ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービス・リファレンス
11gリリース1 (10.3.6)
B61641-04
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

5 WebサービスのMakeConnectionポリシー・アサーションに関するリファレンス

この章では、WS-PolicyファイルのWebサービスのMakeConnectionポリシー・アサーションに関するリファレンス情報を示します。

この章の内容は以下のとおりです。


注意:

この項の内容は、JAX-WS Webサービスのみに適用され、JAX-RPC Webサービスには適用されません。

MakeConnectionアサーションを含むWS-Policyファイルの概要

WS-Policyファイルを使用すると、WebサービスのMakeConnectionを有効化し構成できます。Webサービスに関連付けられているWS-Policyファイルの名前を指定するには、そのWebサービスを実装しているJWSファイルで@Policy JWSアノテーションを使用します。WS-Policyファイルとは、WS-Policy仕様(http://www.w3.org/TR/ws-policy/)に準拠したXMLファイルです。

WS-Policyファイルのルート要素は、常に<wsp:Policy>です。WebサービスのMakeConnectionを構成するには、単に<wsmc:MCSupported>子要素を追加します。ポリシー・アサーションは、WS-PolicyAssertions仕様(http://www.ibm.com/developerworks/library/specification/ws-polas)に準拠します。

WebLogic Serverには、標準的なMakeConnectionアサーションを含むWS-Policyファイルがデフォルトで用意されているので、独自のWS-Policyファイルを作成しない場合は、このファイルを使用できます。デフォルトのWS-Policyファイルは、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの高度な機能のプログラミング』の信頼性のあるメッセージングおよびMakeConnectionにパッケージ化されているWS-Policyファイルに関する項で定義されています。

MakeConnectionの有効化および構成に関するタスク中心の説明は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの高度な機能のプログラミング』のファイアウォールを使用した非同期Webサービスのクライアント(MakeConnection)の使用に関する項を参照してください。

WebサービスのMakeConnectionを含むWS-Policyファイル

次の各項では、WS-MakeConnection仕様(http://docs.oasis-open.org/ws-rx/wsmc/200702)に基づいたWebサービスのMakeConnectionサーションを含むWS-Policyファイルを作成する方法について説明します。

グラフィカルな表現

次の図では、WS-PolicyファイルにおけるWebサービスのMakeConnectionポリシー・アサーションの要素の階層構造を示します。

図5-1 WebサービスのMakeConnectionの要素階層1.1および1.0

図5-1の説明が続きます
「図5-1 WebサービスのMakeConnection 1.1および1.0の要素階層」の説明

MakeConnectionおよびWS-Policy 1.5を含むWS-Policyファイルの例

次の例では、WebLogic WebサービスのMakeConnectionの構成に使用する簡単なWS-Policyファイルを示します。WS-Policy 1.5のサポートを指定します。

<?xml version="1.0"?>
<wsp15:Policy  xmlns:wsp15="http://www.w3.org/ns/ws-policy" 
  xmlns:wsmc="http://docs.oasis-open.org/ws-rx/wsmc/200702">
  <wsmc:MCSupported wsp15:Optional="true" />
</wsp15:Policy>

要素の説明

次の各項では、WebサービスのMakeConnectionのWS-Policyファイルの要素について説明します。

wsp:Policy

ネストされたポリシー・アサーションをグループ化します。

wsmc:MCSupported

WS-Policyファイルでこのアサーションを指定すると、対応するWebサービスが、MakeConnectionをトランスポート・モデルとして使用します。

次の表は、wsmc:MCSupport要素の属性をまとめたものです。

表5-1 <wsmc:MCSupport>の属性

属性 説明 必須?
optional

Webサービス・クライアントでMakeConnectionを使用する必要があるかどうかを指定します。この属性の有効な値は、trueおよびfalseです。デフォルト値はtrueです。falseに設定する場合、ReplyToおよびFaultToの両方のヘッダーにMakeConnection非同期URIを含む必要があります。

いいえ