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Oracle® Fusion Middlewareドメイン・テンプレート・ビルダーによるドメイン・テンプレートの作成
11g リリース1 (10.3.6)
B61004-04
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4 ドメイン・テンプレート・ビルダーによる拡張テンプレートの作成

拡張テンプレートを作成するプロセスは、ドメイン・テンプレートを作成するプロセスと類似していますが、管理サーバーの構成、管理者のユーザー名とパスワードの割り当て、あるいは「スタート」メニュー・エントリの指定を(これらのドメイン設定は拡張対象のドメインで定義済みなので)行わない点が異なります。

以下のトピックでは、拡張テンプレートを作成する手順を説明します。

新しいテンプレートの作成

第2章「ドメイン・テンプレート・ビルダーの開始」で説明されているように、ドメイン・テンプレート・ビルダーを起動すると、「新しいテンプレートの作成」画面が表示されます。

「拡張テンプレートの作成」を選択し「次へ」をクリックします。

「テンプレート・ドメイン・ソースの選択」画面が表示されます。

テンプレート・ドメイン・ソースの選択

拡張テンプレートを作成するために「テンプレート・ドメイン・ソースの選択」画面で、アプリケーション・テンプレートまたはドメイン・ディレクトリを選択します。

新しい拡張テンプレート用のソースとして拡張テンプレートを選択するには、次の手順に従いします。

  1. 「テンプレートの選択」タブを選択します。

  2. 「テンプレート」リストからテンプレートを選択します。

    カテゴリによりテンプレートがまとめられます。

    リストに表示される拡張テンプレートは「追加テンプレートの場所」ペインで指定されるディレクトリに保存されます。ディレクトリを変更したい場合は、パスを入力するか、「参照」をクリックし、適切なディレクトリに移動します。

  3. 「次へ」をクリックします。テンプレートが準備されている間は、「進行状況」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    プロセスが完了したら、「テンプレートの説明」画面が表示されます。次のセクションに進みます。

新しい拡張テンプレート用のソースとして、WebLogicドメインを選択するには:

  1. 「ドメインの選択」タブを選択します。

  2. 拡張テンプレートを作成したいドメイン・ディレクトリにナビゲートし、適切なWebLogicドメインを選択します。

    有効なドメイン・ディレクトリはドメイン・ディレクトリ・フォルダ・アイコンで表示されます。

  3. 「次へ」をクリックします。テンプレートが準備されている間は、「進行状況」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    プロセスが完了したら、「テンプレートの説明」画面が表示されます。

テンプレートの説明

「テンプレートの説明」画面は、テンプレートの説明を入力するものです。


注意:

説明は「テンプレート・ドメイン・ソースの選択」画面の「テンプレートの選択」ペインに表示されます。

「テンプレートの説明」画面のフィールドに関する情報については、「表3-2」を参照してください。

「アプリケーションの追加または除外」画面が表示されます。

テンプレートJAR名と場所の指定

「テンプレートJar名と場所の指定」画面で、デフォルトのテンプレートJARファイル名およびディレクトリ・ロケーションを受け入れるか、またはこれらを変更します。

フィールドの詳細は、「表3-3」を参照してください。

完了後、「次へ」をクリックします。

アプリケーションの追加または除外

「アプリケーションの追加または除外」画面で以下を行えます。

詳細は、アプリケーションの追加または除外を参照してください。

必要なステップの実行後、「次へ」をクリックします。「ファイルの追加」画面が表示されます。

ファイルの追加

デフォルトでは、ドメイン・テンプレート・ビルダーに、新しい拡張テンプレート用のソースとして指定したドメインまたは拡張テンプレートからのファイルが含まれます。「ファイルの追加」画面で、テンプレートのファイルをレビュー、追加または削除することができます。

詳細は、ファイルの追加を参照してください。

必要なステップを実行した後、「次へ」をクリックします。「SQLスクリプトの追加」画面が表示されます。

SQLスクリプトの追加

「SQLスクリプトの追加」画面で、このテンプレートを使用して拡張するWebLogicドメインで使用する予定の各データベース用のSQLスクリプトを追加することができます。また、スクリプトを実行する順序を指定することもできます。詳細は、SQLスクリプトの追加を参照してください。

必要なステップを実行したあと、「次へ」をクリックします。「セキュリティ構成オプション」画面が表示されます。

セキュリティ構成オプション

オプションとして、WebLogicドメイン内に、アプリケーション・リソースのセキュリティ・パラメータを構成することもできます。アプリケーション・リソースにセキュリティを提供するために、以下のセキュリティ機能を使用できます。

「セキュリティ構成オプション」画面で、アプリケーションのセキュリティ・オプションを設定できます。

置換変数を使用したスクリプトおよびファイルの準備

ドメイン・テンプレート・ビルダーは、テンプレートに含まれているスタート・スクリプトのような標準のスクリプトを、様々なドメイン環境のハードコーディングした値を変数に置き換えることによって、自動的に更新します。あとで、構成ウィザードは、新しいWebLogicドメインの構成中にこれらの変数を新しくハードコーディングした値と置き換えることができます。

置換変数を手動で挿入することにより、テンプレートに含める追加のファイルを準備することができます。詳細は、置換変数のためのスクリプトおよびファイルの準備を参照してください。

必要なステップを実行した後、「次へ」をクリックします。「WebLogic拡張テンプレートの確認」画面が表示されます。

WebLogic拡張テンプレート設定の確認

「WebLogic拡張テンプレートの確認」画面で、作成前に新しい拡張テンプレートの設定を確認することができます。

  1. 左の「テンプレートのサマリー」ペインで項目を選択し、右の「詳細」ペインで詳細を確認します。以前のウィンドウで定義した設定を変更する場合、「前へ」を選択して、該当する構成ウィンドウに戻ります。


    注意:

    「ビュー」ドロップダウン・リストを使用し、「テンプレートのサマリー」画面に表示する情報の種類を制限することができます。

  2. 「作成」をクリックします。

  3. 「拡張テンプレートの作成」画面が表示されます。

テンプレートの作成

テンプレート作成処理中は、「テンプレートの作成中」画面にステータス・メッセージが表示されます。ドメイン・テンプレート・ビルダーは、拡張テンプレートで指定したアプリケーションとサービスを含んだJARファイルを生成します。

処理が完了したら、「完了」をクリックし、ドメイン・テンプレート・ビルダーを終了します。