーバーを有効にするには、以下の接続プール・プロパティを設定します。
ドライバ・クラス名 - クラス名をoracle.jdbc.pool.OracleDataSource
に設定します。
プロパティ - ONS構成文字列を設定し、リモートでOracle RACノードをOracle FAN/ONSイベントにサブスクライブするようにします。例: ONSConfiguration=nodes=hostname1:port1,hostname2:port2
注意: OracleのOracleDataSourceクラスはXA対応ではないため、設定後のデータ・ソースにXA接続プールは実装されません。 |
OracleドライバはONSを使用して高速接続フェイルオーバーを実装するため、WebLogicのクラスパス
にons.jar
を追加する必要があります。それには、ドメインのbin
ディレクトリにあるsetDomainEnv
スクリプトを編集して、POST_CLASSPATH
変数にons.jar
を追加します。